SLG好きはハマれる『Zold Out』! 鍛冶屋の高みを目指して大陸を冒険する新感覚S・RPGの見どころとは!?

電撃オンライン
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 C4Catが開発し、NetEase Gamesが贈るスチームパンク風SRPGのiOS/Android用アプリ『Zold Out~鍛冶屋の物語~(以下ゾルカジ)』。先日20万ダウンロードを突破し、ますますにぎわいをみせる本作は、大陸にある小さな鍛冶屋の主人で鍛冶師のヘリドと、武器商人のオスカのふたりを中心に、売れない鍛冶屋を大きくすることを目的に大陸を遊歴していくRPGです。

ヘリド(声優:高井周平)

 主人公の1人、鍛冶師のヘリド。“夢は世界平和”と謳い、自分は平和主義者と主張しているが、トラブルが起こるたび真っ先に拳で解決することが多く、“ダブスタ”な行動をオスカに突っ込まれがち。

オスカ(声優:佐野裕理)

 もう1人の主人公。武器商人を名乗り、ヘリドに鍛冶屋の経営拡大を持ち掛ける。その際、自分の夢も同じく世界平和だと語るも、時折見せる思案顔からほかに何か目的があるようにも思えるが……!?

 “戦うこと”を生業とする勇者や戦士のような職業でなく、クラフト職である鍛冶屋が主人公という『ゾルカジ』は、独特の切り口だからこその楽しみを用意しつつ、アプリゲーに欠かせない遊びもしっかりカバーされたタイトルとなっています。そこで今回は未体験の方に向けて『ゾルカジ』の遊び方を紹介しながら、魅力的な切り口をピックアップしてお伝えします。

あえて動かないのも大事!? 行動力(SP)を計算して戦うタクティカルバトル

 まずはゲームプレイの大半を占める要素のバトルからご紹介。『ゾルカジ』のバトルはターン制のRPGで、あらかじめ個別に組んだ武器カードのデッキから6枚がチームの手札として配られ、それを選びながら戦っていきます。

 ただし、ターンは味方のターン、敵のターンと明確に分かれているタイプではなく、キャラクター(敵含む)が何か行動すると行動値(SP)を消費し、SPが満タン(12)まで回復した対象が再行動できるようになります。いわゆる“コストターンバトル”ですね。

  • ▲画面左上に並んでいる顔が攻撃順番。黄色の円ゲージが満タンになると、行動が可能になります。このSPはゲーム時間(ティック)の経過で回復します。

 そのため、攻撃できるからと無計画にSPを使い切って攻撃してしまうと、倒しきれなった場合に敵の行動順番が多く回ってきて、連続攻撃されて撃沈……というようなピンチを招いてしまうことも。敵を倒せそうなときは全力でSPを使い切り、そうでないときはあえて行動をしないでSPをためてチャンスを待つ、なんて戦略を立てることが重要になるのです。

  • ▲戦闘中に敵をダブルタップするとデータの詳細を確認できます。物理防御力と魔法防御力のパラメータを確認して、有効な攻撃手段がない場合はSPを温存しましょう!

 その攻撃順番に大きく影響するのが、先述した攻撃に使用する武器カード。武器カードはSPの消費量が設定されており、威力の高い攻撃ほど多くのSPを消費します。武器カードは後述する編成時に設定できるのですが、強い武器オンリーでのデッキ構築だけでなく、SP調整用のカードも組み込んでおくなど、編成の戦略性もかなり高い作品となっているのです。

  • ▲カードは使用したぶんが自動でドローされる仕組みです。行動順番が回ってきたときに、狙っていたカードが手持ちにない場合は、カードを画面左下にあるごみ箱にドロップすると、SPを2消費してドローし直せます。

【ここがイチオシ!】一手先を読んでの行動選択が狙い通りになると熱い!

 『ゾルカジ』の攻撃手段は物理ダメージを与える片手剣と弓、魔法ダメージを与えるワンドと魔導書があります。4種の攻撃手段のなかでも強力なのは、範囲魔法ダメージを与えられるワンドですが、詠唱から発動まで時間がかかります。そのため、狙う対象の行動順番を確認して移動先を予測し、ちょうど発動のタイミングで効果範囲内におびき寄せる、なんてテクニックも後半になるほど需要となるのです。

  • ▲敵側の攻撃も発動に時間がかかるタイプがあり、攻撃範囲がオレンジ色の円で表示されます。とどまると危険なので、範囲内に入らないように移動ルートを考えるのも大事です。某オンラインRPGのバトルっぽい?(笑)

 また、攻撃のなかにはノックバックを与えるタイプもあり、フィールド上のギミック(落石など)のそばにうまくはじくと、ガッツリとダメージを与えられることもあるのです。

  • ▲弓の攻撃には、対象が接近すると爆発する設置型の攻撃もあります。これとノックバックを組み合わせて、連続ダメージを奪えるととても気持ちいい!!

武器をカンカン鍛えろ! 素材を集めて強力な武器を鍛えて戦力アップ

 バトルに直結する需要な要素が武器を鍛える鍛冶。『ゾルカジ』では素材、設計図などを集めて強力な武器(カード)を用意し、それをセットして自軍の戦力アップを図ることになります。汎用的な武器だけでなく、なかにはボスから手に入る素材から作れる伝説の武器もあり、最強の武器を復元させるという要素も、『ゾルカジ』ならではの遊びとなっています。

  • ▲素材集めの手段は、いわゆる周回プレイ以外にも仲間を派遣して回収することも可能です。こちらはアプリゲーには欠かせない要素で、拠点をレベルアップすると派遣人数や回収アイテムが増えます。

 なお、鍛造できる武器は鍛造炉のレベルが上がると増えるのですが、このレベルアップに必要な経験値入手方法は①はじめて武器を作る、②武器を作ったときに達成品質を一定以上のクオリティ(王冠が付く)、の2つがあります。

【ここがイチオシ!】武器の設計図集めはコレクション魂をくすぐる!

 鍛造できる武器は単に鍛造炉のレベルを上げるだけでは増えず、各ステージに配置された宝箱から手に入ります。宝箱はダメージを与えて破壊すると入手可能なので、見かけたら優先して設計図を回収しましょう。どんどん強い武器が作れるようになると「鍛冶屋としての腕前が上がったな~」と、ヘリドの気持ちとシンクロして思わずニヤニヤしちゃいます(笑)。

  • ▲まあ、作れるようになったとしても、肝心の材料が足りないことも多々あるわけで……。それだけに材料をそろえて鍛造できたときの喜びもひとしおなわけですが。

 なお、サービスが始まったばかりなので、現在鍛造できる武器のレベルは7までとなっていますが、今後どれだけの種類が増えていくのかに期待しちゃいます!

チーム編成が悩ましい! 目移りするほど魅力的なキャラクターが多数登場

 そして最後はキャラクターの育成やチーム編成を紹介。バトルには最大4人を1チームとして参加できるわけですが、このとき使用する武器を偏らない形で編成させることが大事です。とくに一撃のダメージが大きい剣をメインとするキャラクターは、攻撃の囮役にもなるので心強いです。

  • ▲剣、弓、ワンド、魔導書でそろえるのがベター。とくにワンドと魔導書は、障害物を無視して攻撃できるので必須と言えます。

 なお、当たり前ですがキャラクターはレベルが上がるほど強くなるので、経験値アイテムを手に入れたら惜しまずに使いましょう。ただし、レベルアップにはお金もかかるので、派遣での金策と合わせて行うのがオススメです。

  • ▲経験値アイテムはイベントバトルで集めるのがベスト。なお、イベントはイベントスケジュールで確認できます。

【ここがイチオシ!】SSRだけが覇権でない自由度の高いチーム編成

 キャラクターが多数登場するスマホゲーでは“SSR以外は結局使わない”というケースが多いですが、『ゾルカジ』の場合はその比重が比較的軽めなのが個人的にはGOOD。じつはレアリティの低いキャラクターも、同じキャラクターを重ねることで覚醒させると、それなりに実践に耐えうる強さを発揮してくれるんです。

 見た目が好きだから“愛”でカバーしようとも、どうしても乗り越えられない壁があるゲームが多いなか、これはうれしかったですね。さらに、スキルも成長させると性能がグッとアップするので、まさに“愛”を注ぎ込むほどに使い勝手がアップします(成長アイテム集めは大変ですが)。

  • ▲『ゾルカジ』のガチャはキャラクターガチャと武器ガチャに分かれている安心仕様。キャラクターが多数手に入るだけに、覚醒チャンスは多いと思いますよ!
  • ▲残念なのがイチオシキャラのメイドさん、ロナの入手手段がまだないという点。Rランクなので覚醒させたいので、入手手段の実装をお待ちしています!(もちろん、SSRでもいいんですよ?)

 キャラはかわいいし、バトルは解き応えがあるしと、SLG好きのハートをグッと掴んだ『Zold Out~鍛冶屋の物語~』。ここまで“考える時間”が楽しいと思ったスマホゲーはひさしぶりなだけに、すごく満足感が得られました。ぜひ鍛冶屋の行く末をしっかり見届けたいと思います。

 あ、最後にちょっとしたプレイのアドバイスを。プレイをスタートしたら、まずはマップ画面に移動して、中央上部の“メインシナリオ”をタップして、サブシナリオを表示させましょう。サブシナリオはバトルのチュートリアルを学ぶことができるだけでなく、初回クリアで育成素材などがもらえるのでお得ですよ!

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