【創の軌跡考察】武術大会や機甲兵アクションに挑め! 近藤社長コメント付き

アツゴロウ
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 日本ファルコムが世に贈る人気ストーリーRPG『軌跡』シリーズ。その最新作である『英雄伝説 創の軌跡』の新システムについての情報を、日本ファルコム近藤社長のコメントとともにお届けします。

 本作では、攻略型コンテンツ《真・夢幻回廊》をプレイすることで、キャラクターにまつわる“エピソード”や“ミニゲーム”を開封できます。今回も、新たな“エピソード”が2つ、“ミニゲーム”も1つ判明。その詳細を、考察を交えて紹介しましょう。

《エピソード:堕ちたる皇子》

 結社《身喰らう蛇(ウロボロス)》の門を叩き、“執行者候補”としての日々を送る“元”皇太子・セドリック。

 猟兵団《赤い星座》の実戦訓練で打ちのめされ、無様な姿を晒す彼に優しく手を差し伸べる者などいなかった。

 誰かに縋る事は許されない。

 誰かが守ってくれることもない。

 それでも、セドリックはたった1人で進んでいく。

 人生で初めて、自分の意志で選んだ道なのだから。

  • ▲エレボニア帝国の元・皇太子だったセドリック。イラストは『閃の軌跡III』のものです。

 エレボニア帝国皇帝ユーゲントIII世の次男で、皇位継承権第1位を持っていたセドリック。彼を主役に据えたエピソードです。

 セドリックは心優しい皇子でしたが、帝国の内戦で自分の力のなさを実感。以前から心酔していた《鉄血宰相》ギリアス・オズボーンの薫陶を受け、傲慢な性格に変貌しながらも確かな力を手に入れ、《緋の騎神》テスタ=ロッサの起動者にもなりました。

  • ▲セドリックは大戦のあと、シャーリィに連れられ結社に入る決意を固める。写真は『閃の軌跡IV』のものです。

 しかし、災厄《巨イナル黄昏》のなか、《灰の騎神》ヴァリマールを駆るリィンや、その教え子でセドリックの友人だったクルトに敗北。次はライバルとして再会することをクルトに約束したものの、行き場を失った彼は結社に入ることを決意します。

  • ▲シャーリィに打ちのめされるセドリック。

 セドリックはオズボーン配下の《鉄血の騎士》として、最終決戦の地である《幻想機動要塞》から力の供給を受けていました。彼がリィンたちといい勝負ができたのは、要塞の力によるところが大きく、それを失った素の実力はそれほど高くないようです。少なくとも、常に強者を求めるシャーリィにとってはもの足りない様子。

  • ▲セドリックは逆境にめげず、努力を続ける。

 セドリックを実の弟のように想うシャーリィでも、戦いにおいては彼を甘やかすようなことはしませんし、もともと裏の組織である結社に、セドリックを助ける人もいません。そんな状況下でも、セドリックは歯を食いしばり立ち上がります。皇族というぬるま湯で育った甘えを捨て、自分の力だけで立つために。

  • ▲謎の兵器とリンクするセドリック。彼が結社でのし上がるための力となりうるのだろうか?

 公開された写真には、謎の兵器とリンクして戦うセドリックの姿もありました。今は実力が伴っていなくとも、彼は《緋の騎神》を起動できる皇族・アルノール家の人間。これは、彼がその身に秘めた潜在能力を解放した結果かもしれません。

 ですが、たとえこの兵器を自在に操れたとしても、凄腕のエージェントぞろいの結社でセドリックがのし上がるのは前途多難。はたして彼は執行者になれるのでしょうか? 

《エピソード:果てなき剣》

 先の夏至祭で皇帝ユーゲントIII世が戯れに発言した「リベールのような武術大会も面白いかもしれんな」という言葉。

 オリヴァルト皇子の提案で実際に大会が開催されることとなり、帝国内外から多数の参加者が集まることとなった。

 《剣聖》カシウス、《風の剣聖》アリオス、《光の剣匠》アルゼイド、《黄金の羅刹》オーレリアといった凄まじい顔ぶれの中、リィンと《神速》デュバリィをはじめとする若手の参加者たちは4人1組でトーナメント戦に挑戦することになるが……。

  • ▲名だたる剣術家が武術大会に参加する。

 エレボニア帝国で開催された武術大会の模様を描くエピソード。《八葉一刀流》の《剣聖》や帝国の2大剣術たるヴァンダール流、アルゼイド流の使い手など、『軌跡』シリーズでもトップクラスの実力者が集うだけに、ハイレベルな戦いが期待できます。

  • ▲プレイヤーはリィンとデュバリィがメインとなるパーティで大会に挑む。
  • ▲クレイグ将軍やウォレス准将など、帝国正規軍の猛者も参加するようだ。

 リィンは、《神速》のデュバリィを含む4人チームで参戦します。『閃の軌跡IV』で《八葉一刀流》の奥伝を手に入れ、《剣聖》を名乗る権利を得たリィンとはいえ、大陸有数の実力者たちにはまだ及ばないのも事実。今後が有望な若手として、強者たちを相手にどこまで食い下がれるでしょうか?

  • ▲オーレリアがデュバリィを誘う場面も。

 写真では、オーレリアがデュバリィのことを勧誘しているシーンもありました。デュバリィの主であるアリアンロードとオーレリアは直接剣を交えた仲ですし、アリアンロード亡きあとのデュバリィを心配する気持ちがオーレリアにもあるのでしょう。この誘いに対して、デュバリィがどんな答えを出すのかも見どころと言えます。

  • ▲《影の国》事件で行われた裏武術大会。本編で実現していないコンビとも戦えた。写真は『空の軌跡 the 3rd Evolution』のものです。

 『軌跡』シリーズで武術大会というと、『空の軌跡 the 3rd』のミニゲームとして登場した裏武術大会が思い出されるところ。この大会では、カシウス&《剣帝》レーヴェなど、夢のタッグと戦えたりもしました。今回の武術大会でも、思わぬサプライズがあるかも!?

《ミニゲーム:プロジェクト・ティルフィング》

 起動者と同調(リンク)することで驚異的な性能を発揮する《騎神》――。

 その《騎神》の動きを“機甲兵で再現する”という、次世代型機甲兵の開発がマカロフ教官の手によって進められていた。

 《騎神》の起動者としての経験と操縦技術を買われたリィンはシュミット博士が開発したという独自のシミュレーターで研究に協力していくことになるのだが……。

 “機甲兵シミュレーター”で新型機甲兵を操縦してマカロフ教官の研究開発に協力しよう!

 近距離戦の剣攻撃、遠距離戦のライフル、防御、回避ステップといったアクション操作を行いながらシミュレーター上に出現する無数の敵とバトル!

 遊撃士フィーが操縦するカスタムタイプの機甲兵など、各ステージには思わぬ強敵がリィンを待ち受けている……!

  • ▲新ミニゲームは、機甲兵を動かして戦うアクション!

 機甲兵を操縦するミニゲームで、タイトル名の“ティルフィング”は新型機甲兵の名称のようです。実際に機体を動かすのではなく、シュミット博士が作ったシミュレーターで操縦のテストを行うとのこと。

  • ▲計画の発案者はリィンのトールズ士官学院時代の恩師・マカロフ教官。フィーもテストに協力するようだ。

 マカロフ教官は、《三高弟》の1人・シュミット博士の二番弟子にされるほど優秀な技術者。彼の手によるものなら、ティルフィングの性能もかなりのものでしょう。もしかしたら、リィンがかつて乗っていた《灰の騎神》ヴァリマールに迫る部分があるかも?

  • ▲ライフル銃や剣を使って無数の敵と戦う。

 武器を使った近距離&遠距離攻撃のほか、防御や回避なども可能。仲間で遊撃士のフィーが操縦する機甲兵とのボスバトルもあるようで、なかなか本格的なアクションが楽しめそうです。あとは、ステージの数や難易度選択があるかどうか気になるところ。

 ちなみに、公式HPなどで公開されている本作のOPムービーでは、ティルフィングらしき機体が空を飛び、巨大な砲弾を斬っているシーンが確認できます。ティルフィングが本編で活躍するかにもご注目ください!

日本ファルコム近藤社長コメント

【堕ちたる皇子】

 前作『閃の軌跡Ⅳ』で新旧《VII》と敵対し、結果的に帝国を出奔することとなった元皇太子のセドリックですが、そんな彼が結社の中でどのような道を歩んでいくのかがエピソードを通して描かれます。

 猟兵団《赤い星座》との戦闘訓練ではバトルも発生しますが、トールズ本校時代のようにセドリックをサポートしてくれる学生もいないため、今回は結社が使用している自律型兵器をメンバーに加える形で戦い抜いていくことになります。

 なお、結社《身喰らう蛇》で地道に(?)努力を続けているギルバートですが、詳細は伏せておきますが本作でも出番は用意されています。

 本編、もしくはエピソードで登場する相変わらずな彼の言動にもご期待ください。

【果てなき剣】

 若手メンバーはリィン、デュバリィが固定となっていて、残りの2名はプレイヤー側で自由に選択できるようになっています。

 パトリックやフェリスも別チームとして参加しており、こちらも若手選抜メンバーとしてトーナメント戦の様子が描かれていますよ。

 本戦はトーナメント方式で4対2でのバトルを挟みながらエピソードが展開していくのですが、すでに画面写真で公開しているクレイグ将軍&ウォレス准将といった帝国の強豪のほか、意外な人物も本戦に参加することになります。

 トーナメント戦を勝ち進んでいった先で、リィン達を待ち受けているのはどのチームなのか? といった点にも注目しながら、本エピソードでの物語をお楽しみください。

【プロジェクト・ティルフィング】

 『閃の軌跡』シリーズに登場したコマンドバトル形式の“騎神戦”とは違い、今回は剣攻撃、ライフル、ステップ回避、防御といった基本操作を行いながらシミュレーター上で複数の敵と戦っていくアクションタイプのミニゲームとして制作しました。

 剣攻撃は近接戦闘に強く、攻撃力も高いですが発動時にエネルギーを消費し、ライフルは遠距離戦に強く、エネルギー消費も無い代わりに、弾切れになるとリロードを行う必要があるなど、それぞれにメリット、デメリットがあります。

 ただ、時間経過によってエネルギーは自動回復しますし、“まじかるアリサRS”同様、本作ではミニゲームという立ち位置になるのでアクションが苦手なプレイヤーの方でもクリアできるような調整を施しています。

 開始時に難易度選択も可能なので、ミニゲームも遊べるエピソードの1つ、という感覚で気軽にお楽しみいただけるかと思います。

創の軌跡マガジン、8月27日発売!

 日本ファルコムが贈る大人気RPG、『軌跡』シリーズ。その最新作である『英雄伝説 創の軌跡』の発売に合わせて、ファン必携の特別増刊が電撃から発売です!

 前作までの増刊“閃の軌跡マガジン”に引き続き、登場キャラクターや舞台となるゼムリア大陸についての詳細な設定情報を掲載するほか、取り逃しなくゲームを進めるために役立つ物語中盤までの濃密な攻略チャートを収録。

 さらに、近藤季洋社長へのインタビュー、新久保だいすけ氏・啄木鳥しんき氏・さがら梨々氏によるトリビュートイラスト企画など盛りだくさんの内容でお届け。

 ティオのオリジナル衣装を入手できる特典プロダクトコードも付いてきます!

※画面は開発中のものです。
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英雄伝説 創の軌跡

  • メーカー: 日本ファルコム
  • 対応機種: PS4
  • ジャンル: RPG
  • 発売日: 2020年8月27日
  • 希望小売価格: 7,800円+税

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