恐竜が暮らす島で最恐サバイバル! 名作オープンワールド『ARK:Survival Evolved』の魅力を紹介

hororo
公開日時

 『ARK:Survival Evolved(アーク:サバイバル エボルブド)』がスパイク・チュンソフトから発売中です。

 『ARK:Survival Evolved』は、謎の島に漂着したプレイヤーが、裸一貫の状態で周囲の素材から道具を作り、生き延びて謎を解いていく、オープンワールドサバイバルアクションです。

 発売してから3年近くが経過した作品ですが、マルチプレイの人気の高さや、発売後に展開されたダウンロードコンテンツの影響により、今でもなお根強い人気を誇るタイトルとなっています。

 特に最近は、VTuberなどが本作を取り上げることもあって、人気が再燃しているといってもいいでしょう。本記事では、まだ本作を未体験のプレイヤーに向けて、その魅力を紹介していきます。

恐竜のいる世界の恐ろしさを体験できるサバイバル!

 まずは“オープンワールドサバイバルアクション”というジャンルについて、説明しましょう。

 基本的にプレイヤーは、何も持たない状態で未知の環境に投げ出されるところからスタート。現地で木を切り倒したり、石を削ったりしながら道具や住居を作り、生き抜いていく……まさにサバイバルすることそのものがゲームのテーマとなっています。

  • ▲生肉などはそのまま食べるとお腹を壊してしまうので、加熱しなければなりません。

 ほとんどの作品に飢えやのどの渇きといった要素が存在し、食料や水などを積極的に探さなければ、いずれ死を迎えてしまうのも特徴のひとつ。もちろんゲームなので死んでも復帰できますが、その時に持っていたアイテムや装備品は、死んだ場所に落としてしまう作品がほとんど。

 生き延びるための資源を確保するには、危険に満ちた領域に足を踏み入れねばなりません。未開の土地を冒険する際の緊張感や、食料や水が見つからない時の焦燥感などが独特な魅力となり、世界中に多くのファンを持つジャンルとなっています。

 スパイク・チュンソフトは、ここ数年でさまざまなオープンワールドサバイバルアクション作品のローカライズを手がけており、国内においてもこのジャンルは一定の知名度を得たと言えるでしょう。

 『ARK』はその第一弾のタイトルであり、ゲーム内に多くの恐竜が登場し、サバイバルに緊張感を与えているのが特徴です。

  • ▲本作における恐竜のように、このジャンルの作品は生身では勝つことが難しい敵を用意することで緊張感を高めていることが多い印象です。

 『ARK』では、プレイヤーが謎の無人島で目を覚ますところから始まります。手首には謎の機械が埋め込まれており、自然豊かな島にあっては違和感でしかない、謎の尖塔“オベリスク”がそびえ立つ、異様な世界です。この島でどうにか生き延び、謎めいた世界の秘密を探ることがゲームの目的となります。

 本作にはていねいなチュートリアルがないため、最初は食料を取ることや、簡単な衣服を用意すること、住居を作ることにすら苦労するかもしれません。しかし、この“自分でいろいろ試して学んでいく”というのは、オープンワールドサバイバルにほぼ共通する要素のため、何もわからない状態で放り出された主人公との同調を強める意図があるのでしょう。

 そして『ARK』の島には、さまざまな動物が生息しています。特に、古代の地球に生息していた恐竜たちが生き生きと動くさまは、間違いなく本作の見どころです。ティラノサウルスやトリケラトプス、プテラノドン、イクチオサウルスなど、多くの生き物が登場!

  • ▲恐竜に憧れた人であれば、登場する恐竜のラインナップを見るだけで高揚するはず。まぁ、肉食恐竜はこちらに襲いかかってくるのですが……。

 恐竜は足が速いうえにどう猛なため、装備が不十分な状態での出会いは、死を意味します。おまけに夜はたいまつがなければ少し先も見えないほどの暗闇が訪れて、動くことすらままなりません。「もしこんな状態で何かに襲われたら……」という、命の危険から来る恐怖感すら覚えるほど。

 幸いなことに、死んでしまってもキャラクターのレベルなどは引き継がれるため、まったくイチからの再スタートということにはなりません。そのため、ある程度安全な場所に拠点を作り、その周辺を探索して資源を集め、よりいい装備を整えて行動範囲を広げる……という流れが基本になります。

恐竜をテイムしてパートナーとして連れ添える、唯一無二の喜び

 島に生息する生物のほとんどをテイム(飼いならす)ことができるのも本作における魅力のひとつ。現代でもさまざまな動物が人間とともに暮らしていますが、残念ながら生きた恐竜を見ることはかないません。しかし、『ARK』の中であれば、彼らとともに生き、そしてともに冒険をすることが可能なのです。

 ゲーム的な視点で見た場合にも、恐竜をテイムすることには大きなメリットがあります。例えばティラノサウルスに代表される肉食恐竜はボディガードとしてうってつけですし、トリケラトプスなどの草食恐竜は、ベリーなどの資源集めを得意としています。このように、恐竜のテイムは冒険を安全・快適に行うための近道にもなるのです。

  • ▲プテラノドンなどの翼竜はその背に乗って飛び立てば移動がラクに。大型のサメ・メガロドンなどをテイムすれば、水中を素早く移動できます。

 恐竜をテイムする場合、まずは麻酔矢などを使って恐竜を眠らせなければなりません。そのスキに好物となる食べ物を与えて、一定時間が経過すると、晴れてテイム完了となります。

 しかし、何事も一筋縄ではいかないのがオープンワールドサバイバルアクション! テイム中の恐竜は無防備なため、万が一近くに肉食恐竜がいた場合は、抵抗できずに襲われてしまうのです。つまり、テイムが完了するまで、対象の恐竜を守り抜かねばなりません。

 ちなみに、テイムに必要な時間は恐竜ごとに異なり、強力な恐竜ほど長くなっていきます。リアル時間で数十分必要になるケースもありますが、このあたりの設定はシングルプレイの場合はプレイヤーが自由に変更できるため、自分のプレイスタイルに合わせて変更も可能です。

  • ▲小型の生物はテイム時間も短く、序盤の相棒にうってつけ。生物にもレベルがあり、育ててレベルを上げることもできます。

 また、本作は最大70人が同時に参加できるマルチプレイサーバーも開かれています。サーバータイプはPvEとPvPの2種類が用意されていますが、対人戦を遊びたいという気持ちがなければPvEサーバーがオススメ。PvEならば、他のプレイヤーの存在が脅威にならないため、ちょっとしたオンラインゲーム気分で遊べます。

 PvPサーバーは、プレイヤー同士で血で血を洗うヒリヒリとした対戦を楽しみたい人向け。理不尽な殺されかたをしても仕方がない世界となっていますので、遊ぶ時は相応の覚悟をして臨みましょう。

 なお、セーブデータはサーバー依存となるため、イチからのスタートとなります。どちらのサーバーでプレイするにせよ、マルチプレイにはシングルプレイとはまた違った魅力があるので、ぜひ試してみてください。

まったく異なる世界で新たな生活を楽しめるDLCにも注目!

 本作には、ダウンロードコンテンツ(DLC)が用意されています。

 ベースとなる『ARK』では、過去地球上にいた生物たちがメインでしたが、DLCではファンタジックな生物や機械生命体など、生物のテイストも幅広くなっているのが特徴。もちろんテイムできるので、気になった方はぜひDLCもプレイしてみてはいかがでしょうか。

『ARK:SCORCHED EARTH』(価格:2,420円)

 砂漠と荒野がテーマのDLC。昼夜で寒暖差が激しく、温度対策がより重要になります。高い断熱効果を持つ日干しレンガ・アドベによる建築なども可能になる他、巨大なムカデのような生物・デスワームなど、実在しない生物も多数登場します。

『ARK:ABERRATION』(価格:2,420円)

 日の光が届かない地下世界が舞台。体に発光器官を備えた生物や、巨大なキノコなど、独自の生態系が築かれています。2点をワイヤーでつなぎ、その間を移動できるジップラインや、新たな照明器具グロースティックなど、便利なアイテムが増加しています。

『ARK:EXTINCTION』(価格:2,420円)

 『ARK』の世界観の核心に迫るDLC。失われた文明の跡がいたるところに垣間見える、荒廃した地が舞台となります。自我を持たない機械たちが徘徊しているだけでなく、これまでにない巨大な生物なども登場。プレイヤーが、巨大なロボットに乗ることもできます。

『ARK:Survival Evolved シーズンパス』(価格:5,500円)

 上記の3つのDLCをセットにしたもの。『ARK』の魅力にガッツリとハマった人には、お得なコンテンツです。

『ARK:Genesisシーズンパス』(価格:4,290円)


 現在展開中の、新しい『ARK』の一連のDLC。シーズンパスとなっていますが、この『GENESIS』シリーズは連作になる予定で、単品売りは現状されていません。SF・ファンタジー色ともに強く、さまざまな表現もパワーアップした“新しい『ARK』の世界”を探検できます。

 発売当時も、恐竜のインパクトの大きさと過酷なサバイバル環境、技術を発達させれば銃が使えたり、ドラゴンなどのファンタジー生物も登場したりといった、いい意味での“はっちゃけぶり”から話題をさらった本作。まだプレイしたことがない人は、ぜひこの機会に遊んでみてください!

© 2017 Studio Wildcard. ARK: Survival Evolved is a trademark of Studio Wildcard. Created and developed by Studio Wildcard, Snail Games, Efecto Studios, Instinct Games, and Virtual Basement.

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

ARK: Survival Evolved

  • メーカー: スパイク・チュンソフト
  • 対応機種: PS4
  • ジャンル: アクション
  • 発売日: 2017年10月26日
  • 希望小売価格: 6,800円+税

ARK: Survival Evolved(ダウンロード版)

  • メーカー: スパイク・チュンソフト
  • 対応機種: PS4
  • ジャンル: アクション
  • 配信日: 2017年10月26日
  • 価格: 7,344円(税込)

関連する記事一覧はこちら