スクエニ新作『オクトラ 大陸の覇者』8人バトルで勝てない時は? ブーストって何? ブレイクって大事なの?

由井ノコウ
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 スクウェア・エニックスから10月28日に配信される予定のiOS/Android用RPG『OCTOPATH TRAVELER(オクトパストラベラー) 大陸の覇者』

 Nintendo Switch用ソフトとして高い人気を誇るRPG『OCTOPATH TRAVELER(オクトパストラベラー)』の名を冠したタイトルということで、RPGとしてコンシューマ向けタイトルと遜色ない奥深さを持った作品になっています。

 ここではライターが実際にプレイした内容を踏まえつつ、本作のバトルシステムに焦点を当てて紹介していきます。

 Switch版『オクトパストラベラー』をプレイしたことがない人にもわかりやすいように、基本システムとザコ戦・ボス戦に分けたテクニックを紹介しているので、事前情報を見てバトルが難しそうだなと感じている人はぜひ参考にしてみてください!

バトルの基本をおさらい

 まずは基本的なバトルシステムを紹介していきます。

 Switch版『オクトパストラベラー』のシステムを引き継いでいるので、プレイしたことがある人ならすぐに理解して楽しめますが、スマホ用RPGとしてはかなり骨太なシステムとなっています。

弱点を突いて敵をブレイク!

 敵キャラクターにはそれぞれ弱点が設定されており、その弱点を突いて攻撃することで、“シールドポイント”を削ることができます。

 シールドポイントがなくなった敵は、“ブレイク”という防御力が下がって1ターン行動できない無防備な状態になるので、これを積極的に狙っていくことで、バトルをグッと有利に進めることができます。

 大抵のバトルでは、ブレイクを狙って攻撃していくのが基本的な立ち回りになるので、初めて出会う敵が現れたらさまざまな種類の攻撃を当てて弱点を洗い出していきましょう。

 弱点に設定されているのは、剣や杖などの武器種ごとの攻撃と、主に魔法などに付与されている属性です。

  • ▲物理攻撃と属性魔法の2種類の攻撃を持つキャラクター。

行動順に気を付けて戦う

 本作のバトルでは、キャラクターごとの“速度”ステータスで行動順が決定し、敵よりも先に行動できるキャラクターで倒すかブレイクすることで、敵の行動を阻害することができます。

  • ▲画面左上に表示されているのが行動順です。

 複数のザコ敵との戦闘でも、ボス戦でも、行動順を意識して上手く立ち回ることで、攻撃を受ける回数をかなり減らすことができます。

 特にブレイクを起こすタイミングは重要。ブレイクを発生させると、次ターンに敵が行動できなくなるだけでなく、そのターンの敵の行動もキャンセルできます。つまり、敵の行動前にブレイクをすれば2回分の敵の行動をキャンセルできるので、有利に立ち回れます。

ブーストで一気に畳みかける!

 バトルの中で非常に重要な要素のひとつに、“BP”とそれを消費して行う“ブースト”があります。

 BPは戦闘開始時にそれぞれのキャラクターに1ずつたまった状態で始まり、毎ターン1ずつたまっていき、BPを消費することでそのターンの行動を最大3段階強化できる“ブースト”を使用することができます。

 なお、BPは最大5までためられるほか、BPを消費した次のターンにはBPが増えないことも特徴です。

 ブーストされた行動は、攻撃技ならダメージが上昇、回復技なら回復量が上昇、というようにそれぞれの効果が強化されます。

 “たたかう”コマンドをブーストする場合は少し特殊で、ブーストの段階に応じて攻撃回数を増やすことができます。弱点を突けるキャラクターの“たたかう”をブーストすれば、敵のシールドポイントを一気に削りとることも可能です。

 チャンスに大ダメージを狙うか、ピンチを立て直す回復に使うか、敵をブレイク状態にするために使うか。そのほかにも様々な使い方ある重要なリソースなので、バトルの状況を見つつBPの使い方を見極めましょう!

  • ▲攻撃系以外のバトルアビリティもブーストすることができます。

 なお、原則的にアビリティを強化する際は、BPを1ずつ使うより、一気に最大値(3)を消費する方が強化効率が高くなります。

 一定以上のBPをキープしておくのがセオリーなので、状況にもよりますが、特に敵がブレイク中はアビリティをBP3で強化して大ダメージを狙うのも手です。

後衛と交代してピンチを切り抜ける

 本作のバトルでは前衛4人、後衛4人の合計8人でパーティを組んで戦います。

 戦闘は前衛に配置したキャラクターが行い、コマンド選択時に後ろに配置された後衛キャラクターと交代することができます。

 後衛に配置されたキャラクターは基本的に敵に攻撃されないほか、毎ターンHPとSPが回復し、前衛キャラクターと同様にBPも回復していきます。

 弱点を突くために属性の穴を埋めるように配置したり、ピンチの時に交代して難を逃れるなど、交代を活用することで戦術の幅が大きく広がります。

 ちなみに後衛は何もできないかというとそうではなく、後衛にいても効果を発揮するアビリティや、前衛との交代時に味方にバフをかけるアビリティもあります。

 また、後衛=何もしない=確実に毎ターンBPを獲得できるのもポイント。BPがたまってきたら前衛と交代させ、効率よく戦いましょう。

ターゲット切り替えも活用しよう

 初期はターゲット方法自動切換えがオンになっており、バトル画面左下に“ターゲット集中”と表示。1体の敵への集中攻撃を行う流れとなります。

 複数の敵がいて、個別に攻撃を行いたい場合は“設定”からターゲット方法自動切換えをオフにし、バトル画面左下の“ターゲット集中”をタップして“ターゲット個別”に切り替えましょう。

 特にボス戦では、ボスととりまきのザコをバランスよくブレイクしていくことが勝利のカギとなるので、“ターゲット個別”も活用するのがおすすめです。

キャラクターの個性を理解してパーティ編成

 キャラクターはそれぞれ、バトル中にSPを消費して発動する“バトルアビリティ”と、バトル中に自動で発動する“サポートアビリティ”をもっています。

 そのほかにもステータスを高めるものなどがあり、最初から覚えているものとレベルアップで手に入る“JP”を消費して習得できるものがあります。

 使用できるバトルアビリティを増やすことで、戦略の幅を広げることができるのはもちろん、自動で発動するサポートアビリティも、味方をサポートするものやダメージ耐性を高めるもの、バトルで取得できるリーフ(ゲーム内通貨)を増やす効果のものなど、キャラクターごとに個性的なものがそろっています。

 パーティを編成するときはこれらの性能を踏まえて構成してみてください。

  • ▲SPを自動回復してくれるサポートアビリティ

  • ▲バトルの獲得リーフが増えるサポートアビリティ

バトル攻略【ザコ戦編】

 フィールドでの通常戦闘、所謂ザコ戦での戦い方で重要なポイントをまとめました。

 プレイ中、繰り返しこなしていくことになるザコ戦を楽に進めていくためにも、ぜひ参考にしてみてください。

できるだけ沢山の攻撃手段をパーティに組み込む

 フィールドで行う通常戦闘では様々な種類の敵と戦うことになります。

 敵に合わせた専用の編成で戦いに挑むのは難しいので、できるだけ多くの敵の弱点が突けるよう、幅広い攻撃手段をもったキャラクターをパーティに組み込んでおきましょう。

  • ▲できるだけ武器種をばらけさせておくのがおすすめです。

全体攻撃持ちがいると便利

 通常戦闘では複数の敵を相手にすることが多いので、弱点を探す段階でも、弱点を突いてシールドポイントを削るときにも、敵全体に攻撃できるバトルアビリティを持ったキャラクターがいると非常に便利です。

 火力が高くなってくると、バトル開始直後に複数のキャラクターでブーストした全体攻撃を一気に放ち、敵を一掃するという戦い方も。


  • ▲全体攻撃持ちはレアリティにこだわらずにある程度育てておきましょう。

BPは出し惜しみせずに使おう

 通常戦闘で出現する敵はあまり耐久力は高くないので、戦いが長引くことが少ない代わりに、多くの回数をこなすことになるので、開幕からBPを使って一気に畳みかける戦い方がおすすめです。

 逆にそれで倒しきれずに苦戦する場合は、無理に進行せずにレベル上げなどでパーティの戦力増強を目指しましょう。

バトル攻略【ボス戦編】

 フィールド画面でも姿が見えている強敵“シンボルエネミー”やストーリーのボス敵といった強敵とのバトルでは、ザコ戦とは少々勝手が変わってきます。

 特定の強敵に苦戦したときはぜひここを参考にしてみてください。

弱点を集中攻撃できるパーティを組もう

 ボス戦でまずやるべきことは、弱点の洗い出しです。最初はバトルに勝てなくても、色々な攻撃を当てて弱点を探してみましょう。

 そして、洗い出した弱点を突けるキャラクターをパーティに多く編成することで、ボスに与えるダメージが増えるだけでなく、より早くシールドポイントを削ってブレイク状態にすることができるようになります。

 まずは序盤のシンボルエネミー戦で、敵がブレイク状態から復帰した次のターンにはまたブレイクを狙える構成を目指してみてください。

 そこからさらに後述する要素を盛り込んでパーティを組むようにすれば、強敵との戦いも楽になってくるはずです。

  • ▲剣の攻撃で弱点を突ける場合の編成例。

大ダメージを狙えるキャラクターを編成しよう

 ブレイク状態にした敵に対して大きなダメージを与えられる“バトルアビリティ”を持ったキャラクターをパーティに編成しておきましょう。

 ブレイクを狙って使うBPとの兼ね合いもあるので、後衛に配置しておいて、前衛キャラでブレイク状態にしたら次のターンで交代してブーストした高火力攻撃を叩きこむ、という立ち回りもおすすめです。

パーティ内の役割分担を考えよう

 強敵との戦いを火力一辺倒で押し切るのは難しいので、回復ができるキャラクターや、敵の攻撃を自分に集められるタンク役のキャラクターを編成すると戦いやすくなります。

 そのほかにも、バフやデバフを使えるキャラクターなどを組み込むのもおすすめです。

 戦う敵にもよりますが、安定してブレイクを狙える構成をベースに、高火力を出せるキャラクターを3~4人ほどと、回復役、サポート役、タンク役をそれぞれ1~2人程度編成すると比較的安定した立ち回りができます。

 このとき、火力役のキャラクターの後衛か前衛に、回復・サポート・タンク役のキャラクターを配置して、同じ役割のキャラクターを一気に前衛に並べられるようにしておくと、火力で畳み掛けたり、ピンチを立て直しやすいのでおすすめです。

 タンク役をふたり以上編成する場合に関しては、入れ替わりで回復しながら敵の攻撃を引き付けられるので、前衛と後衛に並べて配置するのもおすすめです。

  • ▲回復ができるキャラクター

  • ▲敵の攻撃を自分に集められるキャラクター

BPは計画的に使おう

 前述した通り、ボス戦では開幕からBPを使って一気に倒しきる戦い方は難しいので、“ブレイクするために“たたかう”コマンドをブーストする”、“大ダメージを狙って攻撃系のバトルアビリティをブーストする”、“ピンチを立て直すために回復系のバトルアビリティをブーストする”など、BPを使う選択肢が非常に多くなります。

 そのため、毎ターン1ずつ回復するBPをいかに無駄なく活用していくかがとても重要になってきます。

 次のターンに受けるダメージも想定しながらBPを消費して回復をしたり、押し切れると判断したら一気にブーストした攻撃を叩きこむなど、先を見越した判断を心掛けるとやられづらくなるはずです。

テクニックを駆使して快適な旅路を!

 もちろん、仲間になったキャラクターの性能によって編成や戦い方も変わるので絶対ではありませんが、ここまで紹介してきたバトルの立ち回り、パーティ編成のコツを念頭に置いてプレイすれば序盤から戦闘で躓いてしまう、ということは少ないはず。

 もしそれでも苦戦する敵がいた場合は、レベル上げや装備の更新など、キャラクターの育成も合わせて進めてみてください。

 やはり本作のジャンルはRPG。ゲームを進めるうえで育成も非常に大切になってきます。ここで紹介したバトルのテクニックはレベル上げなど、育成面でも役に立つと思うので、うまく活用して快適な旅を楽しんでください!

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OCTOPATH TRAVELER 大陸の覇者

  • メーカー: スクウェア・エニックス
  • 対応端末: iOS
  • ジャンル: RPG
  • 配信日: 2020年10月28日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

OCTOPATH TRAVELER 大陸の覇者

  • メーカー: スクウェア・エニックス
  • 対応端末: Android
  • ジャンル: RPG
  • 配信日: 2020年10月28日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

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