本格戦術対戦バトル『VALIANT TACTICS』のゲーム性は硬派かつエキサイティング! されど恋愛シミュレーション要素もあり!?

セスタス原川
公開日時

 THINKGAMESより、PC用本格戦術対戦バトル『VALIANT TACTICS』が7月22日の正午頃に配信予定です。

 本作は、キャッチコピーで「本格戦術対戦バトル――簡単では、ない」と明言されるほど、プレイヤーの腕が問われる奥深いゲームシステムが特徴の1vs1の対戦ゲームです。

 本稿では、ゲーム内のストーリーやカードで描かれる世界観についてご紹介します。

舞台は動乱の時代を迎えた“マリウス帝国”

 物語の舞台は、大陸内でも有数の勢力を誇る“マリウス帝国”のトリル領。プレイヤーはそこに騎士団長に任命され、第三騎士団を率いることになります。

 “マリウス帝国”では騒乱の時代が終わり、束の間の平和な時間が流れていました。帝国内で国政に関する揉め事はあるものの、国同士の衝突もなく、兵を挙げての戦争とは程遠い状態です。

 プレイヤーは部下である指揮官たちともに日々演習に励んでいました。すると、そこに1本の伝令が届きます。その内容とは……。

 「帝都ノイ・スワール陥落……皇帝陛下崩御!」

 帝国内で反乱を起こした陣営が敵国と共闘し、帝都に攻撃を仕掛けてきたとの連絡。こうして束の間の平和は終わり、再び動乱の時代が幕を開けるのでした。

主要キャラクター

ヴァイン

 第三騎士団所属、ヴァイン・ハイトベルク千人長。窮地においては生き抜く為の分析力、決断力に優れた戦術家。

ディルク

 トリル州ファンベルク領、領主ディルク・フィーレンス。ヴァインとは帝都士官学校同期。

エカテリーネ

 トリル候オッテンの一人娘、エカテリーネ・ラ・トリル。一見とても優雅な貴族の姫君だが、その本性は冒険家気質のじゃじゃ馬姫。自ら騎士団の一員として戦いに赴く。

シャルロッテ

 皇位継承権14位、シャルロッテ・フォーゲン。地方外遊中に動乱が発生。帝都に帰還できず、トリル州に身を寄せる。

アーデルハイト

 トリル州レスタール領将軍、アーデルハイト・ブロッセン千人長。魔剣シュヴァルツエスンの使い手。

対戦の世界観はモードごとに変化

 本作の世界観は中世ヨーロッパ風の雰囲気で、帝国が大陸を支配しており、国同士、権力者同士がしのぎを削り合うような、ファンタジーよりは歴史シミュレーション作品に近いような硬派な描写が目立ちます。

 対戦モードの“スタンダード”でも、ストーリーの世界観とマッチした、騎兵や槍兵など人間の兵士のユニットが中心となり、まさしく“戦争”といった様子の戦いが行われます。

 一方で、もう1つのモードの“ヴァリアント”では、使用できるカードの種類が増え、人間の兵士に加えて、精霊やモンスターが登場し、これまでの世界観と一味違うファンタジックな戦いが楽しめます。


  • ▲対戦では、カードをピックアップしてデッキを作成し、それらを戦場に送り出し、指示を出しつつ戦います。対戦の詳細は別記事にてご紹介します。

 カードには、そのファンタジー感を盛り上げるかのように美しく、勇ましく、可愛らしいイラストが使われており、カードゲームとしてのビジュアル面にも注力された作品です。

副官と交流を深めると……?

 プレイヤーは騎士団長であり、その下には補佐を行う副官が配属されます。ゲーム中では、副官を5人のキャラクターから選択可能です。

 副官とは執務室で交流を深めることができ、親密度に応じてさまざまなエピソードが解放されていきます。この機能だけ見ると、まるでシミュレーションゲームをプレイしているかのようです。


 物語は帝国の動乱を描いた硬派なものですが、その反面キャラクターやカードのビジュアルはファンタジー色を感じられるものになっており、多くの方が受け入れやすいデザインと感じます。

 対戦中のモードに応じて戦いの世界観が変化する、という部分も面白い仕組みで、それぞれのモードで異なる雰囲気を楽しみつつゲームをプレイできます。

 そして、なぜか用意されている副官との交流という名の恋愛シミュレーション要素。シュールではありますが、これを目当てに始めてみるのもアリ……?

 次の記事では、本作のゲームシステムについてご紹介していきますので、そちらもぜひご覧ください。

※カード能力は開発中のものです。
© 2018 THINKGAMES Inc.

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VALIANT TACTICS

  • メーカー:THINKGAMES
  • 対応端末:PC
  • ジャンル:その他
  • 配信日:2020年7月22日
  • 価格:基本無料/アイテム課金

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