『チェインクロニクル』第3部完結記念特別企画「主人公の軌跡 第1部」【チェンクロ特集#1】

ライターM
公開日時

 セガが贈るスマートフォン用RPG『チェインクロニクル3(チェンクロ3)』。足かけ4年にわたって展開してきた第3部が、11月5日に完結しました!

 11月26日には第4部も配信予定ということで、現役で活躍する隊長さんはもちろん、しばらくユグドから離れていたという隊長さんにも楽しんでいただくべく、『チェンクロ』の魅力を振り返る短期集中連載をお届けします。

 連載第1回は、公式の人気投票でも圧倒的な人気を誇る、義勇軍率いる隊長(主人公)の活躍に注目。ユグド大陸を席巻する黒の軍勢との戦いを描いた第1部の足跡を辿っていきます。

 イラストを担当されたtoi8さん(@toi81008)から主人公それぞれのイラストへコメントも寄せていただきましたので、あわせてご紹介します。今回は第1部の主人公についてのコメントをお届け!

主人公の軌跡~第1部

【toi8さんコメント】

 あんまり個性というものを考えず、主人公としての立ち位置の造形を考えました。パーツの数も少なく、尖った部分も無く……といった感じですね。

記憶喪失の少女・フィーナとの出会い

 『チェインクロニクル』は、義勇軍を率いて黒の軍勢と戦う主人公が、魔物に襲われている少女を助けたところから壮大な物語は幕を開ける。

 記憶喪失の少女・フィーナを保護することとなった義勇軍だが、行く手にはフィーナを狙う謎の女・エイレヌスと不気味な黒騎士が立ちはだかって……。

  • ▲フィーナと彼女が持つ本を狙う謎めいた黒騎士。彼らとの因縁は第二部のクライマックスまで尾を引くこととなる。

 副都を訪れてギルド同盟の議長・ギルバートと面会した一行は、フィーナが所有する“魔物があふれ出す本”(クロニクル)や、世界に蔓延しつつある黒化病の謎について解明するよう依頼され、賢者の塔を目指すこととなる。

  • ▲道すがら聖王女(の影武者であるルイーゼ)を助けたことがきっかけで誤解を生み、誘拐犯として投獄されるというひと幕も。

【義勇軍メンバー】

 妖精のような見た目のピリカや、後に伝説の英雄として語られるカイン、ミシディア、マリナは、フィーナと出会う以前から主人公と行動をともにしていた義勇軍の初期メンバー。

クロニクルの情報を求めて賢者の塔へ

 三賢者の叡智を頼って賢者の塔を訪れた主人公たちは、本の調査と引き換えに迷宮山脈での魔石採取という依頼を受諾。土妖精や火妖精たちの信頼を得て魔石を入手した一行は、賢者の助言によって次なる目的地“世界樹の図書館”へ。

  • ▲現在、過去、未来を知る運命の魔女ファティマ。フィーナの持つクロニクルの力が 世界を滅ぼす可能性を秘めていることを悟った彼女は、命を奪いかねない危険な試練を仕掛けてくる。

 世界樹の図書館があるという精霊島へと渡るには、砂漠のオアシス・湖都で船を調達しなければならない。だが、湖都で待ち受けていたのは蔓延する黒化病と、黒化してしまった砂漠の守護者・ドラゴンとの対決だった。

  • ▲病床の王女・アシュリナを救ったフィーナ。聖王女や三賢者に続き、ユグドの命運を握る首長たちと結ばれてゆく縁の数々は、後に“黒の王”と対峙する義勇軍を助け、世界を束ねる絆となる。

世界樹の図書館で明かされる記憶と真実

 精霊島に到着した主人公たちは、人間に対して排他的な森妖精たちの手荒い歓迎を受けるも、拳と拳による熱い会話(?)で千河の族長・ラファーガに認められる。

  • ▲四大氏族のひとつ、千河の氏族長は脳筋を絵に描いたような人物。それゆえ、ひとたび認められれば他の氏族よりも理解が早い。

 他の氏族長たちの了解を得て世界樹の図書館にたどり着いた一行は、クロニクルの記述者・ユグドの手引きでクロニクルの中へと誘われる。

  • ▲クロニクルの中で描かれる過去の記憶には、エイレヌスと黒騎士の姿も……。

 そこで彼らはフィーナの過去やクロニクルに秘められた謎を知ることとなる。そして、フィーナの持つ本こそクロニクルを総覧する“チェインクロニクル”だと判明するも、クロニクルを狙って襲来した九領第一領主・シュザによってフィーナは連れ去られてしまうのだった。

さらわれたフィーナを追って炎の九領へ

 世界を力で統一するためフィーナの、そしてクロニクルの力を欲するシュザ。フィーナを取り戻すべく九領に乗り込んだ義勇軍は、第九領の傭兵として大宰御前試合に参加することとなる。

  • ▲没落気味の第九領を率いるツル姫。九領にあっては異端の平和主義者であるものの、第二領主・ヨシツグの死を思いとどまらせるなど、幼いながらも領主としての才覚を見せる。

 第八、第三、第二領主と順調に勝ち続け、いざ決戦というそのとき、黒騎士率いる黒の軍勢が九領を急襲。

 義勇軍は九領の鬼たちと力を合わせて軍勢を撃退するが、戦いのさなかシュザの背中を庇ったことを理由に、シュザはフィーナを手放した。それでもなお、御前試合を続けようとするシュザに割って入ったフィーナは、ユグドを救うべく“円卓会議”の開催を提案する。

  • ▲古来より伝わる国家間の意思決定機関である円卓会議。シュザは同意する代わりに、各国家の首長たちが有する印を集めるよう条件を突きつける。

 かくして義勇軍は、これまでの縁をたぐり寄せるように各国の首長の元を巡る旅路につくのだが……。

  • ▲先々で待っていたのは、印を手にするための壮絶な試練の数々だった。

王都決戦

 これまでフィーナと行動をともにしてきた主人公は円卓会議に顔を出すことなく、会議での交渉のすべてをフィーナに預けて黒の軍勢を押しとどめる。黒化病の脅威や黒の軍勢の正体が明かされる中、各国の首長は王都への総攻撃を決意。

  • ▲首長たちは戦に備えてそれぞれの国に戻り、主人公たちは賢者の依頼で切り札の材料を集める旅へ……。

 ユグド中の精鋭たちが王都を包囲するなか城砦は陥落。土妖精たちの手による抜け穴を通ったり、賢者による起死回生の一撃などに背中を押され、少数精鋭の義勇軍は王城へと潜入を果たす。

  • ▲城壁の地下に穴を空けた土妖精たちは、長年わだかまりを感じさせていた火妖精たちとの種族の壁にも穴を空けていた。
  • ▲前代未聞の決戦兵器“賢者の塔ビ~ム”は、後にメルティオールのスキルとして実装されることに。

 玉座で待ち受けていた黒騎士は、主人公とフィーナ、ピリカをクロニクルの中へと誘う。そこで明かされたのは、黒騎士の正体がここではない“別の世界の主人公”だったという驚愕の真実。

 立ちはだかる黒騎士やエイレヌスを制した義勇軍は、ついに王の間へとたどり着く。

 黒の王を制してユグドの未来を取り戻した義勇軍。しかし、フィーナの父親から託されたクロニクルは遠くへと飛び去ってしまう。

 こうして、暴走したクロニクルを追って、義勇軍は新たな旅路につくのだった。

 『チェンクロ』は、メインストーリーだけでもかなりのボリュームですが、さらに登場人物それぞれに個別のストーリーが用意されています。その膨大な量の物語の中から、今回は義勇軍隊長である主人公の第1部の軌跡に焦点を当てて、ご紹介しました。

 かつて心躍りながら読んだ『チェンクロ』第1部の熱きストーリーの魅力に、改めて触れていただければと思います。次回は、第2部における主人公の軌跡を辿ります。

©SEGA

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

チェインクロニクル 第4部 ―新世界の呼び声―

  • メーカー: セガ
  • 対応端末: iOS
  • ジャンル: RPG
  • 配信日: 2013年8月1日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

チェインクロニクル 第4部 ―新世界の呼び声―

  • メーカー: セガ
  • 対応端末: Android
  • ジャンル: RPG
  • 配信日: 2013年7月26日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

関連する記事一覧はこちら