ミクさんのライブを盛り上げるゆるっと楽しいアプリ『初音ミク -TAP WONDER-』先行レビュー

　エイチームとクリプトン・フューチャー・メディアが贈るiOS/Android用アプリ『初音ミク -TAP WONDER-（ミクたぷ）』。近日配信予定の本作をひと足先に体験させていただいたライターMが、インプレッションをお届けします。

　なお、使用したアプリはテストバージョンであり、画面や細かな仕様が正式バージョンとは異なる場合がありますのでご了承ください。

『ミクたぷ』はリズムゲームではありません！

　まず最初に断っておきたいのが、本作はリズムゲームではありません。

　“タップ”というキーワードから誤解されそうですが、本作はライブを通じて獲得できるポイントを使ってミクさんのステージをお手伝いする、一種のプロデュースゲームとなっています。

　ゲーム開始直後からミクさんのライブステージは始まり、プレイヤーが何をせずともライブは進行していきます。

　プレイヤーの立ち位置は“ライブのサポート役”で、画面をタップ（どこでもOK）することでボルテージを上げてゲージをMAXにし、ライブをクリアすることでエールを獲得することができます。

　ちなみに、タップしなくても時間経過で回収されるため、放置ゲースタイルでもそこそこ楽しめたり。

　序盤は10ステージごとに“スーパーライブ”が発生して、制限時間内にゲージをMAXにできれば次のステージへと移ります。ライブツアーで世界中を巡るイメージですね。

ポイントを使うことでできることは？

　ここで、ポイントを使ってできることをまとめておきましょう。

調声

　ミクさんのレベルを上げることでタップによる獲得ボルテージを増やしたり、さまざまなアクティブスキルを獲得＆強化します。

サポートフィギュア

　リンちゃん＆レン君、ルカ姉などおなじみのピアプロキャラクターを仲間にしたり強化します。

コスチューム

　ライブ中に獲得したさまざまなコスチュームを設定。髪飾りやセット衣装の他、マイクや楽器など手持ちのアイテムと声質（実際に声を変えるわけではありません）や、スポットライトなどのステージ効果を設定します。

ペット

　画面タップ時に、追加でボルテージを上げてくれる頼もしい仲間を追加。おもに時間経過で獲得できて、同キャラを重ねることでレベルが上がり、スキルの効果が上昇していきます。

エクスパンション

　リステージ（ゲーム進行リセット）した際に得られるメモリーを消費して追加できる能力で、獲得ボルテージの底上げなどステージクリアを支えてくれます。

スーパーライブがカギに！

　本作では、“スーパーライブ”がちょっとしたハードルになっています。

　基本ルールは画面タップでボルテージを上げて制限時間内にゲージをMAXにすればよいのですが、ステータスが不足しているとどんなに気合いを入れて画面をタップしても間に合いません。

　ここで活躍するのが、画面左下にあるEPを消費して発動するさまざまなアクティブスキルです。

　スキルを発動すると画面いっぱいに描き下ろしのカットインイラストが表示され、一定時間獲得ポイントが倍増したり、一瞬で100回分のタップポイントを獲得したりとゲージ獲得を後押ししてくれます。

　制限時間内に“スーパーライブ”をクリアできなかった場合は同じステージで足踏み状態となり、地道に強化のためのポイントを稼ぐことも可能。さらに奥の手として、ステージ数やエール数、アクティブスキル、フィギュアの各種開放状況をリセットして、ステージ1からやり直す“リステージ”が用意されています。

　“リステージ”を選ぶメリットとしては、エクスパンションを獲得するためのメモリーや、ORIGINAL、WARM、SOLID、POWERという4系統に分かれたスキルツリーを強化するためのスキルポイントが手に入る点です。基本的な能力が底上げされて、行き詰まったステージを突破できるようになります。

　本作は、常に画面に張り付かなければいけないほど忙しい内容のアプリでなければ、完全放置でぼんやり眺めているだけのアプリでもありません。ほどよくゆる～く楽しめる、ミクさんファンのためのアプリと言ったところでしょうか。

　ピアプロコラボでユーザーのイラストやBGMも採用されるなど、CGMコンテンツを形にしたようなアプリなので、興味のあるミクさんファンはぜひとも触れてみてください！

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