これこれ、いい意味でちょうどいいレースゲーム。『ミニモレーシング2』を遊んだらハマった!

紅葉つかさ
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 InfrawareJapan, Inc.が12月に配信予定のiOS/Androidアプリ『ミニモレーシング2』のレビューをお届けします。

 『ミニモレーシング2』は、小さいラジコンカーを操作している気分で遊べるレースゲーム。自分の好きな車をカスタマイズしたり、ほかのユーザーと対戦したりできるのが本作の醍醐味です。コースも全30種類以上も用意されているので、さまざまなルールのもとレースを楽しめます。

操作は簡単だがそれだけでは勝てない面白さ

 『ミニモレーシング2』でメインとなるレースですが、操作自体は非常に簡単で、誰でもすぐにできるようになります。レース中にできることは車を操作するハンドル、ドリフト、ニトロ、アイテムの使用の4種類です。

 とはいっても車は自動的に前進するので、ハンドル操作では車を動かす向きを変えるだけなので難しくありません。ドリフトも画面右下にある横長の長方形のボタンを長押しすれば車の向きを変えるときに自動でドリフトになります。

 ニトロは使用することで、一定時間車のスピードを加速させることができます。ドリフトなどをしたときにたまるゲージを使えばいつでも使用できます。

 アイテムは、レース中にある箱を入手すると使えるようになり、ほかの車を妨害したり、相手からの妨害を防いだりできます。使用することでレースの流れを大きく変えることができるので、入手したら積極的に使っていきたいですね。




 と、操作はこれだけなので本当に簡単なのですが、車の性能やレースのルールなどによってどのような動きをすればいいかなど、操作に正解はないのでいろいろな楽しみ方ができますね。

  • ▲操作方法も自分の好きなように変更できます。

 筆者も1回レースをしただけで簡単に操作を覚えることはできたのですが、そこからいい結果を残そうとするとこれが意外と難しい。筆者の腕的には序盤から相手が強すぎてあまりいい結果を残せませんでした……。

4つのルールでまったく違うレースに

 一言でレースといっても本作には、複数人で順位を競う“クラシック”、1対1のガチンコ勝負の“ライバル”、一定時間ごとに再開が脱落していく“脱落ミッション”、一定時間パトカーから逃げ切る“カーチェイス”の4つのルールがあります。

 “クラシック”と“ライバル”は、相手より早くゴールを目指すベーシックなもの。わかりやすいルールなだけあって単純にプレイヤーの腕が試されます。

  • ▲“クラシック”は必ずしも1位になる必要がないので、あまりうまくない筆者も少しは気が楽でした。

 “脱落ミッション”は一定時間ごとにカウントが始まって、カウントがゼロになったときに最下位の人が脱落していくというものです。最終的にひとりになるまでこれを続けるのですが、つねに上位をキープしておかないと、すぐに脱落してしまうという緊張感があるレースですね。


  • ▲時間ギリギリにぬかされてクリアならず。ということが何回もありました。

 “カーチェイス”は、追ってくるパトカーから逃げ切ればいいのですが、ただ逃げればいいというわけではなく条件があります。条件は、パトカーとの距離30m以上かつその状態を10秒キープ。

 レース中に少しでもミスすると、パトカーにすぐに距離を縮められて、時間がリセットされるので非常に難しいです。言葉では、簡単そうですがそんなことはありませんでしたね。すべてのルールをプレイしたうえで、いちばん難しいのがこの“カーチェイス”だと筆者は思います。


  • ▲コースにあるニトロを回復させるアイテムをうまく入手できるかがポイントです。ですがちょくちょく取り逃して大変でした。

好きな車で勝つために性能を強化

 レースゲームの醍醐味といったら、好きな車でレースするというものがあるのではないでしょうか。本作には、確認した限り全部で48種類の車が登場するようです。車はレースをクリアしたときの報酬やショップで購入することができます。



 見た目が違うことはもちろん、車ごとに性能が違うのでいろいろな車を集める楽しみもありますね。車が好きな人にはたまらないのではないでしょうか。

 さきほど車ごとに性能が違うと書きましたが、こちらの車の方が性能は低いけど好きだから使いたいということもありますよね。そんなときは車の性能を強化することもできます。

 車には、スターランクや車両レベル、改造ポイントがあります。スターランクは最大で星5まであり、高いほど車両レベルの上限が高くなります。車両レベルは車全体の性能を上げられます。

 改造ポイントは、車両レベルを上げたときに入手でき、改造ポイントの分だけ車の“最高速度”、“加速力”、“ハンドリング”、“ニトロ”の4つを上げられます。これらはそれぞれ独立してあげられるので、“最高速度”だけを上げて車を速くしてもいいし、“ハンドリング”を上げて操作性をよくしたり、プレイヤーによって好きな車にすることができます。


  • ▲強化に必要な素材はレースの報酬でもらえます。

 それ以外に得意なコースを表すオンロードのドライとウェット、オフロードのドライとウェットの4種類のいずれかが設定されており、得意なコース以外では性能が少し下がってしまいます。それでも上記にあげた強化をして車の性能を上げれば多少の性能が下がったとしても問題ありません。もちろんプレイヤーの腕もあれば、そこまで性能を上げていなくても勝てるのはうれしいです。

 やっぱり、好きな車でレースに勝つのがいちばんですよね。なので、好きな車だけを中心的に強化していましたが、筆者の腕があまりにお粗末すぎて新しいコースですぐに勝つということはあまりできませんでした。

 ですが、車を強化していれば先ほどまで負け続けていた相手にも勝てるようになったので、それが実感できるのは楽しかったです。

簡単操作だけどやりごたえ抜群!

 これまで書いてきましたが、本作は本当に操作が簡単で誰でもすぐにできるようになると思います。それゆえに何度もレースを繰り返すことで自分がうまくなっていることを実感できました。

 最近のレースゲームは実写に近い3Dゲームが主流で、そのリアルさもいいんですけど、本作みたいに見下ろし対応で2D的に遊べるレースゲームって、これはこれでいい意味でちょうどいいんですよね。コースの全体像が見えるから、よりライン取りやドリフトをしっかりと制御できますし。

 また、たくさんの車やコースが登場するので車が好きな人にはうれしいのではないでしょうか。強化もできるので、好きな車で勝つために育成するというRPG的な楽しさを味わえるのも、本作の醍醐味だと思います。

  • ▲ほぼ同着でゴールしそうなときは、カメラ判定のようにゴールの瞬間が拡大されます。
  • ▲レース後には、順位やタイム以外にほかの車の車種やスターランクが確認できます。明らかに自分より性能が高い相手に勝つと楽しいですね。

 本作は序盤から相手の車の性能が高いので、ちょっと難易度は高めかもしれません。もちろん筆者の腕のせいもありますが、最初はそこまで勝てませんでした。

 それでもやればやるだけですぐにうまくなれると思うので、どんどんプレイしてうまくなりたいです。まだ、「これだ!」という車も見つけられていないので、こちらも早く見つけたいですね。

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