【ぱすメモシナリオ集】第1部・2章“アイドルの条件”~ボーイッシュなあの子のギャップが◎!

そみん
公開日時

 2019年8月6日にサービス終了を迎えるコアエッジのオタクガールズRPG『ぱすてるメモリーズ(ぱすメモ)』のシナリオ集をお届けします。

 この記事では、第1部・第2章“アイドルの条件”のシナリオ集を掲載します。

第1部・第2章“アイドルの条件”第01話

●泉水
るんるん♪
お店のお掃除完了っと!

●店長
泉水、ご機嫌だな

●泉水
なんだか仕事の調子がいいし
次はどんな作品を冒険できるか
ワクワクしちゃって!

●イリーナ
次の作品世界…か
どうやって探せばいいんだろうな…

パリーン!

●泉水
な、なに!?今の音!?

●イリーナ
倉庫の方からだ
もしかして…泥棒か?

●亜矢香
倉庫には、今、渚央さんが
在庫チェックに行ってますよ!

●イリーナ
行ってみよう!

●渚央
イテテテテ…

●泉水
渚央ちゃん!
大丈夫!?

●渚央
ああ、イズミンにみんな
騒がせちゃってゴメンゴメン

●イリーナ
とりあえず、荷物をどかすぞ

●渚央
ふぅ…酷い目にあっちゃった

●店長
いったいどうした?

●渚央
倉庫の在庫チェックしてたら
なんかこの本に呼ばれた気がして…

手に取ろうとして手を伸ばしたら
棚の上の物が全部振ってきちゃって…いてて

●亜矢香
この本…漫画ですね
「アイドル伝説らぶりぃマミ」…ですか?
これは…

●店長
昭和期の古き良きアニメを彷彿させる
努力と根性で芸能界のスターダムを
駆け上がっていくアイドル漫画だ

少女向けでありながらリアリティある
まるでスポ根のような骨太のストーリーで
連載当初から女子に人気が出た

これを読んでアイドルになろうとした子が
多く出現し、アキバアイドル文化にも
かなり貢献したコミックだ

●亜矢香
さすが店長さん!
流れるような宣伝文句…さすがです!

●渚央
アイドルで…スポ根…

●泉水
そんなに人気作品だったのに…
あたし、知らない

●イリーナ
残念ながら、わたしも知らない

●ねじれウサギ
知らないわけじゃないぴょん
思い出を奪われてしまったんだぴょん

●泉水
また、ウイルスの仕業ってこと!?

●ねじれウサギ
そうなるぴょん
アニメ、漫画、ゲームなど、すべての
サブカル文化がターゲットにされてるぴょん

この作品からは
ウイルスの気配がぷんぷんするぴょん…

●イリーナ
それにしても渚央、身体の方は大丈夫か?
どこもケガをしたりしていないか?
すごい音がしたが…

●渚央
うん、たぶん大丈夫…
だと思うんだけど…

●亜矢香
けど…?

●渚央
なんか、この漫画から…
歌が聞こえてくる気がするんだ
頭でも打っちゃったのかな?

●ねじれウサギ
さっきも声が聞こえたって言ってたぴょん?
それはきっとこの漫画が渚央に対して
助けを求めているのかもしれないぴょん

●渚央
漫画が…助けを求めている…!?
そんなことがあるんだ…

●泉水
作品が助けを求めているなら、
あたし達の出番なんじゃない?

●亜矢香
そうですね わたし達も
この漫画の思い出を取り戻したいです!

●イリーナ
行こうこの漫画の世界へ
ウイルスどもを蹴散らしてやろう

●渚央
うん!絶対に、この漫画は読んでるはず!
だから、ボクもこの漫画の思い出を
取り戻して、もう一度楽しみたい!

●ねじれウサギ
では、店長よろしくだぴょん!

●店長
気をつけていけよ
無茶はするなよ…渚央!

●渚央
うん!早速準備をしよう!

第1部・第2章“アイドルの条件”第02話

●店長
むー…

●ねじれウサギ
まじめな顔をして唸っていて
どうかしたかぴょん?

●店長
次にどの作品世界へ行くか
決まったのはいいが…
お店のほうがな…

この前みたいに全員で作品世界に
入ると、お店が回らなく
なってしまうからな…

●ねじれウサギ
なるほど…たしかに
以前に比べてお客さんも増えたし
店のほうも大切だぴょん

それなら選抜メンバーで
今回の作品に挑んでもらうのは
どうかぴょん?

●店長
選抜メンバーか…
どういう基準で選ぶ?

●ねじれウサギ
助けを求められた渚央は確定として
他にも4人くらい選ぶぴょん

●店長
他に4人か…うーん…
誰を選ぼうかな…

第1部・第2章“アイドルの条件”第03話

●店長
とりあえず「アイドル伝説らぶりぃマミ」の
作品世界に行くための
選抜メンバーを発表する

●イリーナ
選抜メンバーか…
前回のように全員で行くわけではないのだな

●店長
お店がカラッポになっちゃうからな
ゲートが開いている間も
誰かにしっかりと店番をしてもらわないと

●泉水
そうだね、せっかくお客さんが増えてきたし
それは仕方ないよね

●店長
ということで遠征の選抜メンバーを発表する

まずは、この作品に呼ばれた渚央
多分、渚央はこの作品と強い関わりがあると
思うから選抜した

●渚央
うん…ボ…ボクかぁ…

●泉水
うん?自信がないの?

●渚央
え? い、いや…ちょっと
ボクとアイドルって合わないかな?
なんて思っちゃって…

●店長
んー…でも、呼ばれたのは渚央だし
この作品が渚央を選んだって思っても
いいと思う がんばって

続いて泉水
泉水がこの作品を店先で読んでるのを
俺が憶えてたからメンバーに選んだ

●泉水
あたしも…やっぱり読んでたんだ
じゃあ、なおさら思い出を取り戻さないとね

●店長
他のメンバーが読んでいるか分からないので
ここからは俺が勝手に選ばせてもらった
まず、渚央と同じ学校ということで…

南海を選ばせてもらった
渚央が前のめりにならないように
サポートしてやって欲しい

●南海
ウチですか? わかりました
がんばりますわ

渚央さん、学校にいる時みたく
気持ちをゆるりとリラックスさせてな

●渚央
え…あ、ありがと
ミナちゃんがいるなら心強いよ

●店長
で、他なんだが…

●薫子
店長、アイドルが必要ということなら
このわたくし 二条院薫子以外
ありえないのでは?

●店長
薫子か

●薫子
わたくしならなんでもこなせますし
このパーフェクトな歌唱力!
アイドルに相応しいと思いません?

●店長
そうだな臨機応変に対応できそうだから
元々選ぶ予定だったし
薫子にお願いするよ

●薫子
さすが店長、お目が高いですわ
この二条院薫子ご期待を裏切りませんわ

●美智
カオが行くならあたしも行きたいの
アイドルの衣装を参考にして
ドール衣装を作りたいの!

●薫子
わたくしの衣装を参考にして
アイドルドレスを作るのが良いと思いますわ
きっとドールも華やかになりましてよ

●美智
うん カオの衣装も参考にするね
カオだと1/3ドールがスタイル的に
いいかなぁ…

●店長
わかった じゃあ、美智も加えた合計5人で
とりあえず作品世界に行ってもらう

●渚央
本当にボクでいいの?
やっぱり…なんかアイドルとかに
一番向いてない気がするんだけど…

●泉水
そんなことないよ!
ナオちゃんはみんなのアイドルだしね

●渚央
え? そんなことはないんだけどな…

●店長
まぁ、とりあえずの選抜ってことで
このメンバーで行って様子を見てきて
その上で必要ならメンバーチェンジしよう

●薫子
偵察ということですわね
敵を知らねば戦は始りませんものね
さあ、皆さん参りましょう!

●南海
みんな、頑張ろうな!

●美智
がんばるおー

第1部・第2章“アイドルの条件”第04話

●泉水
うわ~!
とってもキレイな世界だなぁ~!

●南海
スチームパンクの世界の少し
薄暗いイメージとはまた違った世界やねぇ

●薫子
ふふふ…この世界こそ
まさにわたくしのための世界!
この二条院薫子 オンステージですわ!

●渚央
うーん…

●泉水
ん? ナオちゃんどうかした?
さっきから落ち着かない様子だけど?

●渚央
え? い、いや…
この世界に圧倒されただけだよ

●泉水
確かに煌びやかだもんね
…でもあたし達の衣装って
スチームパンクの世界のまんまだよね…

●薫子
ふむ…たしかにそうですわね…
アイドルの世界には
似つかわしくない衣装ですわね…

もう一度メモリアルチェンジすれば
アイドルの衣装になるかもしれませんわ

●泉水
そうだよね…じゃあ、変身してみよう!
メモリアルチェンジ!

………

●美智
変身…しないの

●泉水
あれ?おかしいな…

●ねじれウサギ
みんなまだ、この世界の思い出を
取り戻していないんだと思うぴょん
思い出がないと変身できないぴょん

●泉水
だって、スチームパンクの時は
いきなり変身できたよ?

●ねじれウサギ
あの世界は本当に有名な作品だったから
あの世界の中に入っただけで思い出を
取り戻すことができたんだぴょん!

●泉水
なるほどー…
じゃあ、変身に必要な情報を得るには
どうしたらいいの?

●ねじれウサギ
思い出を取り戻せばいいぴょん!

少しずつウイルスを倒していって
黒く塗りつぶされた思い出を取り戻せば
きっと変身できるようになるぴょん!

●薫子
ならば前進あるのみですわ!
早くウイルスを倒して、この作品の思い出を
取り戻すのですわ!

●美智
なんだかカオ
いつも以上に力がこもってるの

●薫子
当たり前ですわ!
崇拝される偶像それがアイドル!
すなわちアイドルはわたくし!

●ねじれウサギ
そうこう言ってる間に
ウイルスがやってきたぴょん!

●薫子
望む所ですわ!
さあ、思い出をお寄越しなさい!

第1部・第2章“アイドルの条件”第05話

●泉水
うーん…なかなか
メモリアルチェンジできないね…

●ねじれウサギ
ウイルスを倒すことで、みんなの記憶に
その作品の思い出が少しずつ戻るぴょん

思い出が沢山あるほど
思い出しやすくなるぴょん!

●南海
たしかに…少しずつやけど
この作品のこと、思い出してきたような
気がするわぁ

●泉水
あたしは全然駄目…
店長と一緒に読んでたって言うけど…
まだ、思い出せないよ

●ねじれウサギ
マザーウイルスを倒すまでに
思い出せないこともあるかもしれないけど
個人差はあるから安心するぴょん

●泉水
うーん…
あまり思い入れがないのかな…

●薫子
わたくしはほとんど思い出しましたわ!
この作品のことを

●渚央
へぇ…
そんなにこの作品読んでたんだ、薫子さん

●薫子
当然ですわ! 本がすり切れ
外カバーの返しが切れてしまうほど
読み込みましたわ!

●南海
日本中の女の子に夢を与えてくれた
漫画だった、って店長さんが言ってたで

●泉水
そんな有名な作品だったんだ!

●薫子
だからこそ、わたくしが一番に
あの記憶を取り戻せたのですわ!
ご覧なさいこの美しき姿を!

メモリアルチェンジ!

●美智
おおお…

●薫子
ふふふ…完璧なるボディラインと脚線美!
華麗なるファッション!
そして可憐な歌声!

想像以上にパーフェクトな
アイドルへと変身できましたわ!

●泉水
かわいい!

●美智
カオずるい
あたしも着たいな

●薫子
この二条院薫子が
やはり一番乗りでしたわ
美智もすぐに変身できるようになりましてよ

●泉水
でも、カオちゃんが一番だったんだね
ナオちゃんがこの本に呼ばれてたから
一番先に変身するかと思ってたよ

●渚央
え!? ああ、ボクはまだ全然だから

●薫子
当然ですわ! わたくしはこの本に影響され
歌を一生懸命れん…ゴホン! 失礼

この漫画を見て歌ってみたら
一発で素晴らしき可憐な歌声が出せましたの

●南海
早くウチも変身してみたいわぁ

●ねじれウサギ
マザーウイルスを倒せば
アキハバラにもアイドルが
増えるかもしれないぴょん!

●渚央
ホ、ホントに!?

●ねじれウサギ
え?う、うん…
なんか、妙に食いつきがいいぴょんね?

●渚央
き、気のせいだよ!
よーし!早くマザーウイルスを探すぞー!

第1部・第2章“アイドルの条件”第06話

●南海
なんかウチ、思い出してきたわ
この作品のことを…

●ねじれウサギ
南海はもう、変身できそうだぴょん
試してみるといいぴょん!

●南海
うん、今やったらアイドルなれるかも!
やってみるで
メモリアルチェンジ!

●薫子
え…? 南海さん…
その姿は…

●南海
あれ…?
これは…なんなんやろう?

●泉水
アイドルというより…
アイドルお付きのマネージャーって感じだね

●ねじれウサギ
この作品にも沢山の登場人物が
いるはずだぴょん

南海に一番近い存在が
このマネージャーの姿のキャラだった…
ということぴょんね

●南海
アイドルになれなかったのは少し残念やけど
常に主人公を支える、優秀な元歌手の
マネージャーさんの服装みたいやね

この格好も悪くないで
眼鏡も結構いい感じや

●薫子
確かにマネージャーは南海さんに
ピッタリですわ

●南海
でしょでしょ
ふふふ

●薫子
マネージャーからアイドルに復帰…
なんてこともあるかもしれませんわね
…これは侮れませんわ!

●南海
うふふふ
じゃあ、ダークホースになれるように
がんばってアピールしますわぁ

●美智
あたしは…どんなコスチュームなのかな?

●薫子
美智の衣装…きっと可愛らしい
アイドルのコスチュームに
違いありませんわ!

●渚央
……

ボクは…大丈夫かな…

第1部・第2章“アイドルの条件”第07話

●薫子
ふふふ…乗ってきましたわ!
次のライブでは、10万人を魅了するような
そんな振り付けが欲しいですわ!

●南海
そんなら、新しい振り付けの方を
探しておかないとね

●泉水
あの…もしもし?

●薫子
わたくしが登場した際に
上がるスモークですが
もう少し角度をずらして欲しいんですの

●南海
それなら舞台演出の方に話を通しておくわ

●泉水
ちょっとちょっと!
2人ともどうしちゃったの!?

●薫子
はっ…!?

●南海
えっ…?

●美智
ライブの相談してたけど…
本当のアイドルになりきり過ぎなの…

●薫子
ラ…ライブ…?
確かに…本気でライブを
やる気になってしまっていましたわ…

おかしいですわね…
まるで昨日まで本物のアイドルだった…
そんな気分ですわ…

●ねじれウサギ
どうやら、その衣装にチェンジしたことで
その登場人物に性格が
引っ張られているのかもしれないぴょん

●南海
登場人物に…性格が引っ張られている?

●ねじれウサギ
メモリアルチェンジは登場人物に
なりきる能力だぴょん
その人から力を借りることになるぴょん

だからメモリアルチェンジした時に
本人には少なからず影響があるぴょん!

●泉水
なんらかの影響って…どんな!?

●ねじれウサギ
例えば今の薫子の場合…
本物のアイドルのような気持ちに
なっちゃうんだぴょん

●泉水
だから、アイドルっぽく
なにかのライブの話を始めちゃってたのね

●薫子
じょ、冗談じゃありませんわ!
性格が引っ張られるなんて…!
メモリアルチェンジ!

●美智
あ…もどっちゃうの?

●薫子
なぜ、こっちの衣装の時は
何も影響がなかったのでしょうか…

●ねじれウサギ
確かそのキャラクターは
どんな敵にも立ち向かう勇敢な
キャラクターだったはずだぴょん

だから、慣れない世界でもああやって
みんな勇気を持って戦ってたぴょん
目立たないけど影響があったんだぴょん

●南海
確かに… 得体の知れない生命体を相手に
あんだけ戦えるなんて
ウチも思ってへんかったわぁ…

●ねじれウサギ
慣れてくれば、性格が引っ張られること無く
本来の薫子のままで
あの衣装を着ていられるぴょん

●薫子
うう… メモリアルチェンジ…
一筋縄では行かないようですわね…

●南海
ウチはこのままでええよ?
この服、結構かっこええからなぁ

皆さんをビシバシ
マネージメントしますえ?

●美智
ミナミ、ステキなの!

●南海
ほなみなさんそろそろ
ウイルス退治の時間です
スケジュールに遅れたらお仕置きですよ?

●美智
ミナミ…なんか怖いの

●渚央
本当に敏腕マネージャーのままいくんだね…

●南海
ほな、参りましょう

第1部・第2章“アイドルの条件”第08話

●美智
あたし、身体の奥が
ほんのりと温かくなってきた
そんな気がするの

●ねじれウサギ
それは、美智の記憶が戻った証拠だぴょん!

●美智
ホントなの?
じゃあ、あたしも変身できる?

●渚央
ミッチーならどんな可愛いアイドルに
変身できるのかな?

●南海
キュートなアイドルやろうなぁ

●薫子
意表を突いて、メタル系の激しいアイドル
という可能性もありましてよ?

●泉水
さあ、ミッチー
この場で変身してみて!

●美智
うん! わかったの!
メモリアルチェンジ!

●渚央
ええっ!?

●南海
美智ちゃん…?その格好は…?

●美智
これ…
どう見てもアイドルの追っかけなの

●薫子
まぁこれはこれで…
結構似合っているかもしれませんわね…

●ねじれウサギ
自分に近い登場人物が
アイドル追っかけの子だったぴょんね…

●美智
残念なの…
アイドルがよかったの

でもこの格好になったからには
あたしも頑張るの…!

せ~の!
カオリン! カオリン! カオリン!

●薫子
え? あのちょ、ちょっと…

●南海
はっ!? こ、これは…
ファンコール!!

●泉水
そ、そんな…!?
じゃあ…!

●南海
カオリン! ファンコールよ!
早く舞台に上がる準備をするんやで!

●薫子
そ、そう言われましても…

●美智
カオリン! カオリン! カオリン!

●薫子
め…メモリアルチェンジ!

●薫子
はっ!?コールに釣られて
変身してしまいましたわ!?

こ…こうなったら仕方ありませんわ!
歌うしかありませんわ!
いきますわよ1曲目!「桜るんらん日和!」

●美智
わーわーカオリン
歌って歌って~

●渚央
なんだろう…この混乱っぷりは…

●泉水
あはは…
2人の好きにさせてあげたほうが
いいかもね…

第1部・第2章“アイドルの条件”第09話

●薫子
そう言えば…渚央さん!
まだ変身できないんですの?

●渚央
そ、それは…まだ記憶が…

●薫子
早くしないとわたくしが
ナンバーワンアイドルに
なってしまいますわよ?うふふ

●美智
カオリン! カオリン! カオリン!

●薫子
嗚呼! またわたくしをステージに呼ぶ
ファンコールが!!

●泉水
ま、また歌うの…?

●南海
それにしても、ウチならともかく
アイドル漫画に呼ばれたはずの
渚央さんが変身できへんのはおかしいなぁ

●ねじれウサギ
ふぅむ…確かにおかしいぴょん

●美智
ナオは力を溜めている! じゃないの?

●ねじれウサギ
その可能性はあるぴょん
力を貯めて、大いなる飛翔を遂げるぴょん!

●渚央
そ、そうかな…
あはは、そうだといいな…はぁ…

●泉水
んー…

●薫子
それにしても…
単独ライブだとキツイですわ…

●泉水
じゃあ、ちょっとそこで休憩してて!
あたしとナオちゃんで偵察してくるから!

●渚央
えっ? で、でも…

●泉水
少しでもカオちゃんを休ませてあげないと!

●渚央
そ、そうだね!
じゃあ、みんなはそこで休んでて!

●泉水
そんでさ、ナオちゃん、
なにか悩みでもあるの?

●渚央
うっ…いきなり…なんのこと?

●泉水
だって、ずっと様子が変だから…
なにか悩み事でもあるのかなって
人前じゃ言えないことってあるじゃない

●渚央
そっか…だから、偵察なんて
言ってくれたんだね…ありがと

●泉水
あたしでよければ相談に乗るし
ダメなら店長だって相談に乗ってくれるよ
ああ見えても、それなりに頼りになるし

●渚央
うん…ありがと

●渚央
実はボク
本当はもうメモリアルチェンジ
できるような気がしているんだ

●泉水
ええっ!?
だって、さっきは…

●渚央
うん さっきはまだって言っちゃった
だけど…この漫画が大好きだった記憶は
もう、取り戻してたんだ

●泉水
じゃあ、なんで?

●渚央
薫子さんならともかく…
ボクにはアイドル衣装なんか似合わないよ…

●泉水
そんなことないよ!
ナオちゃんのアイドル衣装も可愛いよ!

●渚央
あの漫画を見て、ボクも薫子さんと同じく
アイドルに憧れていたんだ

でも、薫子さんの衣装を見たら
絶対ボクはあの姿にはなれないって…
そう思ったんだ…

●泉水
そんなの…

●渚央
ボクが…もうちょっと…
女の子らしかったら…良かったのに…

●泉水
ナオちゃん…

●美智
あ、いたいたの!
ナオとイズミンがこっちにいたよー!

●薫子
待ちくたびれてしまいましたわ…
あら? どうかなさいましたの?

●渚央
うぅんちょっと足を捻りかけちゃったんだ
でも、大丈夫だった

●薫子
そうですの? ならば、あまり無理せず
それでもキリキリと進みますわよ!

●美智
キリキリ! キリキリなの!

●南海
スケジュールも押してるし
早くみんなで行くで!

●渚央
うん了解!
イズミン、行こう!

●泉水
ナオちゃん…

第1部・第2章“アイドルの条件”第10話

●ウイルスの声
ギシャー!

●薫子
あれは…なんですの?
誰かが戦っている…ような?

●泉水
あたし達以外にも
この世界に入れる人がいるの?

●ねじれウサギ
そんなはずは…
この世界につながるゲートは
店長以外には開けられないはずだぴょん

●薫子
でも、現実にあそこで
ウイルスと誰かが戦っていますわ!

●ねじれウサギ
つまり店長以外にも
この世界にくる方法を持つ者が
いるかもしれない…ぴょん

●泉水
ずいぶんいい加減ね
選ばれし者がそう何人いてもいいの?

●ねじれウサギ
うーん… 詳しいことは分からないぴょん…

でも、もしかしたら、複数の選ばれし者が
いるのかもだぴょん

●美智
それじゃ店長に
ありがたみがなくなっちゃうの!

●???
どなたか、助けてください~!

●薫子
苦戦されているようですわ!

●泉水
ホントだ! 急いで助けにいかないと!
店長の問題はそのあとでいいでしょう!

●南海
カオリン! ステージのスタンバイOKよ

●美智
GO! GO! カオリン!
GO! GO! カオリン!!

●薫子
了解! 薫子オンステージ!
いきますわよ!

第1部・第2章“アイドルの条件”第11話

●花子
助けて頂きありがとうございます
助かりました…
わたし「山田花子」と申します

●薫子
山田…花子…さん?

●薫子
なんですの? この明らかに
偽名です! みたいなキャラクターは?

●泉水
漫画の中のキャラじゃないの?

●薫子
漫画のキャラ…たしかにここは
漫画の世界…漫画の中の登場人物が
いてもおかしくありませんわね

●ねじれウサギ
登場人物と出会うことも珍しくない
現象なんだぴょん!
きっとこの人は漫画の登場人物ぴょん!

●南海
でも…記憶にあらへんなぁ…

●美智
もしかすると…マイナーなキャラなのかも…

●花子
あの…
なにか?

●泉水
花子…さんは、なんのキャラなのですか?

●花子
キャラ? わたしはアイドルですよ
「おまえらの悪行はなんでもお見通しだ!」
が決め台詞の、推理アイドルです

●薫子
推理アイドル… そんなキャラ…
いたような…いなかったような…

●花子
あの…実は…わたし
あっちのステージから逃げてきたんです

●渚央
ステージから…?
なんでステージから逃げるの?
スポットライトが怖くなったから?

●花子
いいえ…
いきなり巨大な怪物が現れ
ステージを占領したんです…!

わたし…その怪物から
必死に逃げてきたので…

●泉水
きっとそれ…マザーウイルスじゃない!?

●薫子
貴女、そういうことはさっさと言いなさい!
ボスがいるなら突撃するまでですわ!
みなさん、よろしくって?

●美智
GO! GO! GO!
レッツゴー、カオリン!

●南海
スタンバイOKよ!

●薫子
マザーウイルスなんか
舞台袖に退場してもらいますわ!
花子さん! ステージに案内なさい!

●花子
は、はい!

●渚央
………

第1部・第2章“アイドルの条件”第12話

●花子
そういえば、みなさんも
アイドルなのですか?
とても素敵な格好をされていますが…

●泉水
え? あたし…達?

ねえ、なんて説明したらいいの?

●ねじれウサギ
具体的なことは話さないようにしたほうが
いいかもしれないぴょん…念のため

●泉水
えっと…アイドルじゃなくて…
なんか…そう、正義の味方みたいな感じ?

●花子
正義の味方?
特撮ヒーローみたいな感じですか?

●泉水
まぁ、それに近いかも!
変身して、この世界を救いに来たのよ!

●花子
変…身…???

●美智
花子さん余計にわけわかんなくなってるの

●薫子
わたくし達が変身してみせれば
ここで解決ですわ!

メモリアルチェンジ!

●花子
ほ、本当に変身できるんですね!
特撮ヒーローみたいです!

●薫子
うふふ!それほどでもありませんわ!

●花子
きっとお強いんですよね!
あの怪物を…倒して下さい!

●薫子
任せなさいですわ!
さあ、みなさん! 参りましてよ!

●渚央
あの人…誰…なんだろう…

みんなに言わないと…
で…でも…記憶が戻ったことを
隠しておかないと…

●美智
どうしたのナオ?
早く行くよ

●渚央
あ、ああミッチー
今直ぐ行くよ!

第1部・第2章“アイドルの条件”第13話

●花子
こっちです! この舞台裏にいます!

●泉水
舞台裏… この先にいるの?

●美智
真っ暗で何も見えないね

●花子
ほら、早く倒しに行って下さい!

ドンッ!

●南海
ちょ、ちょっと花子さん!?
押さんといてーな!

●薫子
あれ…?
暗くて何も見えませんの…

●泉水
なんだろうこれ… 嫌な予感がする…

●美智
花子さん マザーウイルスって
どこにいるの?

●花子
あら、見えませんか?
あなた達の後ろですよ?

●泉水
え…??

●ウイルス
グオオオオオオ!

●南海
マザーウイルス!?
こ、こんな近くに…!

むぎゅう

●泉水
うぎゅうう!重い~~!
踏んづけられてるよぉ~!

●ねじれウサギ
ぴょん~~!
ボクもつかまったぴょん~!

●渚央
ああっ! みんなが…捕まっちゃった

●花子
あら、あなたは無事だったのね?
あなた、ずっとわたしを警戒していたから
助かった…ということね

ほーっほっほっほっほっほっほっ!
みなさん、ほいほい付いてくるんですもの
楽勝でしたわ!

●渚央
あんたやっぱり!
この漫画のキャラクターなんかじゃ
ないんでしょ!

●花子
ふふふ、正解… 推理アイドルってキャラは
実在するけど、わたしは普通の人間…
名前を借りていただけ…山田花子は仮の姿よ

●渚央
ボクは偽名だって疑ってたよ!
即興で考えたような名前だったもん!

●花子
あら、失礼ねそれじゃなんでノコノコと
このステージまでついてきたのかしら?
バァァカなんじゃないの?

さて、そろそろわたしの正体を
華麗に見せてあげるわね…
聞いて驚きなさい

●摩耶
山田花子とは仮の姿!
ブラックエリート幹部…
告死天使・摩耶とはわたしのことよ!

●渚央
ブラック…エリート…

な…なに、それ?

第1部・第2章“アイドルの条件”第14話

●ねじれウサギ
くうう…!
おまえ!ブラックエリートだったぴょんね!

●渚央
ねじれウサギは知ってたの?
ブラックエリートって何なの?

●ねじれウサギ
その説明は後ぴょん!
今は、この場をなんとかする方が先ぴょん!

●渚央
そうだね…でも、どうやって…?
みんなマザーウイルスに
踏み潰されて動けないんだよね!?

●摩耶
このブラックエリートの幹部
摩耶に1人で勝てるとは
思わないことね

…ま、戦うのはわたしじゃなくて
このかわいいかわいい
マザーウイルスちゃんだけどね

さあ、そこのボーイッシュな彼女
どうしてあなたは
わたしの正体に気づけたのかしら?

●渚央
ボクは…この作品のこと
全部知っているから…

●摩耶
へぇ…
でもあなたは仲間に
そのことを伝えなかったのね

どうしてこの作品のことを
よく知っているのに
仲間に言わなかったのかしら…

●渚央
うぅ…

●摩耶
よくわからないけどあなた…
とっても情けない顔をしているわよ?

●渚央
ううっ… ボク…ボクは…

●摩耶
ふふっ、あなたもこのまま
さっさと降参しなさい
臆病者1人じゃ絶対に勝てないわよ?

●渚央
(そうだ…このピンチは
ボクが臆病だったから招いたものだ…
ボクがもっとしっかりしていれば…)

●???
勇気をほんのちょっと出して
最初の一歩踏み出すこと
それがアイドルにとって一番重要なことよ

●渚央
…!
だ…だれ…?

●???

悔し涙は次へのステップ
涙に流されない限り
いつでも再チャレンジできるのよ

アイドルはいつでも
情熱と笑顔が大切なんだから!

●渚央
いまの声… どこから聞こえたんだろう…!

でも今の台詞…覚えてる!
「アイドル伝説らぶりぃマミ」の
決め台詞!何度も聞いた台詞だった!

そうだ…涙に流されなければ
いつだって立ち上がれるって…
この漫画は教えてくれたんだ!!

●摩耶
な、なによ…この子

●渚央
何度でも立ち上がって笑顔になれば
いつだって奇蹟は起こるって、
この漫画はボクに教えてくれた!

メモリアルチェンジ!

●摩耶
へ、変身!?
ちょっと今さら変身なんて聞いてないわよ!

●渚央
や…やった!アイドルの姿になれた!

●摩耶
あら…かわいい姿じゃない
それでどうするつもり?

アイドルだから歌で解決するつもりかしら?
歌を歌えばみんな解決…
なんて漫画みたいな奇跡…起こるわけないわ

●渚央
そうだね!だから…

くらえウイルス!

●ウイルス
!?

●渚央
正拳突き!

●ウイルス
グワアアアア

●摩耶
せ…正拳突き!?
なんの変哲もない…物理攻撃…!?
アイドルなのに!?

●南海
ウイルスが怯んだ…!
今のうちにウイルスの足元から
脱出するんや!みんな!

●ねじれウサギ
やったぴょん!
みんな無事に脱出できたぴょん!

●摩耶
む…むちゃくちゃよ!
アイドルに変身したのに…
正拳突きなんて…アイドルらしくないわ!

●渚央
へへん!今時のアイドルは
空手の1つや2つ
できて当たり前なんだよ!

●摩耶
くっ…!
これがさっきまで
ウジウジしていた子だとは…!

●ねじれウサギ
す…すごいメモリアの量だぴょん!
この衣装は渚央との相性が
抜群なんだぴょん!

●薫子
さっきはよくも騙してくださいましたわね

●美智
重くってぷんぷんなの!

●南海
あまり下品でスケジュール無視なやり方は
エレガントな乙女がするもんやあらへんで?

●泉水
その服!似合ってるよ!
ナオちゃん!

●摩耶
こうなったら…やっておしまい!
わたしのかわいいマザーちゃん!

●渚央
アイドルになったボク達は
もう負けないよ!…そう!

アイドルはいつでも
情熱と笑顔が大切なんだから!

第1部・第2章“アイドルの条件”第15話

●渚央
やったね!マザーウイルスを倒したよ!

●摩耶
そんな…バカな…!
完璧な作戦のはずが…!
1度しか使えない作戦なのに…!

●薫子
それにしては…お粗末な作戦でしたわね

●南海
やっぱりその年でアイドルって言うんは…
無理あったんちゃうんかな…

●摩耶
なっ!そ…その年って…
わ、わたしはまだ…
そんな年じゃ…!

ぐうううう…
人が一番気にしていることを…!!

お…覚えていなさいよ!

タッタッタ…

●美智
おお… 捨て台詞の代名詞…
初めて生で聞けた…!
素敵なまでの悪役っぷりなの!

●泉水
ナオちゃん助けてくれてありがとう!

●渚央
ゴメンね
ボクがもっとしっかりしてれば
こんなことには…

●泉水
アイドル姿のナオちゃんは
とってもかわいいから許してあげる!

●渚央
え…な…なにを…
えええええええっ!

●薫子
ラストの活躍もありましたしね
今日のトップアイドルは貴女だったと
わたくしも認めてあげますわ!

あと、衣装…すごく似合ってましてよ

●南海
いつものボーイッシュなイメージと違って
本物のアイドルみたいやで!
とっても可愛らしいよ渚央さん

●美智
らぶりぃナオなの! 可愛いは正義なの!

●渚央
え、ええええええっ!
そ、そんなに言われると…
ボクはもう…なにが、なにやら…

は…は…恥ずかしいんだけど…
あは… あははは…

●モノローグ
こうして無事に
「アイドル伝説らぶりぃマミ」の思い出は
皆の心の中に戻った

「アイドル伝説らぶりぃマミ」の単行本を
求める客も増え、お店も
以前よりも賑わうようになった

●美智
…というわけで
ナオはとっても強かったの!
可愛いその姿、もう一度見せて欲しいの!

●店長
だってさどうする?
俺も生で渚央のアイドル服を
見てみたいけど…

●渚央
店長までそんな!
ダメだよ! アイドルはステージじゃないと
その姿を見せないんだよ!

●美智
えー! そんなのもったいないー!

●渚央
店長がお店にステージを作ってくれたら
その時は考えてあげるから!

●美智
うう…残念なの…

●渚央
でもね、アイドル衣装はステージの上でしか
着ないけど…アイドル並みの情熱と笑顔で
接客は頑張ろうと思うんだ!

●南海
ふふふ… とてもいい考えやと思うわ

●渚央
アイドルはいつでも
情熱と笑顔が大切なんだから!

●美智
ほえ?
ナオ、らぶりぃマミちゃんみたいなの!

●店長
ふぅ…一件落着だな

●泉水
でも私達を襲った
摩耶って人…何者なのかな?

●店長
ブラックエリートと言っていたんだったな…
ウイルスじゃなくて人間…なんだよな?

●ねじれウサギ
噂は…本当だったぴょんね…

●店長
ねじウサ?

●ねじれウサギ
ブラックエリート…それは…
ボク達の敵…
この騒動の全ての原因なんだぴょん!

次回予告

●結衣奈
次回予告にゃ!

●イリーナ
次の冒険の舞台はRPGの世界
みんながRPGらしい衣装に変身!

●結衣奈
ユイニャもカッコいい衣装に
メモリアルチェンジしちゃうにゃ!

●イリーナ
しかしイリーナと結衣奈は
そこで仲間割れしてしまう!

●結衣奈
ふにゃー!パーティが2分割!?
この後みんながどうなるのか!?
気になるにゃ~!

●イリーナ
え…?そんなに気になるのか?

確かに…次回予告は興味を引くように
宣伝文句を考えてくれと言われたが…
私としても、もっときっちりと紹介したい…

●結衣奈
え?イリーナ?
何を言ってるにゃ?

●イリーナ
確かに聞いている人が続きを
気になるような言い方だと
きっちり紹介したことにはならないよな…

よし!わかった!次回予告と言わず
全てをきっちり話そう!
仲間割れした後、私達は…

●結衣奈
ちょ、ちょっと待つにゃ~!
全部話すと次回予告の意味がないにゃ~!

次回!ぱすてるメモリーズ第3章!
「ゲームの常識・非常識」
絶対に見るのにゃ!

●イリーナ
…ついにブラックエリートを倒した私達…
しかしそこでねじれウサギの中から
真の最終ボスが現れる…!

●結衣奈
ちょ、ちょっと!?どんだけ先の展開まで
ネタバレしてるのにゃ!?

※次回、第1部・第3章“ゲームの常識・非常識”は近日公開予定です。

スナップギャラリー(アイドル系)

  • ▲夢見るアイドル[薫子]。
  • ▲アイドルおっかけ[美智]。
  • ▲やり手マネージャー[南海]。
  • ▲夢見るアイドル[渚央]。

スナップギャラリー(私服(春)系)












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ぱすてるメモリーズ

  • メーカー: コアエッジ
  • 対応端末: iOS
  • ジャンル: RPG
  • 配信日: 2017年10月23日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

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