『ワールドウォーZ』大量のゾンビを相手にエイム力を上げられるか？【綾那のゲームに夢中】

※『WORLD WAR Z』は、CERO Z（18歳以上のみ対象）のソフトです。
※18歳未満の方は購入できません。

　さまざまなゲームを遊び、愛するゲーマー女優である綾那さんのゲームコラム“綾那のゲームに夢中”の連載第36回をお届けします。

　皆さんは、エイム得意ですか？　エイム（銃の狙い）の腕を上げるべく、最近FPS（ファーストパーソン・シューティングゲーム）やTPS（サードパーソン・シューティングゲーム）ゲームで修行中の綾那です。

　今年の目標に“エイム力を上げる”ということを掲げているのですが、相変わらずのポンコツ。どんなうまい人も最初はヘタっぴだったと思うので、いつかうまくなると信じ、今は黙々と銃を撃つ日々です。

　さて、今日書かせていただくゲームは『WORLD WAR Z（ワールド・ウォーZ）』。とてつもない量のゾンビが超高速で走ってくるTPSゲームです。

　私はまず映画の『ワールド・ウォーZ』を見て「こんな足が速くてアクロバティックなゾンビ、見たことない！　ヨタヨタと歩くのがゾンビじゃないのか!?」とゾンビの概念を覆させられ、その時に「そういえばこの作品、ゲームでも出ていたんだよな……」とハッとし、ゲームにも興味が湧いたわけです。

　映画通りなら100m走10秒きりそうな脚力のゾンビたちとやりあうことになる。

　しかもそれが超大量！　ただの大量ではない、“超大量”にです!!

　考えただけでもおぞましくてゾクゾクするじゃないですか……予想通り、第1ステージから楽しませてくれましたので、紹介していきます。

ダッシュで迫ってくるゾンビに恐怖

　初っ端のゾンビから、映画のゾンビのようなダッシュで襲ってくる恐怖。

　想像していた以上に動きが速くて、エイムが定まらず、一旦肉弾戦で突っ込んで痛い目に見たのはいい思い出。

　それでも最初はゾンビの数は“チラホラ”という感じなのですが、途中途中でゾンビが大量湧きしてくるのでスポット“スウォーム”があるんです。

　ええもう、映画通りでした。

　嘘偽りなく大量のゾンビが荒波のように押し寄せてくる様を初めて見た時は、思わず笑ってしまうほどでした（笑）。

　私がアメリカ人なら「Oh...Shit...」と呟いていたことでしょう。

　しかしそのゾンビの群れを打ち崩すだけの重火器と防衛アイテムがこちらにはあるのです！

　ロケラン（ロケットランチャー）、高電圧フェンス、有刺鉄線、設置型マシンガンなどを駆使して、迫りくるゾンビを一網打尽にする爽快感はたまらないですね！

　見ろ！　ゾンビがゴミのようだ！　とばかりに築かれていくゾンビの山。

　そして弾や防衛キットの耐久値がなくなっても、止まることなく押し寄せてくるゾンビ。

　幸い弾は補充することができるので、弾切れでただ死を待つ……ということがないのは助かります。どのゲームでも弾切れを起こして白目むいているのが“私の常”なので。

　ただ、難易度があがると補充できる弾数も限りがあるようになるとか……。なんということでしょうか！

　回復アイテムのメディキットや武器、グレネードなどの装備品は全員共通なので早い者勝ちです。

　遠慮していると命にかかわってきますが、強力な装備品を使えるクラスに渡したほうがいいケースもあります。そのため、仲間がどのクラスで、どんなスキルを持ち得るのかを把握しておくのは大事ですね。

　そこまで考えてても、数の暴力でピンチになる場面の方が多いのです……。

　時には仲間を見捨てないと、自分までゾンビにたかられて巻き添え死くらう恐怖。また、移動中に置いてかれると死亡確率がグンと高くなるので、必死に仲間を追いかけておりました。

　通常のゾンビに加えて、やっかいなスペシャルゾンビが登場します。

　ガタイのいい重装備のゾンビ・ブル。吠えた後にタックルしてくるんですが、仲間が近くにいない時に捕まったら、死ぬまで頭を叩きつけられるのが最悪でした……。

　角待ちして飛びかかってくるやっかいラーカーも、助けてもらえないと終わりなんですよね。このゲームにおいて、拘束してくる系のゾンビは極悪なのである。

　あまり予備知識がない状態で始めた序盤は、初心者が何を選べばいいのか分からずにエクスターミネーターを選択していたのですが、やりながら調べていくうちにメディックは事故が減ることを知り、今はメディック中心で遊んでいます。

　装備品の“スティムピストル”は、自分や味方に防御バフをはれるクラス。味方が散り散りになりやすい場所や、大量のゾンビが迫ってくる場所で予めスティムピストルを撃っておくことで生存確率がかなり上がるのです。

　チキンな性格なので、こういうゲームでは後方から支援しているのが合うんですよね。全体を見る力も身に付きますし！

　ただ、最初はフレンドリーファイアがあると知らずに、めっちゃ撃って本当にすみませんでした……。

映画を見ているとより楽しめるステージ

　マップごとにストーリーがあり、ニューヨーク、エルサレム、モスクワ、東京、そしてダウンロードコンテンツのマルセイユという5カ所が舞台になっています。

　ただ、基本的には脱出することがメインの物語なので、そこまで気負ってストーリーを追いかけなくてもいいでしょう。

　むしろ大量のゾンビが目の前に迫っているのに、濃いドラマを描かれても「ちょっと待って！　ちゃんと聞きたい！　聞きたいけど敵がそこにッ……あー!!」ってなるのは目に見えてますし（笑）。

　マップは各国の特徴をおさえていいと思いますし、何より東京ステージがあるのが日本人としてうれしかったですね。

　海外の方から見た日本のクレイジーな描写があり、突っ込みどころ満載でしたが、個人的にはそういうところが結構好きなので楽しめました。Kimikoちゃん可愛い…！

　そしてエルサレムのステージは映画と似た所があり、先に映画を見ていた身としては感動！　もう一回映画を見たくなりました。

　ニューヨークはクラスのレベル上げに最適だったので、一番やったマップですね。ブンコが好きなので、ニューヨークをプレイする時には、彼女を選ぶことが多かったです。

　マップを覚えるのが苦手であるため、モスクワの“街への鍵”の2つ目のスウォームで、迷子になるのがつらかったです。どこから2階に上がるのか、どこに行けばいいのか……絶望しながらゾンビに襲われたり、仲間を助けられなかったり……。

　“心理戦”は神経ガスを起動させるために、ちょっとしたギミックがあるのがおもしろいですね。

　まだまだ練習と知識が足りないので、マルチプレイヤーモードに手が出せていないのですが（チキン）、プレイヤーだけを相手にするのではなく、ゾンビが襲ってくるようです。

　ルールは5種類あって、チームデスマッチ、旗取り、制圧、箱取り、ワクチンハントなどを楽しめます。操作にはそこそこ慣れてきたと思っているので、近々マルチデビューしたいですね。

　記事執筆時には実施されていませんが、新クラス“ドローンマスター”が追加された大型アップデートが行われています。復帰者や初心者の方がたくさんいると思うので、もしマッチした際はヨロシクお願いします！