『軌跡』シリーズはここに終わり、そしてはじまる。日本ファルコム『創の軌跡』【すんゲー20本、特集】

そみん
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 2020年の年末年始の特別企画として、電撃オンラインがユーザーにオススメしたいタイトルをプッシュする“すんゲー20本、”特集をお届けします。

 この記事でレコメンドするのは、日本ファルコムのPS4用ストーリーRPG『英雄伝説 創(はじまり)の軌跡』。その魅力や注目ポイントを語っていきます。

 日本ファルコムの人気ストーリーRPG『軌跡』シリーズは、導力と呼ばれるエネルギー文明が発達したゼムリア大陸が舞台。この世界観のもとで多くのシリーズ作品が制作され、『創の軌跡』はその10作目にあたります。

 本作の魅力はさまざまですが、特筆すべきはそのストーリー。3人の主人公の運命が交差する“クロスストーリー”は、イチ『軌跡』ファンとして大満足のクオリティでした。

 二大大国の思惑に翻弄されてきた土地・クロスベルの解放を目指す警察官ロイド。エレボニア帝国の危機を救った英雄として、自らの宿命に立ち向かう剣聖リィン。自分の素性を仮面に隠し、本作の事態の裏に潜む真実に迫ろうとする謎の男《C》。

 三者三様の物語がときに交わり、最終的に1つの目的に向けて収束していくのは、これまでの『軌跡』シリーズの物語に決着を付けるものとして、このうえない盛り上がりを感じました。

  • ▲一時の平和を取り戻したロイドとリィンですが、それぞれに新たな試練が降りかかります。

 とくに《C》ルートは、ラピスやナーディアといった仲間たちのかけ合いが楽しく好印象。初登場のキャラクターが多く、『軌跡』シリーズを知らなくても楽しめる内容だと思います。

  • ▲意思を持つ人形のラピスや元・暗殺者のスウィン&ナーディアなど、クセ者ぞろいの《C》パーティ。

 さらに、ダンジョン探索でキャラクター育成やアイテム収集が行える“真・夢幻回廊”では、条件を満たすことでこれまでの物語の補完や、次回作の伏線となるエピソードまで閲覧可能。シリアスからコメディまでいろいろあって楽しめます。

 “真・夢幻回廊”についてのストーリーもあり、本編クリア後に本格的に語られていきます。回廊の深層で語られる意外な事実とは……? こちらも必見です!

  • ▲人気キャラクターたちの新規エピソードというだけでうれしいところ。次回作からスタートするとウワサされる“カルバード共和国編”につながるエピソードもあります。
  • ▲“真・夢幻回廊”ではシューティングやクイズといったミニゲーム、最強装備の作成などが可能。これらのやり込み要素もトコトン楽しめます。

 これまでの『軌跡』の終わりと、これからの『軌跡』のはじまりを告げる『創の軌跡』。ファンならプレイしないという選択肢はないでしょう。

 また、魅力的なキャラクターと彼らが織り成すドラマは、RPG好きならきっと心に刺さるものがあるはず。本作を皮切りに『軌跡』シリーズに入ってみるのもありです!

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英雄伝説 創の軌跡

  • メーカー: 日本ファルコム
  • 対応機種: PS4
  • ジャンル: RPG
  • 発売日: 2020年8月27日
  • 希望小売価格: 7,800円+税

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