【創の軌跡考察】あの魔法少女シューティングの情報も! 新エピソード&ミニゲームを解説。近藤社長コメント付き
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- アツゴロウ
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日本ファルコムが世に贈る人気ストーリーRPG『軌跡』シリーズ。その最新作である『英雄伝説 創の軌跡』の新システムについての情報を、日本ファルコムの近藤社長のコメントとともにお届けします。
本作では、攻略型コンテンツ《真・夢幻回廊》をプレイすることで、キャラクターにまつわる“エピソード”や“ミニゲーム”を開封できます。今回新たに判明した2つの“エピソード”と“ミニゲーム”の詳細を、考察を交えて紹介しましょう。
《エピソード:再会~乙女の憂鬱~》
《巨イナル黄昏》による混乱も収まり、かつての平穏を取り戻した帝都。
そこでは、“不可視化”の技術を持つ何者かがTMP(鉄道憲兵隊)の詰所に侵入し、軍関係の情報を盗むという事件が発生していた。
共和国の部隊“ハーキュリーズ”や結社《身喰らう蛇》の関与を疑ったクレア少佐はサラ、シャロンにも協力を要請し、犯人の追跡調査に乗り出す。
そんな中、クレアの後ろ姿を憎しみと困惑の目で見つめるある女性の姿があった。
《鉄血宰相》ギリアス・オズボーンの子飼いである《鉄血の子供達》の1人で、TMP所属の将校だったクレア。彼女は『閃の軌跡IV』では大恩あるオズボーンに従い、主人公のリィンと敵対する道を選びました。
クレアは以前から親交があったリィンたちと敵対する罪悪感や、オズボーンのもとで犯した罪の意識から、戦いに敗れたあとは自決するつもりでした。ですがリィンたちの説得を受けて踏みとどまり、罪滅ぼしのためもあってTMPに復帰。このエピソードでは、そんなクレアにまつわる事件が描かれるようです。
エピソードで重要な役割を果たしそうなのが、この金髪の女性。クレアのことをよく知っているようですが、言動に悪意が満ちているのは、彼女に対して何か恨みがあるからでしょう。クレアに恨みを持つ若い女性となると、候補としては1人考えられます。
その人物とは、クレアの従姉妹のイサラ。クレアの実家は有名な楽器メーカーで、かつては父が社長、叔父が副社長を務めていました。イサラは叔父の娘にあたります。
クレアの両親と弟は、社長の座を狙った叔父の謀略によって事故死。叔父はその事実に気づいたクレアに断罪され、極刑に処されました。以前は仲のよかったクレアとイサラですが、この件をきっかけに絶縁状態になっています。
もし金髪の女性がイサラなら、クレアに恨みごとをぶつけてもおかしくはないはず。ですがもちろん、イサラではない可能性も十分あります。真相は、実際にプレイしたときに明らかになることでしょう。
金髪の女性が誰であれ、彼女に会うことでクレアは過去の過ちと向き合わざるを得なくなるようです。クレアが苦悩の末に出す答えとは? そして軍の情報を盗んだ犯人は? クレアファン必見のエピソードです!
《エピソード:光まとう門出》
結婚式を直前に控えたある日の帝都・バルフレイム宮。
オリヴァルト皇子がゼクス、ミュラーと今後の生活について語りあう一方、皇室の伝統的な様式で仕立てられたウェディングドレスを前に、プリシラ皇妃に自らの不安を打ち明けるシェラザード。
互いの要件を終え、控え室へと戻った2人の目に飛び込んできたのは、ある人物からの意外なメッセージカードだった。
リベール王国を舞台にした『空の軌跡』シリーズから縁のある、エレボニア帝国のオリヴァルト皇子と遊撃士シェラザードの結婚にまつわるエピソード。結婚式自体は『閃の軌跡IV』のエンディングで催されており、2人が結婚するのは周知の事実ですが、そこに至る経緯が詳しく描かれるようです。
『空の軌跡』では、オリヴァルトは旅の演奏家オリビエ・レンハイムとしてリベール王国を来訪。目的は《鉄血宰相》オズボーンに対抗する手段を見つけるべく、リベールのS級遊撃士カシウス・ブライトに会うことでした。
その旅の途中で、カシウスの娘である主人公・エステルと、その同行者だったシェラザードと遭遇。その後、《リベールの異変》と呼ばれるゼムリア大陸を揺るがすような大事件を解決するべく、エステルの戦いに協力したオリヴァルトとシェラザードは、いつしか互いを想い合う間柄になっていきました。
オリヴァルトは庶子という理由で皇位継承権を破棄しているものの、れっきとした皇族。『閃の軌跡IV』の世界大戦を早期終結させた立役者であり、皇位継承権第一位の弟・セドリック皇子が行方不明になった今では、再び皇位継承候補者と目されてもおかしくない最重要人物の1人です。
そんなオリヴァルトが結婚するとなれば、帝国の一般人から貴族、周辺諸国の首脳まで、多くの人々の注目を集めるはず。代々皇族を守護してきたヴァンダール家のミュラーやゼクスが心配するのも当然でしょう。“国外に本邸を構える”というミュラーの言葉は、オリヴァルトを皇位継承の政争から遠ざけるための方策かもしれません。
シェラザードにしても、今はA級遊撃士として名を馳せているものの、もとはスラム出身で出自不明の人物。皇族の結婚相手にふさわしくないと、周囲から難色を示されているというケースもありそうです。
オリヴァルトとの結婚を前に、シェラザードにもいろいろ思うことがあるのでしょう。オリヴァルトの義母であるプリシラ皇妃との会話が、彼女が過去をふっ切るきっかけになってくれればいいのですが……。
また、2人に届いたメッセージカードの差出人も気になるところ。単純にエステルなどの知人でしょうか? いや、オリヴァルトを“美”をめぐる好敵手と認識しているどこぞの“怪盗”という可能性も……?
いずれにせよこのメッセージカードが、状況に変化をもたらすのは間違いないはず。結婚を間近に控えた2人の門出がどう描かれるのか? 『空の軌跡』シリーズから2人を見てきたいちファンとして、その動向に注目していきたいです。
《ミニゲーム:魔法少女まじかる☆アリサRS》
『閃の軌跡』シリーズからのスピンアウト作品がまさかのミニゲーム化! “魔法少女まじかる☆アリサ”をモチーフにした本格3Dシューティングゲームです。
そもそも“魔法少女まじかる☆アリサ”とは何か? ということを説明しますと、『閃の軌跡II』のDLC衣装で登場した“アリサの“人には見せられない”オリジナル衣装“が元ネタ。アリサが家族に隠れてこっそり魔法少女ごっこを楽しんだときの衣装、という設定です。
魔法少女風の衣装は好評を博し、日本ファルコムのアクションRPG『東亰ザナドゥ』のミニゲームでも、この衣装を着たアリサが登場しました。『東亰ザナドゥ』の世界で流行っているTVアニメとのコラボゲームということになっており、“魔法少女まじかる☆アリサ”という名称や、魔界皇子リィンなどの設定も、このとき初めて生まれたのです。
さらに『閃の軌跡IV』ではDLCとして、アリサ以外のヒロイン用のものが登場しました。さらには、公式二次創作シナリオブック“魔法少女まじかる☆アリサ 決定稿”(ファルコムショップにで好評発売中。著:山下憲一 イラスト:さがら梨々 価格:1,600円+税)が発売されるなど、幅広い展開を見せています。
ミニゲームでは、このシナリオブックの設定を取り入れたオリジナルストーリーが展開するようです。あらすじは以下の通り。
熾烈な戦いの末、互いに分かり合えたハズの魔法少女アリサ、ラウラ、エマと魔界皇子リィン。
しかし、魔王の死をきっかけに豹変した魔界皇子が再び人間界への侵攻を開始する。
一方、人間界ではアリサの後輩たちが新たな魔法少女の力に目覚めようとしていた!
アリサ以外にも、ユウナやミュゼたちも操作キャラクターとして使用できる様子。魔界皇子ことリィンを相手に、どんなストーリーが描かれるかのかにも注目です。
アクションについては、連射可能なショット、敵のシールドを破壊するチャージショット、敵弾を打ち消しつつ特大ダメージを与えるスペシャルショットや仲間のアシストスキルなどが使える様子。なかなか本格的な3Dシューティングが楽しめそうです。
ステージクリア後は、スコアに応じた報酬を獲得。写真では武器の改造などに使う“Uマテリアル”を獲得していますが、ほかにどんな報酬があるか楽しみなところです。
ちなみに、シューティング系のミニゲームはシリーズ初ではありません。『空の軌跡 the 3rd』では“山猫カプアの特急便”、『碧の軌跡』や『閃の軌跡IV』では保養地ミシュラムの“ホラーコースター”をプレイできました。
これらのような前例はあるものの、ここまでのクオリティのものはシリーズでも初めて。ステージ数や全体的なボリュームはどうなるのかなど、気になることはまだまだあります。このミニゲームだけでも、『創の軌跡』をプレイする価値があるかも!?
日本ファルコム近藤社長コメント
――《エピソード:再会》について
『閃の軌跡IV』以降のクレアを中心としたエピソードで、彼女とほぼ同年代のサラ、シャロンも物語に関わっていきます。
公開している画面写真ではクレアに絡んでいる女性が映っていますが、この女性はクレアの重い過去とも深い関わりを持っている人物ですね。エピソード内でも、この女性の存在が重要なキーとなっています。
尚、クレア、サラ、シャロンといった凄腕のメンバーが揃っているので勿論、バトルも発生します。TMPに侵入した“不可視化”の技術を持つ犯人は誰なのか…? という点にもご注目ください。
――《エピソード:光まとう門出》について
こちらのエピソードは時系列的には『閃の軌跡Ⅳ』エンディング直前、式を挙げる前の2人に焦点をあてた物語になっています。
あの時期の2人が普段、どのような会話をしているのか、式を前にそれぞれが抱えている想いといったものを周囲の人物を交えながら、しっかりと描いていくことになります。
また、ヴァンダール家は黄昏後、皇族守護職として正式に復帰しているので、本作ではマテウスやオリエも別の場面で活躍する様子が描かれますよ。
――ミニゲームについて
今回のミニゲームはスピンアウト作品として展開していた『魔法少女まじかる☆アリサ』後の物語、という設定で、新たな魔法少女たちの活躍を描く内容になっています。
シューティングステージでの操作キャラはアリサ、ユウナ、アルティナ、ミュゼの4人となっていて、その他のキャラは“アシストスキル”としてアリサたちをサポートしてくれます。
“アシストスキル”は回復や攻撃力アップなど、様々な支援効果を持っていて、時間経過で発動可能になるタイプのものですね。“スペシャルショット”は一般的なシューティングでいう“ボム”にあたる攻撃で、敵にダメージを与えたり、攻撃を受けることで溜まるゲージを消費して発動する流れになっています。
前後編に分かれているなど、長めのステージもあるのでスキルやショットの使い分けも重要になりますが、ステージ毎に難易度選択が可能になっていたりと、シューティングが苦手な方でも気軽に楽しんでいただける設計にしています。
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英雄伝説 創の軌跡
- メーカー: 日本ファルコム
- 対応機種: PS4
- ジャンル: RPG
- 発売日: 2020年8月27日
- 希望小売価格: 7,800円+税