【リゼロ名台詞集】ゼロから学ぶ主人公としての“スバル”のかっこよさ

オカモトダイスケ
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 『リゼロ』ファンの皆さん、“鬼がかって”いますか? TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』2nd seasonの前半クールが終わり、来年1月からの後半クールが待ち遠しい昨今ですよね。

 そこで、待ち受ける後半クールを万全の態勢で視聴できるよう、改めてメインキャラクターたちの魅力に迫っていく【リゼロ名セリフ集】をお届けします。第1弾はもちろん主人公のスバルから! 主人公としての魅力に溢れたセリフをセレクトしました。

【※本記事内には、すでに放送されたアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』のネタバレを含む表現があります。未視聴の方はご注意ください】

ナツキ・スバルを改めて紹介

 コンビニ帰りに突然異世界に召喚された主人公。彼を救ってくれた少女・エミリアに一目惚れしたことで、彼女のために奔走することとなる。自分が死ぬと過去へとタイムリープする能力“死に戻り”が唯一の武器。持ち前の諦めの悪さを発揮して、弱音を吐きつつも過酷な運命に立ち向かっていく。

名セリフその1:「やっぱ、いっぺん知り合った奴らが殺されるって分かってて、見過ごすのは無理だっ!」(第2話)

 第2話で発したこのセリフは、スバルが本作の主人公でいられる最大の理由であり、同時に『リゼロ』というストーリーが生まれた瞬間でもあります。

 異世界に召喚されたばかりのスバルは、最初こそ自分がゲームの主人公になった気分でいますが、魔法が使えるわけでもなく、強くなったわけでもないことを知ると「異世界召喚じゃねーのかよ!? 俺の主人公設定はどこいったんだよ!」(第1話)と吐き捨てます。

 ほかにも「だいたい初期装備貧弱すぎんだろ」(第1話)、「誰かもっと俺に優しくしろよ。なんのための異世界召喚だよ」(第2話)などと、愚痴や弱音のオンパレードです。

 視聴者の皆さんのなかには、スバルに対して「主人公としてその態度はどうなの?」と感じた方もいるかもしれませんが、よくよく考えればこうしたセリフが出てしまうのも無理からぬことです。

 スバルはもともと現実世界では引きこもりでしたし、そもそもある日いきなり異世界に召喚されただけでもパニックなのに、『リゼロ』の世界ではそれに対する説明も一切なし。スバルはやがて自分に“死に戻り”というタイムリープ能力が備わっていることを理解しますが、それだって何回も殺されて気づいたことで、誰かから教えてもらったわけではありません。

 そう、世界はスバルにとことん厳しいんですね。もし自分がスバルだったらと思うとゾッとします。おそらくすぐに精神が崩壊し、異世界でも引きこもり生活をするハメになることは確実です。でもスバルがスゴいのは、この“死に戻り”の能力を理解したあとも、愚痴や不平不満を口にしながらも「やっぱ、いっぺん知り合った奴らが殺されるって分かってて、見過ごすのは無理だっ!」(第2話)と、危険を顧みずに厄介ごとに首を突っ込んでいくところです。

 エミリアたちに関わらずにいれば辛い思いをしなくても済むということを自覚しながら、あえて困難なルートを選択した瞬間なんですね。

 一見すると言葉遣いは荒く弱音を吐きまくりなスバルではありますが、根っこの部分は超お人好で善人なんですよね。このセリフは、スバルの“主人公宣言”といっても過言ではありません。それにもしこの時にスバルが自分可愛さの行動を取っていたなら、そもそも『リゼロ』という物語は生まれていませんから、そういう意味では『リゼロ』の物語が動き始めた瞬間の一つとも言えるセリフです。主人公がスバルでよかったと、心から思える瞬間ですね。

名セリフその2:「お前達を救うためなら……俺は、何度でも!」(第26話)

 次にご紹介するのは、スバルの諦めの悪さを感じられるセリフです。スバルは自分だけが生き残って先へと進む未来をOKとはしません。これ、スバルと同じような能力を持っていたとしても、実際に実行できる人はなかなかいないと思います。

 とくに最初に自分の意思で死を選んだときは、「死にたい」と思いながらも死への恐怖を感じていました。それでも「そうだ、拾った俺の命だ。だから楽な方に、生きやすい方へ、それを目指して何が悪い。使い方は俺が決める。」(第7話)と言い放ち、崖から飛び降りました。

 他人のために死の恐怖に打ち勝つスバルは、やっぱりものスゴい精神力の持ち主ですよね。

 スバルはこれまで“厳しい現実”や“避けがたい運命”に、徹底的に抗い続けてきました。ときに絶望しかけたこともありますが、エミリアに癒されたりレムに叱咤されながら、歩みを止めることはありません。

 白鯨討伐では、味方のほとんどが諦めかけたなか「このくらいの絶望で、俺が止まると思うなよ。諦めるのは似合わねえ!」(第21話)とひとり気を吐くまでに成長しました。

 さらにペテルギウス戦後には、レムの記憶と存在が食われてしまったことを知り、「お前達を救うためなら……俺は、何度でも!」(第26話)と、ナイフで自らの喉を突き刺します。

 直前のセーブポイントはペテルギウス戦の前ですが、「それでも構わねえ。何度でも戦って、何度でも倒して、エミリアとレム、両方救ってやる。どっちも死なせない!」(第26話)と、超絶にカッコいいセリフを連発。もともと諦めの悪いスバルですが、多くの“死に戻り”を経たスバルのメンタルは鬼も真っ青です。

 こうして改めて振り返ってみると、やっぱりスバルって圧倒的に主人公ですよね。ふつうなら自分の幸せを追求したり立場を守るために行動しますが、スバルの場合は周囲の人を幸せにするということが根っこにあって、そこはシリーズを通じてまったく変わっていないんですよね。そこがスバルの、ひいては『リゼロ』の大きな魅力でもあると思いますが、皆さんはどう感じましたか?

 ところが2nd seasonでエキドナを始めとする魔女たちと出会ったことにより、スバルの精神にも変化が出てきました。これまで望む未来のためには何度でも“死に戻り”を続けてきたスバルですが、自分自身を愛せと言われ「でもお前の言う通りもう少しだけ、自分を好きになってみる」(第38話)と答えたのです。

 とは言え、スバルの置かれた状況は以前として厳しいままですから、自分の命を大切にしつつ周りの人も救うという、結果的にはより難易度の高いミッションに挑むこととなりました。“死に戻り”を前提としないスバルの今後の言動に大注目ですね!

(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会
(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会