新作『ぷよテト2』プレイレポート。往年の人気2大パズルゲームのコラボはボリューム満点!
- 文
- 滑川けいと
- 公開日時
セガが12月10日に発売の『ぷよぷよテトリス2』のプレイレポートをお届けします。
本作は往年のパズルゲーム『ぷよぷよ』と『テトリス』が、夢のコラボレーションを果たしたタイトルの第2弾。PS5/PS4/Nintendo Switch/Xbox Series X/Xbox Oneで発売となります。
発売を間近に控えた今回のプレイレポートでは、遊び方や特徴などを改めて紹介。『ぷよぷよ』と『テトリス』の組み合わせがどのような化学反応をみせてくれるのか、ぜひご覧ください!
2大パズルゲーム『ぷよぷよ』と『テトリス』が存分に楽しめる!
すでに知っている方も多いと思いますが、改めて『ぷよぷよ』と『テトリス』について、それぞれのルールを説明していきます。まずは『ぷよぷよ』から。
『ぷよぷよ』は画面上段から降ってくる“ぷよ”を回転させて並べ、消していくパズルゲームです。ぷよにはさまざまな色があり、同色のぷよを4つ以上並べると消すことができます。
ぷよは下に空白(スペース)があると落ちる性質があるため、その性質を考えてぷよを配置することで“連鎖”させられるのがポイント。連鎖により盤面のぷよをたくさん消した時はかなりの爽快感があります。
上の画像の場合、あかぷよがひとつあれば下段にあるあかぷよを消すことができ、その後みどりぷよが落ちることでみどりぷよも消えて2連鎖となります。
『テトリス』は、上段から降ってくる“テトリミノ”を並べて消していきます。テトリミノを消すには横一列を埋める必要があるのですが、ぷよと異なり下に隙間があっても落ちて埋まることはありません。正方形やL字型などいくつか種類のあるテトリミノを回転させ、うまく隙間を埋めることが重要となります。
テトリスは“HOLD”によって、ひとつだけテトリミノをキープできます。キープしたテトリミノは落下中のテトリミノと入れ替えられるので、それをうまく活用しながら配置していきます。
『ぷよぷよテトリス2』では、そんなルールの異なるふたつのゲームをそれぞれ遊ぶことができます。対戦に関しては同じルール同士で遊ぶことはもちろん、『ぷよぷよ』と『テトリス』で遊ぶことも可能。盤面の上段を越えると負けになるので、そうならないようにどんどんぷよやテトリミノを消していきましょう。
対戦時にゲームをよりおもしろくしてくれるのが、“おじゃまぷよ” “おじゃまブロック”の存在。ぷよ・テトリミノを消すと、相手の盤面に『ぷよぷよ』の場合はおじゃまが降ってきて、『テトリス』の場合は下からせりあがってきます。『ぷよぷよ』であればおじゃまぷよの周囲にいるぷよを消すことで、『テトリス』であればテトリミノと一緒におじゃまを横一列に並べることで消せます。
このおじゃまがあることで、時間が進むにつれて次第に思い通りにぷよやテトリミノを配置できなくなってくるんですよ。それが悩ましくもあり、対戦時の醍醐味ともいえます。
個性バツグンのキャラクターが織りなすストーリーが楽しめる!
『ぷよぷよ』といえば、ゲーム中に登場するアルルやカーバンクルなどの個性豊かなキャラクターの存在は欠かせません。『ぷよぷよ』シリーズのプレイヤーのなかには、キャラクターの掛け合い“まんざいデモ”を楽しみにしている人もいるのではないでしょうか。
そんなまんざいデモは、本作でも健在。キャラクターと勝負ができる“アドベンチャー”モードでは、勝負前にまんざいデモが発生。『ぷよぷよ』でおなじみのキャラクター、そして『テトリス』をモチーフとしたキャラクターが登場し、ユーモアたっぷりのやり取りを披露してくれます。
シリアスなシーンでもどこかほのぼのとしたまんざいデモは、何度見てもあきないんですよね。見ているとなんだか心が温かくなるのは、筆者だけではないハズ!
まんざいデモのあとは、キャラクターとの勝負開始! アドベンチャーモードでは、『ぷよぷよ』、『テトリス』のどちらでプレイするのかといったルールは決まっており、そのステージに合わせて戦っていくことになります。アドベンチャーをプレイして、本作でしか見られない特別なストーリーを堪能しましょう。
ひとりでもみんなでも! 多彩なルールで『ぷよぷよテトリス2』を満喫!
ストーリーが楽しめるアドベンチャーモードだけでなく、本作にはひとりやみんなで遊べる“ドリームアーケード”モードがあります。ドリームアーケードモードでは、通常のルールで遊べる“VS”や『ぷよぷよ』と『テトリス』が混ざった“ぷよテトミックス”など、さまざまなルールでプレイ可能。最大4人まで遊ぶことができるので、友だちや家族でワイワイプレイできますよ。
ドリームアーケードモードの中で本作の新ルールとなるのが、キャラクターを3体選んで編成したチームで戦う“スキルバトル”です。プレイ自体は通常の『ぷよぷよ』や『テトリス』と同じなのですが勝敗の基準が異なり、盤面上段にぷよやテトリミノが達しても負けにはなりません。
その代わりHPゲージが加わり、ダメージを与えられるようになります。ぷよやテトリミノを消してダメージを与えて、先に相手のHPを0にした方が勝者となるのです。
スキルバトルのポイントとなるのが、対戦時に選んだ3人のキャラクターです。各キャラクターは“スキル”を持っており、対戦中に発動が可能。攻撃力を上げたり、盤面のぷよやテトリミノを変化させたりと、さまざまな効果のあるスキルで戦いをフォローできるのです。
HPの削り合いやスキルの使用などがあることで、これまでの『ぷよぷよ』や『テトリス』とはまた違った感覚で遊べました。確かに相手にダメージを与えるためにパズルの腕は必要になってくるのですが、「連鎖するためにどう配置させていこう」という思考だけにとどまらず、「どこがスキルの使いドコロか」、「ここはひとまず自身のHPを削ってでも盤面をリセットして体制を整えるか」といった戦略的思考もキーになってきます。
スキルバトルという名の通り、よりバトルに特化した新しい遊びになっていました。
スキルバトルに使用するキャラクターは、アドベンチャーモードのバトルで育成が可能。レベルが上がるとステータスが上昇する他、スキルがレベルアップしたり、新たなスキルを習得したりします。お気に入りのキャラクターは、アドベンチャーモードでどんどん育てていきましょう!
はじめての人も安心! レッスンでいちからパズルを学ぼう!
本作で、はじめて『ぷよぷよ』や『テトリス』に触れるという人もいるのではないでしょうか。そんなプレイヤーにうれしいのが“レッスン”モードです。レッスンモードでは『ぷよぷよ』や『テトリス』のルールを1からていねいにレクチャーしてくれます。
基本はもちろん、プレイスキルを上げてくれる応用編や研究編もあるので、パズルの腕を磨きたい人にもオススメです。
基本編や応用編は基本的に見て学びますが、実際にプレイできる問題編も用意されています。問題編では“ぷよを4つ並べて消す”といった基礎的なものをはじめ、複数のお題がズラリ。見るだけではなく、連鎖の仕組みや対処法などを問題編で触りながら覚えられます。
基本編~問題編と順にこなしていくことで着実にステップアップできるような仕組みになっており、『ぷよぷよ』や『テトリス』をまだプレイしたことのない方への入り口としてアリだと感じました。
『ぷよぷよ』と『テトリス』が遊べるというだけでなく、双方のゲームが混在した“ぷよテトミックス”やHPの概念を取り入れた“スキルバトル”など、本作ならではのルールが楽しめる『ぷよぷよテトリス2』。レッスンモードも充実しており、これからパズルゲームをはじめよう、久しぶりにやってみようという方にもオススメの1本です。
特にキャラクターのスキルや編成が重要になってくるスキルバトルは、一度触れてみていただきたいですね。これまでの『ぷよぷよ』や『テトリス』とはまた違った、新しいパズルゲームが体験できます。「パズルでは友だちに勝てないけれど、スキルバトルでは勝てた!」ということも、十分に起こり得るハズです。
家にいることの多いこの季節、豊富な数のルールと最大4人まで遊べる本作があれば遊びに困ることはありません。友だちや家族と一緒にワイワイ楽しんじゃいましょう!
(C)SEGA
Tetris (R) & (C) 1985~2020 Tetris Holding. Tetris logos, Tetris theme song and Tetriminos are trademarks of Tetris Holding. The Tetris trade dress is owned by Tetris Holding. Licensed to The Tetris Company. Tetris Game Design by Alexey Pajitnov. All Rights Reserved.
※画面は開発中のもの。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります
『ぷよぷよテトリス2』
- メーカー:セガ
- 対応端末:PS5/PS4/Nintendo Switch/Xbox Series X/Xbox One
- ジャンル:PZG
- 発売日:2020年12月10日
- 価格:4,990円(税別)