【週間ソフト販売ランキング TOP50】『ドラえもん のび太の牧場物語』が4.5万本で1位（6月10日～16日）

　2019年6月10日週のソフト販売ランキング（集計期間：6月10日～16日　※推定販売本数は、すべてダウンロード版を含まない）はNintendo Switch用ソフト『ドラえもん のび太の牧場物語』が1位を獲得した。

※KADOKAWA調べ

週間ソフト販売ランキング TOP50（集計期間：6月10日～16日）

※カラーが付いているものは、今週の新作タイトル。
※本データに関するお問い合わせはKADOKAWA キッズメディア事業推進室まで。

　今週のランキングは国民的人気キャラクター“ドラえもん”と、ほのぼのとした牧場生活が楽しめる『牧場物語』シリーズのコラボ作であるNintendo Switch用ソフト『ドラえもん のび太の牧場物語』がトップに立った。

　自然豊かな町で繰り広げられる牧場生活を、『ドラえもん』に登場するキャラクターたちと一緒に楽しめる本作の販売実績は推定4.5万本（店頭消化率70％前後）。

　実数的には2015年に発売された『ポポロクロイス物語』と『牧場物語』のコラボ作『ポポロクロイス牧場物語』（ニンテンドー3DS/発売週5.0万本/累計8.0万本）と似た出足となった。

　『牧場物語』、『ドラえもん』シリーズともに息の長いセールスが期待できるだけに、今後の後伸びに期待したい。

　2位以下については大きな動きもなく、引き続きNintendo Switchの定番タイトルが上位に顔を並べた。

ハード別　ソフト販売本数（集計期間：6月10日～16日）

※ETCのデータには、PS3/Wii U/Xbox Oneが含まれています。

週間ハード販売数（集計期間：6月10日～16日）

※ニンテンドー3DSのデータには、2DSも含まれています。
※ETCのデータには、PS3/Wii U/Xbox Oneが含まれています。

　現地時間6月12日～14日にかけ、米・ロサンゼルスでは世界最大規模のゲームイベント“エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ2019”が開催された。2019年のE3はソフトの発表が中心で、200社以上の企業が出展。年末から2020年にかけて発売予定の注目作が数多く発表され、会場は大いに盛り上がったようだ。

　そんな中、先週に続いて今週も新作がランキングを制し、市場は徐々に上昇基調に転じつつあるが、販売水準はまだまだ低い。

　2019年度の市場規模は5月末現在、前年度に比べハードが7.4％減の159億円、ソフトが30.2％減の149億円と両市場ともに縮小。全体では20.0％減の308億円と厳しい状況が続いている。

　機種別で見ると、Nintendo Switchは4.4％増の189億円（ハード……106億円［＋7.0％］、ソフト……83億円［＋1.3％］）と唯一前年度を上回っているが、PS4は30.2％減の102億円（ハード……46億円［－15.4％］、ソフト……56億円［－39.0％］）と大きく減少。

　3DSとPS Vitaの携帯ゲーム機に至っては、3DSが60.5％減の11億円、PS Vitaが85.9％減の4億円と激減、Nintendo Switchの一強状態が続いている。携帯市場は今後も厳しい状況が続くと思われるだけに、PS4とNintendo Switchがよい形で競い合い、市場全体が活性化することに期待したい。