アプリ版『Bloodstained: Ritual of the Night』レビュー。名作アクションRPGを高クオリティで楽しめる
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- sexy隊長
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NetEase Gamesから、12月中に配信されるiOS/Android用アプリ『Bloodstained: Ritual of the Night』のプレイレポートをお届けします。
『Bloodstained: Ritual of the Night』は、あの五十嵐孝司氏の手によるゴシック調で自由に探索を楽しめる横スクロールアクションRPGゲーム。アプリ版は、NetEase GamesとArtPlayが共同開発し、日本、北米、ヨーロッパ、韓国、南米、東南アジアなど全世界で配信されます。
今回、そのアプリ版『Bloodstained: Ritual of the Night』をいち早く体験できたので、システムやプレイした様子などをお届けします。
なお、スクリーンショットがテストバージョンの画面で、リリース後の画面と異なる場合があります。
世界的に人気の作品『Bloodstained: Ritual of the Night』
『Bloodstained: Ritual of the Night』は、IGAこと五十嵐孝司さんが手掛けるゴシックホラー調で探索要素が高めの横スクロールアクションRPGゲーム。
2019年にPC(Steam)、PS4、Xbox One、Nintendo Switchで販売され、全世界累計出荷&ダウンロード販売本数が100万本突破している人気作品になります。
主人公は、錬金術師によって結晶を体内に宿す呪いをかけられて、自分の体が徐々に結晶化してしまう孤児“ミリアム”。
舞台となるのは18世紀の終わり……急激な科学の進歩に伴い、地位を失った錬金術。これに危機感を抱いた錬金術ギルドは、身よりのない子どもを集め、魔力と融合する魔道人間を作りそれらを生贄に地獄をこの世に召喚するという暴挙に出ました。
主人公“ミリアム”は、全人類を救うため、そして自分自身を救うために、諸悪の根源“ジーベル”と召喚者“ゲベル”を倒すために城へと向かう内容になっています。
据え置き版のクオリティそのまま、アプリで楽しめる!
本作は『Bloodstained: Ritual of the Night』のアプリ版になるのですが、UI画面がモバイルに最適化されているだけではなく、PC・コンシューマのクオリティをそのまま再現されているのが最大の特徴!
アクションゲームのモバイル版となると、グラフィックの低下やゲーム性の簡略化などから、別のゲームになってしまうこともあるのですが、本作はアニメーションやグラフィックも見劣りせずそのままなので、特徴である芸術的な城や教会のグラフィックを存分に楽しめます。
装備変更すると主人公の見た目が変更され、イベントシーンでもそのままになるのですが、アプリ版でもいろいろな見た目のミリアムが見られるのがうれしい所。筆者は仮面系装備が好きなのですが、重要なイベントシーンの場合、緊張感がなくなってしまいます(笑)。
操作性は画面上にパッドが表示される仮想ゲームパッド式で慣れるまで少し時間がかかりますが、慣れてしまえば移動や攻撃をサクサクと行えます。
しかもドアを開ける動作や飛び道具の方向指定はフリックやスワイプ操作で行うというように、ボタンタップだけではない操作が、モバイルならではの楽しさを引き立てていました。
自分らしさを楽しめるシステム
本作は、主人公の育成システムを中心に大量の武器や装備品、アイテムの製作や料理といったクラフト機能まで備わっています。ゲーム進行上に必要な探索や主人公の育成に無駄がなく、単調な作業ゲームにならないのが最高のポイントです。
また、2Dアクションゲームとは思えないほど武器の種類が豊富。モーションは大きいが攻撃力と範囲が大きい“大剣”、攻撃範囲は狭いが素早い攻撃が可能な“短剣”、IGAさんの作品ではおなじみの“鞭”、遠距離攻撃が可能な“銃”など約100種類以上の武器が登場します!
加えて20種類以上の奥義が存在するので、攻撃面だけでかなりのバリエーションがあります。「この敵にはこの攻撃!」というように切り替えて使ってもいいですし、「鞭だけ使う!」や「短剣を極める」というように、武器を決めてプレイすることも可能。
苦手な武器は使わなくとも他の武器で進められるという、自分らしさに重点をおいてプレイできるのが楽しかったです。これからプレイする人は、武器集めの楽しさも感じてもらいたいです。
個人的には、蹴り攻撃と銃がカッコよくて好き! 各銃や各大剣ごとにモーションが異なるだけでなく、当たり判定も変わってくるので、武器に個性があって奥深い部分です。
バリエーションという側面から見ると、本作には120種類以上のモンスターが出てきます。
“ミリアム”は、敵を倒すと魔力の結晶“シャード”を入手することがあり、そのシャードを使って自身を強化することが可能。このシャードは倒した敵の能力を吸収する効果があるため、120種類以上のシャードが存在というわけです。
シャードの効果は魔法攻撃や召喚魔法だけでなく、主人公のステータスアップや二段ジャンプが可能になる、自身を守るバリアを作れる能力など、バリエーション豊か。先ほど話した、武器との組み合わせを考えるとプレイスタイルは無限大に広がり、つねに新鮮な気持ちでプレイできます。
敵に攻撃が命中した時にはさまざまなエフェクトが表示されます。敵にダメージを与えている感じと爽快感を味わえます。この部分についても、しっかりモバイル版でも確認でき、同じく爽快感が味わえました。
モバイルに対応した迷宮探索!
広大なマップを自由に探索できるのが『Bloodstained: Ritual of the Night』の魅力の1つですが、広大すぎるゆえに複雑化するマップが少し見にくいということがありました。
アプリ版でとピンチアウトやスワイプ操作でマップを自由に拡大縮小できるようになりました。
筆者の個人的な使い方ですが、マップを拡大して画面キャプチャを撮り、その場で気になったことをメモしていました。このような使い方ができるのもアプリ版の強みだと感じました。
コンシューマ版をプレイしていた時は、ノートにメモしながらプレイするというアナログな方法をしていたのですが、広大なマップすべてをメモに書くわけにはいかず、要点だけメモしていました。しばらく経ってから見返すと「ここは……どこのマップのメモだっけ?」ということが多々あったんですね(笑)。
アプリ版ではそのような苦労はなくなるかもしれません。
気軽にプレイできるのはアプリ版のポイント!
これほどまでにPC・コンシューマ版とモバイル版に差がないアクションゲームは稀だと思います。正直、これから『Bloodstained: Ritual of the Night』をプレイするというのであれば、気軽さも含めてアプリ版をオススメしたいと感じました。
イベントシーンや会話はフルボイスで進んでいくので、ミリアム(声優:小清水亜美)やジーベル(声優:白川周作)などのボイスをしっかり味わえます。
中盤以降、広大なマップを探索することが多くなるので、腰を据えてじっくりとプレイするのもいいのですが、アプリ版だと、移動中に気になったところをサクッと探索したり、メモを見返したタイミングでサッとプレイできたりするのは、とても便利でした。
本作は、五十嵐孝司さんが手掛けただけあって“IGAVANIA(イガヴァニア)”というジャンルを存分に満喫できる作品です。
美しいグラフィックやエフェクト、広大なマップやバリエーション豊かな武器や装備品というアイテムの数々、そして全編フルボイスといった大ボリュームな作品になっているので、長くしっかりと楽しめます。
『Bloodstained: Ritual of the Night』の魅力がすべて詰め込まれているアプリ版『Bloodstained: Ritual of the Night』。一部のユーザーから人気の過激的な“リンジー”も登場しているので、遊んでその人気の理由を確かめてください!
※画面は開発中のもの。
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『Bloodstained: Ritual of the Night』公式サイトはこちら
『Bloodstained: Ritual of the Night』モバイル版公式Twitterはこちら
『Bloodstained: Ritual of the Night』
- メーカー:NetEase Games
- 対応端末:iOS/Android
- ジャンル:アクションRPG
- 配信日:2020年12月予定
- ワンタイム購入価格:1,220円予定