『グリムエコーズ』第二部直前特集:序盤で命を落としたシータが残したもの(ネタバレあり)
- 文
- そみん
- 公開日時
スクウェア・エニックスのiOS/Android用アプリ『グリムエコーズ』でメインクエスト第二部の公開が迫っています。
【メインクエスト】
? グリムエコーズ公式 (@GrimmsEchoes_PR) August 31, 2020
8/31(月)メンテ終了後より、メインクエスト第一部最終章(後編)追加!第一部フィナーレへ!
―虚無の果てへたどり着く鍵となるウィズは扉をくぐる。
―虚無に呑まれれば、もう“図書館”には戻れない。
―だがウィズは主人公たちに希望を託し、一歩ずつ進むのだった…。#グリムエコーズ pic.twitter.com/L9QCd2uCzA
第二部をより楽しむため、第一部の重要人物となるシータについて紹介していきます。かなりネタバレを含みますので、第一部を未クリアの方はご注意を!
物語序盤で命を落としたシータが残したもの
図書館に所属する主人公エルの先輩としてともに戦ったものの、“迷える子供たちのメルヘン”でキルケゴールと戦い、命を落としたシータ。
ジブリールを天使と呼び、「ありがとう…、あたしの天使……。あたしに新しい役割を与えてくれて…。ああ、なつかしい匂いがする…。友達と駆け回った森の匂いが…。そう…、ここが、あたしの帰る…、場所……。」、そしてエルたちには「そしていつか、ちゃんと見つけなさい…。あなたたちの、本当にたどり着くべき場所を…。」という言葉を残して絶命したシータだが、その過去は、のちの物語でも語り続けられることになる。
闘技場での活躍
“交われぬ獣のメルヘン”の闘技場では、シータが“白蝶の戦乙女”という通り名で戦っていたことがわかる。
ちなみに“眠りの乙女”では、シータがキング・フルモンティの師匠であったような描写がある。キング・フルモンティいわく、「…師は絶望に負けそうだった余に教えてくれたのだ。自らの弱さに正面から向き合い、それを克服することこそ、強さへの道なのだと!」とのこと。
キルケゴールとの関係
“不思議の国”ではシータがアリスと面識があったことが明かされた。また、キルケゴールや、その恋人であるマイア、リシュリューがまだ図書館に属していたころに一緒に戦っていたエピソードなども展開することに。
その後、キルケゴールは図書館に反乱を起こし、その結果、図書館に所属していた“空白の書”の持ち主13名の命が失われることに。そのキルケゴールを最後に追いつめて、致命傷を与えたのがシータ。こうしてキルケゴールは敗北し、“虚無の回廊”へと追いやられたのだった。
シータの正体は?
そんなシータの正体は、シンデレラのいじわるな義姉。
彼女がなぜ罪を負ったのかは、“不思議の国”でのアリスとの会話で知ることができる。
●アリス
……なんにもなくなっちゃった。家族も、お友達も、将来の希望も全部、全部…。
もう、ひとりぼっちになっちゃったんだわ、私……。
お姉さまにも心配かけて…こんなの、レディ失格だわ……。
●シータ
……お姉さんのことが大好きなのね。
うらやましいわ…。私はそんなふうに妹と仲良くなれなかったから。
●アリス
………シータさんにも妹が?
●シータ
ええ、とてもきれいな子だったわ。
どんなに灰にまみれても、あの子はいつでも優しくて、気高くて、誰よりも美しかった…。
……仲良くしたかった。母にいじめられているあの子を助けてあげたかった。
●アリス
助けることは、できなかったの?
●シータ
助けようとした。手を伸ばそうとした。でも、それは許されない罪だったの。
●アリス
罪?
●シータ
世界は、あの子がいじめられる運命を望んだのよ。
あの子がいじめられないと物語がハッピーエンドにならないから……。
だから私は、罰を受けた…
帰る場所も、家族も全部失くしちゃったわ。
●アリス
……それって、私とおなじ。
●シータ
ううん、おなじじゃないわ。
たしかに、あなたの絶望は世界を壊そうとしている。
でもあなたが絶望を克服して新しい希望をつかみ取れば…、この世界に新しい物語を導くことだってできるの。
●アリス
新しい、物語…。
●シータ
だから教えて。
あなたは、どんな場所にたどり着きたい?
“シータの思い出、ウィズの記憶”で描かれるシータの想い
“シータの思い出、ウィズの記憶”では、かつてシータがシンデレラのガラスの靴を隠し、あわせて“『決められた役割なんてない。誰もが望んだ自分になれる』……。”というメッセージを残していたことが明かされる。
かつてシータはシンデレラをかばうという罪を犯し、記憶をなくして“空白の書”の持ち主となり、図書館に所属していた。だが、自分の故郷である“忘れられた流星のメルヘン”を訪れた際に記憶が戻り、任務を放棄して先代シンデレラに会いに行ってしまう。
●シータ
はぁ…。結局あの子に本当のことは話せなかったな…。
…あの子は幸せに暮らしてるんだもの。今さら私がやってきても、困らせるだけよね。
ジブリールはきっと、わかっていたのよね。私が傷つくことになるって…。だからあの子は…。
それでも私は、あの子に当たり散らしちゃったのよね…。
…本当はあの子が正しいことも、あの子に悪気がないことも、わかってたのに…。
…結局私なんて、どこに行ってもイジワルな義姉でしか…。
と悩んでいたシータに対して、義姉への記憶はないながらも、シンデレラはシータを信じてガラスの靴の片方を託す。
ガラスの靴を受け取ったシータは「それに…私はあの靴を預かっただけ。あの子の大切な人は、もうどこにもいないもの。だったらせめて…持ち主をなくしたガラスの靴は、必要とする人のもとに届けられるべきよ。…だから、そういう人が現れるまではあの靴も、灰をかぶって眠っていればいいわ。いつかあの靴を必要とする人が現れる、そのときまでね。」という思いを込めて、ガラスの靴を隠したのだった。
アリスとの約束
第一部最終章でキルケゴールはアリスに対し、自分がシータを殺したことを告げてアリスを絶望させようとした。だが、アリスは強い気持ちでキルケゴールと対峙。
さらにシータがナナシの体を借りて姿を現し、アリス、そしてエルやジブリールたちと最後の語らいをするのだった。
●キルケゴール
…まだだ、まだ終わっていない…。アリスを絶望させてさえしまえば…。
●アリス
…無駄よ、キルケゴール。私はもう絶望したりしない。あなたを憎んだりもしない!
●キルケゴール
ほう…私を許すというのか。彼女を殺した私を…。
●アリス
違うわ、シータが死んでも、なくなってないものはある。改めて、そう気付いたのよ。
たしかに、再会の約束はもう叶わないかもしれない…。でも、シータと交わした約束は、まだ生きてる。
一人前の素敵なレディになること…。その為にも、私はあなたを憎んだりしない。
シータも、それを望んでるはずだから…。
●???(ナナシの体を借りたシータ)
よく言ったわ、アリス。本当に立派になったのね。
●アリス
えっ…?
●キルケゴール
お前は、いや、君はまさか…!?
●ナナシ(シータ)
悪いけど、彼女とゆっくりお話したいの。ご退場願うわ、キルケゴール。
●エル
白いナナシ…どうしてここに?
●アラジン
ジブリールの護衛に来てくれたんす。俺とランプの精だけじゃ心許ないんで。
●ウィズ
ジブリール…もう、大丈夫なのかい?
●ジブリール
はい。ご心配をおかけしました。もう大丈夫です。
それより、みなさんにお知らせしたいことが…。
この「不思議の国」からなら、≪虚無の回廊≫へ向かう扉を作れるそうです。
●ナナシ(シータ)
そう、ここが≪虚無の回廊≫への入り口。ハデス・グランディに繋がる道になる。"
●エル
えっ…ナナシが光って…?
●ウィズ
まさか…シータさん…!? あなたはあの時、キルケゴールに…!"
●シータ
ええ…あの時、私は殺されたわ。だから、今は魂だけでここにいる。
でも、それも長くはない。だから…最後に会っておきたかったの。
大きくなったわね、アリス。見た目が変わらなくてもわかる。
本当に、立派なレディになったわ。友達として、とても嬉しい。
●アリス
うっ、うぅ……! シータぁ…!
●シータ
もう…気持ちは嬉しいけど、レディが泣いたりしちゃダメよ。
●アリス
でも、でもぉ…! せっかく会えたのに…もう、お別れなんて…!
●シータ
大丈夫、お別れなんかじゃないわ。魂はいつもあなたのそばにいる…見守ってるから。
●アリス
…うん…うんっ…!!
●シータ
…あなたたちも。本当に立派になってくれたわ。約束通り、ジブリールを支えてくれたみたいだし。
あなたたちならきっと…“滅び”にも打ち勝てる。ここからが正念場よ、がんばりなさい。
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グリムエコーズ
- メーカー: スクウェア・エニックス
- 対応端末: iOS
- ジャンル: RPG
- 配信日: 2019年3月28日
- 価格: 基本無料/アイテム課金
グリムエコーズ
- メーカー: スクウェア・エニックス
- 対応端末: Android
- ジャンル: RPG
- 発売日: 2019年3月28日
- 定価: 基本無料/アイテム課金