セガゲームスが欧米地域における新たなIP創出に向けて開発会社・Two Point Studiosの全株式を取得

電撃オンライン
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 セガゲームスは、欧米地域における新たなIP創出に向けてTwo Point Studios Limitedの全株式を5月8日に取得しました。

 Two Point Studiosは、Lionheadスタジオ出身のGary Carrさん、Mark Webleyさん、Ben Hymersさんによって2016年に設立された独立系の開発スタジオです。

 規模は20名と小規模ながらも、受賞実績もある複数の高評価タイトルに携わっていた経験豊富なメンバーを擁しており、独創的な世界観と遊びやすさを備えたシミュレーションゲームの開発を強みとしています。

 2018年8月に全世界向けに発売された病院経営を題材としたPC用ダウンロードソフト『Two Point Hospital』は、各所で高い評価を受け、商業的にも成功を収めています。

 Two Point Studiosは、セガゲームスの欧州子会社であるセガ・ヨーロッパのサーチライト・プログラムの一環として、2017年よりセガ・ヨーロッパとパブリッシングにかかるパートナーシップを築いてきました。

 サーチライト・プログラムは、セガの気風に合ったフランチャイズ化の可能性を持った新規IPをもたらすスタジオの発掘を目的とした取り組みです。今回のTwo Point Studiosの株式取得は本取り組みにおける最初の事例となります。

 セガゲームスは欧米地域において、Creative Assembly Ltd.やSports Interactive Ltd.、Relic Entertainment, Inc.、Amplitude Studios SASなどの開発スタジオを有しており、それぞれ『Total War』、『Football Manager』、『Company of Heroes』、『Endless Space』といった有力IPのフランチャイズ展開を行っています。

 今後、Two Point Studiosはセガ・ヨーロッパの下でこれらの開発スタジオと並び、新たなフランチャイズの立ち上げを目指し、タイトル開発を行っていきます。

 今回のTwo Point Studiosの取得により、同社が持つ優れたコンテンツ開発力と開発ノウハウを生かして新たなIPを創出し、展開を広げていくことでグローバルなゲーム市場での存在感を一層高めていくとのことです。

(C)SEGA

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