『SAO アリリコ』のテーマってこれなんです【SAOゲームP・二見鷹介さんコラム】
- 文
- 二見鷹介
- 公開日時
あちきのコラム“どうも、一人称はあちきです。”が始まったよ!ということで、はじめましての方、知っている方。どうも皆様、SAOゲームシリーズ総合プロデューサー、バンダイナムコエンターテインメントで一番中二病がひどい二見です。(キラ★!)
プロデューサーって何? って感じですが……実は人それぞれで、一応会社から企画を通して制作費をもってきて、ユーザー&会社&制作にちゃんと還元する人とか思っておいてください(笑)。
いつもはSAOの人! 的な感じですが、このコラムを通して今まで皆さんにお届けしてきたゲームのこぼれ話だったり、企画テーマだったり……今後の話だったり。あと、基本メンヘラなんで、そういったパーソナルの考え方にかかわるネタを週1回ぐらいで更新していこうかなと。よろしくお願いします。
初回ということで今回は……
『SAOAL(アリリコ)』発売記念! アリリコのテーマに迫る!!
前提にあちきは企画を考えるときにゲームの面白さや仕様は制作会社さん。その元ネタを作るのはあちきの仕事として分けてます。なので、コンセプトやテーマを考えて、その方向性が実現できるように一緒に制作さんと作る! という感じです。
『アリリコ』のテーマは『承認欲求』です。自分が考える《アリシ編》で描かれるAIとは? 人とは? 魂とは? リアルもデジタルも関係ない。生きることにまっすぐな原作・アニメキャラクターが持つ魅力をどのようにSAOのゲームでプレイをしてもらえるか? ですかね。
いつもSAOゲーム作るときにはSAOらしさ+オリジナルテーマを入れてます。
キャッチコピー『世界が決して、君を忘れない』はその『承認欲求』から生まれています。恥ずかしながら……あちきは自分がコミュ障なのでゲームをする友だちがほぼ皆無というか。
なので、“プレイヤー”を見てくれる。ゲーム内の友だちを作りたかったんだろうなと(苦笑)。
だからこんな企画が生まれたり…↓↓
SNSやデジタルが日常の横に存在して、自分を見てくれる人っているのだろうか? 誰と触れ合っているのだろうか? 「デジタル」と「リアル」の違いってなに? 誰かに認められたいの? ファボされたい? コメントもらいたい? やっぱり反応が欲しいのかな? とか。それを『承認欲求』として、翻訳しゲームシステムやシナリオに落としてます。
本作ではプレイヤーキャラのをアップロードするとほかのプレイヤーの中で“冒険者”として登場します。もしかしたら自分の友だちのキャラを『SAO』のゲームの中にNPCとして、自分だけのUWを作ってもいいかもしれないし、違う誰かの世界に君が存在するかもしれない。
ゲームでは『世界は決して、君を忘れない』という仕様です(あったかい世界を目指す)。そして、もう一つの意味はドラマとして体験していただければと……。
まずは宣伝で『ソードアート・オンライン アリシゼーション リコリス』が遂に発売しました! ぜひ興味がある方は手に取っていただけると嬉しいです。
次回もお楽しみに!
(C)2017 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/SAO-A Project
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