『三國志14』×『銀英伝』コラボDLC第4弾~第6弾ではまさかの人物たちが武将に! 能力詳細は?

KYS
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 コーエーテクモゲームスより好評発売中の歴史シミュレーション『三國志14』と、TVアニメ『銀河英雄伝説 Die Neue These』とのコラボレーションが第4弾から6弾が、8月27日に一挙配信されます。

 今回はこのコラボについて、『銀英伝』が好きな筆者視点で詳しく紹介していきます。

 まず第4弾コラボは、銀河帝国側の登場人物の武将化です。「ビッテンフェルト」「アンネローゼ」「オフレッサー」「ブラウンシュバイク」の4人。

 そして第5弾コラボは、自由惑星同盟側の登場人物の武将化。「ビュコック」「ポプラン」「トリューニヒト」「フォーク」の4人。

 最後の第6弾コラボは、オリジナル仮想シナリオ「永遠の夢の中で」となります。

 さあ『銀英伝』好きには見逃せないコラボの詳細を見ていきましょう。

第4弾コラボ【銀河帝国】

 「ビッテンフェルト」「アンネローゼ」「オフレッサー」「ブラウンシュバイク」の4人の詳細について見ていきます。

フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルト

 この時点では帝国軍中将(アニメ本編13話時点)。「勝利の女神はお前達に下着をちらつかせているぞ!」などの名言に男気を感じる御仁です。

 かなり猪突な感じの猛将で、率いる艦隊はすべての艦が漆黒に塗られ、黒色槍騎兵艦隊(シュワルツ・ランツェンレイター)と呼ばれています。陣営屈指の破壊力を誇り、同盟軍にかなりの被害を与えています。

 能力値を見ると、知力と政治は低めで、統率と武力は高め。武力が低い気もしますが、艦隊としての攻撃力はともかく、ビッテンフェルト自身の白兵能力と考えると妥当かなとも。艦隊(部隊)の攻撃力は、個性や戦法で上昇していく感じです。陣形が「鋒矢」しかないのも、ある意味彼らしい?

 個性を見ていくと、固有の個性「黒騎」は、黒色槍騎兵艦隊が由来で、「自部隊の攻軍が大きく上昇する」というもの。そりゃそうですよね。攻軍がどれだけ上昇するのか気になります! ほか、いわゆるマイナス個性である赤個性には「猪突」と「粗忽」があり、かなりビッテンフェルトの性格を表現しているのではないかと。

 固有戦法の「王虎吶喊」は、ダメージ+敵部隊の防御力ダウン。ダメージを与えることで、敵が慌てふためいたところ(防御ダウン)に、さらに追撃をかけていくというイメージですかね。ちなみに「吶喊」ですが「とっかん」と読み、大きく声を上げること、または声を上げながら突撃することを指します。なお、「王虎」はビッテンフェルトの乗る旗艦の名前です。

アンネローゼ・フォン・グリューネワルト

 ラインハルトの姉。銀河帝国皇帝フリードリヒ四世の寵姫でもあります。現在の銀河の勢力図を作ったきっかけでもある人。彼女が皇帝に見初められなかったら、ラインハルトが軍人になることもなかったでしょうし。

 何事にも控えめで、穏やかな性格。パイやケーキとかお菓子を作って、ラインハルトやキルヒアイスに振る舞うシーンも多い。

 そんな彼女の能力は、魅力と知力特化型で、戦闘能力は皆無。まあ、そりゃそうですよね。政治能力もそこそこあります。それにしても魅力95はさすが。貂蝉と同じですからね。

 個性を見ていくと、固有の個性は「慈愛」。これは「所属都市に所在していると、負傷兵、傷病武将の回復量が大きく増加」という効果。「医術」の上位版能力です。さすがアンネローゼ様。そのほか「傾国」などもイメージ通り。しかし「慈愛」と「慰撫」で、兵をより多く集めて、負傷兵を早く回復して前線に送ると考えると……本人の意図と外れて戦線が拡大していくという、ちょっと皮肉めいたところもありますが。それも彼女らしい。

 固有戦法は、「従容中道」で、効果は「負傷兵回復&士気アップ」です。従容中道は故事成語で、“しょうようちゅうどう”と読みます。アンネローゼ様が後ろにいたら、そりゃ士気も高まります。

オフレッサー

 みんな大好きオフレッサー。上級大将であり、装甲擲弾兵総監。言わば白兵戦のスペシャリストですね。その戦闘能力は、ミッターマイヤーとロイエンタール2人がかりでも互角以上に戦うところ。呂布vs.劉備・関羽・張飛の戦いをちょっと彷彿とさせます。

 ロイエンタールに「人を殴り殺すために生まれてきたような男」と評されています。性格的には、かなりの直情型。

 そんなオフレッサー上級大将の能力は、戦闘特化。戦闘以外はからっきしな感じです。武力が95ですが、『銀英伝』内なら100はありそうなので、ちょっと物足りない気も。個人的には98は欲しかった(かも)! ただ陣形は3つもあり、ビッテンフェルトよりそこは優秀!?

 固有の個性は「勇者」です。ん? という感じもしますが、ラインハルトが彼を評すると「石器時代の勇者」とのことなので、そこから取ったのだと思います。効果は「敵武将をとても負傷、戦死させやすい」という「猛者」の上位版。オフレッサーおっかないです。ただ、赤個性が「悪名」「直情」「猪突」と3つも付いていますね。挑発されて落とし穴に落ちたりしてますし、本当に彼らしくて好き。

 固有戦法は「挽肉製造」。これは原作で描かれていますが同盟軍から「ミンチメーカー」の呼び名で恐れられているところから来ているんでしょうね。効果は「ダメージ+足止め」。そりゃミンチにされたら足も止まりますよ!

オットー・フォン・ブラウンシュバイク

 超名門貴族のブラウンシュバイク公。爵位が一番高い、公爵です。大貴族にありがちな傲慢な性格です。でも超名門。意外と優秀な部下も数多くいたのですが、誰一人とて有効に使えなかったり。

 ブラウンシュバイク公の能力は、まあそんなものだよね、という感じ。特徴がないのが特徴。ただ陣形をみるとあまり戦場に出す感じではなさそうですね。嫌悪武将にラインハルトとアンネローゼが入っているところはさすがの一言。

 固有の個性「名門」の効果は、「官職に加えて、指揮兵士が2000増加」と「動員」の上位版ですが、固有個性が戦闘向き? 他は「名声」「人脈」「富豪」と内政にかなり使い勝手がよさそうなものがそろっています。というか内政はかなり優秀? 赤個性は「高慢」なので、戦闘では兵数が減らないようにしないと!

 固有戦法「貴族栄光」は「味方の攻城アップ」という効果。あまり攻城の高いイメージはないんですけど、どこからイメージが来ているのか気になるところです。

第5弾コラボ【自由惑星同盟】

 次は同盟軍からのコラボ武将。「ビュコック」「ポプラン」「トリューニヒト」「フォーク」を見ていきます。

アレクサンドル・ビュコック

 同盟軍中将(アニメ本編13話時点)。士官学校を出ずに一兵卒から中将まで昇進した、叩き上げの武将。なかなかに優秀な人物で、ヤンのよき理解者でもあったりします。オフレッサー上級大将とはまた別の意味でみんな大好き好々爺です。ときどきキツイ皮肉を言うところも好き。

 戦闘でもロイエンタールから無事に退却したり、ミッターマイヤーを後退させたりとかなりの老練の提督。おじいちゃん提督の中では、銀河三指に入る能力を持っている気がします。同じく老将のメルカッツと2人でトークしたことあるのかしら? どんな会話するんだろう?

 そんなビュコック提督の能力は、統率90となかなかなもの。さすが魅力も高い。いい形でバランスのとれた能力ですね。

 固有の個性の「宿将」は、「自部隊の全能力が上昇、士気が低下しにくくなる」と、「矍鑠」と類似の効果。「宿将」とは戦争経験豊富な老将のことを意味し、同盟軍の宿将と呼ばれたのが由来でしょうか。青個性に「剛将」「堅守」「求心」も持っているので、かなり防御が高く、守勢に優れている感じですね。

 固有個性は「老練」。効果は「敵行軍ダウン+敵足止め付与」。こちらも守勢に強そうな感じ。攻勢でも強そうですが!

オリビエ・ポプラン

 単座式戦闘艇スパルタニアンのパイロットで空戦の天才。同盟屈指の撃墜王(エース)。ドッグファイトはお手の物。階級は大尉(本編13話時点)。

 名言も多く「人生の主食は酒と女」、「イデオロギーとの情死など犬も喰わんぞ」など、なぜか妙に心に染み入ります。

 ポプランの能力を見てみますと……あまりパッとしないですね。でもこんな感じですかね。武力は、白兵戦もソツなくこなせるのでこんな感じでしょうか? 空戦能力はあっても艦隊戦能力はないので、統率もこんなものか。魅力に関しては……72と低く感じますが、女性からは好かれてても、多くの男性からは好かれてなさそうなので、こんなものかなとも(笑)。それより親愛武将が張飛なのはなぜ? 気になります。

 固有の個性「空戦」の効果は、「自部隊の攻城、破城が上昇」。「崩壁」も持っているので、攻城のスペシャリストなのかも? 「調錬」はユリアンの面倒見がいいところからきているんでしょう。赤個性に「酒乱」があるのは……、のちの“あのエピソード”のイメージからか。あ、つながった。張飛が親愛武将なのはそれ故か!!!

 固有戦法は「撃墜王」。効果は「遠距離ダメージ+「機動」アップ」というもの。やはり、雁行陣にして弓矢で攻撃するスタイルがポプランの戦い方になりそうな気がします。

ヨブ・トリューニヒト

 こちらもみんな大好き(嫌っている人も多そう)、最高評議会のトリューニヒト国防委員長。国民を扇動することにかけては右に出るものがいないレベル。周囲が没落しても自分だけは出世する、ある意味有能な人物。

 ヤンにはかなり嫌われており、トリューニヒトと握手することになったヤンは、すぐに手を洗うというほど。ヤンに言わせると「安全な場所に隠れて主戦論を唱える」という人物。

 トリューニヒトの能力は、当然ながら内政特化。さすがの政治力も有しています。民衆からの人気は高いので、魅力はもうちょっと高くてもよさそうですが。親愛武将が孟達なのは、なんかちょっと納得。

 そして固有の個性は「詭弁」。効果は「地域担当官に任命すると土地占領が大きく拡大、捕虜になったときの身代金が大きく増加」と、なんと「名声」の上位版。政治が高いこともあり、かなり内政官としては優秀な気がしています。

 固有戦法は「同盟万歳」。彼の「同盟万歳」は、アニメでも何度聞いたことか……。その効果は「状態異常解消+「機動」ダウン」。

アンドリュー・フォーク

 こちらはさらにみんな大好き(嫌っている人もさらに多そう)、フォーク准将。それほどいい役ではないのに、声優が超豪華という謎の人物。この人物をコラボキャラで出すなんて、コーエーテクモゲームスさんには脱帽もの。

 士官学校を首席で卒業しており、落第すれすれだったヤンよりは、成績の上でははるかに優秀。プライドだけは高く自分大好きで、ヤンをライバル視している。その性格をビュコック提督は「幼児と同程度のメンタリティー」と酷評。さすがビュコックじいさん。

 フォーク准将の能力を見ていくと、政治面では意外に優秀。成績だけはよかったので、ある意味納得。でも武官というか文官っぽいですね。親愛武将に馬謖がいますが、これ馬謖からしたらいい迷惑でしょう(笑)。

 個性「自尊」の効果は「提案に登場しやすい」と、「智嚢」と同じ能力です。さすが提案は得意。その提案内容が有用かどうかはともかくですが。しかも赤効果が3つ! 「功名」「動転」「高慢」。

 固有戦法は「臨機応変」。これまたアツい名前の個性がきました。作戦会議にて登場した本作屈指の名言「高度の柔軟性を維持しつつ臨機応変に対処」が由来で間違いないでしょう。ビュコック提督からしたら、「行き当たりばったり」と戦法名を変えてほしいでしょうけど。

 ちなみに効果は「範囲内の敵に「挑発」の付与」です。個性に「言毒」があるので、シナジー効果があり、うまく敵を挑発できれば……、という感じでしょうか?

第6弾コラボ【オリジナルシナリオ】

 オリジナル仮想シナリオ「永遠の夢の中で」がどのようなシナリオか見ていきましょう。

 本シナリオは史実や三国志演義とは関係のない仮想シナリオで、ラインハルトとヤンが三国志の世界に降り立つことから始まります。さて、初期配置を見ていきましょう。

 ラインハルト率いる帝国側はこんな感じ。下邳スタートです。袁紹、曹操、袁術、孫権に囲まれています。まずは誰を叩くのか。それとも同盟を組むのか。まずは袁術を叩くのが楽そうだけど、得られる人材がそれほどおいしくはなさそうだったり。悩みますね。

 ヤン率いる同盟側はこんな感じ。漢中スタート。陽平関がまさしくイゼルローン要塞という感じでしょうか。意外と激戦という感じはないですね。領土が広げやすそうです。ですが、やっぱりここは董卓を落としたいですね。かなり厳しそうですが。

 でもラインハルトとヤンは別に仲が悪いわけでないので、2人で同盟して三国志世界を制圧するとかも熱そうです。

階級について

 今回のコラボアップデートで、官職も銀河帝国、自由惑星同盟のものに変わっています。

 ラインハルトの爵位は「侯爵」、ヤンの爵位は「提督」です!

 官職は将官名がずらっと並んでいます。ビッテンフェルトを中将に任命して、功績を重ねて大将や上級大将と昇進させる……胸アツ。上級大将は、銀河帝国側のみ用意されているんですかね。上級大将が何人まで任命できるのかとかも気になるところです。

 ということで、『銀河英雄伝説 Die Neue These』コラボ第4弾~第6弾について語ってみました。『銀英伝』コラボはこれにて終了となりますが、いちファンとしては今後も実施してほしいものです。

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