『バトオペ2』の進化は止まらない! 2年たっても新機体や新要素、イベントが豊富【レビューエクストラ】
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- ハム彦
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電撃オンラインのメンバーが、好きでやり込んでいるタイトルについて自由に魅力を語る“レビューエクストラ”。連載第4回は、現在”2周年大感謝祭”が実施されている『機動戦士ガンダム バトルオペレーション2(以下、バトオペ2)』のレビューをお届けします。
『機動戦士ガンダム バトルオペレーション2』
開戦から2周年を迎えた『バトオペ2』の歴史を振り返る
本作のもととなる『機動戦士ガンダム バトルオペレーション』は、PlayStation 3のゲームコンテンツとして、今から約8年前の2012年6月28日に開戦。そして、2017年の7月31日にサービスが終了しました。終戦時には多くのプレイヤーが、このゲームで遊べなくなること、そして入手した機体を二度と見ることも触れることもできなくなることに嘆いたものです。
自分もその嘆いた1人で、5年もの間、ほぼ毎日遊んできたゲームが急に遊べなくなるという喪失感。それは、長年飼っていた愛しいペットが亡くなってしまったような……。そんな、えもいわれぬ悲しみを感じたほどでした。その『バトオペ』ロスから約1年後の2018年7月26日。正式な続編『バトオペ2』として、PlayStation 4で新たな戦いの幕を開けたのです。ちなみに、このときのうれしさやワクワク感は、自分でも大人げないと思うほどハッスルしていたと思います。
ちなみに、開戦の数カ月前にはβ版をプレイすることができたのですが、ここで大問題が発生。自宅でワクワクしながら開戦を待っていたものの、いくらたってもプレイができなかったのです。インターネット接続を診断してみると、自宅のNATタイプがNAT3……。
そうです。NAT3ではPS4のネットワーク機能が制限される場合があるのです。しっかり告知されていましたが、自分がその重要なところを見逃していたんです(猛省)。翌日、集合住宅にもかかわらず、「ベランダから光回線をつなげさせてください」と大家さんに懇願。開戦当日にはちゃんとプレイできる環境を整えることができたのは、今となってはイイ思い出です。
『バトオペ2』の魅力とは
基本無料で遊べるうえに、PlayStation Plusに加入しなくても対戦&共闘プレイが楽しめるという間口の広さもあり、開戦から約1年後の2019年9月には100万、そして2020年の5月にはDL数が200万を突破。時間帯にもよりますが、つねに誰かしらが遊んでいるので、マッチングで長時間待つようなことはありません。
基本的なプレイ内容やシステムは、ほぼ前作と同じで快適……といえば簡単なことと感じるかもしれません。しかし、『バトオペ2』が現在の遊びやすいスタイルになるまで、それこそ前作から数えれば約8年もの間、開発陣がさまざまなシステムの改良、機体のバランス調整、マップの調整などなど、“どうしたらこれまで以上に楽しくなるか”を追求し、こまめなバージョンアップを何度も何度もしてくれた結果なのです。開発陣のみなさまには本当に感謝です。
個人的には、最近実装された”バトルシミュレーター”が大のお気に入りです。バトルシミュレーターには、新機体に試乗できる”TRIAL”、敵機体をバッタバッタとなぎ倒す”SURVIVAL”、巨大な敵機との激闘が楽しめる”BOSS”の3種類があります。
そのなかでも好きなのがSURVIVALとBOSS。新しく入手した機体のテストプレイにも最適ですし、なによりクリアしたタイムが残るので、つい記録を更新したく、何度もプレイしてしまいます。好タイムでクリアできると、達成報酬があるのもウレシイポイントの1つです。
機体の再現度と参戦機体数がものすごい
『バトオペ2』のすごさはシステムの改善だけではありません。ほぼ毎週、新たに追加され続けている機体にも注目です。前作の『バトオペ』に登場した機体は、宇宙世紀0079から0083に活躍したものがメインでした。しかし『バトオペ2』では、連邦やジオン陣営に属する機体以外に、エゥーゴ、ティターンズ、そしてネオ・ジオンに属する機体までもが開戦から2年目で多数参戦。前作からプレイしている自分としては、このままだと、どこまで機体が増え続けるのか、正直怖いほどです。
ちなみに自分は、ほぼ毎日『バトオペ2』をプレイしていますが、それでも入手できていない機体が多数あります……。前作も最後の最後まで所持することができない機体が何機かありましたし。サービスが開始されてから、使用できる機体は増え続け、そろそろ200種類になる勢いの本作。今週はどんな機体が参戦するのか? 更新される木曜日が毎週楽しみです。
どの機体も細部まで作り込まれているので、新しい機体を入手したら、TV作品ではあまり見ることができなかったところまでチェックしてみるのも本作の楽しみ方の1つだと思います。この、機体全体を自由な角度で見られるという感覚は、ガンプラを作って鑑賞する楽しみに近いかもしれません。とにかく、『ガンダム』シリーズに登場する機体が好きな人なら絶対にオススメできます。
ベースキャンプも見どころ満載
プレイヤーたちが集うベースキャンプ(ロビー)には、イベントごとにさまざまな装飾がされるのもポイントの1つです。ベースキャンプ内にいるNPCキャラとの会話も、季節やイベントなどで小まめに変化するので、戦いに挑む前に話しかけてみるのがオススメです。
ハロウィンのイベントでは、ベースキャンプの装飾までガラッと変化。クリスマスやエイプリルフールなどでは、「エッ!?」と驚くような会話が楽しめます。ほかにも、自分の誕生日にはお祝いメッセージも! とにかくバリエーションが多いので、こまめに話しかけてみてください。
ベースキャンプ内で動いているパイロットたちは、全員プレイヤーで会話をすることも可能です。しかし、何かをきっかけに会話をしなくても妙な連帯感が生まれることがあります。こういったところも本作の楽しいところ。ちなみに上の写真は、全員見知らぬパイロットたちです。なのにこの絶妙な連帯感! もう笑うしかありません。
ベースキャンプ内の施設も増殖中。一番新しい施設は“美容室”。ここでは最初に作った自分の姿を変えることができるようになりました(ビューティーチケットが必要)。美容室の前に立っている、セクシーなお姉さん、“ダーリヤ・サーハロヴァ”に話しかけると“性別”“ヘアスタイル”“フェイス”“身長”を変えることができます。
ちなみに、身長は160~180cmの間で2cm間隔で選択できますが、大きさを変えても戦闘時の当たり判定には影響しないので、自分の好きなサイズで楽しみましょう。
一期一会の戦いを満喫せよ!
自分は、つねに1人(ノラ)でプレイしていますが、それでも本作は十分に楽しめるゲームです。もちろんチームを組んで、「あの機体にジェットストリームアタックを仕掛けるぞ」なんて、仲間と会話をしながらプレイすれば、より楽しいんだろうなぁとは思います。
このゲームで重要……というか一番の醍醐味は、言葉も交わさないチームの仲間と一緒に連携攻撃を決めて、効率よく敵を撃破できたときの達成感だと思っています。敵と味方が1対1で戦っているところへ救出に向かい、相手の足を止め、その後救出した仲間と一緒に連携攻撃で敵を倒せたときの爽快感は格別です。1対1の戦いじゃ負けないといううまい人もいるとは思いますが、このゲームは基本的に1人で多人数を相手に無双できるようなゲームではありません。
ときにはチーム編成で、全員が支援機や強襲機を選択するような無茶な戦いをすることもあったり、全員がマップ全体にバラバラに散って戦い、大負けをすることもあったりしますが、毎回同じような戦いにならない、毎回違った戦いが楽しめるというのも『バトオペ2』ならではの魅力の1つです。
とにかく、このゲームで一番の留意すべき点は、“一緒に戦う仲間がイヤだと感じることはしない”ということです。それだけを注意して遊び、戦いで勝利できたら、必ず楽しめるハズ。『バトオペ2』は、今後も機体やマップ、ゲームのルールやベースキャンプの施設なども増えていくと思います。日々進化をし続けていますが、全然底が見えないところが本当にスゴイ! 基本無料ですし、『ガンダム』作品が好きなら迷わずに飛び込んで、遊んでみてほしい、オススメできる作品です。
(C)創通・サンライズ
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『機動戦士ガンダム バトルオペレーション2』公式サイトはこちら
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機動戦士ガンダム バトルオペレーション2
- メーカー: バンダイナムコエンターテインメント
- 対応機種: PS4
- ジャンル: アクション
- 配信日: 2018年7月26日
- 価格: 基本無料/アイテム課金