『フェアリーテイル』プレイレポート。キャラ同士のオリジナル会話が多くてうれしい!

KYS
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 2020年7月30日にコーエーテクモゲームスより発売される、PS4/Switch/Steam『FAIRY TAIL(フェアリーテイル)』のプレイレポートをお届けします。本作は同名作品『FAIRY TAIL』を題材にしたRPG作品です。

  • ▲魅力的なキャラが多く、日本のみならず世界でも愛されている作品『FAIRY TAIL』。

 さて、レポートをする前に原作コミック&TVアニメがある『FAIRY TAIL』なので、筆者がどれだけ『FAIRY TAIL』を知っているかを事前に伝えておく必要があると思います。

 ゲームの発表があるまで『FAIRY TAIL』を読んだことはありませんでしたが、マンガ好きなので真島ヒロ先生は知っていたし、『RAVE』も『FAIRY TAIL』も『EDENS ZERO』も存在は知っていました。

 ただ、このままではゲームに関われないので、ひとまずコミックを10巻まで買ったあと一気に最終巻63巻まで読みました(勢いが止まらなかった!)。その勢いでスピンオフ作品『FAIRY TAIL 100 YEARS QUEST』も現在購読している感じです。

 と、筆者が一応『FAIRY TAIL』を一通り知っていることを理解していただけましたでしょうか? 一番好きなキャラはジュビアです。

  • ▲ジュビアいいよね。一途な恋が。

 改めて説明しますと、ゲーム『FAIRY TAIL』には、大魔闘演武編(コミック31巻~40巻)、冥府の門編(40巻~49巻)が収録されています。物語の冒頭からではないので、原作コミックやアニメで物語を知っている人でないと、ちょっと敬遠しちゃうかもしれません。

 ですが、なんとこのタイミングで、【コミックス1~30巻までが無料で読めるキャンペーン】が行われています! ちょうど大魔闘演武編の直前までじゃないですか! なんという策士……ッ!!

 これを機に30巻まで読んで、続きをゲームで楽しむのもありかもしれません。ちなみにこのキャンペーン、8月2日23:59まで開催中です。

  • ▲ルーシィの家にあるギャラリーには、「キャラクター辞典」「原作ストーリー」「用語辞典」などがあります。触りだけですが大魔闘演武編までのお話の流れも確認はできます。

キャラクターの描写は納得の合格点

 作品のファンに向けたゲームでもあるので、キャラがどれだけ描かれているのかは気になるところ。元となる『FAIRY TAIL』本編になぞった部分はもちろんですが、それ以外のところもかなりのボリュームで収録されています。その辺りを紹介していきましょう。

キャラクターストーリー

 各キャラごとに用意されたクエスト的なもの。これをクリアしていくことで、キャラクタースキルのランク上限がアンロックされるので、どんどん仲間を強化できます。

 話の内容もオリジナルエピソードで、仲間のいろいろな表情や会話を見られて存分に堪能できます。キャラゲーとしての魅力も十分。

  • ▲キャラクターの設定を生かしたショートストーリーを楽しめます。こちらは「エルザの演技力ってじつは……」という設定を使ったエピソード。

絆会話

 一緒に戦闘したり、依頼をこなしたりすることで上がるキャラ同士の好感度。一定値になると、キャラ同士の「絆会話」イベントを見られます。ムフフとなる内容が多く、ツボをよく押さえているな、と。

 ただ「絆会話」が見られるだけでなく、絆ランクもあがり、そのキャラ同士の連携率がアップするなどのメリットも!

  • ▲ルーシィとジュビアの絆会話より。絆会話もオリジナルのものが多い。ただ、絡みの少ないキャラ同士は絆会話が発生しないことも(絆ランクは上がる)。
  • ▲絆ランクがあがると、戦闘で有利な効果を得ることができます。

ユニゾンレイド

 ユニゾンレイドは戦闘中に発生する、2人での強力な協力攻撃。一部のキャラ同士のユニゾンレイドは、通常のものでなく、特別な演出のユニゾンレイドになります。これも漫画やアニメであったエピソードから表現されているものがあったり(うろ覚え)、ニヤリとできるでしょう。

 ただ、「あのキャラとあのキャラの組み合わせて特別なユニゾンレイドにならないの?」というパターンもあったり……。そこはちょっと残念。

  • ▲ナツとグレイはもちろん特別。炎と氷の競演が美しい。
  • ▲ルーシィとジュビアのユニゾンレイドも特別版。2人+アクエリアスの絡みがイイネ!

目が惹かれる戦闘シーン

 戦闘はオーソドックスなコマンド選択方式のオーソドックスなシステムを採用しています。特徴的な部分は、敵フィールドが3×3の9マスになっているところ。

 そして魔法ごとに攻撃範囲が設定されているので、より効果的な攻撃範囲の魔法を使っていくのがセオリーになります。

  • ▲魔法によって、攻撃範囲が全然異なります。グレイの「氷欠泉(アイスゲイザー)」。範囲は横2マスだけど、どこに当たっても威力は高いです。
  • ▲こちらはグレイの「氷魔剣(アイスブリンガー)」。✖字に5マスの攻撃範囲がありますが、上(後方)に行くほど威力が下がります。

 また、こちらの攻撃で敵の位置をずらすこと(押し込んだり、引き寄せたり)ができるので、より複数の敵が効果範囲に入るように調整しながら戦うことも可能です。

 各種魔法も演出が良くて十分魅力的なのですが、やっぱり『FAIRY TAIL』の戦闘の華は「魔法連携」だと思います。フェアリーゲージがMAXになることで、仲間との魔法連携が可能になります。規定時間内にボタンを押していくだけですが、なんか飽きずに見ちゃいます。

  • ▲テンポよく連携を選んでいきます。キャラクタースキルを上げていくことで、連携の強化(種類が増えるなど)も可能です。

 そして魔法連携は威力が高い! 魔法単発攻撃ではなかなかダメージの通らない敵も、魔法連携なら大ダメージを狙えるのでどんどん使っていきましょう。強すぎるってくらい強い印象です。大技だしね、これくらいありかなと。

  • ▲「覚醒」した仲間がいるときに魔法連携を行うなど、特定の条件を満たすと、R1ボタンでユニゾンレイドに発展する場合もあります。
  • ▲魔法連携のトドメの一撃は「超魔法」に進化する場合も! 写真はマカロフですが、フェアリーグリッター(妖精の輝き)なんかも、ここで出てきます。

 難易度は、「Easy」「Normal」「Hard」の3つがあり、筆者は「Normal」で進めたのですが、それなりにサクサク進められました。ゲームに慣れていない原作・アニメファンの人にもいいバランスだったと思います。

 ただ、ギルドへの依頼を全部こなしてから進行すると、レベルが上がりすぎてちょっと簡単に感じるかもしれません。その時はいつでも難易度設定ができるので「Hard」にする選択肢も。

 そんなことを書いているのですが、筆者は普通に進行して5回くらい全滅しているので……歯応えも十分にあるかなと!(多少無茶して進んだシーンもありますが)

 もちろん、戦闘の演出OFFも、オート戦闘もあるのでご安心を!

移動がとにかく便利!

 広大なワールドマップを歩き回って、各所にある街やダンジョンを探索する、という感じの昔ながらの移動方式ではありません。地図上にある各拠点を選び、そこに移動するとフィールドマップに突入という感じ。

  • ▲全体マップ。ここからいろいろな場所に移動できます。
  • ▲「大平原」に入ったところ。フィールドの広さもほどほどです。奥のほうには何か強そうなオーラをまとった敵が……!?

 このシステムのおかげで、移動に無駄な時間がかからないのが好印象。それどころから、いつでもどこでも「方向キー↑」でエリア移動ができるし、街にいるなら「方向キー↓」で街中の好きなエリアに移動可能です(イベント時は無理)。移動に時間がかからないのがここまでノンストレスとは!

 そして、依頼などを受注したときや、キャラクターストーリーを進行しているときなど、地図上のどの拠点が目的なのか一目でわかります。迷子になることも、やるべきことを忘れてしまうこともない親切設計です。

  • ▲「!」マークは依頼。「トンカチ」マークは施設強化関係です。ここにはないですが、「本」マークはメインストーリーの進行。「★」マークはキャラクターストーリーと、一目で目的地が分かる超新設設計です。

気になった部分は?

 クリアまで楽しめたことは確かなのですが、気になった点もいくつか。

 会話時に画面左下に表示されるキャラクターの顔グラフィック。パターンが少ないので、会話の内容に表情があってなく、違和感を覚えることが多々ありました。キャラ重視の内容なだけに気になりました。

  • ▲ここの表情パターンの少なさはちょっとさみしい。

 街の住人のパターンの少なさも気になります。初めてマグノリアを歩いたとき、住人が数種類しかいませんでした。マグノリアの街の構造物がしっかりと作られているだけに、歩いていると非常に気になったものです。まあ、そのうち慣れちゃいましたが。

  • ▲町でよく見かける少女。

 同様に、敵モンスターの種類(モデリング)も少なかった印象です。そういった物量的な部分はやっぱり気になるかなと。

結局どうなの? 総評

 『FAIRY TAIL』ファンなら、ナツたちのいろいろな側面、新しいエピソードを見ることができるので、プレイの価値はあると思います。好きなキャラに水着を着せていろんなシチュエーションを楽しむのもいいですし、キャラクターストーリーなどを埋めていくのもありです。

  • ▲ジュビアの水着を楽しむ。もちろんフィールドや戦闘時に水着にすることも可能です。

 原作作品のあるゲームとしてのツボはしっかりと押さえていると感じました! そして、ゲーム初心者、ゲーム未経験者に対してのフォローがしっかりできています。本当に安心の親切設計。

 熱量の高いファンでなく、アニメを見ただけだったり、週刊少年マガジンで読んでて『FAIRY TAIL』は好きだったけど内容はうろ覚え、という人にもオススメできます。

 筆者としては、コミックを一気に読んだこともあり、記憶が曖昧なところが多かったのですが、イベントの度に「ああ、そんなことあった!」「ここ熱かったよなぁ」「ウェンディがんばった!」「やっぱジュビアはキャワキャワ」など、振り返りながら十分堪能できました。

 あまり寄り道せずにゲームクリアまで約25時間ほど。でも、これクリア後にあるエピローグがすごく長そうなんですが……、仲間になっていないキャラもまだいますし。

 まだプレイできていないけど、きっと物語クリア後も長く楽しめそうな予感がしています。

  • ▲余談ですが、ローディング中のこのシーン。ハッピーがナウローディングの文字を打つことができるので、ボタンを押してみてください。
  • ▲あと、ウェンディの戦闘勝利シーンには、妙に癒されます。こちらもぜひ見てください。

©真島ヒロ・講談社/フェアリーテイル製作委員会・テレビ東京 ©コーエーテクモゲームス

FAIRY TAIL

  • メーカー: コーエーテクモゲームス
  • 対応機種: PS4
  • ジャンル: RPG
  • 発売日: 2020年7月30日
  • 希望小売価格: 8,580円(税込)

FAIRY TAIL

  • メーカー: コーエーテクモゲームス
  • 対応機種: Switch
  • ジャンル: RPG
  • 発売日: 2020年7月30日
  • 希望小売価格: 8,580円(税込)

FAIRY TAIL(ダウンロード版)

  • メーカー: コーエーテクモゲームス
  • 対応機種: PS4
  • ジャンル: RPG
  • 配信日: 2020年7月30日
  • 価格: 8,580円(税込)

FAIRY TAIL(ダウンロード版)

  • メーカー: コーエーテクモゲームス
  • 対応機種: Switch
  • ジャンル: RPG
  • 配信日: 2020年7月30日
  • 価格: 8,580円+税