『サイバーパンク2077』日本語版のゲームプレイを紹介。街作りを担当する開発者が秘訣を公開

　9月26日に配信された番組“『サイバーパンク2077』 Night City Wire 日本特別放送”で発表された情報を掲載します。

　放送には、CD PROJEKT RED ジャパン・カントリー・マネージャーの本間覚さん、ゲーム実況者・おついちさんが登場。タイトルの魅力を紹介しました。

　『サイバーパンク2077』を開発するCD PROJEKT REDは、『ウィッチャー』シリーズで有名なメーカーです。

　『サイバーパンク2077』は、PS4/Xbox One/PCで発売されます。PS4/Xbox Oneを購入した場合、PS5/Xbox Series Xの後方互換によってそのまま遊べるだけでなく、後日配信される新ハードの性能を生かしたアップグレードを無償で入手できます。

　主人公・V（ヴィー）はプレイヤーが自由にカスタマイズ可能。背景設定のような“ライフパス”を自由に選べるのが特徴とのこと。“STREET KID”、“NOMAD”、“CORPO”という3つがあり、選んだライフパスによって、冒頭の展開やクエスト中の選択や会話が変わることになるようです。

　ジョニー・シルヴァーハンドは昔、音楽の力で世界を変えようとしていたキャラ。彼がデジタルデータとして主人公の頭に入ってきて、かかわることになるようです。

　“V”の服装は自由に変えることが可能。またカスタマイズでは性別をも変えられます。大きな違いはないそうですが、性別によってロマンス対象が変わることもあるそうです。

　選択肢もいろいろあるため、それによって展開は大きく異なるとか。

　ロボットを買いに行くクエストでは、お金“チップ”を渡して買おうとしたところ、そのチップにウィルスが仕込まれていました。チップを渡す前にハッキングしてウィルスを排除することも可能ですし、会話の展開がわずらわしけれえばすぐに銃を向けることも可能。プレイの幅の広さを感じられました。

　ナイトシティを紹介するに際して、ワルシャワ本社にいる日本人スタッフの榊原寛さんが登場。ナイトシティ全体の絵作りを担当しているそうです。プロジェクトは大きいため、イベントが起こる部分を担当、ゴミや椅子などを担当、オープンワールド全体を作る担当というように、3つのチームから街づくりは進められているそうです。

　おついちさんから「開発者が疲れた際に向かう、隠れたスポットは？」という質問があがりました。榊原さんは「1つにしぼるのは難しい」と断ったあとで、ゲーム中にある繁華街・ジャパンタウンをチョイス。大きな2つのビルがあり、登ってテラスに出て、対岸の巨大なビルを見たり、見下ろしたり、荷物を運ぶドローンを見たりすると落ち着き、気に入っている場所だとのこと。

　未来を作る際にこだわったのは、すべてを未来的にするのではないこと。伝統的なものに技術が混ざっていると、サイバーパンクだし、想像を掻き立てるとか。見知ったものと未来的なものを混ぜてデザインすることがチームに共有されているようです。

　キャラクターデザインについても同様のことが意識されていて、いいバランスで作られているのが本作の特徴になるとのこと。

　次の質問は「街を作る際にインスパイアされたのは？」というもの。舞台はカリフォルニアであるため、郊外などを見ているそうです。作品では『ブレードランナー』、『AKIRA』、『攻殻機動隊』、『イノセンス』などをあげていました。他には、ビルを作る際には、“ブルータリズム”という建築の手法を心がけているそうです。

　多くの開発者がかかわり、クオリティがあがっている本作。発売に向けて、Twitterキャンペーンが実施されます。日本未発売グッズが当たるので、参加してみては？