『じんるいのみなさまへ』レビュー。カワイらしい女の子がサバイバルするゆるめの世界観が心地いい

カワチ
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 6月27日に日本一ソフトウェアから発売されるPS4/Nintendo Switch用ソフト『じんるいのみなさまへ』のレビューをお届けします。

 本作は、荒廃した秋葉原を舞台に、仲睦まじい女の子たちによる、女の子だけのゆるいサバイバル生活が楽しめるアドベンチャーゲームとなっています。

 そんな本作のレビューをライターのカワチがお届けします。

少女たちのゆるやかな日常が楽しい!

 観光のために秋葉原にやってきたものの、なぜか街は荒廃しておりサバイバル生活を強いられることになってしまった5人のヒロイン。本作では見た目も性格も異なる少女たちが、それぞれの長所を生かして荒廃した街を生き抜く姿が描かれます。

 プレイしてまず新鮮に感じたのが、電気街として栄える秋葉原がボロボロに崩壊しているところ。無人島でサバイバルをする作品は多いですが、なじみの場所でサバイバルすることになるのはこれまでにない感覚です。

▲電気街として賑わう秋葉原が荒廃した街に。

 お店が実名で登場することはないですが、秋葉原の再現度は高く見覚えのある建物がたくさん登場します。本作の開発を手掛けるのが秋葉原が舞台のゲームをこれまでに手掛けてきたアクワイアさんだけあり、街の造形には違和感がありませんね。

  • ▲建物はボロボロですが、ちゃんと元ネタは分かるようになっています。

 また、サバイバルというと過酷なイメージがありますが、本作は基本的にゆるふわな雰囲気で物語が進んでいくので、日常系アニメを見ているような感覚でゲームを楽しめます。そのため、「ゲームでもやろうかなぁ。でも疲れているから重いストーリーは嫌だな」というテンションの時でも安心してプレイできます。

 なお、物語を進めると秋葉原が荒廃した理由もしっかり明らかになっていくので、その点にも注目です。

 キャラクターデザインを春夏冬ゆうさんが務めるヒロインは、見た目がカワイイうえに、個性的な子ばかり。そんな彼女たちが、サバイバル生活を通じて絆を深めていく……イチャイチャするシーンには思わず顔がほころびます。

▲サバイバルだけでなく、女の子たちの百合シーン満載でドキドキ。

 個人的に好きなキャラクターは菓子永里那(かしえりな)。世界が荒廃した状況でもソーシャルゲームのログインボーナスを気にするようなマイペースな女の子で、思いついたものをそのまま出すような適当な発言ばかり繰り出すのでおもしろいです。

  • ▲永里那の独特な言い回しがクセになります。

 あとは、体育会系の小松和海(こまつかずみ)もポイント高し! 彼女は力仕事を率先して行うので、すごく頼りに感じます。そのうえで、畑仕事の際には知識のあるところを披露してくるため、そこも魅力となっています。

  • ▲サバイバル生活で頼りになる、アウトドア派の和海。

少しずつ文明的になっていく生活に感動!

 拠点となるホテルには最低限の食料しか残っていないので、街を探索して食料を集めていくことに。無人のお店や同人ショップを調べるとレシピを手に入れることができ、素材とレシピがあれば料理を作ることが可能。最初は簡素なものしか作れませんが、だんだんと凝った料理を作れるようになっていくのが楽しいです。

▲単純なものから、チョイ足ししたアイデアメニュー、凝ったものまで、レパートリーは多数。思わずお腹が減る!?

 最初はどんぐりなどしか採ることができませんが、ストーリーを進めると釣り竿や罠をゲットでき、魚や肉を獲れるようになって料理の幅が広がっていきます。

  • ▲道具を使い、新たな食材を入手! 1つの新要素で連鎖的に物事が動いていきます。

 料理を食べると調査に必要な時間が減るというメリットがあるため、作れる料理の数を増やしていくと探索がスムーズになります。この料理と探索を繰り返しながら物語を進めていくのが本作の基本の流れとなっています。

  • ▲探索の効率が上がるため、料理を食べるのは重要です。

 荒廃した秋葉原を探検するというテーマは画期的でおもしろいうえに、やることがわかりやすいため、サバイバルゲーム初心者でも遊びやすいかと。逆にアイテムのリソースが大好きという人には少し物足りないゲームシステムかもしれません。

 また、操作性については少し気になるところがありました。地図に現在地が表示されていなかったり、移動の多くで使うダッシュがR1ボタンを押していないと行えなかったり……改善によってかなり遊びやするため、アップデートでぜひ改善していただきたいです。

  • ▲魅力的な百合ゲーの要素をシンプルに楽しめるのはいいのですが、個人的には肝心のゲーム部分がもう少し楽しいとさらによかったです。

 ゲーム部分でややシンプルな要素もありますが、世界設定やカワイらしい女の子同士の百合要素など、わかりやすい特徴があるタイトルなので、気になった人はさわってみては?

(C)2019 Nippon Ichi Software, Inc.

じんるいのみなさまへ

  • メーカー: 日本一ソフトウェア
  • 対応機種: PS4
  • ジャンル: ADV
  • 発売日: 2019年6月27日
  • 希望小売価格: 6,980円+税

じんるいのみなさまへ(ダウンロード版)

  • メーカー: 日本一ソフトウェア
  • 対応機種: PS4
  • ジャンル: ADV
  • 配信日: 2019年6月27日
  • 価格: 6,980円+税

じんるいのみなさまへ

  • メーカー: 日本一ソフトウェア
  • 対応機種: Switch
  • ジャンル: ADV
  • 発売日: 2019年6月27日
  • 希望小売価格: 6,980円+税

じんるいのみなさまへ(ダウンロード版)

  • メーカー: 日本一ソフトウェア
  • 対応機種: Switch
  • ジャンル: ADV
  • 配信日: 2019年6月27日
  • 価格: 6,980円+税