【Xbox総力特集】“Xbox未体験”から始める“Xbox Game Pass”!つまみ食いしながら好きなタイトルを探せる

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 日本マイクロソフト株式会社がXbox向けに提供しているサブスクリプションサービス“Xbox Game Pass”。ここでは、Xboxハード未経験だったライターのophionが、実際に“Xbox Game Pass”を体験したレポートをお届けします。

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 「Xboxは……」。そんな気持ちを抱いたことはありませんか? どんなタイトルがあるのかやどんなサービスがあるのかわからない人もいるかもしれません。“自分向きのハードではない”と決めつけている方も多いかもしれません。かくいう自分もその1人でした。

 そんな自分に舞い込んできたのが“Xbox Game Pass”を体験してレポートせよ、というお話。少し不安はありますが、Xboxを未体験だったからこそわかったXboxの魅力をたっぷりとお届けしたいと思います。

  • ▲『Minecraft Dungeons』など、さまざまなタイトルがプレイできる“Xbox Game Pass”。

そもそも“Xbox Game Pass”って何?

 “Xbox Game Pass”とはMicrosoftが提供している定額制のサービス。加入すると、100種類以上のタイトルを無料で遊べたりゲームやその追加コンテンツを割引価格で購入できたりといった特典が受けられます。

 サービスの種類は3種類。1つ目はXbox系ハードを対象とした“Xbox Game Pass for Console”。2つ目はPCを対象にした“Xbox Game Pass for PC”。遊べるゲームのラインナップの違いなど多少の差はありますが、それぞれ“Xbox Game Pass”のコンソール向けとPC向けと考えて問題ないでしょう。そして、3つ目の“Xbox Game Pass Ultimate”は上記2つの“Xbox Game Pass”両方の特典が受けられるもの。

 さらに“Ultimate”だけの特典として、Xbox系ハードでオンラインプレイをするのに必須の“Xbox Live Gold”とEA(エレクトロニック・アーツ)が展開しているサブスクリプションサービス“EA Play”の特典も受けられます。

インディーゲームがたっぷり遊べる!

 今回記事を書くにあたって加入したのはすべての特典が1つにまとまった“Xbox Game Pass Ultimate”。上記のとおり“Xbox Game Pass”に加えて“EA Play”のタイトルも遊べるので、この記事を書いた当日はXbox Series X|Sで遊べるタイトルだけで279タイトル。自由に遊べますと言われても迷う数です。

 基準なりテーマなりを定めないと、何から遊ぶかさえ決まりません。ぜいたくな悩みともいえますね!

 まず最初に遊ぶことに決めたのはインディーゲーム。人間や車をなめたりロケットで空を飛んだりする割とフリーダムなヤギのゲーム『Goat Simulator』、ガチョウになって人間を追い回したり人間が大事にしてるものを奪ったりする『Untitled Goose Game ~いたずらガチョウがやって来た!~』。“Xbox Game Pass”ではこういった一時期話題になったインディーゲームがいくつもプレイできます。

  • ▲ゆるーい見た目ですが、ほのかにステルスアクションの要素も感じられた『Untitled Goose Game ~いたずらガチョウがやって来た!~』。

 とくにハマったのはゲームの進行とともに少しずつデッキを調整しながらバトルを繰り返していくデッキ構築型RPG『Slay The Spire』。手に入るカードはランダムで狙ったとおりのデッキ強化はできないなか、ベターを探してどこまで進めるかに挑む過程がとにかく楽しい。

  • ▲『Slay The Spire』は攻撃にも防御にもカードを使うのが特徴。カードのコストと効果を考えて、そのターンの行動に頭を悩ませるのがおもしろいタイトルです。

 また『Enter the Gungeon』もよかったですね。こちらはさまざまな銃が登場するアクション。ランダムに手に入る銃を手にダンジョンを奥へ奥へと目指していくのは楽しかったです。

  • ▲『Slay The Spire』も『Enter the Gungeon』もローグライクをベースとしたタイトル。

 いずれもインディーにしっかり触れている人なら知っているであろうタイトルで“Xbox Game Pass”を利用しなくてもプレイすることはできます。自分が遊んだのも以前の評判あってのこと。

 ですが、インディーゲームはリリースされる数が多く、自分の場合、一度買う機会を逃してしまうとなんとなくそのままになってしまっていたんですよ。そういったタイトルを発売からしばらくたった今遊んだのは“Xbox Game Pass”でゲームが遊び放題になっているからでしょう。
 
 実際、思っていた以上に『Enter the Gungeon』はプレイに奥行きのあるタイトルで繰り返しプレイによるアンロック要素もありと、少し遊んだらあとは同じ体験が繰り返されるわけではないということが知れたのは大きな収穫でした。

  • ▲そのほか『Bloodstained Ritual of the Night』など、いくつかの有名なインディーゲームをプレイ。

 もちろん、インディーゲームに加えて『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めてS』『BIOHAZARD 7 resident evil グロテスクVer.』『Tetris® Effect: Connected』など、大手メーカーのタイトルも“Xbox Game Pass”に含まれているので、遊べるゲームの幅は非常に広いと言えます。

ゲームのつまみ食いが気楽にできる

 また、“Xbox Game Pass”に触れているうちに感じたのは、普段よりも本気でゲームに取り組まなくてもよいという感覚。遊ぼうが遊ぶまいが定額なので、おいしいところだけをつまみ食いしても一切気にならないんです。

 『ソウルキャリバーVI』を例にあげましょう。自分は初代『ソウルキャリバー』どころか、その前作にあたる『ソウルエッジ』からプレイしているので別ハード版で、ためらうことなく購入したタイトルです。追っていたシリーズの最新作だけに大満足。ほぼ丸一日対戦に明け暮れていたときもありました。 

  • ▲振り返ってみると20年以上シリーズを追いかけているタイトルです。

 また、オリジナルキャラクターを作れるキャラクタークリエイションは本気で対戦格闘に取り組まない人たちからも大好評。発売直後はアニメやゲームのキャラクターを再現したキャラクターがSNSをにぎわせ、現在でも定期的にオリジナルキャラクターを作っている人もいます。

  • ▲衣服や体型などを自由度高くカスタマイズできるキャラクタークリエイション。

 ただ、対戦格闘初心者にキャラクタークリエイションがおもしろいから『ソウルキャリバーVI』を買ってみて、とは言えません。対戦格闘が好きなだけにある程度の敷居の高さがあることも、それを理由に楽しめない人がいることも知っていますので。
 
 ですが、“Xbox Game Pass”に加入している人に『ソウルキャリバーVI』のキャラクタークリエイションだけかじってみない? とは言えます。キャラクタークリエイションをきっかけに対戦の荒波に繰り出す新たなプレイヤーが生まれればベスト。『ソウルキャリバーVI』が肌に合わなかったとしても「そうか、残念だなあ」くらいで済む話です。

 そんなゲーム内の一部の要素だけ遊ぶという楽しみ方が気楽にできる“Xbox Game Pass”で、自分がこのつまみ食いをしたタイトルは『鉄拳7』。『ソウルキャリバーVI』と同じく対戦格闘ですから、キャラクターの動かし方を覚えてオンライン対戦を楽しむというのが筋でしょう。

 ですが、自分はトレーニングモードに用意されたサンプルの空中コンボを少し練習してみておしまい。サンプルどおりにできれば満足して、できなければ少し練習。それでもできなければ諦めて別のキャラのサンプルコンボへとトレーニングモードしか遊んでいません。

  • ▲『鉄拳7』のトレーニングモードには、どの技から始めるかに分けたいくつものサンプルコンボが収録。

 なぜトレーニングモードしか遊んでいないか。それは自分は1キャラクターのトレーニングモードだけで連続12時間プレイすることもあるようないわゆる“トレモ勢”だから。対戦格闘でおいしいところの1つがトレーニングモードだということです。

 そんな風においしいところだけつまみ食いをしても、もったいなさを感じない。これは定額サービスである“Xbox Game Pass”の大きな強みでしょう。

失敗を恐れずにゲームを選べる

 気になっていた作品だから遊ぶ、少し気に入ったグラフィックだから遊ぶ、遊びたい要素だけつまみ食いする、と“Xbox Game Pass”のおかげで一週間ほど見境なくゲームを遊んできました。ただ、そのなかにはどうしても自分に合わなかったゲームというのは出てきます。

 例えば配信されたばかりの『犬 犬』は長い胴体に2つの頭がついた奇妙な犬を操作するアクション。Xbox Store上では2つのスイッチをそれぞれの頭でくわえて同時に起動するなどパズルアクションとして非常に魅力的なタイトルに見えていたんです。ただ、少し遊んでみて気が付いたんです。このタイトルは1人で遊ぶのがメインではないと。

  • ▲ボールを運んだり、スイッチを起動したりとパズル要素が豊富な『犬 犬』。

 というのも『犬 犬』は2人での協力プレイができるのが特徴。2人でそれぞれの犬の頭を操作して、うまいこと協力できたり、息が合わなくて大惨事になったりするのを楽しむ前提のゲームなんです。1つの胴体に2つの頭がついていれば、当然2つの頭が離れられる距離には限界があります。転がるボールを取ろうとしても相方がボールに近寄ってくれなければあと一歩で届かないということもあるでしょう。

 ですが、1人で両方の頭を操作するとうまくいってしまうんですよ。目的地があるなら2つの頭を同時に動かせばよいし、2人なら息を合わせなければいけないところもタイミングよく2つのボタンを押すだけ。少し遊んだだけで物足りなさを感じてプレイをやめてしまいました。

 ただ、そういった失敗があってもそこまで気にならないというのは、定額制サービスのよいところ。これが自分で購入したタイトルなら意地になって遊んだり、モヤモヤした気持ちを残しながらプレイをやめたりするということもあるかもしれません。ですが、“Xbox Game Pass”で遊ぶなら、そこまで肩ひじを張る必要はないですね。

必ず刺さるタイトルが何本も見つかる大ボリューム

 今回、1週間という時間でプレイしたタイトルはつまみ食いも含めると約30本。1本1本紹介していくと記事自体がたいへんなボリュームになるので、ここまでにしておきます。

  • ▲上では触れていませんが“東方Project”二次創作タイトルの『Touhou Luna Nights』もプレイ。“IGAヴァニア”も“東方”も好きなので語ると長くなります。

 これだけのタイトルを遊んで確信したのは、ほとんどの人が“Xbox Game Pass”のなかに刺さるタイトルが複数本あるということ。さまざまなジャンルがラインナップされているのもその根拠なのですが、何よりも単純にタイトル数が多い! “Xbox Game Pass”だけで100タイトル以上、“Xbox Game Pass Ultimate”なら300本近いタイトルが用意されているとなれば、何にかしら気に入ったタイトルが見つかることでしょう。

 しかも、つまみ食いしながら自分に合ったタイトルを探せるというのも、定額制サービスの大きなメリット。とりあえずダウンロード、とりあえず遊ぶ。そこから自分に合ったタイトルかを判断できるうえに、合わなかったとしても次のつまみ食い候補は山ほど用意されています。さすがに1本1本購入しながらつまみ食いをするというのは、お財布に余裕があってもなおもったいなさのあるもの。それが手軽にできるプチぜいたく感も“Xbox Game Pass”の魅力ですね。
 
 ちなみに、次に遊んでみようと思っているのは『Outer Wilds』。こちらは絶賛する人もいれば、途中であきらめてしまったという声も聞くタイトル。しかも、未知を体験することと断片的に語られる物語が魅力の根幹にあるようなので事前に調べると、魅力が半減する可能性もある様子。こういったタイトルも“Xbox Game Pass”ならつまみ食いから始められるので、安心してプレイできます。

  • ▲なぜかチュートリアルでマシュマロの焼き方を学ぶ『Outer Wilds』。

 最後にまとめると、ゲーマーならば“Xbox Game Pass”でゲームを遊ばないのは大きな機会損失だということ。今までよりもはるかに安価に充実したゲームライフを送れることは間違いありません。Xbox本体がなくてもPCで遊べちゃうのも魅力。

 なお、現在は“Xbox Game Pass”の3カ月ぶんを100円で購入できるキャンペーンも実施されていますので、お試しで加入するには絶好のタイミング!

 遊ぶゲームに迷ったら“Xbox Game Pass”、と言っても過言ではありませんよ!

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