【おすすめDLゲーム】『ハードコアメカ』で熱く燃えるロボット愛。没入感がハンパないシナリオ演出とゲーム性

キャナ☆メン
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 ダウンロード用ゲームから佳作・良作を紹介する“おすすめDLゲーム”連載。今回は、PS4/PC向けに配信されている『HARDCORE MECHA(ハードコアメカ)』のプレイレポートをお届けします。

 『ハードコアメカ』は、中国のデベロッパー・RocketPunch Gamesが開発し、国内向けのPS4版はアークシステムワークスがパブリッシャーを担当している2Dメカアクションゲームです。

 もっとも特徴的なのは、ゲームの随所に感じるロボットアニメ作品への愛。シナリオやセリフ、メカの動き、そして王道ロボットアニメを彷彿とさせる熱いイベントシーンなど、ロボット好きのツボを完全に押さえた演出を楽しめるゲームになっています。

  • ▲火星を舞台にした人型メカの熱い戦い……ロボットアニメの世界を自分で体験するかのようなゲーム性を楽しめます。

 ゲームモードは主人公の目線でシナリオを体験するシングルプレイモードと、好きな機体を選んで対戦するマルチプレイモードの2種類ありますが、本稿では前者をメインに感想を綴ります。

ロボット好きの魂を震わせる熱い演出がいい!

 物語の舞台は約200年後の未来で、ネオ国連の統治する地球との経済格差に苦しむ火星植民地にて、ネオ国連が擁する軍事組織“U.N.F.”と火星で蜂起した反乱軍“スティールドーン”との戦いが描かれていきます。

 この戦いでは両軍ともに傭兵を投入しており、主人公のタレサー・オコーネルはU.N.F.側に雇われた“ハードコア・ディフェンス社”の一員として、U.N.F.の新型試験機であるサンダーボルトのテストパイロットを兼ね、反乱分子に囚われた諜報部員“A”の奪還任務に挑みます。

  • ▲主人公のタレサーは、クールな性格のエースパイロット。それほど無口ではないけれど、コーヒーが似合いそう。
  • ▲ハードコア社のボスであるナンシーは、軽いノリと裏腹に、芯はクールでシビア、しかして熱い心も持ち合わせる……二重のギャップが魅力的。筆者のお気に入りです。
▲他にも元U.N.F.士官だった指揮官のモリス、同僚のエドガーなどの仲間たちがいます。

 そして“A”の手がかりを得るべく向かった戦場で、タレサーのライバルとして立ちはだかるのが、スティールドーンに雇われた“ムスペル・ウォーフェア・ソリューション社”の傭兵ヴォルフェス・ボナパルト。彼は性格も戦い方も熱い!

 旧式機を駆りながらも、知恵と肉弾戦で奇襲を仕掛ける大胆不敵さ、卓越した操縦技術を兼ね備える圧倒的な戦闘センスでサンダーボルトを追い詰める様は、ロボット好きの魂を震わすこと請け合い。

  • ▲タレサーとは対照的に熱血漢のヴォルフェスは、物語の中で非常にいい味を出しています。野性味あふれる戦い方を含め、1番好きなキャラクターです。
  • ▲戦術と技量で機体の性能差を埋めるヴォルフェスのしたたかな戦いぶりは、敵ながら胸が熱くなります。

 ここまでがミッション(ステージ)1-1の出来事で、初っ端からロボットアニメの名場面を体験するかのようなゲームプレイは、火星の重力よりも強い引力で作品世界へと引き込んでくれます。

 シングルプレイモードの最初から最後まで、優れたアニメーション演出を柱にロボット好きの魂を熱くするシーンがふんだんに盛り込まれ、それが巧妙にゲームプレイと混ざり合っているので、ロボット好きならストライクゾーンにド直球な体験ができるでしょう!

ロボットアニメの世界に入り込むような没入感があるゲーム体験

 シングルプレイモードはミッションで区切られ、いわゆるステージクリア型で進行し、各ミッションにおけるアクションとストーリーが見事に一体化したゲームデザインは秀逸です。

 ミッション中は、単に敵を撃破するだけでなく、味方を守ったり、機体を降りて戦ったり、敵のエース機と熱い戦いを繰り広げたり、あるいはとんでもないモノを操作する場面も。

  • ▲シングルプレイモードでは、特定の場所で機体を降りることができます。また、生身で潜入するミッションなど、さまざまなシチュエーションを楽しめます。

 ゲーム的なシチュエーションが豊富なうえに、ゲームプレイに沿ってシナリオが展開するので、単純にアクションゲームを遊んでいるというよりも、ロボットアニメで「もしこの場面を自分の手で操作できたら」という夢を実現できるような体験を楽しめます。

 そのため1つのステージを終えると、まるでロボットアニメの話に入り込んで遊んだかのような気分に! 作品世界に深く入り込める没入感を味わえるのがいい。

  • ▲プレイヤーを飽きさせないゲームとしての遊びの幅を、シナリオ展開に沿って多様な形で楽しめます。ハイクオリティな演出とマッチして思わず熱くなる!

 アクションの手触りは、自機のモーションや反応にメカらしい質量や挙動を感じられて、そこもまた没入感を味わえるところです。反面、戦闘のテンポはハイスピードなので、動かしていて気持ちよさがあります。

  • ▲ブーストダッシュによるキャンセルやワンテンポ早い操作を意識すると、メカの重みをねじ伏せて機体を制御している気分に。個人的に好きな操作感です。

 また、敵機が落とした武器を使える要素もあるため、状況に応じて武器を切り替えたり、攻撃の幅が広がったり、細かなアクセントが戦闘をユニークにしてくれています。

 さらに、ステージとステージの合間では、武器やモジュールなど機体の装備を開発することが可能で、開発した装備による主人公機のカスタマイズが行えます。ある程度ゲームを進めれば選択できる装備が増え、プレイスタイルを反映した主人公機を操作できるので、そうした自由度も楽しみの1つでしょう。

  • ▲装備はタレサーのレベルとクレジットを満たせば開発できますが、特殊武器はマップ内に隠された設計図も必要になります。
▲覚醒武器を開発すると、必殺技ともいえる派手なアクションが使えるように。カットシーン付きの演出でカッコイイ!

 難易度については歯応えのあるアクションゲームと言え、中盤から終盤にかけて苦戦する場面も出てくると思います。装備のカスタマイズで機体を強化できるものの、比重としてはプレイヤースキル寄りなので、アクションゲームが好きなら骨太なゲーム内容を堪能できるでしょう。

 逆にアクションが苦手な人向けに救済措置もあって、クリア時の評価ランクが下がる代わりに攻略がラクになる装備が用意されています。それを使用すれば、後はロボット愛の力で最後まで楽しめるはず! 正直、筆者はお世話になりました……。

  • ▲量産機の1撃も十分に痛いので、数で圧されると厳しい場面があります。とはいえ、何といってもラスボスが強敵ですが……。

『ハードコアメカ』で己の心にあるロボット愛を燃やせ!

 最初に述べた通り、本作はシングルプレイモードの他、対戦を楽しむマルチプレイモードを遊ぶこともできます。ネットワーク(オンライン)対戦とローカル(オフライン)対戦が用意されていて、後者はアークシステムワークス公式Twitterで公開されている隠しコマンドを使って、C.R.U.S.H.という隠し機体を登場させることも可能です。

  • ▲ネットワーク対戦時、手軽なクイックマッチでは4人のバトルロイヤル形式で戦います。カスタムマッチならチームバトルも遊べます。

 シングルプレイモードと違って機体のカスタマイズはできないものの、サンダーボルトS以外のさまざまなメカを使えるのがマルチプレイのいいところ。それぞれに使用感が異なる機体を出撃の度に選べるので、対戦ステージの特色やプレイスタイルに合わせて、好みのメカで戦う楽しみがあります。

  • ▲対戦を重ねてプレイヤーのレベルが上がれば、使用できるメカやメカのカラーバリエーション(ペイント)が増えていきます。
  • ▲クラウドファンディング支援者の方々が公開しているボーナスコードを設定画面から入力することでも、使えるメカやパイロットを増やせます。
  • ▲マルチプレイでも、機体から降りてパイロットを操作できるのが特徴。ピンチになったらセーフハウスに逃げ込んで再出撃を図るのも手!

 ちなみに、本作の主題歌は影山ヒロノブ氏が担当。タイトルメニューで流れるテンションMAXの歌が、のっけから熱いメカの世界へと誘ってくれます。前述の通りアクションに関しては救済措置があるので、アクションゲームの得手不得手を問わずロボット好きならおすすめの作品です。ゲームの随所に感じられるロボット愛に触れ、自分のロボット愛を燃やそうぜ!

(C) 2019 Rocket Punch Games. Published in Japan, Korea and South East Asia by Arc System Works.

HARDCORE MECHA(ハードコアメカ)

  • メーカー: アークシステムワークス
  • 対応端末: PS4
  • ジャンル: アクション
  • 配信日: 2019年6月27日
  • 価格: 2,000円(税込)
  • ※開発: RocketPunch Games

HARDCORE MECHA(ハードコアメカ)

  • メーカー: RocketPunch Games
  • 対応端末: PC
  • ジャンル: アクション
  • 配信日: 2019年6月27日
  • 価格: 2,050円(税込)