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ひと足早くPS5を体験! 試遊で感じたPS5の驚きとは?

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 11月12日の発売まで約1カ月に迫ったPS5。発売に先立ち、都内某所にてPS5のハンズオンが実施されました! 時間にして約1時間45分ほどでしたが、2タイトルをプレイしてのPS5の感触を味わってきたので、こちらのレポートをお届けしていきたいと思います。

 実機プレイの様子はこちらの動画もチェックしてみてください。

体験できたPS5専用タイトル

 まずはプレイできた2タイトル『ASTRO’s PLAYROOM(アストロプレイルーム)』と『Godfall(ゴッドフォール)』について簡単に紹介!

 『ASTRO’s PLAYROOM(アストロプレイルーム)』はPS5にプリインストールされるタイトルで、PS5ならではの機能を手軽に体験できるような内容になっています。ゲーム内の体験をコントローラを通して“振動”で伝える“ハプティックフィードバック”や、ボタンの抵抗をゲームの状況に応じてリアルに表現する“アダプティブトリガー”など、PS5の“ウリ”となる機能を存分に楽しむことができます。

 こう説明すると体験版みたいなものかなと思われてしまうかもしれませんが、さまざまなステージをクリアしていくアクションゲームのなかに、新機能を楽しむ要素が盛り込まれているので、普通にゲームとして楽しめる内容となっています。コレクション要素もあるので、結構ハマれるものになっているかと思います。

 『Godfall(ゴッドフォール)』はPS5と同時発売されるタイトルの1つで、爽快で迫力のバトルを体験できるアクションRPGです。PS5のローンチにあわせて制作された完全オリジナルタイトルとなっているので、PS5のスゴさを味わうことができると思いますよ。

 ローンチタイトルのアクションタイトルと言えば『Demon's Souls』もありますが、アクションの方向性としてはベクトルの違う作品といった印象。素早く移動できて襲い掛かってくる敵をド派手に薙ぎ払っていくので、爽快感を感じることができます。「死にゲーは難しすぎてちょっと……」という人を含め、幅広い人にオススメできるアクションタイトルになっています。

PS5に実際に触れてのファーストインプレッション

 これらのゲームを触れてみてのPS5に対して感じた所感は……強烈なインパクトを感じて驚愕! というような大げさなものは正直なところ感じるまでにはいたりませんでした(笑)。おそらく見た目にPS4のゲームかPS5のゲームかをキッチリ見て取れる人ってそんなにいないと思いますし!

 ではガッカリだったのか? ……いえいえ、実際にコントローラーに触れてPS5本体を間近に見て、発売することへの実感を感じ、「PS5が欲しい!!」と物欲が刺激させられました。

 パッと見は「PS4からそんなに変わらないでしょ?」と思う人もいるかもしれませんが、実際にゲームをプレイしてみてPS4とPS5とで“受ける恩恵”は結構大きな差になると感じました。“ハプティックフィードバック”や“アダプティブトリガー”という“触覚”で得られる感覚もありますが、一番は“読み込み速度”ですね。プレイ中の“むやみな待ち時間”がなくなるわけです。地味に、そして確実に、その恩恵は大きく感じられました。

 GAME OVERになったときやマップを切り替えるときに数秒でリスタートできたりマップが切り替わってくれるのと、リスタートやステージの切り替え時に約1分もの読み込み時間がかかったりするのとでは、プレイするときに考えることも変わってくると思います。

 マップを切り替える時間がわずらわしいから、今は前のマップに戻るのはやめておこうとか思ったことはありませんか?

 オープンワールドゲームでファストトラベルが2、3秒でできたら、積極的にマップを隅々まで探索したくなるのでは?

 ファストトラベルすると毎回30秒以上読み込みに時間がかかるから、北西のエリアはクエストをまとまって受けて行こうとか考えたりしたことはありませんか?

 そういう“余計なこと”を考えなくてよくなることって、ゲームをプレイするうえでもすごく大きなことだと思います。読み込みの長さを利用して、気持ちを切り替えるとかポジティブに時間を活用する人もいるでしょうけどね。

 読み込み時間を利用してTIPSを表示するタイトルも多いと思いますが、プレイする側としては、やっぱりないほうがいいですよね。実際に読み込みが長いのと短いのとではゲーム体験の“質”は大きく変わってきます。極論“これ”だけでPS4版ではなくPS5版を選ぶ価値ってあると思います。

 “読み込み”以外で実際に体験して「おっ」と感じたのが“アダプティブトリガー”。これまでアナウンスされているように、状況に応じた負荷がかかって、トリガーを押す(引く)重みが変わってくるのですが、PS5を触れて最も驚きを実感できる機能だと思います。

 コントローラーの“振動機能”自体は歴代PlayStationで体験してきているものでもあるので、“コントローラーが震えること”に大きな驚きはなかったのですが、その振動が“これまでのものとは質が違う”ことに、実際コントローラーに振れるとすぐに気づかされます。細かい振動や大きな振動など、いくつかの異なる振動が同時に伝わってくる……「濃厚だけどスッキリしている」みたいな?(笑)。微細だけど大胆な振動機能で、よりゲームへの没入感が増す! “ハプティックフィードバック”を実際に体験して感じた感想です。

 とはいえ、上記で語ったこれらの特徴はタイトルに依存するところが多いので、こうした機能をふんだんに盛り込んだタイトルの登場を待ちたいところです。

 残念ながら3D立体音響に関しては、スタジオの環境や機材の関係で体験することはできませんでしたが、別の機会があればその魅力をお伝えしていきたいと思います。

機能面以外でのPS5実機体験での驚き

 ここからはPS5の機能面以外の気になるポイントをいくつかピックアップしていきたいと思います。

 今回じつは“読み込み”以上に衝撃的だったのが“ファンの静かさ”。このへん気になっていた人も多かったはず。めっちゃ静かでした!!

 約1時間45分ほどの体験で、実際にPS5を起動させていた時間は1時間20分ぐらいだったかと思います。現場はスタジオだったので周囲に物は少なかったものの、照明もあって結構暑さを感じる室温。『ASTRO’s PLAYROOM(アストロプレイルーム)』と『Godfall(ゴッドフォール)』をプレイしていてファン(排熱)の音が気になることはありませんでした。むしろゲームプレイをそろそろ終わろうかというタイミングで「あれ? ファン回ってました?」って慌てて確認したくらいです。

 最後に本体に触れてみたところ“熱”もあまり感じられず……排熱構造に関しては心配する必要はなさそうですね。

 その代わりといってはなんですが、本体サイズはやっぱり大きいと感じました。厚みも結構あるので、設置場所については排熱も考慮して、余裕を持った場所を確保しておきたいところ。

 設置場所といえば、PS5本体撮影時に改めて気づいたのですが、ディスクスロットありの本体横置きの場合、ディスクスロットが下側にくるのが正位置だということ! 本体横置き画像自体はすでに公式から公開されていますが、実際に見て“はっ!”と気づかされました。

 そのほか、PS5本体にはスタンドが付属されます。このスタンド、じつは横置き時にも使用するそうです。こちらも公式からの画像で確認できる情報ではありますが、たしかに本体の形状を考えると、横置き時にもスタンドはあったほうが安定できてよさそうです。

 あらためてコントローラーについてですが、サイズ的にも重さ的にも、機能の追加やバッテリーの増量などもあり、PS4から大きく&重くなっているのですが、実際に持ってみると意外と軽い! PS4のコントローラーより軽くなってるのでは? と思ってしまうほど、持ってみての感想は“意外と軽い”でした。実際は大きく&重くなっているんですけどね……。

 今回コントローラーにはさまざまな機能が追加されていますが、マイクの搭載は地味に便利! 『ASTRO’s PLAYROOM(アストロプレイルーム)』の風車を回すギミックでは、コントローラーのマイクに反応して風車を回すことになります。机の上に置いていてもギミックには反応してくれていたので、実際のチャット利用時には重宝してくれそう。

 またPS4のコントローラー同様に音を出すこともできますが、わりと高音の音も出ていて、PS4のときより表現できる音域が広がっているように感じました。

 残念ながらPS5のホーム画面や、クリエイトボタンからのシェアプレイなど、まだ明らかになっていない気になるポイントを確認することはできませんでしたが、PS5でゲームをプレイするという体験により、いよいよPS5の登場が間近に控えていることを実感することができました。

 発売まで約1カ月となったPS5。発売に向けて、さらなる情報を追ってお伝えしていきたいと思います。

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