『ニーア リィンカーネーション』プレイレポート! ヨコオ節、爽快バトル、キャラの育成にどっぷり

サガコ
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 スマートフォンでの配信が予定されているiOS/Android用アプリ『NieR Re[in]carnation(ニーア リィンカーネーション』。ヨコオタロウ作品のファン待望となる本作、いよいよクローズドβテスト(CBT)もスタートするということで、期待が高まりまくっている方も少なくないハズ。

 今回、なんとCBTに先駆けてのメディア向け体験プレイに参加させていただくことができましたので、僭越ながらイチ赤目の端くれとして、ひと足お先にプレイした触感をレポートしていきたいと思います。

【ストーリー&キャラクター】伏字だらけの謎だらけ! ヨコオ節は健在です。

 この記事を読んでおられるファンのみなさんが最も期待している部分の1つが、物語やキャラクターなどの世界観部分ではないかと。かくいう私もその1人なのですが、端的に言って、この体験プレイでは「よくわからない」という印象でした……というより「敢えて何もわからないように隠されている」と書くのが正解でしょうか。

 だって見てくださいよ、このスクリーンショットを。

 大事なところがきっちりちゃっかり伏字にされているんだよ! いつもの感じだよ!! 「本サービスが始まるまで、極力ネタバレがないように」という運営さんのお心遣いと聞いているけれど……本当かい? 単純にヨコオさんお得意の○○○○○なんじゃないのかい? 本サービスのときも肝心なところが伏せ字だったりするんじゃないのかい? (ヨコオワールドに侵食されすぎて暴走する猜疑心)

 プレイヤーは“白い少女”を操作して“檻(ケージ)”と呼ばれる、遺跡のような謎の巨大建造物を探検していくのですが、少女は記憶を失っていることもあり、物語の輪郭はなかなか見えてきません。おまけに声まで失ってるし……いったい何があったのやら。

白い少女(声優:長江里加)

 檻で目を覚ました少女。“ママ”に導かれるまま、檻を探検することに。心優しく明るい性格だが、毎晩のように見る悪夢に苛まれている。首輪や包帯にはなんらかの謎が隠されているようだが……。

ママ(声優:原 由実)

 “ママ”を自称する不思議な生物。檻について何かを知っているらしく、記憶を失った少女を導いてくれる。自由奔放な性格で、景色を楽しんだり周囲の装飾にちょっかいをかけたりすることもしばしば。

 どうやらこの少女とママが、物語を牽引していくメインキャラになるようで。今のところ『ニーア レプリカント/ゲシュタルト』や『ニーア オートマタ』との明確な関連性を見出せるようなシチュエーションには遭遇していないのですが、いや、あるといえばあるような気もするんですが……チラッとバトルスタート時とかスキル使用時のエフェクトに出てくるのが天使文字だなーとか、あの人があの人じゃないけどどこかあの人っぽい気がするんだよなーとか、あるにはあるんですが、単なる考察に過ぎず、何ひとつ確証がないから何も語れない、というような状態です。

 正直に言うと、ものすごくモヤモヤしてます。謎だらけすぎて先が気になる……早くもヨコオさんの掌の上で踊らされている感じがするね!! するわ!! 

 断片的ではありますが、知り得た情報を羅列しておきますと。

・少女は声と記憶を失っている
・冒頭、少女が檻で目を覚ますと“ママ”と名乗る謎の存在がナビゲート役につく
・巨大な檻の階層を上がっていき、各所に立つ“黒いカカシ”を探していく
・“黒いカカシ”に触れると、武器に秘められた記憶(ウェポンストーリー)が展開
・ウェポンストーリーを読み進めつつ、歪んで結末の変わってしまったウェポンストーリーをあるべき形に整えるべく、要所で発生するバトルに挑む(バトルは高速にしたり、オートにすることもできる)
・バトルを制するとウェポンストーリーを獲得&ストーリーのレベルがアップ。さらにウェポンストーリーに登場した人物達でパーティが編成できるようになり、先に進むことができる
・道中には黒いバリケードが行く手を塞いでいる場面もあり、編成したパーティで戦って勝利すれば道がひらける

 めっちゃ駆け足ですけど、現状ではこんな感じです。

 語られるウェポンストーリーは総じてダークな展開。そんなの、伏字だらけの状態で読んでもわかります。ヨコオタロウ作品が好きな人にはツボな展開も多そう。平たく言うとウェポンストーリーをより食べやすく、親しみやすく、現代風に丁寧に調理したゲーム……ということになるでしょうか。

 個人的には、『レプリカント』や『オートマタ』で登場した武器(たとえば鉄塊とか鉄パイプとか)が本作でも入手できたりするとうれしいのですが、はたして。

  • ▲武器をどんどん収集していくと、何が起こるのでしょう。

【ゲームシステム】物語やガチャでキャラや武器を入手してパーティを編成&強化

 ストーリーと並んでプレイヤーが熱を込める部分になるのがキャラクターと武器の入手・育成。キャラも武器も、物語を進めていくことで一定数が加入&入手することができるようです。

 今回のプレイ範囲では“リオン/病弱の亡命者”、“ディミス/使い捨ての射手”、“フレンリーゼ/悔恨の狩人”という3人のキャラクターがパーティに加入しました。

  • ▲左からリオン、ディミス、フレンリーゼ。

 これらのキャラクターはあくまでバトルパートでお世話になるキャラであり、メインストーリーに関わってくるわけではなさそうです。

 メインストーリーでは少女を操作してママと一緒に檻を旅し、黒いカカシを探しながら、檻を踏破していきます。

 黒いカカシに触れることでスタートするウェポンストーリーでは、そのストーリーに登場する人物を操作して、短編になっているそれぞれの章をクリアしていきます。少女がカカシを探す→触れて、ウェポンストーリーをクリアする→次のカカシを探す→複数の章で構成されたひとつの武器のウェポンストーリーをすべてクリアすると武器と、そのウェポンストーリーに登場していた主要人物が手に入る→編成した彼らは、道中の黒いバリケードを攻略するときなどに活躍する……といった流れです。これまた駆け足な解説ですけども。

 なお、バトルパーティに編成できるキャラクターについては、ガチャで入手することが可能な模様。

  • ▲ヨコオさんやよーすぴさん(齊藤陽介プロデューサー)が事前にお話されていたとおり、本作にはガチャが搭載されていますよ。そりゃそうだ、うん。

 ガチャは基本的に3種類存在し、ジェムを消費して武器やキャラクターをゲットできる“プレミアム”、クエストを周回することで入手できるチケットで回せる“チャプター”、そして今回はまだ実装されていなかった“イベント(これはその名のとおり、リリースがスタートしたらなんらかのイベントガチャが催されると予想)”のラインナップになっています。

  • ▲ガチャの種類は画面左のほうにあるタグに触れることで選ぶことが可能。

 “プレミアムガチャ”では基本的に武器が入手可能。このガチャで手に入る武器は★2~★4まで存在し、特定の武器を入手するとそれに紐づいたキャラクターも連動してゲットできるようになっています。

  • ▲今回のプレイでは、私は★3の“救済の愛銃”をゲットできまして、連動して“ディミス/済世の射手”が仲間に加わることに!

 “ディミス/済世の射手”は、ストーリーで加わった“ディミス/使い捨ての射手”よりも★の数が多く、ステータスや初期限界レベルが高くなっています。ガチャ画面を見てみたところ、★4の“ディミス/無実の射手”なるバージョンもある模様。これはディミスだけではなく、リオンやフレンリーゼも同様のよう。なるほどなるほど、私をガチャの奴隷にする気だな!! よーし、負けないぞー!!(十中八九負ける)

  • ▲ガチャはやっぱりキャラ付きの武器を狙って回してしまいますね。ちなみに私は白(銀?)、黄色(金色?)、紫色のシンボル色を確認していますが、★4確定の虹色シンボルとかもあるのかな? 気になります。
  • ▲ガチャ開始時のトビラの装飾や、シンボル出現時のカメラアングルなど、多彩な演出が盛り込まれています。

 武器とキャラの連動性に関しては、同じくヨコオタロウさんが開発に携わっているiOS/Android用アプリ『SINoALICE -シノアリス-』と似ている部分も多いので、こちらを遊んでいる方はスッと理解しやすいかも。

 キャラや武器をゲットしたらパーティ編成しましょう。1つのパーティは3人編成となり、編成したキャラにはメイン武器、サブ武器、オトモ、メモリーをセットしてステータスをアップさせることができます。オトモかわいいよ、オトモ。

  • ▲編成画面。メイン武器は戦闘で攻撃時に使用するほか、サブ武器やメモリーでステータスをアップさせる形です。
  • ▲武器はレベル、およびスキルレベルの2つをアップさせることが可能。これを上げることでパラメータや戦闘中に発動できる固有スキルの使い勝手が上昇します!

 キャラのレベリング、武器や武器スキルのレベリングにはそれぞれ専用の素材が必要で、これを集めるために周回するのがゲームの基本的なモチベーションになってくるのかなと予想。

【バトル】ウェーブ制で進むバトル。オートモードが超優秀!

 最後はバトルシステムについて。本作のバトルは、出現した敵を撃破することで進行していくウェーブ制。各バトルごとに登場する敵は決まっており、すべて撃破できればクエストクリアとなります。

  • ▲出現した敵をすべて撃破していくのが基本。

 バトルには属性の概念が存在し、敵の弱点にマッチした属性の武器で攻撃すればより大きなダメージを与えることができます。

  • ▲弱点を突けば“WEAK”と表示され、与えるダメージが上昇!

 なお、各キャラは基本的にオートで戦ってくれるため、戦いはかなりスピーディ。プレイヤーは各キャラの武器スキル、およびキャラスキルが溜まった時、任意でこれを発動して戦況を有利に導いていくことが主な役割となります。

  • ▲キャラの顔アイコンがキャラスキル、その脇にある2つの武器アイコンが武器スキルを示しています。これの外枠が光ったらスキル発動可能の合図。

 連続で攻撃を繰り出してコンボを決めれば与えるダメージがアップしますので、スキルの発動タイミングは重要。ウェイトが短いスキルをガンガン使っていくのか、すべてのスキルが溜まったタイミングで一気に発動してコンボを狙うのか、戦略はプレイヤー次第といえそうです。

 ぶっちゃけたところAUTOモードを使用すれば、このスキル発動すら自動で行ってくれるようになります。周回プレイが捗る要素ですね(ちなみに倍速モードも存在します)。

  • ▲“AUTO”はスキルが溜まったらどんどん使用していくため、超爽快。ただ、プレイヤーが操作したほうがより細かくスキルを発動できるので、強敵とのバトルではプレイヤー操作のほうが有利になるかと。

 序盤ということもあって、ストーリーではそうそう苦戦することはありませんでした。手ごたえを求める人は、サブクエストの“ダンジョン”というカテゴリがかなり難易度が高そう(そのぶん、報酬もおいしそう)なのでお楽しみに。

  • ▲ちなみに、私も試しにダンジョンに挑んでみましたが、ボッコボコにされて早々に心が折れました。推奨戦闘力が段違いというか。ムズカシイヨ……。

【総括】ストーリーをもっと知りたい! シリーズ初心者でもバッチリ楽しめる? 

 今回プレイさせてもらったことで、ヨコオテイストあふれるダークな世界観と遊びやすいバトルが本作の大きな魅力だと感じました。少なくとも序盤では、シリーズの過去作を遊んでいないとわからないような事柄はなさそうなので、これまで『NirR』シリーズに触れてこなかった人でも問題なく楽しめるかと思います。

 私個人としては、シリーズに登場したキャラや武器が入手できるようになればうれしいなあ……などと考えつつ、本サービスの開始を楽しみに待ちたいと思います。

 そして、触れないわけにはいかないのがサウンドの美しさとすばらしさ。本作もこれまで同様、岡部啓一さん率いるサウンドクリエイター集団・MONACAの皆さんが、とても素敵なサウンドを作り上げてくれています。

  • ▲本作のサウンドは、あまり主張しすぎることなく物語やバトルを盛り上げてくれる印象。どの曲もシーンごとのビジュアルにピッタリでシビレます!

 キャラクターのモデリングやモーション、埃っぽい空気感まで伝わってくるようなグラフィックへのこだわりもものすごい! このレベルのゲームがスマホで遊べちゃう時代になったか……。ユーザーインターフェイスもオシャレで雰囲気があります(いつもどおり文字も小さい!)。

 ちなみに、今回の体験プレイでは残念ながらまだボイスが収録されていなかったのですが、実際はシナリオのすべてがフルボイスになるとのこと。そのあたりの演出は本編リリース時のお楽しみですかね。

 いよいよCBTが実施されるということで、サービス開始までの道のりが見えてきた感もある本作。私としても、今回の体験プレイでますますリリースが楽しみになりました。シリーズ処女作のバージョンアップ版となる『NieR Replicant(ニーア レプリカント)ver.1.22474487139...』の開発も進んでいると思いますし、シリーズの今後の展開に期待を高めつつ。それでは、今回はこのへんで!

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