『ヒロアカ』新映画や4期の話で沸いたイベントをレポート

電撃オンライン
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 7月7日にパシフィコ横浜(国立大ホール)で開催された『僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)』史上最大級となるウルトライベント“<HERO FES.(ヒーローフェス)>”のイベントレポートが到着しました。

 本イベントには、『ヒロアカ』イベント史上最多となる14名にもおよぶ豪華キャスト陣が出演し、昼夜あわせて約8,500人のファンが集結しました。

  • ▲前列左より悠木碧さん、梶裕貴さん、岡本信彦さん、山下大輝さん、佐倉綾音さん、石川界人さん。後列左より諏訪部順一さん、安野希世乃さん、上村祐翔さん、三宅健太さん、井上麻里奈さん、広橋涼さん、畠中祐さん。

“<HERO FES.(ヒーローフェス)>”イベントレポート

 “<HERO FES.(ヒーローフェス)>”では、全3幕にもおよぶ、アニメ生アフレコを織り交ぜたボリュームたっぷりのオリジナル朗読劇に加え、TVアニメ第1期、第2期、第3期それぞれの主題歌を使ったスペシャルミュージックビデオ(MV)と10月放送開始の第4期の序盤エピソードを編集した本編特別映像が上映されました。

 イベントは、ポルノグラフィティによる疾走感あふれる第1期オOPテーマ『THE DAY』にのせたMVからスタート。“無個性”だったデクがNo.1ヒーローのオールマイトと出会い、ヒーローを目指していく第1期シリーズの名場面が大画面に次々と映し出されました。

 そこから朗読劇第1幕へ突入。物語は、第3期最終回で描かれたエピソードの1年A組メンバーが雄英BIG3の1人である通形ミリオと手合わせした翌日が舞台。1-Aの生徒たちの寮での朝の風景、校内での様子が明るい雰囲気で描かれ、コミカルで賑やかな日常のやり取りをみせる生徒たちの姿に、客席から笑いがこぼれました。

 途中、本編を振り返るアニメ映像にあわせた各キャラクターの名場面を生アフレコで再現。体育祭でのデクと轟の対決シーンや出久&爆豪がコンビを組みオールマイトに挑む期末試験演習試験のシーンを、キャスト陣が迫力の熱い演技で再現。観客は時に涙を流すほど魅了されました。

 続く第2幕は、米津玄師さんによる第2期OPテーマ『ピースサイン』のMVからスタート。第2期で成長を見せたお茶子、轟、飯田を中心に構成された映像が展開しました。

 朗読劇は昼休みのシーンから再開。その中で、第2期で描かれた八百万と轟のコンビvs相澤の期末試験、飯田が兄の仇・ステインにデクと轟とともに挑んだ戦い、第3期での仮免試験で上鳴が士傑高校・肉倉精児と対峙するシーンと各キャラクターの活躍が色濃く描かれる名場面が生アフレコで演じられました。

 その後、朗読の物語は、授業で災害訓練施設・USJの倒壊ゾーンを使用したドラム缶を用いた缶蹴りを行う様子が描かれました。その中で、それぞれの“個性”や戦略を駆使した迫力あるゲームが展開。映像が目に浮かぶような緊張感のある生徒たちのやり取りが披露されました。

 その中には、第3期の終盤の名エピソードであるデクvs爆豪の戦いの生アフレコが登場。山下さんと岡本さんの熱い掛け合い、2人に声をかけるオールマイト役の三宅さんの演技に、客席はグッと見入りました。

 ラストの第3幕は、2018年夏に公開された劇場版の主題歌である菅田将暉さんの『ロングホープ・フィリア』のMVが公開。第3期でのデクvsマスキュラーの戦いとオールマイトと宿敵・オール・フォー・ワンの戦いがシンクロする描写に、デクと爆豪の対決を織り交ぜ、オールマイトから次世代のヒーローたちへの“継承”を思わせる構成のMVとなりました。

 朗読劇では、その日の夜、寮での1年A組とオールマイトと相澤、さらにBIG3の3人も集まったやりとりが。第4期で描かれるインターン活動に向けて歩き出す生徒たちの前向きな姿が描かれました。

 最後に出演キャスト全員での「さらに向こうへ!プルスウルトラ!」の掛け声が会場に響き、次のシーズンに向けての大きな期待とともに朗読劇の幕が閉じました。

 その後には、10月12日より放送される第4期序盤のエピソードを特別編集した映像が上映されました。デクをはじめとする1-Aのキャラクターはもちろん、第4期より登場するプロヒーローのサー・ナイトアイ(声優:三木眞一郎)や新たな敵“ヴィラン”オーバーホール(声優:津田健次郎)らが登場する約25分もの映像に、第4期への期待感がさらに膨らんだ客席からから大きな拍手が贈られました。

 特別映像が終了すると、キャスト全員がステージに再び登場。第3期で初登場した雄英BIG3の天喰環役の上村さんと波動ねじれ役の安野さんは「『ヒロアカ』のイベントは初参戦なのでドキドキしました」と心境を語り、「アフレコ現場も本当に熱くて、全力で収録に臨んでいます」とコメント。観客からの温かい拍手に包まれ、ほっとした表情を浮かべる場面も。

 また、八百万百役の井上さんは「途中で生アフレコのパートがあり、自分たちの大切なシーンを演じるのはもちろんですが、他のキャストの演技もアフレコ時の熱量をそのままに、生で見ることができて感動しました」と感想を語りました。

 その直後には集まったファンにサプライズが! 今冬に公開が決定していた劇場版最新作のタイトル『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』と公開日が12月20日に決定となったことが山下さんから発表されました。

 さらに、デク、爆豪、オールマイトのシルエットが浮かび上がる劇場版のキービジュアルもあわせて公開となり、客席より大きな歓声と拍手があがりました。

 最新情報が続々公開されたイベント最後には、登壇者よりファンへのメッセージが贈られました。

 そして、『ヒロアカ』のイベントではおなじみとなった掛け声を、山下さん、三宅さん、岡本さんが一緒に客席に向かって呼びかけます。「さらに向こうへ!プルスウルトラ!」とキャスト、客席全員で叫び、イベントは大盛り上がりで幕を閉じました。

登壇者からのメッセージ

山下さん

 『ヒロアカ』が、どんどんどんどん大きい作品になっているなと感じています。

 朗読劇では、たくさんの思い出や熱量を持って演じたので大変でしたが、(TVアニメ第4期など)これからもこんなシーンが待っているのだなとエンジンがかかりました。

 これからも一緒に応援していきましょう!

三宅さん

 私がパシフィコに来た!!

 物語ではオールマイトは事実上ヒーローを引退してしまったのですが、『僕のヒーローアカデミア』は、第4期、劇場版、コミックスとこれからも続いていきます。

 そして……“次は、君だ!”

“『僕のヒーローアカデミア』<HERO FES.(ヒーローフェス)>”概要

開催日
7月7日
会場
パシフィコ横浜 国立大ホール(約5,000席)
出演者(敬称略)
山下大輝(緑谷出久役)
三宅健太(オールマイト役)
岡本信彦(爆豪勝己役)
佐倉綾音(麗日お茶子役)
石川界人(飯田天哉役)
梶裕貴(轟焦凍役)
悠木碧(蛙吹梅雨役)
井上麻里奈(八百万百役)
広橋涼(峰田実役)
畠中祐(上鳴電気役)
諏訪部順一(相澤消太役)
新垣樽助(通形ミリオ役)※昼の部は声の出演のみ
上村祐翔(天喰環役)
安野希世乃(波動ねじれ役)

(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会
(C)2019「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE」製作委員会 (C)堀越耕平/集英社
(C)堀越耕平/集英社

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