『プロジェクトセカイ』レビュー。初音ミクファンが待ち望んだ完璧な作品!!

　セガとCraft Eggによる協業、開発をCraft Eggの新設スタジオColorful Paletteが担当するiOS/Android用アプリ『プロジェクトセカイカラフルステージ！ feat. 初音ミク（プロジェクトセカイ）』が、ついに本日9月30日にリリースされました！

　今回はリリース当日ということで、完成版のROMを担当ライターMが連休を返上してプレイし続けたレビューをお届け……スミマセン、白状すると楽しすぎてプレイが止まらなかっただけなんです！

　本来のレビューやインプレッションであれば、ぜひとも見逃して欲しくない魅力やら、個人的に感じた改善点といった雑感をお伝えするのが筋かと思いますが、本作に関しては魅力が突き抜けていてただ「最高です!!」と語彙力を失うばかり……！

　手放しに褒めまくる記事なんて自分でも胡散臭いことこの上ないと思いますが、今回に限っては心の底から「期待を超えた作品」と断言します！

　コンシューマ版『初音ミク Project DIVA Future Tone』をボカロ系リズムゲームの究極の名作とするなら、ピアプロキャラクターズの枠に捕らわれず、オリジナルキャラを違和感なく絡めて仕上げた本作は至高の名作と言えるでしょう（別に両者が対決するわけではありませんが）。

　本作をプレイしていてどこが“至高”と感じたか、ポイントごとに紹介していきます。

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　『プロジェクトセカイ』のリズムゲームは、画面上部から下へと流れてくるノーツ（音符）がレーンに重なるタイミングでタップして演奏するおなじみのシステムです。

　速度が遅すぎるとタイミングがとれないとか、早すぎると焦ってしまうという人も、ノーツの速度やタイミングは細かく調節できるので安心です。

　ダンスの振り付けも思わず見入ってしまうものばかり。見た目が自然すぎて思わずスルーしてしまいがちですが、緩急さまざまなリズムのダンスに合わせて動く髪の毛の表情をはじめ、燕尾服の尾ひれやネクタイ、肩にかけたジャケットなど、動きに手抜きのない衣装のディテールも必見！

　演奏中のカットインセリフも各キャラの個性がしっかりと反映されていて、ストーリーを読む前と後とではかなり印象が違ってくるはず。プレイに集中するためスキル発動表示やカットイン演出をオフにする派の方も、最後までストーリーを読んだらカットイン演出をオンにしてみてください。

　楽曲オリジナルのボイス以外受け入れられないというプレイヤーに対しても、一部の楽曲を除き、楽曲設定で“セカイver.”と“バーチャル・シンガーver.”がそれぞれ用意されています。

　もっとも、オリジナルキャラを担当されている声優陣はいずれも実力派ぞろいなので、先入観を持たずにセカイver.で楽しんでいただきたいところ。

　文字ではお伝えしづらいポイントなのですが、各ユニットごとのオリジナル楽曲は歌詞にも注目。ユニット別のストーリーを読了したあとで聞いて初めて、歌詞に込められた意味がわかるような楽曲もあります。

　各キャラクターのランクを上げてボーカルカードを手に入れれば、楽曲ショップで“アナザーボーカルver.”を引き換え購入（課金要素ではありません）できるのでぜひお試しを！

　本編ストーリーの他にも、ガチャで入手した衣装やレアリティ違いのキャラすべてにサイドストーリーが用意されているので、ボリュームはかなりのものです。

　本作をプレイしていて何かしら不都合が起きるとすれば、端末の性能や通信速度といったプレイ環境の問題でしょう。もちろんオプション項目には“軽量モード”や3DMVの品質設定、カットイン演出のオンオフといった、端末への負荷軽減対策も用意されています。

　以上、「それ本当に仕事のプレイ!?」と、呆れられるほどの時間を注ぎ込んで先行プレイさせていただいた際の気づきなどをまとめてみました。

　もしかするとまだ見逃している魅力もあるかも知れませんが、そこはぜひ本作をプレイして、皆さんの目で確かめてください！

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