お前もこの森の糧となる。そうやって、他の命を繋いでいくのだ（ハンイット）【オクトパストラベラー名言集】

　スクウェア・エニックスのSwitch/PC（Steam）用RPG『OCTOPATH TRAVELER』の名言を紹介する連載企画第5回目は、狩人ハンイット（声優:甲斐田裕子）の森に生きる者の覚悟が詰まったセリフをご紹介します。

　ちなみにSwitch/PC（Steam）の数年前を描くiOS/Android用シングルプレイRPG『OCTOPATH TRAVELER（オクトパストラベラー） 大陸の覇者』にもハンイットが登場しています。そちらでも活躍しているので、気になる方はぜひ！

お前もこの森の糧となる。そうやって、他の命を繋いでいくのだ（ハンイット）

　ハンイットは、相棒の雪豹リンデと共に戦う狩人です。彼女の暮らすウッドランド地方“シ・ワルキ”には多くの狩人たちがいますが、魔物と心を交わすことができるのは彼女とその師匠ザンターくらいだとか。

　彼女の初期ジョブである“狩人”は、弓を使った複数回攻撃や範囲攻撃などのアビリティを習得します。

　ハンイットはバトル中に“けしかける”で魔物を呼び寄せて、HPを回復したり、敵に攻撃したりすることが可能です。

　リンデを初期から呼べるほか、バトルで弱った魔物を“捕獲”することで呼び寄せられるようになります。魔物によって能力や呼べる回数が異なるので、いろいろな相手を捕まえてみてください。

　なんと通常のバトルだけでなく、フィールドコマンド（各主人公の固有特技）でタウンの人たちにも魔物を“けしかける”ことができます。

　バトルに勝利すると経験値が手に入りますが、ハンイット1人で戦うことになる＆失敗するとタウンとの関係が少し悪くなるのでご利用は計画的に。

　1年前に“赤目”と呼ばれる魔物の退治に出かけた師匠ザンターに代わって、村での仕事をこなすハンイット。

　連絡が手紙1通なことを“いい加減だ”と呆れるハンイットですが、ザンターが旅立つ前のコミカルな掛け合いを見るに仲のいい師弟関係だったことがうかがえます。

　そんな彼女のもとに貴族のキーランより、急ぎの魔物退治の依頼が届きます。

　依頼の場所を訪れたハンイットが目にしたのは、無慈悲に命を奪われた人々や動物たちの姿でした。

　彼女は“生きるために食らう”のではなく、“自己顕示欲”のためにほかの生物の命を奪った魔物に静かに怒りを燃やします。そしてハンイットは依頼としてだけではなく、1人の狩人として魔物を狩ることを誓うのでした。

　狩人の業、命をいただくことの意味を理解しているハンイットの言葉は、深く刺さります。ささやかではありますが、食事の前のいただきます、ごちそうさまは、これまで以上に心をこめようと筆者はひっそりと誓いました。

　森の奥で、ハンイットはターゲットの魔物と遭遇。彼女は魔物と心を通わせることが出来るため、魔物がなぜこの森に出現したのかもわかってしまいます。

　小動物のような子たちだけでなく、凶暴そうな魔物とも対等に渡り合えるハンイットはすごいですよね。

　魔物の境遇に同情を見せながらもきっぱりと間違いを指摘し、狩人の仕事をこなしたハンイット。

　彼女は倒した魔物の尊厳を必要以上に奪うことはせず、「お前もこの森の糧となるそうやって、他の命を繋いでいくのだ」と自然に還っていけるようにするのでした。

　森に生きる彼女の狩人としての厳しさと、それ以上の優しさを感じさせるシーンです。

　タウンに戻ったハンイットは、師匠の相棒である魔狼ハーゲンと再会します。しかし、そこに師匠の姿はなく……。

　行方不明になった師匠を探すため、ハンイットは旅に出ます。師弟をどんな運命が待ち受けているかは、皆さんの目でお確かめください。

　また、彼女はスマホ版『オクトパストラベラー』にも登場しています。もちろん、かわいい相棒のリンデも一緒！

　仲間にしていなくてもタウン“ヴァローレ”で、トラベラーストーリーの序章が楽しめます。数年前の彼女の活躍を、ぜひ見てみてくださいね。
　

●『オクトパストラベラー 大陸の覇者』

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