ロンドンで仲間にできるキャラクターは数千人! 『ウォッチドッグス レギオン』開発インタビュー【E3 2019】

電撃PlayStation
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 E3 2019で発表され、シリーズで初めて特定の主人公がいない意欲作として話題を呼んでいる『ウォッチドッグス レギオン』。


 なぜ舞台がロンドンなのか? 特定の主人公がいない『ウォッチドッグス』はいったいどんなゲームになるのか? シリーズとしての新しさ、ファンなら気になるところをアソシエイトプロデューサーのシェリー・ジョンソン氏に聞いた。

『ウォッチドッグス2』から2年半が経ち、さらにテクノロジーが進化した世界

――今回の物語は『ウォッチドッグス』シリーズの続きとして展開するのでしょうか?

シェリー・ジョンソン氏(以下敬称略):『ウォッチドッグス レギオン』はハクティビスト(社会的、政治的な主張を目的としたハッキング活動を行う者)のテーマを発展させたストーリーです。この発展は、より多くの大衆を巻き込んだレジスタンス活動、そしてプレイヤーが置かれる非常に過酷な環境であるロンドンという舞台にとっては必要な展開でした。

――どんな物語になりますか?

ジョンソン:5つの主要なミッションがあります。そのうちの1つがデッドセック・メタ・ストーリー(DedSec Meta Story)です。数カ月以内には悪役や他の物語など、多くが明らかになるでしょう。 それぞれのミッションには違ったテーマがあります。 テクノロジーやAI、厳しい監視には別のテーマがあり、そこから様々なサイドミッションに発展します。各ストーリーは順番どうりに進むものでもなく、進める必要もなく、リニアで直線的なゲームプレイにはなりません。

――『2』から約2年半が経ち、現実世界ではテクノロジーもさらに進化しています。今回はどんな新しいテクノロジーが取り入られていますか?

ジョンソン:今回の『ウォッチドッグス レギオン』の技術は驚くほど改善されています。ロンドンを選んだ理由の一つ目は、世界一監視されている都市であること。二つ目は何百年もの間、社会的、技術的に最先端を行く都市で、今回のテーマに自然とフィットしていたのです。私たちが作り上げたこのロンドンの街を想像して見てください。急速にオートメーション化する社会では、失業者が急増し、自動運転の車が道を埋め尽くしている。ドローンが空を覆い、これらは小包を配達、WiFiを提供し、ニュースを撮影、大衆の治安を維持し、人と物との「相互関連性」が進展しています。欠陥品AIでデッドセックのバグリー(Bagley)がプレイヤーのアシスタントになります。プレイヤーは物語を通して、未来のAIがどうなるのかを学ぶことができます。この「相互関連性」はデッドセックチームのツールにもなり、テーマ的にも、また物語とゲームプレイの観点からも、チームがテクノロジーを利用することが重要な要素となります。

――マルチプレイヤーはどんなゲームプレイができますか?

ジョンソン:それについては数カ月以内のお知らせします。

――ゲームではどんなキャラクターを選択することもできるのですか?

ジョンソン:はい、もちろんです。この世界にいる全てのキャラクターでプレイすることができます。それぞれが異なった物語、デッドセックツール、世界観を持ち、各自の人生、生活があるのです。プレイヤーはそのキャラクターが死ぬまで人生を共にします。つまり彼らは日々を生き、家族を持ち、仕事をして趣味を楽しみ、人間関係があり、死も訪れます。ですから、しっかりと戦略を練る必要があります。

――メインキャラクターを設定せず、プレイヤーに選択させるのはなぜですか?

ジョンソン:(2作目のときから)次回作を考えた時、一つのチームとしてプレイ出来ることが大切でした。チームがゲームプレイを推し進め、プレイヤーが課される問題を解決していきます。(今回チームとしてプレイすることは)前作からでは自然な流れでした。なぜなら、『ウォッチドッグス2』ではマーカスが主人公ですが、彼が確実に生き残るためにはチームのヘルプが必要で、その経験が大きかったからです。「チーム」は重要な部分でしたが、その他に私たちの作ったロンドンという舞台も大切な要素でした。プレイヤーがただ普通に街を経験するのではなく、この中を実際に見て体験してもらいたかったのです。
 ゲーム内で、プレイヤーは徹底的に抑圧された環境に置かれます。想像してみてください。そのような状況に置かれたとき、人はどんな反応するのでしょうか。プレイヤーが「その時、自分だったらどうする?」と考えることが大切でした。そしてチームの力を借り、チームとしてその抑圧に抵抗し反撃する。そうして抱えている問題を解決していくのです。

――キャラクターは全部で何人ぐらいいるのでしょうか?

ジョンソン:無限に近い何千ものキャラクターがいます。体系的システムなので、基本は自動生成でキャラクターが作られています。4年をかけてこのテクノロジーの開発に成功しました。GDCなどでこれらの技術の詳細は明らかにされるでしょう。我々が開発したこの技術は、アニメーション、ダイアログ、キャラクターの動き、自動生成アニメーションシステム、映画『インサイド・ヘッド』のようなストーリー展開、各キャラクターなどの全てを統合し、毎回個性的なキャラクターを生成します。例えば、ゲーム内には10万行以上の対話があります。かなり多くの声優による音声収録でした。ボイス音声を切り分けする技術を使うことで、一つのボイスから多くの音声を取ることが可能になりました。これによってゲーム内では一つとして同じボイスを聞くことはありません。

――『ウォッチドッグス』ではエイデン、『2』ではマーカスの物語がありました。『レギオン』では、プレイヤーは後でゲームを思い出した時にどういう印象が残りますか?
 
ジョンソン:チームです。チームがあなたのキャラクターです。唯一ずっとあなたと一緒に行動を共にするのがバグリー(Bagley)です。とても愉快な欠陥品AIで、ゲーム中のあなたを助け、ガイドをしてサポートをしてくれますが、やはりチームです。どんなプレイヤーになるのか、それはあなた次第。そのチームがあなた自身なのです。エイデンやマーカスではなく、複数のキャラクターをプレイヤーのために作りました。あなたが作ったチームはあなた自身であり、プレイヤーとしてのあなたが持っている様々な側面を表しているのです。

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