ゲームギア最新タイトル『GGアレスタ3』体験版最速プレイレポート。圧巻の作り込みはシューター要チェック

電撃オンライン
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 2020年12月24日に、PlayStation4およびNintendo Switch用タイトルとして、エムツーより発売される『アレスタコレクション』

 本作はセガ・マークIII、セガ・マスターシステム、ゲームギアにてリリースされた『アレスタ』シリーズ4本に加え、本作のために制作されたゲームギア用完全新作タイトル『GGアレスタ3』を収録しています。

ラインナップ一覧
『アレスタ』(セガ・マークIII/セガ・マスターシステム)
『Power Strike II』(Master System)
『GGアレスタ』(ゲームギア)
『GGアレスタII』(ゲームギア)
『GGアレスタ3』(ゲームギア)

 この中でも『GGアレスタ3』は、『バトルガレッガ』や『怒首領蜂最大往生』の音楽を手掛けた並木学氏がディレクターを務める完全新作ということもあり、『アレスタ』シリーズのファンだけでなく、シューティングゲームファン、シューターからも高い期待を集めています。

 実際、先日BEEP秋葉原店にて開催された『GGアレスタ3』の試遊会は、整理券の配布開始から10分で配布が終了。11月7日、8日に秋葉原Heyにて開催される試遊会への参加を検討している方も多いでしょう。

 ということで、ここでは試遊会で楽しめる『GGアレスタ3』2面までのプレイレポートをお届けしていきます。

 なお筆者のシューティング歴は、2000年代からゲームセンターでシューティングを始めて、そこそこのタイトルを遊んでいる、といったもの。これまで『アレスタ』シリーズに触れて来なかったため、これを機に『GGアレスタ』、『GGアレスタII』も一通りプレイさせていただきました。

 結論から言うと、本作はしっかりと『GGアレスタ』でありながら『GGアレスタII』以降27年間、シューティングゲームというジャンルが積み重ねてきた“おもしろさ”のノウハウも込められていました。2020年に発売される新作シューティングとしても、その完成度の高さを十分に期待できる手応えを感じましたよ!

  • ▲PS4でも本作は遊べますが、やはり携帯ゲームハード”ゲームギア”の最新作ということで、今回は令和唯一の携帯ゲームハードとも言えるNintendo Switchでプレイしました。

敵に撃ち込み、倒す。徹底された“バリシュー”の爽快感

 まず、『アレスタ』といえば、敵弾を避けつつ敵機に軸を合わせてバリバリ撃ち込んで倒していくスタイルのシューティングゲーム。いわゆる“バリシュー”と呼ばれるもので、弾幕シューティングと呼ばれるタイトル群と比べると弾幕は薄く、敵の耐久度はちょっと固め。

 本作もそのテイストを踏襲しており、“画面端で弾を避けてから撃つ”というよりは、なるべく自機を敵の前に陣取らせ、“弾を避けながら撃つ”というスタイルで、“敵に撃ち込み、倒す”というシューティングゲームの根本的なゲームデザインを突き詰めています。またこのときの撃ち込み音もガリガリと敵を削っている感じがあり、気持ちイイ。

 基本的な難易度は2面ボスまでに限れば、『GGアレスタ』シリーズを踏襲しており、やや低め。死んだところを覚えて気をつけていれば、2回目以降は対応できるかな、という感じ。パワーアップアイテムを取った直後は一定時間無敵になる仕様も踏襲されており、高難度のシチュエーションを制する達成感よりも、撃ち込み倒す爽快感をより重視しているように感じました。

  • ▲2面のボス。比較的やさしめとは言え、初見ではびっくりするような攻撃も持ち合わせています(実際に喰らって楽しんでネ!)。

 また本作で特徴的なのは、敵の編隊を全滅させた時に発生する、いわゆる“編隊ボーナス”の実装。たとえば『GGアレスタ』や『GGアレスタII』では「敵がいっぱい出てきたから、右半分だけ倒してそっとやり過ごそう」と思わず考えてしまうシチュエーションであっても、『GGアレスタ3』の場合は、このボーナスによって「よし、敵は残さず全滅させてやるぜ!」と、自分のモチベーションアップに大きく影響を及ぼしました。

  • ▲画面に表示されている”3000”や”5000”という数字が編隊ボーナス。ワラワラっと出てくる敵をゴリゴリっと倒す爽快感はシリーズの中でも随一!

 ところがです。敵を全滅させようとすると、先に述べた“敵の耐久度はちょっと固め”ということがネックになってくるんです。本作の自機は基本的に前方にしか攻撃ができず、全画面に攻撃しつつ無敵になれる、ボムのようなシステムもありません。そのため無理な撃ち込みは敵の体当たりなどを食らう事故の元になりがち。そこで重要になるのがサブウエポンです。この運用を考えるのが実にクセになる!

サブウエポンを使いこなせば100人力

 サブウエポンは全部で6種あり、アイテムに表示されたアルファベットに応じて兵装が変化します。それぞれの性能は以下のような感じ。

A:オールレンジ (All Range)

 入力されている方向の反対側に弾を発射する。弾消し性能もあるため、使いこなせば戦術の幅が大きく広がる。

  • ▲静止画だと分かりづらいが、自機の横にある赤い弾がサブウエポンの攻撃。右移動時に左方向に攻撃している。

C:チェインチェイサー (Chain Chaser)

 敵を追尾するホーミング弾を発射する。複雑な操作を必要とせず、どこにいても敵機に攻撃できるのが強み。

D:ディフェンス ビット (Defense Bit)

 自機をガードするように回転するビットを射出する。ビットは弾消し性能もあるため、弾がまとまって自機に迫っているとき、こじ開けて突破することも可能。

F:ファイアウォール (Firewall)

 火柱弾を前方に発射する。火柱弾は自機の前方に一定時間残り、弾消し性能もあるため、攻防の両面で役立つ。

R:ライジングレーザー (Rising Laser)

 自機の左右からレーザーを発射する。レーザーは貫通性能があり、地上の敵に乗っかりながら攻撃するなどの際、とくに有効。

  • ▲こちらはゲームギアによる描画の都合上、右側にレーザーが表示されていないが、実際は左右同時にレーザーが展開される。

T:ターレットガン (Turret Gun)

 通常弾の攻撃範囲が変化し、前方に加え左右ナナメ前方にも扇型に弾を発射する。広範囲をカバーできるという点では“F”に似ているが連射力に優れ、弾消し性能はない。

 特定のシチュエーションごとに有効なサブウエポンはもちろん異なります。そのうえで敵を全滅させようとするのなら、なおさら特定のサブウエポンにだけ頼ることはできません。本作ではサブウエポンを切り替えるアイテムは頻繁に登場し、また一定の規則に従ってその内容も変化していきますので、サブウエポンの選択肢は非常に幅広くなっています。

 つまり、ハイスコアを狙う場合はサブウエポンをこまめに切り替えるのが必須だと思うのですが、たとえば、“D”で楽に全滅させられるけど“R”でもOK、といったシチュエーションが多く、本作はかなり多彩なパターン構築が楽しめるように感じました。

  • ▲地面に置かれた大量のブロックは、自機のショットだけですべてを破壊するのは無理そう。「じゃあ、どうしよう」と考えて試すのがおもしろい!

 多彩なサブウエポンの活用とそれに伴うハイスコアの探求。2面までしか遊べてはいないものの、これは本作ならではのものに仕上がっているように感じます。シューティングゲームはパターン構築の過程もおもしろさの大事な要素だと思うのですが、本作でハイスコアを狙い出すと、このパターン構築の奥深さにハマってしまいそうです。

グラフィックやサウンドももちろん進化

 グラフィックも当然、『GGアレスタII』からクオリティは大きくアップしており、細かい弾の視認性などは過去作と比べても向上しているという印象です。

  • ▲1面のボス。ネタバレを考慮して画面写真はあえて出現後すぐのものにしていますが、攻撃の予備動作として胸部のハッチが開くなど、とにかく作り込みが細かいです。

 また『GGアレスタ』シリーズをプレイされている方なら懐かしさを覚えるシチュエーションも用意されています。

  • ▲人型のメカも登場。このほか『GGアレスタ』に登場したザコと同じ挙動をするザコも多数。コロニーというシチュエーションも懐かしさを感じるハズ。
  • ▲ドットが小さくて静止画だと分かりづらいのですが、背景のグレーのドットは鳥。ゲーム中は「鳥が飛んでる!」とハッキリわかります。これはどちらかというと『バトルガレッガ』を思い出させるシチュエーションですね。

 サウンドは並木学氏によるものということで、『GGアレスタ』らしい透明感があってメロディアスな曲調は踏襲しつつも氏らしさを感じるフレーズも入っており、流石の一言。グラフィックとサウンドが一体となって表現される演出は随所に仕込まれていますが、その演出はシューティングゲーム好きにはきっと響くものだろうと思いますし、プレイする人の感情を揺さぶるはずです。

 “レトロゲームライク”とは違う、真のレトロゲーム。これが実際にゲームギアで動くというのだからスゴい。クリエイターたちの執念を感じずにはいられません(『GGアレスタ3』はカートリッジ版の発売予定はありません)。27年間という歳月が成し遂げたのは、マシンスペックとそれに伴うプログラムの進化だけではありませんでした。「レトロハードであっても出来ることは無数にあるぜ!」と言わんばかりに、レトロハードのスペックを限界まで引き出すプログラム、それを書くプログラマーのスキルもまたパワーアップさせたのだという人類の進化を、きっと実感できる内容になっていると思います。

高難度版の手応えは……

 今回は序盤の2ステージぶんのプレイレポートということでハイスコアに関する言及が多くなってしまいましたが、これは通常の難易度“NORMAL”の話。もちろん、より難易度の高い“SPECIAL”も実装されています。

 では“SPECIAL”はどのくらい難しいのか? 試しに“NORMAL”でステージ構成を覚えだした頃に残機9設定にしてステージ1を遊んでみたのですが、すっかり動揺して初見ではクリアできなかった、ぐらいには難しくなっています。思わぬ敵が撃ち返し弾を撃ってきたり、「えっ、この敵もこのパーツから攻撃してくるの?」という驚きが満載で、かなりの新鮮さを味わうことができました。

 “SPECIAL”のことを考慮に入れると、そもそも『GGアレスタ』シリーズは元来ステージ数が多く7つ前後の構成のため、今回体験した“NORMAL”の2ステージは「難易度カーブが緩やかなだけかも?」とも思えてくるのですが……。また、本作では被弾するたびに自機は1段階ずつ弱くなるようなので、被弾場所によっては復帰パターンの構築も必要になるかもしれません。

 そんな人はいないと思いますが、もし万が一にも「『GGアレスタ3』は『アレスタコレクション』のオマケでは?」と考えている人がいるとしたら、その認識はまったく違います。令和の新作シューティングとして、今この時代に楽しめるゲーム、それが『GGアレスタ3』です。匠のクリエイター集団が魂を削って作り出した新作シューティング、その気骨を確かに感じました。シューティングゲーム好きを自認する方は、ぜひ本作を遊んでみてほしいです!

11月7日・8日は秋葉原Heyで試遊会!

 2020年11月7日(土)〜8日(日) 13:00〜19:00より、秋葉原Heyで『GGアレスタ3』の試遊会が開催! 当日の試遊は整理券方式となり、各日10時より秋葉原Hey3階、試遊会場にて整理券配布となります。開始時間と整理券配布時間は異なりますので、ご注意を。

 また、試遊された方には、高山箕犀先生のメインビジュアルによる『アレスタコレクション』B2サイズポスターもプレゼント! ただし、なくなり次第頒布終了となるため、ポスターを狙うなら土曜日の参加がオススメです。

開催概要

日時:2020年11月7日(土)〜8日(日) 13:00〜19:00
※整理券の配布は10:00から開始
場所:秋葉原Hey 3階

ご注意事項:
●試遊は、Nintendo Switch版で行う予定です。サウンドが気になる方は、Switchで使用可能なヘッドフォンをお持ちいただければご使用いただけます(店舗での用意はございません)。
●試遊は2面までの交代制となります。
●ゲーム画面の撮影・録画・録音は禁止とさせていただきます、ご了承ください。
●ポスターはお一人様1枚限定となります、また、なくなり次第頒布終了となります、ご了承ください。
●可能な限り、マスク着用にてご来場いただきますようお願いします。
●基本的な感染症対策である、手洗い・うがいの実施など、体調管理に十分にご注意ください。
●諸事情によりイベント開催中に試遊会の内容を変更、または、中止することがございます。

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