『デッドバイデイライト』小ネタ集第9回。ベイカーなど霧の森に深く関わる重要人物を考察【電撃PS】
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※『Dead by Daylight』は、CERO Z(18歳以上のみ対象)のソフトです。
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1人の殺人鬼と4人の生存者に分かれて、殺るか殺られるかの命がけの儀式を行う、非対称型対戦アクション『デッドバイデイライト(DbD)』。Nintendo Switch版やiOS、Android版の発売も予定されており、発売より3年目を迎えてなおますますの盛り上がりを見せています。
第9回目となる今回は、番外編4として本作で重要なポジションを占める幾人かの登場人物(?)を紹介します。
⇒“『デッドバイデイライト』に登場する殺人鬼の元ネタは?”
第1回、第2回、第3回、第4回、第5回(番外編1)、第6回(番外編2)、第7回(番外編3)、第8回はこちら
【注意!】殺人鬼などの元ネタとなった映画については、内容のネタバレに言及しているものもあります。今回紹介している映画をこれから見ようと思っている人はご注意ください。
ベネディクト・ベイカー
新聞社の記者であるベネディクト・ベイカーは、他の生存者と同様霧の森に捕らわれてしまった人物です。とある事件の取材中、彼は姿を消し、霧の森へと迷い込んでしまいました。
1956年の夏、ベイカーはとある地域――マクミラン地区と呼ばれる土地で発生した大量行方不明事件を調査していました。しかしマクミラン地区へ向かう途中、気がつくと彼は自分が見知らぬ森の中で焚き火の前にいることに気がつきます。
……どうやらエンティティは、アーチー・マクミランとその息子エヴァン・マクミラン(後にトラッパーとなる人物です)の所行を探る者を快く思わなかったようです。
新聞記者という職業柄か、ベイカーは霧の森についての記録を大量に残しています。それらはBENEDICT'S JOURNALやSIGHTINGSという形で公式サイトに掲載されています。
なお、霧の森を作り出した存在である“邪悪の化身”を“エンティティ”と名付けたのは、ベイカーだそうです。
彼はブラッドウェブについても独自の研究を進めていたようです。キャラクターのレベルを上げていくと彼の警告文(?)がたびたび表示されるので、ベイカーの名が印象に残っている人も多いのではないでしょうか。
ただ、彼が行方不明になったとされる年と、手記に記された年代に、なぜか矛盾が生じている点が不可解ではありますが……。
ヴィゴ
謎に包まれた人物、ヴィゴ。ヴィゴは“機械技師の工具箱”や“ヴィゴの覆布”、など、アドオンやオファリングにその名が散見されます。どうやら他の生存者やベイカーと同様に霧の森に迷い込んだ人物のようです。
ヴィゴはこの異様な世界についての理を独自に探究していたようです。しかしヴィゴが現在、どうなっているのかは不明です。
霧の森やエンティティについて研究を進めた結果、ヴィゴはある程度この世界の法則を理解していたようです。それらを応用して、いくつかのアイテムやオファリングなどを作り上げました。
ヴィゴがどのような人物だったかは、2018年のハロウィンイベント“The Hallowed Blight”においてその一端が語られました。このイベントでは、とある人物の記した日記が期間中少しずつ公開されていっており、この日記の筆者はその中でヴィゴについて書き記していました。
また同時に公開されたムービーに登場していた、咲き爛れる花から蜜を採取していたフード姿の人物は、どうやらヴィゴ本人のようです。
この日記を記した人物(以後“彼”と表記します)は、とある研究所の廃墟でヴィゴの残した日記(ややこしいですが)を発見します。そこには、この霧の森やエンティティに関する研究成果が記されていました。
“彼”はその記述をもとに、エンティティの“腫瘍”からしたたる花蜜を採取します。それを精製してできた“漿液”を死んだネズミに投与したところ、なんと再び動き出しました。そして彼は、その恐るべき効果に取り憑かれていきます……。
自ら漿液を取り込んだ結果、“彼”は襲撃してきた殺人鬼(ムービーからすると、どうやらトラッパーのようです)を一撃で撃退し、地下に拘束してしまうほどの著しい変化を起こしました。
しかしこの世界の創造主が望んでいない変貌を遂げてしまったせいか、“彼”の日記は「エンティティに見つかった」と記されたところで途切れています。
ヴィゴの残した研究成果の一部を実践しただけでエンティティに捕らえられてしまうくらいなのですから、それらを記したヴィゴ本人は現在どうなってしまっているのでしょう? “彼”同様、エンティティに捕らわれてしまったのでしょうか? それともその手を逃れ、いまだ霧の森に身を隠しているのでしょうか……?
ヴィゴの人物像は断片的な情報からの推測しかできませんが、どうもこの霧に包まれた世界の探求に没頭するあまり、常軌を逸してしまった、いわゆる“闇落ち”した人物なのではないでしょうか。
運が大幅に上昇するベリーレアオファリング“ヴィゴの塩漬け唇入り瓶”など、いったいどのようにして材料を入手したのか、想像するのさえ恐ろしいですね。
……もしかすると、ヴィゴは生存者の1人というよりは、もはや殺人鬼により近い側の存在といってもいいような人物に成り果ててているのかもしれません。
ハロウィンイベントの日記を記した“彼”が、最後に救いを求めて探し回ったヴィゴ。今後ヴィゴがどのような形でゲーム本編にかかわってくるかどうかは不明ですが、少なくともただ単に恩恵を生存者に与えるだけの人物として登場するということは、ないのではないでしょうか……。
じつはベイカーとヴィゴは、以前放送されたスタッフの公式配信において、今後何らかの形でゲームへの登場について示唆されたことがあります。もしかしたら今後実装される新チャプターで、ベイカーが生存者、ヴィゴが殺人鬼として登場する、なんてことがあるかもしれませんね。
エンティティ
“エンティティ”は太古から存在すると言われている、邪悪の化身です。ゲームの舞台となっている“霧の森”を作りだしたとされる、この世界における神のようなモノです。
殺人鬼や生存者を霧の森に呼び込んで、一日に一度互いを殺し合わせる“儀式”を行わせています。生存者はたとえ儀式中に死亡しても、何度でも霧の森の焚き火の前によみがえります。そして殺人鬼は、この終わりのない儀式をエンティティによって強制的に(または嬉々として)参加させられています。
エンティティは儀式に参加している者の前に直接その姿を現すことはありません。しかし生存者がフックに吊されたときや、エンドゲームコラプスで脱出に間に合わなかったときに出現する蜘蛛の脚のようなもの、また窓枠や脱出ゲートの出口が封鎖されたときに現れる黒い棒状のものは、エンティティの一部だとされています。
さらに、殺人鬼のパーク“囁き”で聞こえるうめき声のようなものは、エンティティの声だそうです。
なぜエンティティがこのような儀式をさせているのかはわかっていませんが、一説には殺人鬼の殺意や愉悦、生存者の希望や絶望などの“感情”を自らの糧としているとも言われています。
正直なところエンティティについては、詳しいことがほとんどわかっていません。しかし2018年のハロウィンイベントで年に一回“疫病”にかかり、“腫瘍”を生み出すことなどが明かされており、徐々に判明してきている部分も増えてきています。
その他の人々
“サッシーの失われたテープ”や“ドナのスケッチブックなど”生存者のパークやアイテムにも、ゲーム内には直接登場しない人物の名前が記されていることがあります。
これらの名前とともに書かれた文章を見てみると、どうも彼らは以前に存在した生存者のようですが、いったい彼らはどうしてしまったのでしょう?
……じつはサッシーやニッキ、クライドなどは『デッドバイデイライト』の開発スタッフの名前なのです。今のところ10名のスタッフの名がゲーム内に登場しています。
また、彼らの中には登場キャラクターの声優を担当している人もいます。たとえば“アレックスの工具箱”にその名が記されているアレックス氏は、ドクターの声を担当してるそうです。
いかがでしたか? 儀式に参加する殺人鬼や生存者の背景は本作の大きな魅力の1つですが、霧の森の世界背景もまた知れば知るほど興味をかき立てられますね。
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データ
Dead by Daylight
- メーカー: 3goo
- 対応機種: PS4
- ジャンル: アクション
- 発売日: 2018年11月29日
- 希望小売価格: 5,600円+税
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Dead by Daylight(デッドバイデイライト)
- メーカー:Behaviour Interactive
- 対応端末:iOS
- ジャンル:アクション
- 配信日:2019年
- 価格:未定
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- メーカー:Behaviour Interactive
- 対応端末:Android
- ジャンル:アクション
- 配信日:2019年
- 価格:未定