GGA2018受賞記念! 『シャレマニ』からスペシャルな書き下ろしSSが到着

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GGA2018コンシューマ部門第1位の『CharadeManiacs』より、書下ろしSSが到着♥

 このたび発表されたGGA2019でコンシューマ部門第1位を獲得した、オトメイトの人気タイトル『CharadeManiacs』より、なんとガルスタオンラインのための書下ろしショートストーリーが到着しました! 本作は乙女ゲームでありながら登場人物のなかの「裏切り者」を探すというミステリアスな仕掛けが人気を呼んだ話題作で、同シナリオ部門の3位にもランクインしました!

 ショートストーリーでは、彼らが受賞のお祝いパーティーの準備をする様子が描かれています。じつは公式Twitterで披露されたストーリーの裏話にもなっているので、ぜひ合わせてお楽しみください!




書下ろしSS『謎のお祝いパーティ』

――とある日。宿舎ではキャストの十人が『お祝い』のために忙しく動き回っていた。

~萬城トモセの部屋にて~

瀬名ヒヨリ 「それで、トモセくん。これって何のための飾り付けなの?」
萬城トモセ 「さあ。俺は明瀬さんにお祝いのために飾り付けをして欲しいって言われただけで、詳しいことは分からない」
茅ヶ裂マモル「忙しそうで、すぐ行っちゃいましたからね。でも、こうやってみんなで飾り付けを考えて作っていくのは楽しいですね」
凝部ソウタ 「こんなのバウンサーに出してもらった方が早いと思うけどなー。大量の風船に、折り紙の輪繋ぎに……え、チーちゃん、輪がメビウスの輪みたいになってるけど」
茅ヶ裂マモル「ど、どういうことですか?」
凝部ソウタ 「いや、それは僕が聞きたい。なぜか輪の空間がねじ曲がってる……風船膨らませる方をやったら……?」
萬城トモセ 「器用ですね。こっちは終わりました」
凝部ソウタ 「トモくんはトモくんでやたら飾り作るの上手いし」
萬城トモセ 「ヒヨリの弟達とよく一緒にやっていたもので」
茅ヶ裂マモル「すみません、風船が変な形に膨らむんですが……!」
萬城トモセ 「……器用ですね」
凝部ソウタ 「チーちゃんの不器用さは、限界突破して逆に器用になってるのがすごいね」

~台所にて~

瀬名ヒヨリ 「飾り付けが終わったので、料理の手伝いに来ました」
双巳リョウイチ「瀬名、いいところに。獲端の血管がいつまで保つか心配していたところなんだ」
獲端ケイト 「………………俺の血管は至って健康です。キレてません」
双巳リョウイチ「声が震えてるんだが。それでいて包丁は高速で食材を切ってるところが逆に怖い」
瀬名ヒヨリ 「いったい何があったんですか……?」
双巳リョウイチ「色々と想定外の事故があってな……」
廃寺タクミ 「ピザにアイスを載せたら怒られた」
獲端ケイト 「当たり前だろ!? 余計なことすんな!」
廃寺タクミ 「でもこの間見たレシピ本には、ピザにアイスのってたよ」
獲端ケイト 「それはデザートピザだろ! 普通のピザには載せねぇんだよ。せっかくのマルゲリータがグチャグチャじゃねーか」
双巳リョウイチ「載せるならジュースやデザートにしておけ。相性や色合いも考えないとな」
廃寺タクミ 「相性……色合い……赤いピザにはストロベリーアイスとか?」
獲端ケイト 「そうじゃねえ! 頼むから廃寺は大人しく座っててくれ……」

~リビングにて~

瀬名ヒヨリ 「お疲れさまです。こっちでは飲み物とスイーツを用意してたんですね」
射落ミズキ 「うん。あらかた終わって、カクテルも作っていたところだよ」
明瀬キョウヤ「みんなのおかげでサクサク準備終わったなー。いよいよパーティって感じでワクワクする!」
陀宰メイ  「こういう勢いまかせのイベントごとになると、明瀬の本領発揮だな……」
射落ミズキ 「力技は大得意か。見習いたいねぇ」
陀宰メイ  「射落さんもさっき力技で氷をバカスカ割ってましたけどね」
射落ミズキ 「あれは力というよりコツがあってね……ん? 明瀬くん、もう飲んでるの?」
陀宰メイ  「おい。一人で先に飲むなよ」
明瀬キョウヤ「準備で喉渇いたんだって。お前も飲めばいーだろ」
陀宰メイ  「そういう話じゃない。飲むのは乾杯してからだろ!?」
明瀬キョウヤ「わ~かったよ~」
陀宰メイ  「と言いながら最後まで飲み干すな!」
射落ミズキ 「はははは! 仲が良いねぇ」

~リビングにて、全員集合~

萬城トモセ 「じゃあ、これでお祝いパーティ開始ですね」
明瀬キョウヤ「よーし、乾杯しようぜ~。俺、瀬名の隣なっ」
瀬名ヒヨリ 「え!? あの……!!」
陀宰メイ  「おい、なんでそこで抱きつくんだ……! 顎を瀬名の頭の上に載せるな!!」
凝部ソウタ 「メイちゃーん、殺気がヤバーイ」
萬城トモセ 「ん? なんで俺の前にバリケード作ってるんですか双巳さん」
双巳リョウイチ「いや。世の中には見ない方が幸せなものもあるんだ、萬城」
獲端ケイト 「で、誰の誕生日パーティだって?」
廃寺タクミ 「誕生日パーティなの? 誰? 茅ヶ裂お兄ちゃん?」
茅ヶ裂マモル「いえ、僕では……」
射落ミズキ 「これだけ張り切って準備しておきながら、みんな目的を知らないだなんて……まあ、それはそれで面白いか! よし、乾杯しよう!」
明瀬キョウヤ「よっしゃー!! みんなよくやったぜ、かんぱーい!!!!」
瀬名ヒヨリ 「……あ、何かメッセージが届いてる。『アワード受賞おめでとう』……? 明瀬さん、私達何かの賞をもらったみたいですけど……聞いてます? もしもーし!」

そうして行われた謎のお祝いパーティが荒れに荒れるとは、この時は誰も思っていなかったのだった――

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