『Marvel’s Avengers(アベンジャーズ)』はヒーローをとことん育成可能!? ベータプレイレポート
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スクウェア・エニックスから9月4日にリリース予定のPS4/Xbox One/PC用『Marver's Avengers』。読んで字のごとく、アイアンマンやキャプテン・アメリカなどで有名なマーベルコミックスのヒーローたちが集結する“アベンジャーズ”の活躍を描くアクションゲームです。
日本においても“アベンジャーズ”シリーズの映画は知名度も高く、アメコミに詳しくなくても、名前は聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。
ちなみに、本作は映画版アベンジャーズのゲーム化ではなく、コミックを中心にベースが作られており、ゲーム独自のオリジナルの物語が描かれます。映画シリーズとの物語の関連性はないため、映画を未見の人でも問題なく楽しめるでしょう。もちろん映画を観ておくことで、ヒーローたちがどのような人物なのかを知ることができるので、本作をより楽しめると思います。
そんな本作ですが、8月頭にメディア向けのベータプレビューが配信され、ひと足先に本作に触れることができました。今回の記事では、ベータプレビューに触れて感じた本作の魅力をお届けします。
なお、現在日本でアナウンスされている本作の対応ハードはPS4/PS5/Xbox One/Steam/Stadiaとなっていますが、9月4日に発売されるのは日本で発売済みのハードのみとなります。しかしPS4版を購入していると、PS5版へのアップグレードが無料で提供されるとのことです。
個性的なアベンジャーズの面々を動かせる楽しさ
冒頭でも少し触れたように、アベンジャーズといえば個性豊かなヒーローたちが集っているのが最大の特徴。公開されているヒーローでは、キャプテン・アメリカ、アイアンマン、ブラック・ウィドウ、ソー、ハルク、ミズ・マーベルといった有名どころが勢ぞろい! ベータプレビューでも、彼らをひと通り使用できました(キャプテン・アメリカとソーは特定ミッションで一時的に操作可能)。
アクションも全員が各々の個性を生かしたものになっており、同じゲームとは思えない操作感の違いは、まさにアベンジャーズといった感じ。
例えばキャプテン・アメリカは、彼のシンボルとも言える円盤状の盾をブーメランのように投てきし、複数の敵を同時に攻撃できます。ド派手なエフェクトをともなう攻撃などはありませんが、この堅実かつ安定した戦い方こそ、「まさにキャップ!」という感じ。
アイアンマンは、空中を自在に移動し、ガントレットから発射されるリパルサーレイで遠距離攻撃も行えるなど、縦横無尽な活躍ができるようになっています。遠距離攻撃は強力ですが、エネルギーも消費してしまいます。エネルギーは近接攻撃などで回復するため、遠近織り交ぜた戦い方が必要になっていて、なかなかテクニカルかつ楽しいキャラになっていました。
ハルクは巨体と怪力を生かした戦いかたを得意とし、敵をつかんで武器として振り回したり、両手を打ち合わせた衝撃で周囲を吹き飛ばす“サンダークラップ”など、破壊をまき散らすバトルスタイルが爽快!
どのヒーローも独自の強みがあり、モーションも個性が現れています。このあたりは、映画化されているヒーローはその作品の動きも取り入れているのでしょう。「あ、この動き見たことある!」というものも多く、各ヒーローの“らしい”動きは、プレイしていてとても気持ちのいいものです。
アイアンマンのエネルギーのように、ヒーローは独自のシステムを持っていることも多いため、特定のヒーローを使い込むことで上達する、といったアクションゲーム本来の魅力というのも感じました。
製品版ではもっと多くのヒーローが使えるようになっていくらしいので、お気に入りのヒーローを使い込んで、格好よく立ち回れるように練習したくなりますね。
スキル強化やギアの収集など、ヒーロー育成の奥深さ
ミッションで獲得できるアイテムや、報酬としてもらえるアイテムにはギアやアーティファクトといった品が含まれています。これはいわゆる装備品で、ヒーローに装備することで、さらにヒーローを強化できるもの。
本作にはRPG的な側面もあり、ヒーローのレベルや装備品の質によって変動する“パワー”の値を上げていくことも、ゲームの目的の1つ。各ミッションには推奨パワー値が設定されており、この値より操作ヒーローのパワーが低い状態で出撃すると、かなりの苦戦を強いられてしまいます。
そのため、手に負えるミッションでギアを集め、ヒーローを強化していくことになるのですが、このギア収集がハクスラ的なトレジャーハント要素になっており、なかなかクセになりそうです。
おそらくストーリーを進めるだけなら、手に入ったパワー値の高いギアを装備していくだけで事足りるとは思いますが、レアリティの高いギアにはスキルの性能アップや、攻撃への耐性の向上といった、さまざまなバフが付いているため、ひと通りストーリーを進めたあとは装備掘りをするのも魅力的な要素となるでしょう。
また、各ヒーローは独自のスキルを持ち、レベルアップ時に入手するポイントを割り振って多彩なアクションを解放していくことができます。ベータプレビューでもそれなりの数が用意されていましたが、実際はさらに多くのスキルがあるとのこと。
ギアやレベル、スキルポイントはヒーローごとに個別になっていたので、いろいろなヒーローを育てようとするとなかなか大変かもしれませんが、「特定のキャラをとことん強くしたい!」という楽しみかたは、育成ゲームに通じる魅力があります。
協力プレイはまさに“アベンジャーズアッセンブル”!
本作で遊べるミッションは、内容ごとにいくつかの種類に分けられています。多くのミッションは、シングルプレイはもちろん、オンラインを通じて他のプレイヤーと協力して挑むことも可能です。
なかでも“ウォーゾーン・ミッション”と呼ばれるもの形式のものは、マルチプレイを推奨される歯ごたえのあるミッション。めまぐるしく変わるシチュエーションのなか、チームメンバーとともに大量の敵とのバトルが楽しめます。
ヒーローを扱ったゲームなので、超人のパワーで押しきれるのだろうと高をくくっていましたが、これがなかなかに難しい……! 押し寄せる敵の攻撃を受けるとコンボが止まってしまうだけでなく、ひるまない敵や遠距離攻撃をしかけてくる敵、ブロック不能攻撃を多用してくる敵など強敵が多く、ただ突っ込んで戦うだけではジリ貧になっていくという状況! これは確かに協力プレイ推奨との言葉にもうなずけます。
なお、各ミッションに出撃する際に難易度を選べるため、クリアできそうなものから挑むこともできます。絶対に難しい戦場に放り込まれるというわけではないため、ご安心を。
マルチプレイ推奨ということですが、AIが操作するキャラクターを連れて1人で遊ぶこともできます。適正パワーのミッションであれば、AIの仲間でもなんとかなる感じはしましたが、やはり人が操作しているほうがお互いをカバーし合えるという意味でプレイはしやすく感じました。それぞれのヒーローの個性を生かして連係するのは、「これぞアベンジャーズ!」という感じで、プレイしていて楽しかったです。
ベータプレビューを通して感じたことは、ヒーローたちを動かす楽しさはありつつも、自分でプレイする楽しさを残しているアクションの骨太さでした。
ヒーローの特性を生かした立ち回りをしないと、敵の強力な防御を打ち破れないという仕組みも多く、いかにそのヒーローに成熟し、戦い方を把握できるかという部分が重要となりそうです。そのうえで、ギアやアーティファクトといった装備品でヒーローを強化し、少しずつ敵を圧倒できるパワーを手に入れていく……そんなデザインとなっているように感じました。
マーベルヒーローファンはもちろん、徐々に強くなっていく感覚を楽しみたい人、アクションゲームが好きな人など、多くの人が楽しめる、広い受け皿を持つ作品だと思います。
PS4限定とはなりますが、8月7日からは予約者向けのベータプレビューも順次行われるため、記事を読んで気になった方はぜひダウンロードして遊んでみてください。
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『Marvel's Avengers(アベンジャーズ)』公式サイトはこちら
『Marvel's Avengers(アベンジャーズ)』公式ツイッターはこちら
Marvel’s Avengers(アベンジャーズ)
- メーカー: スクウェア・エニックス
- 対応機種: PS4
- ジャンル: アクションADV
- 発売日: 2020年9月4日
- 希望小売価格: 7,980円+税
Marvel’s Avengers(アベンジャーズ)
- メーカー: スクウェア・エニックス
- 対応機種: Xbox One
- ジャンル: アクションADV
- 発売日: 2020年9月4日
- 希望小売価格: 7,980円+税
Marvel’s Avengers(アベンジャーズ)
- メーカー: スクウェア・エニックス
- 対応機種: Windows
- ジャンル: アクションADV
- 発売日: 2020年9月4日
- 価格: 7,980円+税