浪川大輔 7th Singleが発売! 制作秘話をたっぷりお届け

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 人気の男性声優が織り成すエンターテインメントレーベル“Kiramune”から、声優・浪川大輔さんによる7th Single「wonderful days」が9月2日に発売。

 本記事では、アルバムの制作秘話や各楽曲への想いをたっぷり伺いました。

浪川大輔(なみかわ だいすけ)
4月2日生まれ。東京都出身。B型。

子役時代から声優として活躍し、アニメから洋画の吹替えまで様々な役を演じる実力派声優。
代表作は「スター・ウォーズ」シリーズのアナキン・スカイウォーカー役等、多数。
俳優としても活動し、映画監督に挑戦する等幅広く活動中。
初監督作品「Wonderful World」(2010年6月19日公開)

代表作・最近の出演作:
『機動戦士ガンダムUC』リディ・マーセナス 役
『LUPIN the Third シリーズ』石川五ェ門 役
『デジモンアドベンチャー:』石田ヤマト 役
『ハイキュー!!』及川徹 役
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』ギルベルト・ブーゲンビリア 役
ナレーション「A-Studio+」(TBS)

7th Single「wonderful days」に懸ける想いをインタビュー

――まずは、7th Single「wonderful days」のテーマを教えてください。

 もともとアーティストデビュー10周年の6月発売を目指していたので、今までの集大成というか、10年の区切りとしてなにをしようかと考えていたんです。

 振り返るとKiramuneとしては、かなりテイストの違うデビューの仕方をさせていただいていまして。もともと僕がロックが好きだからというところから始まったのですが、この10年間で、「聴いてくれるファンのみなさんと一緒に作り上げていくものだ」とライブなどを通して経験して、みなさんが僕に何を求めてくれているのかを考えたときに、「元気がでました」とか「この歌を聴いて乗り越えられました」ということを言ってくれるのが多いことに気付きました。

 デビューが34歳のときで「こんな自分でも歌うんだ」というところもあり、いつも裏テーマに“応援をする”というのを掲げていたんですが、みなさんに強く伝わっていたなのかな思いました。

 最初はロックと応援歌とEDM(ダンス曲)の3曲にしようと思っていたんですが、途中で「やっぱり違うかな、自分の一番の看板ってなんだろう?」と考えたときに、今回は応援ソングにしたいなと思ったんです。

 奇しくも、今回の曲はこの緊急事態の前に制作していたのですが、今となればリード曲を応援ソングである「wonderful days」にして正解だったなと思いました。

 実はこの曲が発売してすぐにライブの予定だったので、ライブでも最後の方に自分のメッセージとして伝える曲をセトリに入れたいなと考えていました。自分なりのドラマを作っていこうと考えて、今回「wonderful days」という、僕のなかでの“最強の応援歌”ができました。

――「Up to the rainbow」、「Best Answer」の楽曲イメージなどはありますか?

 ノンストレスの楽曲については、プライベートでもご飯を食べに行ったりとか、どんなときも一緒にライブをやってきたメンバーの支えがあって、そしてみんなで一緒に過ごして一緒に楽しんできたからこそ、彼らに一曲書いてほしいというのを思っていたんです。

 詞も、Aメロ・Bメロ・Dメロ・サビとみんなそれぞれのメンバーが書いてくれて、“仲間”とか“チーム感”というのがテーマになっています。

 5周年の時に「ついてこい!」的なことはファンのみなさんには言ったのですが、“みんなが後ろにいる”というより“横を向けばみんながいる”チームとか仲間とかのほうが自分には合っているのかなと、さらに5年過ごして思ったので「Up to the rainbow」はノンストレスに書いてもらうことにしました。

 3曲目の「Best Answer」は挑戦曲になりました。僕がこれまで出してきたシングルの3曲目っていつも変わった曲とか面白い曲とか“ファンキーシリーズ”だったりしたのですが、今回はある意味挑戦した曲になっています。

 佐伯youthKくんに書いてほしいというのがあったので、こちらから彼にお願いしました。テーマが“若者と人生の先輩たちの差”というか……会話でも「最近の若い者は……」みたいなことを先輩達は言ったりしますが、どっちの世界も正解なのかなって思ったんです。20代と40代の考え方って全く違うなと。

 自分の考え方を押し付けるっていうのがちょっと違うんだな、世代が違えばこんなにも人それぞれで、むしろ僕なんかよりも若者のほうがしっかり考えている可能性もあるっていうことに気づいたんです。

 どうでもいい会話の中にもその人らしさというか、「最近どう?」「まぁ、ぼちぼちかな」という適当に聞こえる会話でもコミュニケーションが取れているかもしれないし、実は適当じゃないかもしれないし、結局は自分がどう選ぶか、どういう風にやっていくかっていうのが一番の答えなんじゃないかと思ったんです。

 今風の言葉と、自分たちの世代の持ってる考え方が迎合するってなかなか難しいと思うけど、「どっちも認めてどっちに付いていくかは、自分が選んだ道がベストな答えなんじゃないかというのを書いてほしい」、「僕もそれを吸収しなきゃいけないというところを表現したい」、「こういう言葉を入れたい」とか、たくさん羅列したメモをyouthKくんに送ったら、ほぼその言葉が歌詞に入っていました。

 曲もこれで合ってるのかなという第一印象だったのですが、今ではかなり中毒性がある、お気に入りの曲ができたかなと思ってます。

 3曲とも思った通りというか、いつもより歌う前から結構イメージできる1枚になったと思います。

――「wonderful days」のジャケット写真とMVのイメージをお聞かせください 。

 僕がやってきたこととか、いろんなパーツが合わさってできた10年なのかなと思っていて、やるはずだったライブは“LIVE IN POP”というタイトルだったんですが、これもちゃんと繋がっているんです。

 これはいつかライブをやったときにお話をしたいと思っているんですが、そういう1つ1つの積み重ねで自分というものが構成されている、だから喪失体験とかするとそこにぽっかり穴が空いたりとか悲しい思いをしたり、それを埋めるために他のことをすると思うんです。

 「wonderful days」のサビの部分にもある“次の扉を開けていこう”って、次の扉が次のステージとは限らないと思っているんです。

 やってみないとわかならいし、扉を開けてみないとわからないんだけど、開けるまでがすごく大変なので、それを開けるために今持ってる全てでこの扉を開けて、また1つずつ足していこうと、自分に対するメッセージでもあるし、みなさんにとってもそれがメッセージになればいいなと思って。“ばらばらだけど1つになってる”イメージでジャケットを撮りました。

 MVも“応援”をテーマにしました。辛いときによく聴いていた曲を思い出したりすると思うんですが、そういうときにそばにいる曲になってほしい、そういう願いを込めています。

 みなさんにとって色々な状況で、それぞれが辛いときにも楽しいときにも、いつでもそばにいられるのが曲の特権だと思っているので、みなさんが頑張っているときにそばにいられる曲になりますように、という願いをこめたMVになっています。

 そこに温かみがあれば、エスケープできるところがあればいいなと思って、タイトルや歌詞を手書きにしてます。

――MUSIC CLIP COLLECTION「step by step」も同時発売されますが、想いをお聞かせください。

 自分が一歩一歩進んできたことによって、見えてくる景色が違ってきたり、35年声優をやってきたからこそ見える景色ってあると思うんです。これが40年、45年になるとまたその時じゃないと見られない景色って絶対にあると思います。

 これはこの10年間で築き上げてきたことで、一歩一歩、一日一日、一作品一作品、1キャラクターごとに積み重ねてきたうえで見えるものだと思っているので、いっぺんにはできなかったことです。

 自分のなかでは全然足りないですけど、これは一段飛ばしとか二段飛ばしではできなかったな、結構自分不器用なんだなというところもわかったうえで、最初はタイトルを「一歩一歩」にしようと思っていたんですが、お散歩じゃないんだから(笑)ということで。「step by step」というわかりやすいものにしました。

 シングルと同日発売というのもあったので、繋がりを持たせたくて、鍵を持っていたり道があったり……なんとなく繋げて、この先もこういう気持ちでやるんだろうなという想いを込めています。

――今回、13曲が収録されていますが、一番印象に残っているものはありますか?

 MVに関しては辛い思い出しかないですね(笑)。最初MVをどうやって撮るのか知らなかったというか、自分が歌って自分がメインでっていうのが初めてだったので、最初からしんどくて(笑)。

 朝の4時まで撮影がかかったりとか、これは誰のせいでもないんですが、最初が本当に大変だったので、こういうものだと思って次に作るときはこうしたいというのを繰り返していたら、ずっとしんどいなという感じになりまして……。

 そのなかでも4th シングル「My Treasure」と6th ミニアルバム「Picture」だけは、こんなにMVってすんなりいくものだったかな、と思うくらいスムーズな撮影でした。

 一番大変だったのは、「暁」なので5thミニアルバム「賽」です。崖で撮ったのですが、夜10時くらいから朝日を狙って朝8時くらいまで撮ったんです。それだけでも嫌じゃないですか(笑)。

 さらに予想以上にすごく暗くて、今思えばスタジオで出来たんじゃないかなって思うんですよ。トイレもないし寒いし、崖だし……。違うやり方があったんじゃないかなって。朝日狙いなら朝6時くらいからでよかったって今でも思っています(笑)。

――今後MVで挑戦してみたいこと、撮影してみたい場所などはありますか?

 曲は抜きにして、こんな風に撮りたいなって思うのは、古い映像というかチャップリンのようなフィルム的なものも好きなんですが、今は最先端技術だけでやりたいです。『仮面ライダー』みたいな、次の画面になったら服が変わるとか歩いてる途中に変わるとか。

 「今の科学の技術の粋がこのMVにある!」っていう触れ込みでやりたいです(笑)。それだけで「なんだろう!?」ってなる。「これが今の最先端技術だ!」っていう見出しがやりたいです。

――今回はデビュー10周年というタイミングでの発売ですが、浪川さんにとってこの10年は短かったですか?

 10年なんて短いです! あっという間です。不思議なことに10年前のことは思い出せるのに、昨日のことは思い出せない。これはもうおっさんの始まりですから、僕はもうそんな感じです(笑)。

 なので、懐かしいなとは思いますが全く。よく3年で一人前、10年で独り立ちなんて言いますけど、僕にとっては10年じゃ全然です。人によってはもちろん違うと思いますけど、僕としてはまだまだです。

 いつも緊張するし、悪態をついたりクレームを言ったりすると思いますけど(笑)。でも実力を含めてまだまだだな、伸びが遅いなと思っています。

――では今後、Kiramuneの活動で挑戦してみたいことはありますか?

 だいぶ色々なことに挑戦させてもらっていますが、今回のような世の中の状況で思ったのは、大それた演出・ステージがなくても喜んでもらえるような曲だったり、音楽を使ってみなさんの心を少しでも和らげることができたらいいなということです。

 バンドサウンドとバンドメンバーと色んなパワーを1つにしてみなさんに届けるというのをやっとできるようになったのですが、もう少し簡素でも良さを伝えられるようになれればと思います。

 この10年で色んな演出をしてもらって、それに合わせて自分もパフォーマンスや表現をしてきて面白いことをやってきたつもりですが、そうじゃない形・新しい形を作れたらいいなと思います。

7th Single「wonderful days」商品詳細

発売日:9月2日
収録曲:全3曲収録
初回生産分封入特典:
豪華盤・通常盤それぞれ異なる写真を使用したメッセージカード付き

【通常盤】価格:1,400円+税

【豪華盤(CD+DVD)】価格:2,000円+税
DVD 同梱:MUSIC CLIP、トレーラーを収録 

CD Index
1.wonderful days
作詞・作曲・編曲:宮崎 誠
2.Up to the rainbow
作詞・作曲・編曲:ノンストレス
3.Best Answer
作詞・作曲:佐伯youthK 編曲:睦月周平

DVD Index ※豪華盤のみ
1. wonderful days(MUSIC CLIP)
2. TRAILER

店舗別特典の詳細はこちら

MUSIC CLIP COLLECTION「step by step」Blu-ray Disc 商品詳細

発売日:9月2日
収録内容:2010年~2019年の間に発表された「ROCK STAR」から「HIYAKE! ダンシング」までのMUSIC CLIPを全13曲分収録予定

・ROCK STAR
・Only Love
・UTAO
・Hand in Hand
・Jump Out Loud
・Recollection
・Hurricane Rock Star
・ELEVATION
・My Treasure
・暁
・TRISING!
・L'ambition
・HIYAKE! ダンシング

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