劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ』上映会レポートが到着
- 文
- 電撃オンライン
- 公開日時
“第20回 Japan Expo”(フランス・パリ)と“ANIME EXPO2019”(アメリカ・ロサンゼルス)で、“機動戦士ガンダム40周年プロジェクト”の新たな施策が発表されました。
『機動戦士ガンダム』シリーズは、1979年のTVアニメ放送開始から今年で40年を迎えます。TVアニメは20作品、劇場作品は19作品、OVA18作品を連ね、“ガンプラ”は1980年の発売以来、累計出荷数5億個を突破するなど、いまだに高い人気を誇っています。
現在も宇宙世紀の新たな100年を紡ぐ“UC NexT 0100”プロジェクトとして劇場アニメ3部作『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』やハリウッド製作による実写映画など新作の発表をし続けています。
“Japan Expo”で“機動戦士ガンダム40周年プロジェクト”発表
7月4日~7日(現地時間)に開催された“Japan Expo で、“機動戦士ガンダム40周年プロジェクト”PVが上映され、3つのプロジェクトが進行していることが発表されました。
“機動戦士ガンダム40周年プロジェクト”PV公開
公開されたPVは、『ガンダム』40年の歴史と作品の積み重ねを感じさせるとともに、40周年を機に展開されるさまざまな作品、プロジェクトのヒントが示される内容となっています。
新作TVアニメ『ガンダムビルドダイバーズ Re:RISE』タイトル決定
『ガンダムビルト』シリーズの最新作『ガンダムビルドダイバーズ Re:RISE』が企画進行中であることが発表されました。
プロジェクトPVの中では約6秒ほどの映像が解禁されています。なお、本作の詳細は後日発表予定です。
劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ』が始動。第1部のタイトルは『行け!コアファイター』
2014年に放送された『ガンダム Gのレコンギスタ』に新作カットを追加し、映像を再編集した劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ』(全5部作)の第1部『行け!コアファイター』が、“第20回 Japan Expo”で世界初上映となりました。
会場には、富野由悠季総監督と劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ』を心待ちにしていた多くの海外のファンが詰めかけました。
上映が終わると会場ではスタンディングオベーションが起こり、再び登壇した富野総監督を熱烈に迎えました。その後は、熱心な海外のファンからの質問が投げかけられ、富野総監督も丁寧に答えました。
上映イベントの最後には、「今日はこういう形でこういう場所に来ていただきまして、本当に心からお礼を申し上げます。どうもありがとうございました。メルシーボク」と富野総監督からの言葉があり、会場に集まったファンからの盛大な拍手の中、劇場版『ガンダム G のレコンギスタ』世界初上映イベントは幕を閉じました。
なお、本作は日本国内での上映も決定しており、2019年展開予定です。
富野総監督のコメント
『Gのレコンギスタ』というタイトルには『ガンダム』というタイトルが付いていますが、基本的に『ガンダム』とは関係がない作品です。
ですから『ガンダム』という作品を知っている人には「理解ができない」と嫌われました。ですが、まったくこの種類のアニメを知らない人には、オンエアの時には多少は人気を手に入れました。
ですから正面切って言います。大人の人は楽しんでいただく必要はありませんが、お子さんの目で観て楽しんでください。
富野総監督カンファレンス&miwaさんによるライブ
“Japan Expo”では、富野総監督がトークで登場。フランスの『ガンダム』の人気はこれからが本番というような盛り上がりを見せていました。
サイン会や写真撮影会では、フランスだけでなく、ヨーロッパ諸国から駆けつけた『ガンダム』ファン、富野さんファンとの出会いがとても刺激になった様子でした。
現地の新聞や雑誌、テレビ局、web媒体の取材でも、地球環境や歴史経済など、ワールドワイドで通用するようなメッセージが込められた『ガンダム』の制作秘話などが語られました。
また、7月6日(現地時間)にはカンファレンスに登壇。フランスを中心とした2,000人を超える規模のヨーロッパの20から30代のファンたちが、富野総監督を一目見ようと集まりました。
会場からのさまざまな質問に、富野総監督は熱心に答えていき、その回答1つ1つに会場からはどよめきが起こったり、歓声が湧いたりしていました。「ご自身が作ったキャラクターのうち、誰が一番好きですか?」という質問に対して「自分が作ったキャラクターですから、全員好きです。」という答えには、会場から温かい拍手が起こりました。
さらに、カンファレンスの最後にはシンガーソングライターのmiwaさんが登場。SUGIZOさんから届いたフランスのファンへの手紙を披露した後は、現在放送中(ヨーロッパでは配信中)の『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』のEDテーマ『A Red Ray』を披露しました。
“Anime Expo2019”で“機動戦士ガンダム40周年プロジェクト”発表
『機動戦士ガンダムNT』4DX版を世界最速上映
2018年に劇場公開され、7月には中国大陸での劇場公開予定の映画『機動戦士ガンダムNT』。その4DX版が“Anime Expo2019”で世界初上映されました。
会場には『ガンダムNT』脚本のトークショーが行われ、ストーリーの成り立ちから、物語の重要なテーマでもあるニュータイプ論まで語られました。
『機動戦士ガンダムNT』4DX版は、日本国内でも“ガンダム 40周年プロジェクト”として、『ガンダム』シリーズ劇場作品を規定の形式にとらわれず新たな体験とともにお届けする“ガンダム映像新体験 TOUR”で上映予定です。
“GUNDAM×KEN OKUYAMA プロジェクト”ケンオクヤマさんデザインによるガンダムの全貌解禁
『機動戦士ガンダム』40周年の記念映像プロジェクトの1つとして、工業デザイナー・ケンオクヤマさんが率いるKEN OKUYAMA DESIGNがプロダクトとしてガンダムを検証しデザインした、“RX-78-2 ガンダム”のビジュアルが公開されました。
新デザインガンダムは、“KEN OKUYAMA DESIGN ガンプラプロジェクトスペシャルムービー”と題し、ショートムービーとして映像作品化が予定されており、シャアザクやザクも登場予定です。
さらに、RX-78-2 ガンダムは、プラモデルとしても開発進行中。発売時期や価格は未定です。
(C)創通・サンライズ
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります