ツッコミ不在!? 『呪術廻戦』榎木淳弥、内田雄馬、瀬戸麻沙美が対談

電撃オンライン
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 “週刊少年ジャンプ”(集英社刊)にて連載中、シリーズ累計発行部数1200万部を突破している大人気コミック『呪術廻戦』(芥見下々・著)のTVアニメが、毎週金曜日深夜1時25分よりMBS/TBS系全国28局ネット“スーパーアニメイズム”枠にて放送中です。

 このたび、呪術高専1年生のメンバーを演じる、榎木淳弥さん(虎杖悠仁役)、内田雄馬さん(伏黒 恵役)、瀬戸麻沙美さん(釘崎野薔薇役)ら3名のキャスト陣によるオフィシャルインタビューが到着!

 それぞれのキャラクターの印象や、3人のチームワークなどについて語っていただきました。

 以下、リリース原文になります。

キャストが語る1年生トリオの印象 榎木淳弥【虎杖悠仁役】 内田雄馬【伏黒 恵役】 瀬戸麻沙美【釘崎野薔薇役】 オフィシャルインタビュー

虎杖の強さと狂気

──まず、みなさんが担当しているキャラクターの印象を教えてください。虎杖悠仁について、榎木さんはどう感じていますか?

榎木:体育会系の元気なイメージが基本だと思いますが、一方で死を前にして一旦は弱気になったり、強い敵に対して恐怖を抱いたり。本当は、何に対しても直情的に突っ込んでいけるような「強い」キャラクターではないんですよね。でも、そこが人間らしくて魅力的だなと思っています。それに、自分で自分のことがわかっていなくて、他人に指摘されて「俺、そうだった」と気付くことも多いです。

内田:虎杖は「自分はこうありたい」という真っ直ぐな「芯」みたいなものを持っている気がしますね。そこが、端から見ていると「曲がらない強さ」にも感じるけれど、「不器用」にも感じられるときもある。

瀬戸:たしかに真っ直ぐだけど、私はそれだけじゃないなとも感じています。というのも、その真っ直ぐさが、ちょっと狂気を孕んでいるようにも見えて。アニメの第1話を観たとき、正直、私の中では虎杖が怖いと感じました。あれだけの危機的状況なのに、何となく気が抜けている言葉遣いとか、つねに状況を俯瞰して客観視ができている感じとか……「こんなにも冷静で、まったく動じないのは、何故?」と思ったら、ちょっとゾクっとしちゃいました。

榎木:確かに学校での戦闘中とかに、ちょくちょくトボけたりしていましたけど。僕自身は、あのトボけた雰囲気は、わざと鈍感になっている部分もあるのかなって感じていました。怖すぎるから、まともに受け取ったらヤバいという気持ちもあるのかなって。

内田:確かに、あの状況に突っ込んでいけるって、ちょっと何か怖いよね。得体の知れない“何か”に、躊躇せず「行かなきゃ!」って。でも、その真っ直ぐなところは、見ていてうらやましくもありますね。

伏黒と釘崎の素顔

──続いて、伏黒恵の印象はいかがでしょうか?

内田:伏黒は、ぶっきらぼうで感情表現も少なそうだな、というのが最初の印象でした。でも実は、自分の行動を選ぶ判断基準が複雑で。実はいろいろなことを考えている人です。作中でモノローグが多いですが、周りや状況を見ていろいろ考えて、自分がどうしたいかというよりも「この状況なら、こうなるのが自然だろ」と判断する。その分だけ、自分自身の感情を押し出すことが少ないのかなと、今は思っています。もちろんまだ若いので、恐怖や苛立ちといった感情はあるけれど、頭でっかちになっていて、それを上手く表に出せない。演じるときもそのバランスを大事にしていて。感情だけで突っ込みすぎないように、心がけていますね。

榎木:僕は、伏黒は優しいなって思います。リアリストな面もあるけれど、自分が「善人」だと感じた相手を助けたいという気持ちがベースにあって、情に篤い。

瀬戸:伏黒は、私自身もかっこいいなと思いましたし、多分、観ている人にも「かっこいい」って憧れられる役どころじゃないかなって思いました。何か……人気ありそうだなって(笑)。

内田:(笑)。

榎木:確かに、人気ありそう(笑)。

瀬戸:しかもまだ若くて、変化の時期だから。伏黒が虎杖の影響を受けてどんな男になるのかが、楽しみですよね。

──そして釘崎野薔薇です。瀬戸さんは彼女をどのように捉えていらっしゃいますか?

瀬戸:野薔薇は強気で、口調も乱暴なところがあるけれど、それは自分の中に確固たる自信があるからだと思っています。自分の中にしっかり芯があってブレない。ただ、「ブレない」とは言っても「真っ直ぐ」ではなく、信念をもって歪んでいるというか。曲がった道でも信念を持って突き進む子、というイメージですね。そして、横暴な態度がときどき、仲間を翻弄することもあるのかなと(笑)。

榎木:いや、釘崎はいちばん“男らしい”ですよね。敵と戦って負けそうになっても、まったく動じてないし。三人の中でいちばん、気合いが入っていますね。

瀬戸:「気合い入っている」って、学校の部活みたい(笑)。

内田:僕は釘崎……案外好きだなぁ。

瀬戸:「案外」?

内田:あ、いやいや……大好きです! 強いところが(笑)。それに、ちゃんと他人に影響を与えられるタイプの子じゃないですか。しっかり他人に干渉しようという気持ちを持っているから、言うべきことをちゃんと人に対して伝えられる。何かを発信するのって、すごく強いものを自分の中にもっていないとできないことだから。それは、観ていてすごいなって思いますね。

──榎木さんは、釘崎のようなタイプの女子はいかがですか?

榎木:僕は……案外好きですね(笑)。知っていくと案外、悪い奴じゃない。

瀬戸:まあ、野薔薇も最初、伏黒と虎杖にヒドいイメージを持ったしね。

内田:「カモメに重油かけて火着けそう」って言われた(笑)。

榎木:虎杖は「幼少の頃、ハナクソ食ってたタイプ」って(笑)。

瀬戸:気が強い人たちってそうなんですかね? 最初はもう、うがった偏見のイメージでお互いを見てしまって。でも、3人ともちゃんと人情を持っているから、お互いを知っていけば心を開けるというか、偏見を捨ててお互いに付き合えるようになるんでしょうね。

三人の自然なチームワーク

──そんな三人のチームワーク、トリオとしてのバランスはいかがですか?

榎木:バランスはいいですよね。まあ、伏黒がいてくれないと崩壊だけど(笑)。

瀬戸:だいたいこの三人、ボケが過多なんですよ。

内田:厳密に言うと、誰もツッコミがいない。

榎木:お互いのボケを、基本的に放置している。

瀬戸:虎杖が暴走すると、野薔薇がツッコミというより指摘をするポジションですけどね。「じゅじゅさんぽ」だと特に。本編中の緊張感のあるシーンとはまた違うから。

内田:出るヤツがいると引くヤツがいる、引くヤツがいると出るヤツがいる。自然とそんなコンビネーションが取れている気がする。

榎木:それぞれが好き勝手やっているっていうのはありますよね。

内田:そう、何となく好き勝手言っているけど、そのノリがなぜか合う。会話も別に「それ、意見合う!」とか、共通点が多いわけじゃないけど、会話のテンションとかノリは合う。

榎木:友達って感じでもないけど……。

内田:でも、一緒にはいるんだよなぁ……みたいな感じ。

榎木:似ているのかもね、3人とも。

瀬戸:それに多分、お互いに「負けたくない」って気持ちがあるからこそ、一緒にいるんじゃないかなって気もする。 「呪術師」であるという1点だけでつながっていて、お互いに本当に負けたくない。そのライバル意識があるからこそ、わりと常に近くにいるのかなって思いますね。

──最後に、TVアニメの今後の見どころを教えてください。

瀬戸:野薔薇の見どころとしては、負けられない“女の戦い”がはじまります(笑)。呪術高等専門学校の女子の先輩たちとの関係性に注目していただきたいですね。

内田:伏黒にとって、虎杖が見せてくれた姿はかなり衝撃的だったと思います。それを経て彼がどう変わっていくのか。それは今後、長いスパンで描かれていくと思いますので、今から楽しみにしていただきたいなと思います。

榎木:これから、虎杖の生き方に大きな影響を与える吉野順平が登場します。虎杖と順平が絡むストーリー、そして新キャラクターである先輩たちの活躍、活発になる呪霊側の動き──そんな入り乱れた展開に、ぜひ注目してください!

TVアニメ『呪術廻戦』 Blu-ray&DVD情報

Vol.1 2021年1月20日(水)発売
商品仕様
[Blu-ray]6,800円+税 [DVD]5,800円+税
発売・販売元:東宝
収録話数:1~3話収録/DISC枚数:2枚(本編DISC+特典CD)

特典内容
【初回仕様】
◆キャラクターデザイン:平松禎史 描き下ろし三方背ケース
【初回封入特典】
◆スペシャルドラマCD 「休日徊詮」
出演:虎杖悠仁(CV:榎木淳弥)/伏黒 恵(CV:内田雄馬)/
釘崎野薔薇(CV:瀬戸麻沙美)/五条 悟(CV:中村悠一)
原作:芥見下々 著:北國ばらっど 小説:呪術廻戦「逝く夏と還る秋」より(JUMP j BOOKS)
◆原作者:芥見下々 描き下ろし「アニメじゅじゅさんぽ」ネーム小冊子
◆特製リーフレット 
◆ジャケットポストカード
◆スペシャルイベントチケット優先販売申込券
※初回生産限定版の在庫がなくなり次第、初回特典なし・本編ディスクのみの通常盤に切り替わります。
※ジャケット・商品デザイン、特典ほか商品仕様は予告なく変更になる場合があります。
詳しくは公式HPをご確認ください。


©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

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