アニメ『天地創造デザイン部』榎木淳弥、梅原裕一郎ら5名の座談会公開
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2021年放送予定のTVアニメ『天地創造デザイン部』のメインキャスト5名による座談会が実施され、榎木淳弥さん(下田役)、梅原裕一郎さん(木村役)、諏訪部順一さん(水島役)、岸尾だいすけさん(金森役)、大空直美さん(冥戸役)が原作への想いやアニメ収録への意気込みを語りました。
以下、リリース全文を掲載します。
2021年放送TVアニメ『天地創造デザイン部』メインキャスト5名による座談会が開催! キャストがデザインした生き物とは? 座談会レポート全文到着!
※本座談会はアフレコ開始前の3月初旬に実施されたものになります。
原作を読んだ感想について諏訪部は「面白おかしい漫画ですが、動物に関するネタはきちんとした情報に基づいていますよね」、梅原は「ふざけて作ったのかなと思うような性質の生き物も、この作品を読んでいるともしかしたらこうやってデザインされたのかなと思えてくる。ファンタジーではありつつも、すごくリアルに感じました」と興味深げに語りました。
もともと生き物の雑学が好きという大空も、漫画で初めて知った生き物の生態が多かったと言い、「色んな生き物への「へぇ~!」がたくさんで楽しめました」と声を弾ませました。岸尾は「『このマンガがすごい!2019オトコ編』10位にランクインしそうな作品ですね」とコミックスの帯をなぞりながらしみじみと語り、周囲の笑いを誘いました。
自身が演じるキャラクターの印象について榎木は「下田はまだ生まれたばかりの天使なので知らないことも多く、視聴者の方と同じ目線で一緒に楽しんだり驚いたりできるキャラクターなのかなと思っています。デザイン部にとっては癒しのような存在で、そこは僕と共通していますね。」と笑顔で語り、他のキャストからイジられる一幕も。
座談会の終盤にはキャストが新たな生き物をデザインするイラスト企画も実施され、各々がスケッチブックに自分の考えた生き物を描き上げました。『最強の美男美女』、『カフングイ』、『超正義菌』などネーミングからして個性の感じられる生き物たちが次々と“創造”され、終始和気あいあいとした雰囲気で本座談会は幕を閉じました。
キャストの描いたイラストも掲載されている本座談会の写真付き全文はTVアニメ『天地創造デザイン部』公式サイトにて公開中となります。
2021年の放送に向けてますます勢いをつける話題の“生き物創造お仕事コメディ”『天地創造デザイン部』の気になる最新情報については公式サイト、公式Twitter(@tendebu_PR)、「モーニングtwo」本誌にて今後も随時発表予定となります。
TVアニメ『天地創造デザイン部』座談会レポート全文
――原作を読んでのご感想をお聞かせください。
榎木:まるで生き物図鑑を読んでいるような感覚になりました。知っている生き物でも「こんな一面があったんだ」という発見がありましたし、「こんなデザイン、絶対不採用だな」と思って読んでいても採用されていたりして、いろいろな生き物に詳しくなれますね。ためになる知識が詰まった作品だなと思います。
大空:もともと生き物の雑学が好きなので知っていることもあったんですけれど、全然知らなかったこともやっぱりあって。コアラが親の排泄物を食べて育つなんて、初めて知りました! 雑学が好きなのは「へぇ~!」となる感覚が好きだからで、この作品はそんな「へぇ~!」がたくさんで楽しいなと思いながら読んでいました。
諏訪部:面白おかしいマンガですが、動物に関するネタはきちんとした情報に基づいていますよね。創作ジョークかと思いきや、実は本当のことというのも結構あって。楽しみながら学べる作品ですね。
榎木:巻末に載っている参考文献の出典数がすごいんですよ!
梅原:学術的にもちゃんとしていますよね。
岸尾:それでいて漫画としても面白い。『このマンガがすごい!2019オトコ編』の第10位に入りそうなくらいですね。
榎木:既に入っていますから! コミックスの帯読んだだけじゃないですか(笑)。
岸尾:どうしてもそれを言いたくなって(笑)。
梅原:地球上には本当にいろいろな種類の生き物がいて、「ふざけて作ったのかな」と思うような性質の生き物も存在しているじゃないですか。でも、この作品を読んでいると、「もしかしたらこうやってデザインされたのかな」と思えてくるんですよ。ファンタジーではありつつも、すごくリアルに感じました。
諏訪部:環境に適応して生きていくための必要不可欠な要素かと思いきや。実はあまり意味のない器官とか機能って結構あるんだよね。むしろウィークポイントと言っていいようなものとかも。まさに神の悪戯って感じ(笑)
榎木:キクガシラコウモリの偽乳とか。
大空:乳は出ないから意味ないですもんね。
榎木:そう、子供がただぶら下がるためだけにある(笑)。本当に不思議ですよね。
――神様が発注してデザイン部がデザインするという世界観の設定については、どのように思われましたか?
大空:神様のことをクライアントと呼んでいるところとか、妙にリアリティがありますよね。
榎木:そもそもデザイン部のみんなは何なのかが気になります。下田は天使だけれど、みんなは違うんですかね? コミックス1巻の冒頭で下田が来たときに、「来たな天使ども」と言っていますし。
諏訪部:確かに。そのあたりの設定は現状ふわっとしているね。そこツッコむのは野暮かも(笑)。
岸尾:金森の性別も謎だよね。温泉は火口と一緒に入っているし。
榎木:もしかしたら性別がないのかもしれない。
諏訪部:まぁ、そういうのは雰囲気で流しておいた方がいいんじゃない?
榎木:土屋さんに孫がいるのも謎!
大空:そうですよね。どうやって家族を作るんでしょう?
諏訪部:そういうところイジるのも野暮!(笑)
榎木:もう全部が野暮になる(笑)。
――ご自身が演じられるキャラクターの印象をお聞かせください。
榎木:下田はまだ生まれたばかりの天使なので知らないことも多く、視聴者の方と同じ目線のキャラクターなのかなと思っています。可愛い可愛くないの基準も割と現代社会の一般人の感覚に沿っているので、視聴者の方と一緒に楽しんだり驚いたりできるような立ち位置になると思います。デザイン部にとっては癒しのような存在で、そこは僕と共通していますね。
一同:(笑)。
岸尾:よし、どんどんイジっていこう!
梅原:木村は「食べたら美味しいか、美味しくないか」に飽くなき探求心を持っているキャラクターです。食にこだわり過ぎて、周りから引かれることもあるんですけど、そこも面白いところだなと思っています。
諏訪部:動物園や水族館に行って、「美味しそう」と言うタイプだよね。
梅原:そうですね。僕は食への探求心がないので、その点に関しては完璧には理解できないところです(苦笑)。オーディションの段階から普段やる役とは違ったので、ぜひ演じてみたいと強く思っていました。
諏訪部:水島は機能からデザインを起こすタイプですね。発想が非常にロジカル。しかし、そんな中にロマンもあったりして。自分もベースは論理的に物事を考えるタイプなので共感が持てますね。あぁ、一応申し上げておくと、ロジカルだけでなくエモーショナルも大切にするタイプです。なので、もし自分が生き物をデザインすることができたとしたら、めっちゃ可愛いやつにするでしょうね(笑)。
岸尾:金森は美しいものへのこだわりが強いキャラクターです。美へのこだわりという意味では、僕も毎日パックしています。
諏訪部:本当に!?
岸尾:ちゃんと毎日やってるよ~。導入剤を入れてから化粧水つけてる。
大空:本格的! 毎日はすごいです!
諏訪部:それは美のため?
岸尾:肌を褒められるから肌に気を遣っているだけで、それ以外のこだわりはあまり無いかな。金森の性別は先ほども話に上がりましたが、これまでもジェンダー関係なくいろいろな役をやらせていただいているので、今回も演じるのを楽しみにしています。
大空:冥戸ちゃんはオーディションのセリフも刺激的な言葉ばかりでした。生き物の生殖器を可愛いと思う子なので、そういった言いにくい言葉をガンガン言うんですよ(笑)。こんなに可愛らしい見た目だけれど、可愛いと思う基準が独特で、発想もちょっとグロテスクですね。
諏訪部:代表作が毒蛙なんだよね。
大空:毒が好きで、他の人のデザインにもよく「毒入れる?」と言っています。私も演じるにあたって、冥戸ちゃんが「可愛くて好き!」と思うものを、頑張って好きになれるようにしたいです!
榎木:それはやめた方がいい!(笑)
――原作の中で好きなエピソードを教えてください。
大空:ラッコのお話はたまらんですね! 寒くて手をバンザイするとか、海藻を体に巻き付けるとか、仲間と手を繋いで泳ぐとか、本当に“可愛い”の塊でキュンキュンしました。私は冥戸ちゃん役ですけれど、可愛い生き物が好きなので……。
榎木:じゃあ冥戸とは真逆なんですね?
大空:そうなんです。私としては海原さんが生み出す生き物が好みです。
梅原:僕はダイオウイカとクジラのエピソード。実際にああいった進化の過程だったのかは分からないですけれど、それぞれの個体がどんどん大きくなっていくところが面白かったです。ダイオウイカにはロマンを感じますね。
岸尾:クラーケンじゃん!
梅原:一時期ダイオウイカの特集番組が組まれたりして、流行ったじゃないですか。ダイオウイカだけじゃなくて、深海にはものすごい数の生き物がいて、「まだまだ見たことが無い生き物がいるんだろうな」というロマンを感じます。
榎木:僕は慰安旅行のお話が好きです。
諏訪部:“金属も溶かす超強酸胃液のヤバイ生物”が出てくるヤツだ!
榎木:こいつ可愛いんですよ~。
諏訪部:でも、鍋の具になっちゃうからね(笑)。
榎木:僕もここからまさかカニに流用されるとは思わなかったです(笑)。人間の食欲ってすごいですよね。「何でこれを食べようと思ったのか」という見た目の生き物も、普通に食べているじゃないですか。
大空:本当ですよね!
榎木:人間の強さを再認識しました。きっとあのエイリアンですら、実在していたら食べていたんじゃないかな。それと、慰安旅行は単純にみんなの仲の良さが見えるエピソードなところも好きなポイントです。
岸尾:僕は龍かティラノサウルスで迷っています。
梅原:両方とも今は作れない生き物ですね。
岸尾:そういうのが好きなんだよね。ティラノサウルスよりも、龍のエピソードが濃かったから龍にしよう! 口が肛門なのは衝撃だった!
大空:龍を成立させるための辻褄合わせがすごかったです。
諏訪部:最初にゴールがあって、そこにどうやって到達するかの道筋を考えていく感じだよね。あれこれ提案しては失敗する流れがとても面白かったなぁ。
梅原:生き物として成立するための条件がちゃんと自然界にあるところも、上手くできているなと思いました。
岸尾:不採用だったけれど、実在してほしい生き物はいっぱいいるよね。でも、龍は駄目だな(笑)。
榎木:糞を撒き散らしますからね。ペガサスも居てほしくないなぁ。
岸尾:ペガサスからコウモリになった流れは秀逸だったけれどね。
大空:「これがこれになるんだ!?」と驚きました。クイズみたいな要素がありますよね。
榎木:そうそう。「これは何の生き物になるんだろう?」と考えながら読むのも楽しいです。
諏訪部:結局のところ、「全部のエピソードが好き」ってなりますよね。どれも採用に辿りつくまでの経緯が面白いし、可愛い生き物もたくさん出てくるし。
梅原:どのエピソードがアニメ化するのかも、楽しみですよね。
榎木:どれもほぼ一話完結だから順番を変えても楽しめますし、どんな構成になるのかワクワクしています。
――原作の中で好きなキャラクターや気になるキャラクターを教えてください。
榎木:上田って謎ですよね。何を考えているのか分からないですし。登場もポイントポイントなので、どういう存在なのかが気になります。
諏訪部:強いて言うなら神様ですね。声が聞こえるだけの。
梅原:どんな姿をしているのかも分からないですしね。
岸尾:僕は天界から地獄に転職した横田かな。
榎木:あの中二病の!
岸尾:見た目はアレだけれど、いい人だからね。
大空:仕事も丁寧ですし。
岸尾:クライアントとしては、とってもいいクライアントだと思う。
諏訪部:神様と違ってオーダーが明確なのは、下請け的には大変ありがたいよね。
梅原:具体的に案を出してくれますよね。
岸尾:でも、それが普通のことですよね?(笑) 神様がちょっと適当なだけ。
諏訪部:いや、神様みたいなクライアントは結構いるよ。雰囲気だけしかイメージ出来てなくて具体的な提案はしてこないのに、「違うんだよな~」とか言ってきたりする(笑)。
榎木:下請けあるあるですね(笑)。
梅原:僕は土屋が好きですね。自分が作った最高傑作の馬に囚われ続けているところが、すごく可愛いなと思います。孫のためにいろいろ作ってあげている姿も、好感が持てます。
大空:私も土屋さんがすごく好きで!
梅原:あら。
大空:馬に対するこだわりがすごくて、ユニコーンとかペガサスとか、何とかして採用にしようとするところが素敵です。4巻のラストで若返っていたので、その後どうなったのかも気になっています。
――原作でデザインされた生き物の中で、ペットにするならどの生き物がいいですか?
諏訪部:鍋の具にされちゃうやつはなかなか魅かれますね。
梅原:イセエビもいいですよね。
大空:でも、やっぱり可愛い方がいいので、飼えるならラッコを飼いたいです。
榎木:お風呂場で飼うの?(笑)
大空:はい!
榎木:僕は宝石を作る鳥、最終的にダチョウになったやつです。ダチョウを放し飼いして、ダイヤを作ってもらいます。
諏訪部:まず原石がないと。ただの石ころからダイヤにはならないからね(笑)。
榎木:資産運用みたいな感じで、原石を胃の中で10年寝かせます。
梅原:僕はカメレオンですね。もともと爬虫類が好きで、飼いたいと思っていた時期もあったんですよ。でも、生きている餌しか食べないし、いろいろとハードルが高くて。
諏訪部:ハエとかあげないといけないんだよね。
榎木:ハエを保存しておくのが嫌だ……!
梅原:大変ですよね。そういう問題がクリアできて飼えるならカメレオン。可愛くない?
榎木:可愛くない(即答)。
梅原:(笑)。
岸尾:僕はケルベロスで。
榎木:何用ですか?(笑)
岸尾:カッコいいのが懐いてきたら可愛いかなって。頭が3つあるから一頭くらいにはツンデレがいてもいいし。
諏訪部:住宅事情とか現実的なことを考えると、実際に飼うのは難しい生き物が多いよね。大きく育っちゃうやつとか。でも、体が大きい生き物って、幼少期の姿が愛くるしいやつ多い気が。小さいのに足が太くて大きかったり。あのバランスがたまらないですよね。
――自分が神様だったらどんな生き物を発注しますか?
岸尾:人を乗せて飛べる、いい感じの生き物かな。
榎木:車いらないですね。
梅原:それで現場移動したいです。
岸尾:勝手にちゃんと移動してくれるくらい頭がよくて、安全に飛んでくれる生き物で!
諏訪部:家の整理整頓してくれる生き物。
榎木:それはもうロボット掃除機でいいじゃないですか(笑)。
諏訪部:ロボット掃除機を使うには、床を綺麗にしておかないといけないんだよ。物があれこれ置いてあったりすると使えない。だから、うちのロボット掃除機はずっと冬眠中。というわけで、楽しみながら片付けをしてくれる生き物をお願いします。
梅原:お母さんみたい(笑)。
大空:私は小学生の頃から酷い花粉症に悩まされているので、花粉を吸いとってくれて、さらにペットとして飼える生き物がいいです。花粉やハウスダストを吸いとって綺麗にしてくれる……空気清浄機ですね(笑)。
諏訪部:これも家電でどうにかなるやつ(笑)。
榎木:家電ってすごいんだな……。
大空:文明の力で既に生み出していましたね……。
諏訪部:でも、それが可愛い生き物だったら、家電品以上に愛情持てるよね。
大空:はい!
梅原:僕は栄養バランスがめちゃくちゃ良くて、食べれば食べるほど痩せる生き物がいいですね。
諏訪部:食用か……(笑)
梅原:それさえ食べていればいい生き物を作ってほしいです。
岸尾:大豆ミートでいいんじゃない?
梅原:いや、それよりもさらに美味しいもので、ちゃんとお肉がいいです。食べることが面倒くさいのも回避されるのもいいですよね。完全食動物です。
岸尾:いいね、キャラにもちゃんと合ってる!
榎木:僕は完璧な美男美女。
一同:?
諏訪部:美しい人間? 何のために?
榎木:見て楽しむため(笑)。
諏訪部:鑑賞用!?(笑)
榎木:見たら一瞬で癒されるような美男美女です。見る人によって姿形が変わって、その人の理想の姿形になるんです。毎朝それを見たら、「よし、仕事いくか」とやる気も出るじゃないですか。「いってらっしゃい」まで言ってくれるといいですね。
諏訪部:見るだけ? ノータッチ?
榎木:清い存在です。お触り禁止です。
岸尾:プラトニックなんだね(笑)。
――今後、原作に出てきてほしい生き物は?
大空:カモノハシです。卵を産むけれど哺乳類なところとか、ずっと不思議だなと思っていたのでもっと生態を詳しく知りたいです。もしデザイン部が作ったなら、どういう経緯で卵を産ませたのかが気になります。それとタコ! タコって脳みそが9つもあるんですよ。
梅原:足それぞれにあるんですよね。
大空:そうなんです。足に一個ずつと本体に一個。海洋生物は変な生き物が多いから、これからもたくさん取り上げてほしいです。
諏訪部:意外と身近な生き物がまだ登場していないですよね。犬とか猫とか。
梅原:人間も気になります。他の生き物に比べたら特殊ですよね。体毛が他の生き物に比べて薄い理由とか知りたいです。
榎木:それをいったら猿も知りたい。人間に進化する過程はどうしたのか、あらかじめ「ここから進化させる」と決めて猿を作ったのかなとか。
岸尾:僕は恐竜系が好きなので、現存するもので恐竜に近いとされているコモドオオトカゲかな。原作には絶滅した生き物も登場していたけれど、今いる生き物の方がタメになるし面白いと思うし。
諏訪部:意外と足が速いヤツだ!
岸尾:某珍獣ハンターが追っかけたヤツです。噛まれたらマジで死にます。
――今後アニメ『天地創造デザイン部』とコラボしてほしい企業、企画はありますか?
諏訪部:まず思いつくのは動物園ですよね。
岸尾:馬繋がりでJRAとか?
榎木:実際にデザイン会社に生き物のデザインをお願いしてみたいです。
大空:発注してみたいー!
諏訪部:原作に登場する生き物たちや、みんなが描いた生き物をCGにしてその場で動かすとか。
梅原:リアリティがありますね。
諏訪部:あ、そういうのもうあった(笑)。あと、珍しい生き物を食に繋げる企画なんかも人気が出そう。
岸尾:カフェじゃなくて、ガッツリ食べられるようにレストランにしよう!
梅原:ゲテモノ料理ですか?
諏訪部:ゲテモノ苦手な人は多いでしょ。
榎木:虫とかじゃなければ大丈夫。動物の肉なら一通りいける気がする!
梅原:虫はちょっと厳しいですね。
岸尾:昆虫食、今流行ってるけどね。
諏訪部:お菓子とかもいろいろ出てきたね。
大空:みなさん昆虫は……。
諏訪部:大空さんは昆虫好きなの? 食べ物という意味で。
大空:いやいやいや!
榎木:今の振りは食べられる人の振りでしたよ(笑)。
大空:無理です無理です!(笑)
――原作ではためになる生き物トリビアが紹介されています。ご自身の知られざるトリビアを教えてください。
榎木:大学で友達に「声優になる」と宣言したとき、隣に座っていた知らないおじさんにすごく応援されました。
諏訪部:何で知らないおじさんが大学に居るの!?
大空:どういう状況なんです!?
榎木:ロビーみたいに椅子があるところで話していたんですよ。友達には心配されて「一回考え直してみろ」と怒られたんですけれど、隣に座っていたおじさんが急に「いいと思うよ」とカットインしてきて(笑)。未だに誰なのか分からないままです。
諏訪部:もしかしたら神様だったのかも(笑)。
榎木:そうかもしれません(笑)。神様なおじさんが応援してくれたおかげで、今の僕がいます!(笑)
――放送を楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。
大空:原作を読んで、「生き物ってまだまだ自分の知らないこんな面白い子たちがいたんだ」と感じました。アニメを見ていただければきっと生き物の面白さをもっと知っていただけるだろうし、生き物好きの方が増えると思います。生き物について語ることが好きなので、この作品を通してそういう輪も広がると嬉しいです!
岸尾:とても楽しい作品ですし、キャストも楽しい人が揃っていますので、いい天地創造ができると思います。ぜひとも楽しみにしていてください。
諏訪部:老若男女問わずどなたにでもオススメできる、とても面白くてためになる作品です。ぜひ放送が始まった暁には、ご視聴どうぞよろしくお願い致します。
梅原:ストーリーやキャラクターが面白いだけでなく、勉強にもなる作品だと思います。生き物への興味に繋がると思いますし、学問の入り口としてとても分かりやすい作品なので、ぜひ幅広い年齢の方々に見ていただきたいです。
榎木:お話も楽しいですし、読んでいて知的好奇心がかきたてられる作品ですので、年齢問わず多くの方に見ていただけたらいいなと思います。個人的に気になっているのは、生き物の鳴き声をどうするかですね。SEなのか、誰かがやるのか(笑)。アニメでの生き物の描き方も楽しみにしていただけたらと思います。
生き物を創造しようのコーナー
<「生き物名」+解説>
■榎木:「最強の美男美女」
デザインのポイントは半分男性で半分女性なところ。見る人の理想の姿形に変わりますが、美男美女のどちらかになるのではなく、半分のまま。美しいものは性別関係なく癒されますからね。「おはよう」と「いってらっしゃい」を言ってくれます。美女は髪の毛が長くてヒールを履いています。服装はワンピースと短パンです。美男には力コブがあります。
■梅原:「最強の知能」
人間より大きい脳みそだったら、人間を超える知能を持つんじゃないかなと思いながら描きました。目と口は一応つけましたが、それ以外は全てのエネルギーを脳みそに注げるようにしています。大きさは1mくらいですね。いろいろやってくれるから、一家に一匹いると便利だと思います。
■岸尾:「超正義菌」
菌です。善玉菌です。どんな菌にも負けず、全部倒してくれます。僕はデザイン力がないのでシンプルに描きました。めっちゃニコニコしている笑顔です。
■大空:「カフングイ」
花粉を食べてくれる可愛いフワフワを考えました。原作のデザインを参考にして、軽量化のためにフワフワの中身は小さくしてあります。飛ぶ生き物は排泄物をよくしますが、この子の排泄物は人間の身体にいいマイナスイオンみたいなものなので、とても可愛くてエコな子です。
■諏訪部:「ネコちゃん」
目はモザイクじゃなくてサングラス……いや、こういう目です。これ自体が目です。世界的にがんばれる感じがありますね。クールジャパンを代表するネコちゃんです(笑)。
TVアニメ『天地創造デザイン部』作品情報
作品名:TVアニメ『天地創造デザイン部』
原作:蛇蔵&鈴木ツタ・たら子『天地創造デザイン部』(講談社“モーニングtwo”連載)
スタッフ(敬称略)
監督:増井壮一
シリーズ構成:横手美智子
キャラクターデザイン:大橋幸子
プロップデザイン:今門卓也
色彩設定:田中美穂
美術監督・美術設定:根本洋行(アートチーム・コンボイ)
撮影監督:中萌々子
撮影監修:寺本友紀
編集:本田優規
音楽:松尾早人
音響監督:飯田里樹
音響制作:スタジオマウス
音楽制作:エイベックス・ピクチャーズ
アニメーション制作:旭プロダクション
製作:天地創造デザイン部製作委員会
キャスト(敬称略)
下田:榎木淳弥
上田:原由実
土屋:井上和彦
木村:梅原裕一郎
水島:諏訪部順一
金森:岸尾だいすけ
冥戸:大空直美
海原:竹内良太
火口:泊 明日菜
ケンタ:木野日菜
横田:逢坂良太
虫部:水島大宙
神様:龍田直樹
ほか
©蛇蔵&鈴木ツタ・たら子・講談社/天地創造デザイン部製作委員会
©蛇蔵&鈴木ツタ・たら子/講談社
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