“メカトロウィーゴ”ってなに!? 温かみのある世界観と高いカスタマイズ性が魅力のメカホビーを紹介

マスクド・イマイチ
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 ロボットキャラクターとして、さまざまな展開を行う“メカトロウィーゴ”について紹介していきます。

 皆さんは“メカトロウィーゴ”というホビーを知っていますか? ウィーゴはいろいろなサイズや素材で展開している、なんとも愛くるしいロボットなのです。

 今回はこのウィーゴについて、軽めのウィーゴ好きである私が紹介していきたいと思います!

  • ▲Tシャツにもなってます。お気に入りTシャツの1枚です。

ウィーゴ? 初めて聞いたぞ……という方に

 メカトロウィーゴは、モデリズムの3D造形家・小林和史さんがデザインし、2011年のワンダーフェスティバルにてガレージキットとして初めて販売され誕生したロボットキャラクターでした。その後、千値練ハセガワといったメーカーがウィーゴに魅せられて次々と商品化。今では完成品や、プラモデル、ソフビ、拡張キット、関連グッズなどが続々と発売されています。



そもそもウィーゴの世界観って!?

 ウィーゴは、武器を持ってバリバリ戦うロボットモノとは違った、ちょっと変わった世界観設定があります。

 小林和史さんの設定によるとウィーゴのベースになったのは、“メカトロ中部”社が1957年に作った“チューブ1号”というロボット。小林さんの作った設定では、日本初の搭乗用ロボットの総称“軽メカトロボット”として話題を呼んだものの、自動車産業が盛んになり、メカトロボットは発展していきませんでした……。

 そんな中、2010年に“メカトロ中部”社は児童用メカトロボットとして“メカトロウィーゴ”を開発。中には子どもが乗ることができ、重心移動で簡単に操縦ができるようになっています。子ども用に開発されたウィーゴは、今後どんな発展をしていくのか……というのが初期のウィーゴを取り巻く世界観。この“もしも”から派生する世界も魅力の1つですね。

  • ▲こちらはイベント時の様子。

 プラモデルのパッケージイラストは『日常』や『CITY』といったコミックで人気のあらゐけいいちさんが描いており、子どもたちの運動会に登場していたり、動物たちに囲まれていたりといった、温かみのあるイラストが世界観を広げてくれています。

ウィーゴの魅力

 ウィーゴの魅力というと、たくさんあるのですが、私が思うのはその愛くるしいフォルムと表情、そしてメタリックな質感(ダイキャスト製)、なんというのでしょうか……その“存在感”が一番だと思っています。

 我が家でもっとも種類が多いのは千値練の『35メカトロウィーゴ』ですね。値段がお手頃ですし、複数買ってワラワラさせたり、食べ物やイスといった他のミニチュアフィギュアと絡ませてウィーゴらしい雰囲気のスペースを作ったりするのが楽しいです。

 なんと“初音ミク”や“マジンガーZ”、“ヱヴァンゲリオン”とコラボしたウィーゴもあります! 元のキャラやメカをウィーゴに落とし込むのがうまくて、思わずこれらもポチポチと……コレクションが増えていきました。

 また、『12メカトロウィーゴ』も2種類ベッドルームの飾り棚に鎮座しています。『35メカトロウィーゴ』と比べると全高220mmの大型モデルとなっており、お値段も少し上がりますが、その分“モノ”を持っているという所持感がありますね。

 『35メカトロウィーゴ』と絡ませると、親子みたいに見えるので、気になったら1つ買ってみるのもいいと思います。カラーバリエーションも豊富なのが魅力的です。

カスタマイズ性の高さも◎

 ウィーゴは各パーツが取り外せるようになっており、同じサイズのウィーゴとパーツを付け替えることができます。

 その他、簡単に付けられるパーツの『ぱわーあーむ』なども発売されており、プラモデル版のカスタマイズ性がものすごく高いのも特徴ですね。色を塗り替えるのはもちろん、粘土やパテを使ってオリジナルの帽子を作ったり、しっぽを生やしたり……。

 上記の世界観をもとに妄想を練って、農業用ウィーゴや警備用ウィーゴなど、さまざまなウィーゴを考えてカスタマイズするのも楽しみ方の1つ。

 モデリズムさんのイベントや、海洋堂の主催するワンフェスなどでは、ファンの皆さんがカスタマイズしたウィーゴを並べて展示するイベントも行われています。その元が同じウィーゴとは信じられないような、ゴリッゴリのカスタムを施したウィーゴや、アイデア勝負のウィーゴなど、自由な世界観とファンの妄想によって生まれたカスタマイズウィーゴは見ているだけでも楽しいものです!


  • ▲写真は2017年に渋谷で開催された“メカトロウィーゴのひみつ展”の様子。世界の有名クリエイターのカスタマイズしたウィーゴや、カラーバリエーションが多数展示されていました!

そんな“ウィーゴ”がマンガになる!

 そんなメカトロウィーゴは、今年多彩なプロジェクトを展開していく予定。その1つとして、オリジナルコミック『万能変化メカトロウィーゴ』が講談社の“マガポケ”にて連載開始。描くのは新進気鋭の作家・山田悠作さんです。

 また、コミック連載始動に合わせて、ウィーゴをカスタマイズして遊べるダンスミニゲームアプリ『ダンシングウィーゴ』の配信や“カスタムアイデアコンテスト”なども開催される予定。


 ますます広がっていくかわいらしくもあったかいウィーゴの世界観に、この機会に触れてみてはいかがでしょうか? 私はまずは積んであったプラモを作ります!(笑)

株式会社千値練(センチネル):35メカトロウィーゴ 、12メカトロウィーゴ 、タイニーメカトロウィーゴ の企画/開発/発売元。
その他フォトコンテストや企画展、国内外でイベントを開催。メカトロウィーゴグッズなども製作している。
株式会社ハセガワ:プラモデル版 35メカトロウィーゴ、20メカトロウィーゴの企画/開発/販売元。

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