2B。貴女と共に戦えて光栄でした。(9S)【NieR:Automata名言集】

タダツグ
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 スクウェア・エニックスの人気アクションRPG『NieR(ニーア)』シリーズの名言集企画がスタートしました。正確にいえば、“電撃オンラインの名言集企画に『ニーア』シリーズも参戦!”って感じです。

 リリースが待たれるiOS/Android用アプリ『NieR Re[in]carnation (ニーア リィンカーネーション』や、シリーズ処女作のバージョンアップ版となる『NieR Replicant(ニーア レプリカント)ver.1.22474487139...』の続報も楽しみにしつつ、今回は『NieR:Automata(ニーア オートマタ)』から、こちらの名言をお届けします。

※本記事内には物語のネタバレを含む表現がありますので、ご注意ください。

2B。貴女と共に戦えて光栄でした。(9S)

 記念すべき連載第1回目の名言……。正直チョイスに悩んだのですが、ここは超王道に行ってみようということで、プロローグから選抜。メインキャラの1人である9Sが、同じくメインキャラである2Bに対して口にしたセリフをご紹介します。

 西暦11945年。地球を侵略・支配しているエイリアンと、彼らが使役する機械生命体に対抗するため、月を拠点とする“人類会議”は高性能アンドロイド“ヨルハ部隊”を地球に降下させます。

 “第243次降下作戦”と称されるこの戦いで、ヨルハ部隊の一員である2Bや9Sは、過酷な環境に身を投じることになるのですが……。

  • ▲ヨルハ部隊の一員である2B。剣戟アクションによる近接戦闘、ポッドを用いた遠距離戦闘ともにそつなくこなす戦闘タイプの機体。冷静沈着な性格をしており、あまり感情を表に出さない。
  • ▲同じく、ヨルハ部隊の一員である9S。武器を用いた戦闘もある程度はこなせるが、その本質はデータ収集能力やハッキング能力を駆使した情報戦にある。アンドロイドにしては感情豊かで、好奇心が旺盛。

 地球に降下することには成功したものの、作戦現場である工場廃墟へと向かうなかで敵の攻撃に見舞われ、次々と仲間を失っていく2B。孤軍奮闘する彼女は、司令部からの命令を受け、先に現場へ侵入していた9Sと合流することに。

 戦闘能力に秀でる2Bと、情報収集能力に長ける9S。それぞれの個性を生かしつつ工場廃墟を進んでいく2人は、随行支援ユニットであるポッドを介して会話を交わし、少しずつ交流を深めていきます。

 ネタバレになりますが、2Bと9Sはアンドロイドということもあり、じつはこの作戦の以前にもさまざまな戦場で共に行動していることが物語の後半で語られます。しかし、2Bが抱えているある秘密のため、その記憶や関係性は都度都度リセットされることが多いのが現状です(おもに9Sの記憶がリセットされることが多いようですが、これはアンドロイドだからこそなしえることですね)。

 それもあってか、ここでの会話はかなり“差し障りのない感じ”でスタートするのですが……。2B、そして9Sともになんとなく“距離感が近い”雰囲気を醸し出したりしていて、かなり印象に残る人も多いのではないでしょうか。

  • ▲スキャナータイプである9Sは単独任務が多いため、2Bと行動できることが素直にうれしい模様……。
  • ▲そんな9Sに「アンドロイドは感情を持つことを禁止されている」とたしなめつつも、自分を呼ぶときに“さん付け”はいらないと口にする2B。この2人の関係、やっぱ萌える……。

 じつは物語後半での2人のやり取りを見たあとで、あらためてこのシーンを見ると、色々と心に刺さるものがあるんですけど。そこらへんも、今回の名言チョイスの理由だったりしますね。

 さて、向かってくる機械生命体を蹴散らし、工場廃墟の奥まで侵入した2Bと9Sは、そこで圧倒的な戦闘能力を持つ巨大兵器と対峙することに! 

 スクリーンショットをご覧いただければわかると思いますが、まあ彼我の戦力差は歴然なわけです。それでも任務遂行のため、果敢に攻め込む2B。敵の攻撃に晒される彼女を救うため、9Sは飛行ユニットを使ってのハッキング、そして自爆さながらの突撃を敢行します。

 9Sの勇気ある決断によって難を逃れた2Bですが、代わりに9Sは致命傷ともいえるダメージを負ってしまうことに……。ここで、今まで務めて冷静であった2Bが一気に感情を爆発させることに。突然の変わりっぷりに、見ているこちらもビックリです。

  • ▲致命傷を負った9S。彼を助けようとする2Bは、その救助行動が無駄だと指摘するポッドに向かって激昂します。

 「アンドロイドが感情を持つことは禁止されている」……これは他ならぬ2B自身が口にした、ヨルハ部隊の隊律。それを自分から覆すなんてナニゴト……と違和感を抱くプレイヤーも少なくないでしょう。実際のところ、2Bのこの行動や言動自体が、のちの大きな伏線に繋がるわけですが……。さすがにそこはご自身の目で確かめてもらいたいところ。

 その後、2Bの奮戦と9Sの機転でなんとか巨大兵器を撃破することに成功しますが……。

 1体撃破するだけで精一杯だったというのに、複数の同型兵器に囲まれることになってしまう2人……さすがに万事休す。2Bと9Sは自身の動力源である“ブラックボックス”を重ね合わせ、その臨界反応に敵を巻き込む……つまりは“自爆”することを決断します。

 ここで9Sが口にしたのが、今回紹介する名言である「2B。貴女と共に戦えて光栄でした」なわけです。それに静かに応える2Bがまたいい表情をしており(ゴーグルで目元は隠れてますけど……)、自分としてはじつにたまらんシチュエーション! めちゃくちゃキャッチーなプロローグ、先が気になって仕方ありませんよね……。

 ちなみにこのあと、ヨルハ部隊の前線基地である“バンカー”で、新たなる義体に記憶をダウンロードされ、2Bと9Sは蘇ることになります。しかし、2Bが9Sの機転に感謝の意を伝えたところ、彼はその瞬間の記憶が残っていないことを口にし、2Bが複雑な感情を抱く描写も見られたりして……。

 バンカーでは映像が常にモノクロで描かれる特殊演出もあいまって、こちらも必見だったりします。つまり、『ニーア オートマタ』は見どころ満載の名シーンだらけだったりするわけで。

 こう書いておいてなんですが、自分としてもこの企画のために1年(あるいはそれ以上)ぶりに本作をイチからプレイしていて、あらためて心にくるシーンばかりで驚いているところ。今後も2Bや9S、そしてもう1人のキーパーソンであるA2の戦いにスポットを当てつつ、彼女たちの名言を紹介していこうと思いますのでお楽しみに!

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NieR:Automata Game of the YoRHa Edition

  • メーカー: スクウェア・エニックス
  • 対応機種: PS4
  • ジャンル: ARPG
  • 発売日: 2019年2月21日
  • 希望小売価格: 4,800円+税

NieR:Automata Game of the YoRHa Edition(ダウンロード版)

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  • 対応機種: PS4
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