『魔女の泉3 Re:Fine』先行プレイレビュー。魔女を育成して人形たちと一緒に戦うRPG

イナヤ マギ
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 Nintendo Switchにて12月17日に発売される『魔女の泉3 Re:Fine ‐人形魔女、『アイールディ』の物語‐』を発売前に体験したので、システムやプレイした感想をお届けします。

 『魔女の泉』はアプリゲームで大人気の魔女育成RPG。その第3作『魔女の泉3』がパワーアップしたものが『魔女の泉3 Re:Fine -人形魔女、『アイールディ』の物語-』となります。

人形魔女“アイールディ”が神族と人間の未来を左右する

 主人公は、世間から魔女と恐れられる神族の少女“アイールディ”。

 彼女は、軍や勇士による魔女狩りを逃れるため、人里離れた深い森の奥で、自分で作った人形たちとともに暮らしていました。


 ある日、森の洞窟で冒険好きな人間の青年“アドリアン”と出会ったことから、神族と人間の未来を左右する大きな運命の歯車が動き出すことになります。

アプリ版との違いは?

 本作では、キャラクターグラフィック、3Dモデリング、サウンドに至るまで全面的にリニューアル! また、新たなイベントビジュアルやコスチュームが追加されています。


 アプリ版のアップデートコンテンツを完全収録しているだけでなく、Nintendo Switch版だけのオリジナルイベントも!

 そして総勢50名に及ぶキャラクターに、声優陣によるキャラクターボイスが追加されています。アプリ版を遊んだ人でも、新鮮な気持ちでプレイできそうですね。

  • ▲アイールディ(声優:高野麻里佳)
  • ▲アドリアン(声優:野島裕史)

アイールディを育てて彼女の物語を紡ごう

 本作は、魔女の少女“アイールディ”を育てる育成RPGで、アイールディたち神族と人間との未来を左右する壮大なストーリーが楽しめます。

 アイールディを育成するだけでなく、採取したり、道具を作ったり、モンスターとバトルしたりと、さまざまなことを自由にできます。ストーリーを進めたい時は、“魔女の手帳”に書かれたヒントを見て進めましょう。

人形たちが冒険の手助けをしてくれる!

 冒険には自分が命を吹き込んだ人形を、仲間として連れていくことができます。

 人形は地下の倉庫に保管されており、生命力を注ぐことで人形を解放して召喚できるようにしたり、強化したりすることが可能です。 

 この人形の種類が豊富! 戦闘時に回復したり、乗ることでフィールドを早く移動できたりと、冒険やバトルの役に立つ効果を持っています。最大3体まで連れていくことができるのです。



フィールドで採取&モンスターとバトル!

 フィールドではモンスターと戦ったり、アイテムを採取したりできます。

ターン制バトルでじっくり考えてバトル!

 フィールドには敵キャラが立っており、周りにサークルが表示されています。この中に入ると、相手のステータスが表示され、バトルするか、逃げるかを選択できるのです。


 このシステムがなかなか便利! 無駄な戦闘を避けられますし、相手のステータスを見て逃げるという選択も可能で、試しにどれくらいの敵なのか偵察に行くなんてこともできて、使いやすかったです。ただ、見た目から明らかに強いモンスターは逃げられない場合もありますので、ご注意を……。


 バトルはターン制バトルになっており、武器やアイテム、人形召喚や魔法などのコマンドを選んでバトルしていきます。制限時間などはありませんので、じっくり考えて戦えます。


アイテムを採取して道具や魔法を作成!

 フィールドの光っている場所に近づくと、アイテムを採取することができます。

 アイテムの中には体力やマナを回復できるものもありますが、そのままでは使えないものも。


 家にある魔法の壺を使えば、アイテムを材料にして道具や新たな魔法陣を作り出すことができます。



5日間のトレーニングメニューを決めて育成!

 アイールディは戦闘で能力はアップせず、家にある魔法陣で修練を行うことで育成することができます。

 育成日数は修練1回につき、5日間。 “プッシュアップ”や“剣術練習”、“魔法図鑑研究”や“魔力具体化”など8種類の育成コマンドの中から選択して体力や魔力、素早さといったパラメータを増やすことができます。


 “剣術練習”、“魔法図鑑研究”、“魔法調合研究”など特定のコマンドを行うことで、新しい剣技が使えるようになったり、新たな魔法陣や道具の作り方を覚えたりします。



 ストーリーを進めたり、敵とバトルしたりして一定時間が経つと、修練可能回数が増えるので、あちこち冒険して修練回数を増やしていきましょう。

 とにかく自由に育成できるのが魅力! 魔力を上げて純粋な魔法使いにしたり、剣技を覚えて魔法剣士風に育てたりと、自分好みのキャラクターに育成することができるのがいいですね!

初心者でもストレスなく自由に育成できるのが魅力

 まずはグラフィックですが、フィールドなどで表示される3Dグラフィックと、イベント時に表示される2Dグラフィックがありますが、リニューアルしただけあってどちらもかなりキレイ。なにより、2Dキャラと3Dキャラのグラフィックに違和感がないのがいい!


 また、ふんわりとした幻想的なテイストのグラフィックとBGMが、おとぎ話のような世界観と非常にマッチしています。


 それと、主人公のアイールディが非常にカワイイ!! 無表情キャラですが、素直で優しく、時折鋭いツッコミをしてくるのが、個人的にかなりツボでした! 寝ている姿はかなりカワイらしいので必見です。



 あとプレイしていて感じたのが、ゲーム初心者に優しいということ。基本的に本作はアイールディのみを操作するため、パーティ編成やマルチプレイなど難しい要素はありません。

 また、バトルはオーソドックスなターン制なので、焦らずにバトルコマンドを選ぶことができます。

 地味にいいと思ったのが、アイテムで簡単にステータスを上昇できること。一般的なRPGだと体力などのステータスを上昇させるアイテムは貴重で基本的にあまり手に入らず、主にレベルアップで強化されていきますが、本作では採取やアイテム生成で簡単に手に入ります。


 時間を掛けずに自分の希望するステータスをサクサク上げられるので、育成がストレスにならず、修練と合わせて自由に育成しやすいのがいいと思いました。

 Nintendo Switchなら、ディスプレイに出力してのプレイも可能。美麗なグラフィックにキャラクターボイスが追加された本作は、家でじっくりストーリーを楽しむのにピッタリなタイトルになっていると思います。


 実は本作のストーリーはマルチシナリオとなっており、主人公の選択次第で大きく物語が変化。アイールディがどんな物語を紡ぐのか、じっくりと腰を据えて楽しんでみてはいかがでしょうか?

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『魔女の泉3 Re:Fine -人形魔女、『アイールディ』の物語-』

  • メーカー:スタジオアートディンク
  • 対応端末:Switch
  • ジャンル:RPG
  • 発売日:2020年12月17日
  • 価格:パッケージ版3,980円(税別)/ダウンロード版2,980円(税別)

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