『ルートフィルム』著名人ゲームレビュー最終回はゲームアナリスト平林久和さん
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角川ゲームスは、7月30日発売予定のPS4/Nintendo Switch用ソフト『Root Film(ルートフィルム)』の、著名人ゲームレビュー第5回を公開しました。
以下、リリース原文を掲載します。
『Root Film(ルートフィルム)』著名人ゲームレビュー第5回公開のお知らせ
株式会社角川ゲームスは7月30日発売予定の角川ゲームミステリー最新作『Root Film(ルートフィルム)』の著名人ゲームレビューの第5回を公開いたしました。
いよいよ発売が直前に迫った角川ゲームミステリー最新作『Root Film(ルートフィルム)』。著名人の方々に本作をプレイしていただき、レビューを行う『Root Film(ルートフィルム)』に魅せられた5名の証言”の企画も、ついに最終回を迎えました。
そして、この企画のトリを飾るのは、ゲームアナリストとして多方面で活躍する平林久和氏です。以下は、平林久和氏のレビューとなります。
『Root Film(ルートフィルム)』著名人ゲームレビュー第5回:平林久和氏
昨年から対話型のマーダーミステリーゲームにはまっていて、数十本のシナリオを仲間と遊んだ。
情報を集めて推理して、犯人を当てるゲームはやはり楽しい。古くからあるミステリーゲームは、今もなお進化している。
ところで『ルートフィルム』を遊んでみたら、びっくりするくらい“本格ミステリー”だった。
公式サイトで流れるBGMから連想するホラーな感じ。箕星太朗さんがデザインしたキャラクターのかわいい感じ。……とは少し違った。骨太な謎解きゲームの印象を受けた。
日本語として定義が曖昧な“本格ミステリー”は英語にすると、その意味はしっくりくる。パズルストーリー(puzzle story)と言う。
『ルートフィルム』は演出でごまかすことをしない、よくできた物語のパズルだ。犯行現場の様子、土地の由来や歴史、登場人物の証言、証拠品の数々。これらをタイムラインに並べて犯人を探して追い詰めていくのが楽しい。
“フィルム”をモチーフにしているので、当然のことながら映画的表現技法が充実している。
物語の結末を“勝負”で決めるマックスモードは、いかにもゲーム的でおもしろい。
けれども『ルートフィルム』を遊んでいると、一冊の本にしてじっくりと読みたい、という欲求もわいてくる。
繰り返すが、そんな気持ちにさせる“本格ミステリー”だった。
©2020 KADOKAWA GAMES
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