『MHWアイスボーン』メインモンスターのイヴェルカーナや新フィールド“渡りの凍て地”が明らかに

　カプコンから9月6日に発売されるPS4『モンスターハンターワールド：アイスボーン』の新情報が、5月10日に配信された“スペシャルプログラム”で公開された。

　プログラムの中では開発陣が、フィールド、モンスター、アクション、製品情報を明らかにした。

基本情報

　『モンスターハンター：ワールド』ではクエストに、下位と上位が用意されていたが本作で体験するのはその上の“マスターランク”。これまでのシリーズではG級に相当するようだ。

新フィールド

　新フィールド“渡りの凍て地”はとにかく寒い場所。これまでにないこだわった表現を用意しているとのこと。トウガラシを採取してホットドリンクにして寒さをしのぐことになる。

　フィールドには、ポポが群生していたり、環境生物が存在していたりするとのこと。翼竜・コルトスを利用して移動することもできる。

　自然に温泉が沸いている場所があり、浸かることでホットドリンク同様に寒さをしのげるとのこと。

　ここをどんどん探索しつつ、ストーリーを展開させていくのが『アイスボーン』の物語となる。最終的にフィールドは、『ワールド』の中でも一番広い場所になるという。

新モンスター

　獣竜種のバフバロは、序盤で登場するモンスター。大きな角を利用して、ハンターに突進をしかけてくる。その際には、その場所にあるものを巻き込んでくるようだ。

　普段はのどかな性格で、温泉の水を飲んだり、日光浴をしていたりする。攻撃以外の生態も作りこまれているとのこと。

　ブラントドスは、“渡りの凍て地”にきたハンターが最初に出会う、大型モンスター。深い雪に体を半分沈めつつ、ハンターを狙ってくるため、どのようにしてひきずり出すのかがポイントになるようだ。

　またバフバロとブラントドスがからみ、争うこともあるという。

　さらに『モンスターハンターポータブル 2nd G』で姿を見せたナルガクルガが登場。こちらは中盤のしっかりした立ち位置で登場するという。特徴である素早い動き、トリッキーな立ち回りは引き継ぎつつ、新たな動きも入っているようだ。

　こちらも、他のモンスターとの縄張り争いに期待しておこう。

　最後に、本作のメインモンスターの古龍・イヴェルカーナが紹介された。こちらのモンスターは氷を使うが、普通ではない使い方もしてくるようだ。イヴェルカーナの情報は、改めて公開されるとのこと。

新アクション

　ハンターのアクションが拡張されている。『ワールド』では、ほとんどの武器で納刀中にのみ使えたスリンガーを、抜刀中でも発射できるように。

　さらにスリンガーにはクラッチクローという新アクションが追加される。頭にスリンガーの弾を全断発射することで、向いている方向にはじき飛ばすことができ、落とし穴に落とすといった使い方ができるようだ。

　またすべての武器に新アクションや連携が追加されているとのこと。大剣だと、スリンガーの弾を強化する“強化撃ち”があり、モンスターを怯ませることができる。双剣であれば、回避しつつ強化撃ちを行えたり、連携中にクラッチクローでしがみついたりすることが可能。

　ライトボウガンには新パーツが追加され、回避しながらリロードを行える。回避アクションの2回目がスラインディングアクションとなり、弾をリロードする。

　他の武器種については、後日映像で公開される。

　6月に行われるE3でも新情報を出すだけでなく、その後も発売に向けて新情報を随時出していくとのこと。

製品情報

　9月6日に発売される商品情報が公開に。すでに『ワールド』を持っている人で、拡張コンテンツ『アイスボーン』のみを購入したい人はダウンロード版を購入できる。拡張コンテンツとデジタルコンテンツがセットになったデジタルデラックスも存在する。

　また、『ワールド』と『アイスボーン』がセットになった『マスターエディション』が用意されている。こちらは限定特典としてユクモノシリーズ（重ね着装備）が付属する。

　日本、アジア限定でフィギュア付きの『コレクターズ パッケージ』が明らかになった。

　Steam版『アイスボーン』は冬リリースを目標にしているとのこと。

『ワールド』最新情報

　『ワールド』のメインモンスター・ネルギンガンテが、歴戦王として5月11日より期間限定で登場。特殊なアクションや特別な移動ルートが追加されているとのこと。

　また、PS4のダイナミックテーマ“ネルギガンテ”が発売される。アイコンが特別なものになっているうえに、メインテーマ『星に駆られて』を楽しめる。