走って抱き付いたらちょっと痛そうにしていたので……(ティオ)【軌跡シリーズ名言集】

Zenon
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 日本ファルコムの名作ストーリーRPG『軌跡』シリーズの名言集をお届けします。

 本記事で紹介するのは、『零の軌跡』『碧の軌跡』の主要キャラクターであるティオ・プラトーの名言。とある事情で感情表現が苦手なため、14歳という若さにしてはクールで大人びた雰囲気を持つ彼女が、主人公であるロイド・バニングスに心を開いていく様子を振り返っていきたいと思います。

※本記事内には物語のネタバレを含む表現がありますので、ご注意ください。

走って抱き付いたらちょっと痛そうにしていたので……(ティオ・プラトー)

●終章 それでも僕らは。(英雄伝説 碧の軌跡:改)

 今回の名言は、ディーター大統領が発した「クロスベル独立国宣言」を無効化して、クロスベル解放作戦に挑む前夜に発生する絆イベントからの紹介です。

 バラバラに捕らわれた仲間たちを全員集め、いよいよクロスベル解放作戦を始める前夜というところで、ロイドはティオから「相談したいことがある」と呼び出しを受けます(まぁ、ほかの仲間たちからも誘いは受けているのですが)。

  • ▲ティオの相談は、両親から届いた手紙についてでした。月が綺麗ですね。

 ここでざっくり彼女の背景を説明すると、彼女は5歳のころにある宗教組織に拉致され、五感を高める人体実験を施されていました。

 そのせいで常人では見えないモノや音が感じ取れるようになり、救助されてレミフェリア公国の実家に戻ったあとも周囲から浮いた存在になってしまいます。やがて家の空気も張りつめていき、それに耐えきれなくなった彼女は家出をしてしまいました。

 そして感応力を見込まれてエプスタイン財団にスカウトされ、現在は《特務支援課》に出向してきたと。それ以来、両親とは連絡も取り合っていないそうです。

  • ▲そんな経緯があるので、クロスベルが大変なことになっていると聞いて駆け付けた両親からの手紙に、ティオは思うところがあった様子。すぐに返事を書いて送り、すべてが終わったら会いに行くつもりだと話していました。

 彼女がそう思えるようになったのは、ロイドがきっかけだったといいます。仲間たちがバラバラになり、あげくロイドが無茶をして指名手配までされたと聞き、心配で胸を締め付けられる思いだったとか。それだけに再会できたときは、本当に嬉しかったと話していました。そのときのシーンがこちら。


  • ▲目に涙を浮かべながらロイドの胸に飛び込むティオ。もちろんロイドは正面から受け止めましたし、感動の再会には違いないのですが、正直なところ痛いものは痛い様子(笑)。

 このとき、ティオは思ったそうです。「わたしは生きている。誰かを大切に想うことで、人と人の間にちゃんと在る」と。それは望まぬ感応力のせいで周囲から浮いてしまい、どう生きればいいかわからなくて不安になっていた少女が見つけた、確かな想いでした。


  • ▲そして両親からの手紙を読んで、まるで氷が溶けるように素直な気持ちがわいてきたといいます。久しぶりに、両親に会いたいと。かつてギクシャクして家出までして遠ざけようとした両親に、会いたくなったと話すのです。
  • ▲それを聞いたロイドはティオの頭をなでながら、彼女がそう思えるようになったことを我がことのように喜びます(画像はPS Vita版より)。

 その後、ティオはロイドに対して2つの「お願い」をしました。そのときのセリフが今回の名言となります。


  • ▲1つ目は、頭を撫でられたことに対し、「こんな綺麗な夜には子どもっぽすぎる」ためやり直しを要求。そしておもむろにプロテクター(胸甲)を脱ぎ始め……。

  • ▲再会したときのロイドの痛がっていた様子も、しっかり見ていたようです(笑)。恥ずかしそうに上目遣いで「……これなら大丈夫ですよね?」と聞いてくるティオに、ドキドキしたのは自分だけじゃないはず……!

 そしてもう1つのお願いは、事件が解決したら両親に会ってほしいということ。それも、ただの同僚としての挨拶ではないといいます。


  • ▲「生きる意味を教えてくれた人の側でこれからも暮らしていきたい」と伝えようとしているとのこと。もうそれって「お嬢さんを私にください」的な挨拶じゃないですかー(というかプロポーズじゃないですかー)。

 ロイドは思わず「ちょっと待った」を掛けますが、抱き寄せた体勢の超至近距離からジト目で「“何でも”って言いましたよね?」などと、今にも泣きそうな声で訴えられてしまえば、もう逃げ場はありません。


  • ▲「今から言い訳を考えとかなきゃな……」とため息をもらすロイド。かつてミシュラムワンダーランドの占いの館で言われた言葉が思い起こされます。


  • ▲このときは自然体で「他人の視線なんか気にならない」と言い放っていました。すっとぼけだったのか、天然だったのか……。果たしてどんな言い訳で両親への挨拶をクリアするつもりなのでしょうね。

 はい、というわけで今回はティオ・プラトーの名言「走って抱き付いたらちょっと痛そうにしていたので……」をお送りしました。本当ならティオとの出会いからここまでの馴れ初めをじっくりと振り返る予定でしたが、『零の軌跡』の中盤の段階ですでに上記の倍の文章量になってしまったので書き直しました(笑)。

 ティオの名言、名シーンはまだまだありますが、それはまた別の機会ということで。

 シリアスなものからコメディ的なものまで、軌跡シリーズにはほかにも数々の名言が存在します。今後もそれらをピックアップしてお届けしていく予定なので、お楽しみに!

“Falcom Day 2020 Winter~ファミ通×ゲームの電撃 2020 冬の生放送フェス~”について

 12月20日18:00より行われる本イベントでは、日本ファルコムの2021年最新情報やFalcom jdk バンドによる生演奏、『英雄伝説 創の軌跡』豪華声優陣によるトークなどが実施。あわせて、「創の軌跡バーチャル封印石くじ」も発売されます。

 また、『創の軌跡』に関するアンケートや、本イベントに出演する平川大輔さん、和氣あず未さん、石見舞菜香さんへの質問募集などを行う『創の軌跡』国勢調査2020もは12月13日(日)23:59まで実施中。

 回答した方の中から抽選で、非売品グッズ(ワジ、エステルのアクリルチャーム)をセットで10名様にプレゼントします。

●ニコニコ生放送

チケット購入ページ
視聴ページ
・販売期間:2020年11月27日(金)17:00~2020年12月26日(土)23:59:59
※本チケット購入にはニコニコ生放送「ファミ通チャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/famitsu)への入会(月額¥880(税込))が必要となります。

●SPWN

チケット購入ページ
・販売期間:2020年11月27日(金)17:00~2020年12月27日(日)23:59:59

※画面はPS4『英雄伝説 碧の軌跡:改』、PS Vita版『英雄伝説 碧の軌跡 Evolution』のものです。

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英雄伝説 零の軌跡 Evolution

  • メーカー: 角川ゲームス
  • 対応機種: PS Vita
  • ジャンル: ストーリーRPG
  • 発売日: 2012年10月18日
  • 希望小売価格: 6,090円(税込)

英雄伝説 碧の軌跡 Evolution

  • メーカー: 角川ゲームス
  • 対応機種: PS Vita
  • ジャンル: RPG
  • 発売日: 2014年6月12日
  • 希望小売価格: 5,800円+税

英雄伝説 碧の軌跡 Evolution(ダウンロード版)

  • メーカー: 角川ゲームス
  • 対応機種: PS Vita
  • ジャンル: RPG
  • 配信日: 2014年6月12日
  • 価格: 4,800円+税

英雄伝説 創の軌跡

  • メーカー: 日本ファルコム
  • 対応機種: PS4
  • ジャンル: RPG
  • 発売日: 2020年8月27日
  • 希望小売価格: 7,800円+税

英雄伝説 零の軌跡:改

  • メーカー: 日本ファルコム
  • 対応機種: PS4
  • ジャンル: RPG
  • 発売日: 2020年4月23日
  • 希望小売価格: 3,980円+税

英雄伝説 碧の軌跡:改

  • メーカー: 日本ファルコム
  • 対応機種: PS4
  • ジャンル: RPG
  • 発売日: 2020年5月28日
  • 希望小売価格: 3,980円+税

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