ザコでもわかる『蒼天の拳』の魅力。読まない人は儞已經死了(ニイイチンスラ)!

喜一
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 iOS/Androidを駆使して遊べる『北斗の拳 LEGENDS ReVIVE(北斗リバイブ)』というゲームがある。そこで12月31日から祭りが始まる――そんな噂を聞きつけた3人の男たちが編集部に集っていた。

 ある者は物語に、ある者は拳法に、ある者は友情に心奪われる。そんな作品があった。その名も『蒼天の拳(蒼天)』。突き抜けた蒼天のように気持ちのよい作品だ……。

 その『蒼天』と『北斗リバイブ』がコラボする。これは大人しくしているわけにはいかないというわけで、ここに電撃の紅華会であり、互いに朋友(ポンヨウ)でもある漢(おとこ)たちが一堂に会した!

【参加メンバー】

ゴロー……満を持して編集部がドイツ……ではなく普通に都内から呼び出した男。パチスロ『蒼天の拳 朋友』で負けても演出がおもしろいと言い張る世紀末おじさん。張太炎(ちょうたいえん)が好き。

kbj……『蒼天の拳』の世界であれば、馬賊に生まれて李秀宝のもとで働きたかったと願う。最後は李秀宝をかばって撃たれるのもやぶさかではないと宣言する漢の中の漢。ゴローに負けず劣らずの世紀末おじさん。

喜一……ジダンダールよろしく江戸川に浮いていたところを霞拳志郎に救われる夢を見た。その恩を返すために今回の決起集会に参加を決意。霞拳志郎にあこがれるも、慢性的に鼻が詰まっており、その夢をあきらめた。ノミの孔さんが好き。

『蒼天の拳』とは?

 原哲夫氏(作画)&武論尊氏(監修)のコンビにて描かれた格闘マンガ。あの有名な『北斗の拳』の過去を描く物語である。

 舞台は1935年。日本の女子大で教鞭をふるっていた第62代北斗神拳伝承者・霞拳志郎(ケンシロウの二代前の北斗神拳継承者)は、あることをきっかけに、過去過ごしていた中国・上海に戻ることを決める。以降、さまざまな勢力の思惑渦巻く魔都・上海で何が起こるのかが、『蒼天の拳』で描かれていく。

『蒼天の拳』とのコラボ情報をチェックする

朋友たちと語らう『蒼天の拳』の魅力!!の巻

喜一:皆さん、儞已經死了(ニイイチンスラ)※1。まずは『蒼天の拳』の魅力を語っていきましょう。

※1:霞拳志郎の決め台詞。和訳は「お前はもう死んでいる」。

ゴロー:どっちもおもしろいよね。やっぱりオレは『北斗の拳(北斗)』を愛読していたから、どうしても『北斗』を踏襲しつつ読んじゃうんだけど、死に際の断末魔とかニヤリとできる部分だな。

喜一:そもそも二代前の北斗神拳伝承者の話が読める時点で、ファンからするとうれしいポイントですよね。

kbj:たしかにー!

ゴロー:登場キャラクターも全員いいんだよね。「このキャラクターは『北斗の拳』ならシンのポジションだな」みたいな見方もおもしろいと思う。

kbj:そういう意味では、敵キャラの雑魚でも、どこか憎めないやつが多いし、散り際がちゃんと用意されているのもいいよね。登場するキャラクター全員が濃いのも『北斗』っぽいかと。

ゴロー:あと『蒼天』を語るうえで、外せないワードがあるよね。朋友(ポンヨウ)って言葉。『北斗』でいう強敵(とも)みたいな感じ。

kbj:そうね。朋友は最初から最後まで大切なワードで、徹頭徹尾そこは霞拳志郎もすごく大事にしている関係とか言葉だね。だから彼はブレない。

喜一:『蒼天』で人間同士の関係を表す時に、朋友はすごくわかりやすいですよね。序盤で李さんが言う「同道朋友を売らず!」※2で、どういうものかがすごく伝わりますよ。自分がどれだけ危険な目にあっても、朋友という存在がどれだけ大切なのか。

※2:第1話“賞金首・閻王の巻”より。

ゴロー:そうそう。「朋友だからメシ奢って」とかね。

喜一:それは違う!(笑) でも「朋友」って、なんか口に出して言いたくなるワードですよね。

kbj:確かにリアルタイムで『蒼天』を読んでいた時は、友人たちと「朋友、朋友」って言いまくったね。あと、『北斗』と違って世界が荒廃しているわけじゃないから、それとは別路線の北斗神拳の物語っていうのも好きだ!

ゴロー:舞台が上海ってはっきりしているからね。

  • ▲上海では霞拳志郎は閻魔大王の呼称“閻王(えんおう)”として恐れられていた。

kbj:うん、現実世界ともちょっとリンクする。

喜一:青幇(チンパン)とかも実際に存在していた組織なので、その辺りを紐づけて調べて、実際に霞拳志郎がいたみたいな妄想をしてもおもしろいですよね。

ゴロー:誰がチンパンジーだよ!

kbj:いや、青幇(チンパン)ね。霞拳志郎の朋友・藩光琳が幇主の裏組織。

ゴロー:ああ、そっちか。青幇はいい組織だよね。裏組織なのは間違いないんだけど、ちゃんと義の心があるから。さっき話に出た李さんもそうだけど、仲間は絶対に売らない。

喜一:ですね。やっぱり、『蒼天』は北斗神拳の話である以前に、漢と義の物語だと思うので、そういう意味では青幇の存在はすごく大きいですよね。

kbj:わかる。やっぱり青幇に近い目線で裏社会も描かれるから、『蒼天』は勢力がたくさん出てくるのもおもしろいポイントなんだよ。それに藩光琳が、もう1人の主人公みたいなところすらあるからね。

ゴロー:序盤はとくにそうだなぁ。霞拳志郎も藩光琳もいい漢だから、話が映えるよね。

kbj:霞拳志郎は、ヘビースモーカーだったり、変装して立ち読みしてみたりとか、そういう俗っぽさもあるけど、芯の部分では朋友とか義のためをずっと貫いている漢だからね。

 その義を重んじるところは凄いアツいから、原作を読んでいても「オレも朋友にこんなことされたらタダじゃおかねえ」っていう共感がある(笑)。

喜一:マジメな見どころからは外れますけど、『北斗』よりもシュールなシーンは多いかもしれないですね。

 紅華会の呉東来(ご・とうらい)をホテルに誘い出した時※3に霞拳志郎と霊王がお互いボーイに扮しているんですけど、そこのセリフ回しとかはすごく秀逸ですよね。普通に読んでいて笑ってしまう。

※3:26話“好機迫る!!”の巻より。

ゴロー:あそこね(笑)。

kbj:他にも『北斗』らしいシュールな部分も、そこらかしこにちりばめられてる。ずっと張り詰めた死合いの描写だけじゃないところも、『蒼天』の“幅”だろうね。

ゴロー:紅華会の面子とかも死に際が全員芸術的だしなぁ。

kbj:個人的に印象深いのは陳かな。「おまえたち調気呼吸術はやるだろうな」※4のくだり。

※4:第78話“太炎の覚悟!!”の巻より。

喜一:みんな当たり前にできているんだけど、その場にいる陳だけができていないという(笑)。

ゴロー:そうそう。本当にインパクトに残る死に方をするよね。コラボで敵側にどんなやつが出てくるのか気になってくるわ~。

思わずツッコミたくなる『蒼天』アレコレの巻

ゴロー:あくまでオレの主観だけど、ギーズだけは『北斗』で似たようなポジションのキャラクターがいないのよ。どうやってフランス軍の大佐にまで上り詰めたのとかは、ちょっと謎なところでさ。

喜一:情報将校だからなのか、好きだからなのかはわかりませんけど、拳法に詳しいのもちょっとおもしろいんですよね。

kbj:しいて言うなら、レイに似ているのかな。確かに明確なバックボーンはわからないよね。家系とかの描写はあるけど。ただ、彼のおかげで青幇が再び台頭できたのは間違いない。

ゴロー:コラボで出るなら……どうやって戦うんだろ。サーベルと銃で拳は使わないのかな。

kbj:拳法家相手だと、サーベルは大体使う前に折られちゃうんだよね。

ゴロー:そうそう。サーベルは雑魚意外には役立たずなのよ。銃は霊王に撃って、かすらせてたよね。「孫家拳を操る男が銃を持てばどうなるか きさまの額など容易く撃ち抜くぞ」ってセリフが印象的。操気術で銃弾曲げてさ。それ拳法なのぉ!? って。

喜一:細かいことは言いっこなしですよ。カッコよければ大体納得します。

ゴロー:大事な心構えだな。

kbj:『北斗の拳』の世界だと、曲がる銃弾も通用しそうなのがおもしろいですよね。

ゴロー:あと、霊王の秘孔変位の破り方は驚いた(笑)。ネタバレになるから詳しくは言わないけど、秘孔変位をちゃんと攻略してあげて! って。

(一同爆笑)

喜一:笑っちゃいましたけど、細かいことは言いっこなしですよ。カッコよければ大体納得します(本日二度目)。

kbj:強さを追い求めるあまり、阿片に頼ってしまう描写もあるからなぁ。正直、精神面であと一歩強くなれていたら……と思うところはあるかも。

ゴロー:時代的にも阿片が流行していたのもあるけど、クスリの描写とかを見ると人の命の軽さとかが感じられるよね。まあ、そこまでして強くなりたかったんだろうけど。

kbj:霊王、悲しき漢よ……。

コラボに出てくるキャラを勝手に妄想するの巻

喜一:『北斗リバイブ』に出てくるコラボキャラクターですけど、現時点では霞拳志郎と藩玉玲が決まっていますね。


  • ▲拳志郎の奥義はやはり北斗百裂拳。

ゴロー:まあ主人公とヒロインは欠かせないでしょ。

 玉玲は『北斗』でいうユリアのポジションなんだけど、意外と拳志郎との再会が早いのよね。ケンシロウとユリアは会えそうで会えない展開が多かったんだけど、拳志郎と玉玲はすぐに結ばれた感じがある。

kbj:いろいろあって玉玲と再会してからが長いんだよね。それにしても、玉玲は美しい。

ゴロー:チャイナドレスは至高。

kbj:やっぱそこかー! チャイナドレスが嫌いな男なんていないからな~。

喜一:『蒼天』の女性陣は、魅力的で綺麗な人が多いですよね。

kbj:まだ世界がそこまで荒れてないのもあるね。『北斗』の世界だと水一滴を争ってるから、ドレスコードとかしてられないよ。

喜一:確かにあんな情勢じゃ化粧もできないですよね。

ゴロー:コラボキャラはそれ以外だと誰がくるかな?

kbj:予想だけど、北斗三家拳※5から、1人ずつくらい出てきそう。

※5:北斗孫家拳、北斗曹家拳、北斗劉家拳のこと。

ゴロー:だとしたら張太炎には来てほしいかな。チャラくて強い感じのキャラにすごい惹かれる。

kbj:北斗三家拳のうち、北斗曹家拳を操るキャラクターだね。

ゴロー:『北斗』だとジュウザ※6のポジションだと思う。

※6:雲のジュウザ。南斗五車星の1人。『北斗リバイブ』のプレイヤー諸氏には説明不要の人物だろう。

kbj:『北斗』で人気キャラはなんとなくわかるけど、『蒼天』のキャラクターって誰が一番人気なんだろう。

喜一:自分は流飛燕(りゅう・ひえん)※7とか好きですね。

※7:極十字聖拳の使い手。田舎者のような口調とは裏腹に非常に実力派の拳法家。

ゴロー:飛燕はレイに近いのかなぁ。

kbj:確かにレイに少し近い感じはするかな。ちなみにフドウ※8は誰だと思う?

※8:山のフドウ。南斗五車星の1人。『北斗リバイブ』のプレイヤー諸氏には説明不要の人物だろう。

ゴロー:……章烈山(しょう・れつざん)※9

※9:章烈山。国民党西北軍総司令(元帥)であることから、章元帥とも呼ばれる。異様に体が大きい。その大きさ故、彼の前では大体のものが小さい。

kbj:共通点でかいだけじゃん(笑)!

ゴロー:章元帥、だいぶ好きなんだよね。あのサイズ感でさらに対比になる羅虎城(ら・こじょう)※10が出てくるのは卑怯なおもしろさ。

※10:伝説の将軍。立派な名前に対して、非常に背丈が小さい。小さいことを指摘されると激昂する。普通の人間と比べて小さいのだが、巨大な章元帥と比べるとその小ささが際立つ。

kbj:あそこまで小さいキャラは『北斗』のキャラにもいなかったからなぁ。

ゴロー:あの2人に関しては、遠近法をこれでもかというくらい使ってくるからね(笑)。

喜一:ウィスキーのグラスとか。

kbj:タバコの灰皿とか。

ゴロー:知らない人はぜひ原作を読んでほしい! 何回そのネタ被せるんだよとか思いつつ、腹抱えて笑ったよ(笑)。

kbj:「もしゲームに実装されたら」って考えたらおもしろいよね。章元帥の大きさと、羅虎城の小ささは。

ゴロー:章元帥は足しか見えてないとかやってほしいわ~。あとヤサカも出ないとオレは納得しない! もし出なかったら……。

喜一:コラボに文句があるのか……コラボの文句はオレに言え!

  • ▲霞拳志郎の名台詞だが、喜一が言うとイマイチ迫力が……。

ゴロー:本当に言うぞ?

喜一:(無言で席を立つ)

kbj:あ、逃げた。『北斗』と『蒼天』だから、文句なしのコラボになると思うけどなぁ。原作読み返してこようっと。

ゴロー:それもそうか。俺は『北斗リバイブ』やろうっと。

 ……ということで、『北斗の拳』と『蒼天の拳』のキャラが共演する夢のゲーム『北斗リバイブ』をぜひ皆さん遊んでみてください。コラボ期間中はなんと、『蒼天の拳』の漫画も無料で読めちゃいます! さらに、コラボ期間中にログインするだけで、もれなくSR「潘 ⽟玲」ももらえるので、気になった方は今すぐダウンロード!!

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 どう初めていいかわからない人は、以前にゴローが書いた初心者向けの攻略記事を参考に!

©武論尊・原哲夫/NSP 1983 版権許諾証GC-218 ©SEGA
※本記事に記載のゲーム内画面、ならびに仕様は開発中のため、変更となる可能性がございます。

北斗の拳 LEGENDS ReVIVE

  • メーカー: セガゲームス
  • 対応端末: iOS
  • ジャンル: RPG
  • 配信日: 2019年9月5日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

北斗の拳 LEGENDS ReVIVE

  • メーカー: セガゲームス
  • 対応端末: Android
  • ジャンル: RPG
  • 配信日: 2019年9月5日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

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