地上波初の『サマーウォーズ』ノーカット版は7月19日放送
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“金曜ロードSHOW!”で7月12日から2週連続で、スタジオ地図による細田守監督のヒット作品『未来のミライ』と『サマーウォーズ』が放送されます。
細田監督は、2006年公開の『時をかける少女』以降、監督した5作品すべてが日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞した他、最新作『未来のミライ』では米国アカデミー賞長編アニメーション映画賞ノミネートされるなど国内外で高い評価を得ています。
7月12日の第1弾は『未来のミライ』
7月12日21:00~22:54は、細田守監督最新作『未来のミライ』(2018)が本編ノーカットで地上波初放送されます。
本作は、米国アカデミー賞長編アニメーション映画賞ノミネートをはじめ、カンヌ国際映画祭・監督週間に選出、ゴールデン・グローブ賞アニメーション映画賞ノミネート、アニー賞長編インディペンデント作品賞を受賞するなど世界中の映画賞や映画祭で高い評価を得た作品です。
4歳の甘えん坊の男の子くんちゃんは、未来からやってきた妹のミライちゃんに導かれ、時をこえた“家族の物語”へと旅立ちます。
『未来のミライ』は、小さな子どもの目線を通し、その家族の日常を描きながら、繰り返し続いてきた家族の歴史、大きな時間の流れ、生命の循環といった、巨大なテーマにたどり着いた作品でもあります。
『未来のミライ』作品情報
ストーリー
とある都会の片隅の、小さな庭に小さな木の生えた小さな家。ある日、甘えん坊のくんちゃんに、生まれたばかりの妹がやってきます。妹に両親の愛情を奪われ、寂しさいっぱいのくんちゃん――。
そんな時、くんちゃんは家の庭で自分のことを“お兄ちゃん”と呼ぶ、不思議な少女と出会います。
彼女は未来からやってきた妹・ミライちゃんでした。ミライちゃんに導かれ、時をこえた家族の物語へと旅立つくんちゃん。
そこで初めて知るさまざまな“家族の愛”の形。果たして、くんちゃんが最後にたどり着いた場所とは? ミライちゃんがやってきた本当の理由とは――。
スタッフ(敬称略)
監督・脚本・原作:細田守
声の出演(敬称略)
上白石萌歌
黒木華
星野源
麻生久美子
吉原光夫
宮崎美子
役所広司
福山雅治
※米アカデミー賞長編アニメーション部門ノミネート。
※カンヌ国際映画祭 監督週間・正式上映作品。
※アニー賞長編インディペンデント作品賞受賞 長編アニメーション脚本賞ノミネート。
※ゴールデン・グローブ賞 最優秀アニメーション映画賞ノミネート。
7月19日の第2弾は『サマーウォーズ』
細田守監督初のオリジナル作品として2009年に公開された『サマーウォーズ』(2009)の公開10周年を記念して、7月19日21:00~23:14(放送枠20分拡大)に初の本編ノーカットが放送されます。
ちょっと気弱な男子高校生が、憧れの先輩とその大家族とともに、“愛”と“絆”を武器に世界の危機に立ち向かう壮大な感動物語。
物語の舞台となるネット上の仮想世界“OZ”は、世界中に普及し買い物やスポーツ観戦、行政手続きや医療データの管理などが行えるという設定ですが、公開から10年を迎えたいま、まさに現実が近づいてきたと言えます。
作中では「ネットの中だからって何でもやっていいと思ったら大間違いだ!」と言う、今の時代にこそ響くセリフも登場します。
2017年の放送では、“#サマーウォーズ”がTwitter世界トレンドワード1位となるなど放送のたびに注目されました。
『サマーウォーズ』作品情報
ストーリー
数学オリンピックへの出場を逃した高校2年生の小磯健二。夏休みの予定は買い物や、行政手続きなど、あらゆることができる仮想世界“OZ”の保守点検のバイトだけ。
ある日、健二は先輩の夏希に頼まれ、長野県上田市にある彼女の実家に行くことに。憧れの先輩との旅行に胸を躍らせる健二だったが、夏希の曾祖母・栄の誕生祝いのために集まった親戚一同の前で突然健二を自分のフィアンセだと紹介される!
その一方で“OZ”の世界で恐ろしい事態が起こる。健二のアカウントが乗っ取られ、システムに障害を起こしてしまったのだ。
容疑者として疑われる健二……。さらに、その障害は世界に危機をもたらそうとしていた……!!
スタッフ(敬称略)
監督:細田守
脚本:奥寺佐渡子
キャラクターデザイン:貞本義行
声の出演(敬称略)
神木隆之介
桜庭ななみ
谷村美月
富司純子
仲里依紗
中村正
永井一郎
2週連続データ放送特別企画
放送中データ放送では、2週にわたって作品にまつわるマル秘情報や裏話などが紹介される“シーンガイド”企画とともに、特別企画が実施されます。
7月12日の『未来のミライ』では、不思議な世界を行き来するくんちゃんとともにさまざまな世界が現れる“旅立とう!くんちゃんとめぐる世界”で、楽しみながらポイントがたまります。
7月19日の『サマーウォーズ』では、ストーリーとともに画面にアバターがつぎつぎと現れる“集めよう!アバターみんなでこいこいっ!”。
ポイントをためると“細田守監督直筆サイン入り色紙”をはじめ、サマーウォーズ10周年記念グッズなど豪華景品が抽選で当たるチャンスもあります。
詳しい情報は公式サイトで発表されます。
大好評企画の特別サイトが復活
2017年に『サマーウォーズ』が放送された際の連動企画“よろしくお願いしまぁぁぁすっ!!ボタン”が今年も開設されます。
スマートフォンでクライマックスシーンのセリフ「よろしくお願いしまぁぁぁすっ!!」の追体験やストーリーにあわせてサイトが変化し、健二に届いた暗号を一緒に解いたり、夏希と一緒に花札“こいこい”をできるなど、TVで映画を見ながらストーリーと連動したスマートフォンをセカンドスクリーンとして楽しめる企画です。
前回の放送時には開設から9日間で「よろしくお願いしまぁぁぁすっ!!ボタン」が1億回以上押されるなど、大きな盛り上がりをみせました。
細田守監督からのメッセージ
『未来のミライ』は世界中の皆さんに見ていただき、米国アカデミー賞にもノミネートされました。
この作品の持つある種の“根源的なもの”というのは、世界中の皆さんにも感じてもらえたのだと思います。皆さまでゆったりと楽しんでいただければと思います。
『サマーウォーズ』は、公開から10年が経ちましたが、この夏もまた皆さんに見ていただけることになりました。今回は初の本編ノーカットということで、大変うれしく思っています。改めて皆さんにたっぷりと楽しんでいただければと思います。
『サマーウォーズ』10周年プロジェクト
スタジオ地図は、『サマーウォーズ』10周年プロジェクトのテーマを“スタジオ地図 2019 in Summer 『サマーウォーズ』《UPDATE》”と題し、アニバーサリーイヤーを記念したさまざまなプロジェクトを用意します。
先日、OZアバターデザインを担当した岡崎能士さん描き下ろしによる『サマーウォーズ』10周年ビジュアルが解禁されました。
プロジェクトの詳細は、『サマーウォーズ』10周年公式サイトで確認できます。
7月6日からは『サマーウォーズ』の舞台のモデルとなった、長野県にある上田市立美術館サントミューゼで“『サマーウォーズ』10周年記念 未来のミライ展~時を越える細田守の世界”が開催されます。
番組キャラクター“アンク”の生みの親は細田守監督
“金曜ロードSHOW!”では、2018年7月20日からスタジオ地図が手掛けたオープニングが放送されています。オープニングにも登場する番組キャラクター“アンク”の生みの親は、細田守監督です。
(C)2018 スタジオ地図
(C)2009 SUMMERWARS FILM PARTNERS
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