結局のところ、人は正義を求めてしまう生き物なのだよ(ディーター)【軌跡シリーズ名言集】
- 文
- Zenon
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日本ファルコムの名作ストーリーRPG『軌跡』シリーズの名言集をお届けします。
本記事で紹介するのは、『零の軌跡』『碧の軌跡』の登場キャラクターの1人、ディーター・クロイスのセリフ。ロイドたちにも少なからぬ影響を与えた、彼の“正義”についての名言を振り返っていきましょう。
※本記事内には物語のネタバレを含む表現がありますので、ご注意ください。
結局のところ、人は正義を求めてしまう生き物なのだよ(ディーター)
●第2章_金の太陽、銀の月(英雄伝説 零の軌跡:改)
ロイドたち特務支援課が発足して2カ月ほど経ったころ、彼らはクロスベルが誇る劇団《アルカンシェル》の新人アーティスト、リーシャ・マオからある依頼を受けます。
それは、新作の公演を中止しないと、劇団のスターであるイリア・プラティエに悲劇が訪れるという脅迫状の捜査でした。
その捜査の過程で、彼らはクロスベル国際銀行・IBC(International Bank of Crossbell)を訪れます。犯人を名乗る導力メールが特務支援課あてに届き、それがIBCのサーバーから送られてきていたためです。
顧客情報なども入っているサーバーを調査するために、銀行の偉い人に許可を求める必要がありました。そこでエリィが頼ったのが、IBC総裁のディーター・クロイスです。
事情を説明すると彼はすぐに状況を理解し、端末室への立ち入りを許可してくれました。すると、ロイドたち特務支援課を「記事で読んだ以上に可能性を感じさせてくれる」と評価し、クロスベルが抱える問題“正義の形骸化”について語り始めます。
。
ここで発せられたのが、今回の名言となります。
「結局のところ、人は正義を求めてしまう生き物なのだよ」
ディーターはクロスベルを世界有数の金融都市たらしめるIBCのトップです。その経営手腕は非常に優れており、もはや「富を極めた」と言っても過言ではありません。そんな彼が次に求めたもの、それこそが“正義”でした。
●終章_それでも僕らは。(英雄伝説 碧の軌跡:改)
ディーターが特務支援課と出会い、“正義”について語ってから時が流れた約9ヵ月後。彼は再び、ロイドたちと“正義”について議論することになります。
《クロスベル独立国事件》において、ディーターは猟兵団を影で操り、帝国と共和国がIBCに預けた資産を凍結することで、クロスベル自治州存亡の危機を演出。
そして自らが独立国の初代大統領となり、《零の至宝》の超常的な力を後ろ盾にしてクロスベルを盟主とした《ゼムリア大陸諸国連合》の成立をもくろんでいました。
しかし、ロイドたちは切り返します。自分たちは法のルールにのっとりながら、市民に寄り添う形で“正義”を体現する存在であると。迷いながら、ときには失敗しつつも形の定まらない“正義”を追い求めていくことにこそ価値があるのだと。
それはあの日ディーターに教わり、特務支援課の行動指針にすらなっていた考え方でもありました。
そして交渉は決裂し、ディーターは結社《身喰らう蛇》が用意した神機アイオーンに乗り込み、互いの“正義”の正しさを賭けて戦うことになります。
このあと、ディーターは味方に裏切られたせいですべての力を失って敗北し、独立国事件の首謀者として逮捕されます。
彼の“正義”を広めるという野望は、ロイドたち特務支援課によってギリギリのところで食い止められました。
はい、今回はここまでとなります。ディーター・クロイスの名言「結局のところ、人は正義を求めてしまう生き物なのだよ」、いかがでしたでしょうか。
『軌跡』シリーズは親父世代がチートばかりという傾向もありますが、彼は肉体的には一般人(のハズ)。しかしその資産力と独自の哲学で、存在感はかなりのものがありますよね。『創の軌跡』、まだの方はぜひプレイして彼の出番にも注目してみてください!
シリアスなものからコメディ的なものまで、軌跡シリーズにはほかにも数々の名言が存在します。今後もそれらをピックアップしてお届けしていく予定なので、お楽しみに!
※画面はPS4『英雄伝説 零の軌跡:改』、PS4『英雄伝説 碧の軌跡:改』、PS4『英雄伝説 創の軌跡』のものです。
(C) 2010-2020 Nihon Falcom Corporation. All rights reserved.
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