強くて美しい! 女性レーサーのシャーレンは大会で結果を残せるか?【天晴爛漫座談会】
- 文
- 長雨
- 公開日時
P.A.WORKSが制作し、橋本昌和氏が監督・シリーズ構成を担当するオリジナルTVアニメ『天晴爛漫!』。
本作は19世紀末から20世紀の始め、ひょんなことからアメリカに漂着した天才エンジニア・空乃天晴(声優:花江夏樹)と侍・一色小雨(声優:山下誠一)が、日本に帰るために賞金は高額だが超過酷なアメリカ大陸横断レースに挑む、心躍るカーレースアニメです。
本作に登場する豪華声優陣演じる個性豊かすぎるクルーたちを紹介する連載企画第4回目は、唯一の女性レーサーである景・夏蓮(ジン・シャーレン)(声優:雨宮 天)の魅力に迫ります!
※本記事は3話まで視聴した段階で執筆したものです。
レーサーを夢みて腕を磨く拳法の達人
両親ともに中華系移民で、実家はクリーニング屋を経営。父に拳法を教わっており、腕前は達人クラスです。
シャーレンはレーサーに憧れていてレーシングチームの雑用係として働いていますが、“レーサーは男の仕事”という周囲の固定概念から、車に乗る機会を与えてもらえませんでした。
それでも彼女は同僚が帰ったあと練習してドライビングテクニックを磨き続け、暗闇のなか猛スピードでサーキットを走れるほど卓越した技術を身に着けます。
本人も半ば夢を諦めかけていたところ、“自作の蒸気自動車で大陸横断レースで優勝する”という無謀な挑戦をする天晴と出会い気持ちに変化が生まれて……。
上位入賞して固定概念を壊してほしい
●座談会参加者
・長雨:本作のレーシングカーに、浪漫を感じているスチームパンク好き女性ライター。
・そみん:カーレースの順位と、クルーたちの人間ドラマが気になる男性編集者。
・編集K:豪華声優陣に惹かれて見始め、名言の多さに胸をときめかせっぱなしの女性編集者。
長雨:シャーレンは強くて、かわいくて、夢に向かって努力もしていて、女性から見ても魅力的な人物ですよね。
編集K:第2話のレーサーの資質を語る場面や天晴に聞かれた車の情報をすぐに答えるシーンを見ると、彼女が本気で車が好きなことが伝わってきてかっこいいなと思いました。そんな彼女の頑張りに気づかないチームメンバーの目は節穴!
そみん:シャーレンが真剣に夢を語ったのに、「蒸気自動車は男の情熱で走る」なんて鼻であしらうシーンもありましたし……。彼女を見ていると、前例のないことに挑戦する難しさをひしひしと感じます。
編集K:家族に家を継いだ方がいいか相談するシーンが、すごくリアル。本作は価値観が違う時代が舞台だけど、現代でも同じようなしがらみに苦しんでいる人は多いですよね。
そんなシャーレンが、天晴と出会って夢に前向きになったのがいい。
でも第3話までの時点では自分の車を持ってない彼女が、どうやってレーサーになるんでしょうか?
長雨:“鳳凰火蓮”という名前やカラーリングからして、シャーレンのためのレーシングカーでレースに参加することは間違いないですね。
そみん:家族の協力で自作したのか、実力でチームメンバーを納得させて協力してもらったのか。
編集K:本作はレース前のクルーの物語もいろいろ描かれているので、その辺りのドラマもきっと見見られるはず! 各キャラが掘り下げられているぶんキャラに思い入れができ、レースの応援にも力が入ります!
長雨:シャーレンには“性別に関係なくレーサーとして活躍できる”という結果を残してほしいので、上位できれば3位以内になってもらいたいところです。
そみん:シャーレンが強く実力もあるとは言っても、周囲も強豪&曲者ばかりでかなり厳しそう。5位、6位でも、過酷なレースを完走したという実績が残せたら十分すごいと思うんですが……。
編集K:彼女がレーサーとして生きていくためには今回の記録はかなり重要! 「女の子には無理だった」なんて言わせないため、ぜひ1位を取ってほしいです。
(C)2020 KADOKAWA/P.A.WORKS/天晴製作委員会
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります